SEOツールとは?主な種類と機能、無料・有料の違いと選び方

SEOツールとは?主な種類と機能、無料・有料の違いと選び方

更新日:2026/10/21

SEOツールとは、検索エンジンからの集客を増やすために、検索キーワードの調査やサイトの分析、検索順位の計測などを支援するツールです。本記事では、SEOツールの6つの種類と主な機能、無料・有料の違いと選び方を解説します。

SEOツールとは?

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SEOツールとは、検索結果での露出を高めるための調査、分析、改善の作業を支援するツールです。検索需要の調査や順位の記録、技術的な問題の洗い出しは、手作業で1つずつ進めると時間がかかりますが、ツールなら短時間で済みます。

ただし、導入しただけで検索順位は上がりません。ツールが出すのは課題の候補や数値で、それをもとにページを直したり記事を足したりするのは担当者です。分析の結果を施策に移す人と時間を確保できるかどうかで、ツールを活かせるかが変わります。

SEOツールの主な種類と機能

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種類

主な機能

わかること

キーワード調査

検索回数(検索ボリューム)の推計、関連する語の抽出

どの語にどれだけの検索需要があるか

順位チェック

指定した語の検索順位の記録

自社と競合の順位がどう動いたか

内部対策

サイトの巡回と技術的な問題の検出

リンク切れや重複ページなどの問題

外部対策

被リンクの調査

どのサイトから、どれだけリンクされているか

コンテンツ対策

記事の分析と改善点の提示

上位の記事と比べて足りない話題

アクセス解析

訪問者の行動の計測

訪れた人がどのページを読み、問い合わせに進んだか

SEOツールは用途によって、キーワード調査、順位チェック、内部対策、外部対策、コンテンツ対策、アクセス解析の6つに分けられます。表の6つは用途による分け方で、製品の分類とは一致しません。1つの製品が複数の用途を備えている場合があるため、必要な用途を先に決めてからツールを探すと、選び間違いを防げます。BIZNAVIのSEOツールのおすすめ22選では、製品を無料ツール(Google公式・その他)と、コンテンツSEO、順位チェック、被リンク・競合分析、ユーザー行動分析の4タイプに分けて紹介しています。キーワード調査や内部対策など、タイプ名にない用途の機能は、各タイプの製品が機能の一部として備えている場合があります。

キーワード調査ツール:検索需要を調べる

狙う検索キーワードの検索回数を、記事を書く前に調べるのがキーワード調査です。検索回数の目安と、関連する語や質問形の語を一覧にできるため、記事のテーマや見出しを決めるときに役立ちます。

検索回数の多い語ほど競合が多くなりがちです。自社の商品やサービスの検討に近い語を、検索回数とあわせて選びましょう。たとえば「SEOツール 料金 比較」のように語を足した検索からは、料金や製品を比べて導入を検討している様子がうかがえます。

順位チェックツール:検索順位の推移を追う

狙った検索キーワードでの自社ページの順位を、毎日や毎週記録する機能が順位チェックです。記事の書き直しなどの施策の前後で順位を比べれば、その施策が順位に効いたかの見当がつきます。

競合サイトの順位を同じ語で記録できるツールなら、自社だけが下がったのか、検索結果全体が入れ替わったのかを見分けられるため便利です。

内部対策ツール:サイトの技術的な問題を探す

内部対策のツールは、検索エンジンと同じようにサイトを巡回し、リンク切れや重複したページ、表示の遅いページなどの技術的な問題を一覧にします。ページ数の多いサイトで、人の目では探しきれない問題を拾えるのが強みです。

リニューアル直後やページを大量に追加したあとに使うと、リンク切れなど、検索エンジンの読み込みを妨げる問題を早く見つけられます。

外部対策ツール:被リンクの状況を把握する

自社サイトがどのサイトからリンクされているかを調べるのが、外部対策のツールです。競合サイトへのリンク元を調べれば、業界の情報サイトや取引先のように、自社が紹介を受けられそうなサイトを探せます。

Googleは、検索順位の操作を主な目的としたリンクの作成や購入を、スパムに関するポリシーで禁じています。ツールで調べた結果は、自然に紹介される機会を増やすことに使い、リンクを買ったり作ったりする施策には使わないのが原則です。

※参考:Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

コンテンツ対策ツール:記事の改善を支援する

コンテンツ対策のツールは、狙う語の上位記事を分析し、自社の記事に足りない話題や見出しの候補を出します。記事を新しく書くときや、順位が伸びない記事を書き直すときに使えます。

ツールの提案どおりに語を詰め込んでも、読む人の役に立つ記事になるとは限りません。提案は下書きで抜けた話題を探すのに使い、内容は自社の知見や事例で厚くしましょう。

アクセス解析ツール:訪問後の行動を調べる

検索から訪れた人が、どのページを読み、問い合わせや資料請求に進んだかを計測するのがアクセス解析です。問い合わせの獲得が目的なら、検索順位が上がっても、問い合わせにつながっていなければSEOの成果とはいえません。

サーチコンソールとアクセス解析を組み合わせれば、成果につながったページがどの語で表示されているかがわかります。語ごとの問い合わせ数までは出ないため、どの語に力を入れるかは、ページの成果とあわせて判断するのが現実的です。

無料のSEOツールでできること

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Googleが無料で提供するサーチコンソール、Google アナリティクス 4(GA4)、PageSpeed Insights、キーワードプランナーの4つを使えば、自社サイトの検索状況、サイト内の行動、ページの表示速度、検索需要の目安がわかります。

ツール

わかること

わからないこと

サーチコンソール

自社サイトが表示された検索語、表示回数、クリック数、平均掲載順位、インデックスの状況

競合サイトの検索状況

GA4

サイトを訪れた人の行動、問い合わせなどの成果の数

検索結果での表示回数やクリック率(サーチコンソールと連携すると確認できる)

PageSpeed Insights

指定したページの表示速度などの評価(Core Web Vitals を含む)と改善案

サイト全体の問題の一覧(ページのURLを1件ずつ調べる)

キーワードプランナー

広告の出稿を前提にした、検索語ごとの検索回数の目安

自社や競合のサイトに実際に訪れた人の数

※Google広告のアカウントを作り、お支払い情報を登録すると、キーワードプランナーを使えます。広告を出していない場合、検索回数は幅のある目安で表示されることがあります。

各ツールでわかるのは主に自社サイトのデータと検索需要の推定で、競合サイトの訪問者数は調べられません。まずはサーチコンソールとGA4を設定し、自社サイトの現状把握から始めます。

たとえばサーチコンソールで表示回数は多いのにクリック数が少ないページを探し、GA4でそのページから問い合わせに進んだ人の数を見れば、手を入れるページの優先順位を決められます。無料ツールでこの優先順位づけが回っているなら、有料ツールの導入を急ぐ必要はありません。

※参考:Google 検索セントラル「Search Console を使ってみる」

※参考:Google アナリティクス ヘルプ「次世代のアナリティクス、Google アナリティクス のご紹介」

※参考:Google for Developers「PageSpeed Insights について」

有料のSEOツールはどんなときに必要?

無料ツールの機能や上限では足りなくなりやすいのは、多くの検索キーワードの順位の継続的な追跡、競合サイトの調査、ページ数の多いサイトの巡回の3つの場面です。

場面

無料ツールで足りない理由

有料ツールで補えること

多数の語の順位を継続して追う

サーチコンソールの順位は自社サイトの平均掲載順位で、競合の順位や自社が表示されない語は追えない

指定した語の順位を毎日記録できる

競合サイトを調べる

無料ツールでわかるのは自社のデータが中心

競合の上位の語や被リンクを調べられる

大規模なサイトを巡回する

技術的な問題を一括で洗い出す機能が限られる

数万ページ規模の巡回と問題の一覧化

3つの場面に当てはまらず、今の作業を無料ツールで回せているなら、有料ツールに切り替える理由はまだありません。当てはまる場面があれば、その行の「有料ツールで補えること」を備えたツールに絞ると、使わない機能への支出を抑えやすくなります。有料ツールのタイプごとの違いや料金は、SEOツールのおすすめ22選で比較しています。

SEOツールを使うメリット

SEOツールを使うと、調査にかかる時間が減り、課題を見つけやすくなり、施策の結果を社内で共有しやすくなります。

調査にかかる時間を短縮できる

順位チェックのツールを使えば、狙う語を1つずつ検索して結果を表に書き写す作業がなくなります。計測する語が増えるほど、手作業では記録だけで担当者の時間が取られ、ほかの作業に手が回らなくなりがちです。

記録が自動で残れば、空いた時間を、順位が下がった記事の書き直しや新しい記事の企画など、成果を伸ばすための作業に回せます。

課題を見つけやすくなる

リンク切れや表示の遅さのような技術的な問題は、訪れた人から指摘されるまで担当者が気付かないまま残りがちです。内部対策のツールで定期的にサイトを巡回しておけば、訪れた人が困る前に手を打てます。

検索順位が急に下がったときも、ツールの記録があれば、どの語でいつ下がったのかを特定できます。推測に頼らず、記録をもとに原因を調べ始められる点が、記録を残す利点です。

施策の結果を共有しやすくなる

順位や流入の推移をグラフにできる報告機能があれば、上司や関係部署への途中経過の説明が楽になります。SEOは成果が出るまで時間がかかり、説明の機会が何度もあるためです。

外注先と進める場合は、同じツールの数値をもとに話せば、施策の効果の認識をそろえやすくなります。

SEOツールを使うデメリット

導入の前に押さえておきたいデメリットは、継続的な費用、使い方を覚える時間、数値に頼った判断の3つです。

継続的な費用がかかる

月額や年額で契約する有料のSEOツールは、使い続ける限り費用がかかります。計測する語や利用者の数に応じて料金が上がるツールもあり、使う範囲が広がると予算を超えやすくなります。契約前に、計測する語や利用者の数がこの先どこまで増えるかを見込み、料金が上がる条件を押さえておきましょう。

使い方を覚える時間が必要になる

機能の多いツールほど、どの画面で何がわかるのかを覚えるまでに時間がかかります。担当者が使いこなせないまま契約だけが続くと、費用を払っても成果につながりません。

担当者が使い方を覚える負担を減らすには、毎週の作業のどこをツールに任せるのかを導入前に決め、覚える機能を絞ることです。日本語の画面や問い合わせの窓口があるツールを選び、使い方は2人以上で共有しておきましょう。担当者が1人で抱え込まずに済み、異動や退職で使える人がいなくなる心配を減らせます。

数値だけで施策を決めやすくなる

ツールが出す検索回数や競合サイトへの流入数には推計値が含まれます。推計の方法はツールごとに違うため、同じ語でも数値が一致するとは限りません。

推計値の大小だけで狙う語を決めると、自社の顧客が使う語を取りこぼしやすくなります。推計値は傾向の目安にとどめ、営業の現場で聞く顧客の言葉とあわせて判断します。

推計値をもとに選んだ語は、公開後にサーチコンソールで実際の表示回数やクリック数を見て、狙い続けるかを決めましょう。

SEOツールの選び方と失敗しやすい例

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SEOツールを選ぶときに見るのは、必要な調査に対応しているか、担当者が使い続けられるか、すでに使っているツールと機能が重ならないかの3点です。

比べる観点

確認すること

用途

6つの用途のうち、自社が必要とする機能を備えているか

使いやすさ

担当者が毎週の作業で迷わず使えるか、日本語の画面と問い合わせ窓口があるか

既存ツールとの重複

サーチコンソールやGA4でわかる情報と重ならないか、追加料金と契約期間を含めた年間の総額

まず用途で候補を絞り、残ったツールを使いやすさと既存ツールとの重複で比べると、選ぶ順番に迷いません。

必要な調査に対応しているか確認する

最初に、自社がSEOツールで何をしたいのかを書き出しましょう。順位を毎日追いたいのか、競合を調べたいのか、サイトの技術的な問題を洗い出したいのかで、適切なツールは変わります。

よくある失敗は、用途が定まらないまま多機能なツールを選び、使わない機能の分まで費用を払い続けることです。用途が1つだけなら、その用途に絞ったツールを候補に加えて、料金を比べるのが得策です。

担当者が使い続けられるか試す

無料の試用期間や無料プランを設けたSEOツールがあります。契約の前に、実際に使う担当者が自社サイトのデータで試し、毎週の作業に組み込めるかを判断します。

試すときは、報告書の作成や順位の記録など、普段の作業をそのまま再現してください。よくある失敗は、画面の見やすさだけで判断し、契約後に必要な機能の不足に気付くことです。

既存ツールとの重複を確かめる

すでにサーチコンソールやGA4を使っているなら、新しいツールにしかできない作業と、その作業に払う年間の金額を比べます。たとえば自社サイトの平均掲載順位を知るだけならサーチコンソールで足り、競合の順位まで毎日追う必要が出た時点で有料の順位チェックを検討すれば十分です。よくある失敗は、サーチコンソールで足りる確認のために有料ツールを契約し、無料でわかる情報に費用を払い続けることです。

まとめ:SEOツールは必要な調査と運用体制に合わせて選ぼう

SEOツールは、キーワード調査、順位チェック、内部対策、外部対策、コンテンツ対策、アクセス解析の6つの用途で、SEOの調査と分析を支える道具です。サーチコンソールとGA4を使えば、自社サイトの検索状況と訪問者の行動を無料で調べられます。

有料ツールは、多数の語の順位チェックや競合の調査など、無料ツールで足りない用途に絞って導入しましょう。ツールの数値は推計を含むため、顧客の声や実際の成果と並べて判断すれば、狙う語の取りこぼしを減らせます。

導入の前に、無料の試用期間があれば自社サイトのデータで試し、毎週の作業に組み込めるかを見ておきましょう。SEOツールのおすすめ22選や、BIZNAVIのSEOツールのサービス一覧から、自社に合うツールを探してみてください。

SEOツールに関するよくある質問

SEOツールについて、よくある質問にお答えします。

契約を終了するとデータはどうなる?

データの扱いはツールごとに違い、契約終了から一定の期間で削除されるツールもあります。書き出せる形式や保存期間は、契約の前に利用規約やヘルプで調べ、書かれていなければ提供元に問い合わせておくと安心です。

順位の推移や報告書は、社内で過去と比べるときの基準になります。乗り換え先のツールに過去の推移を取り込めるかどうかは、ツールや契約プランによって異なります。取り込めない場合に備えて、契約を終える前に、登録している語ごとの順位の推移と報告書を書き出して保存しておきましょう。

導入前の順位もさかのぼって調べられる?

語を登録した日から記録を始める順位チェックツールでは、登録前の推移は残りません。ツールによっては、独自に集めた過去のデータを参照できます。

自社サイトの過去の状況なら、サーチコンソールの検索パフォーマンスのレポートが頼りです。期間を指定すれば、サーチコンソールにサイトを追加してから集まったデータの範囲で、検索語ごとの平均掲載順位の推移を最大16か月分調べられます。

※参考:Google 検索セントラル「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」

AI検索への対策にも使える?

Googleは、「AI による概要」などのAI機能に表示されるための特別な最適化は不要としておりとしており、SEOの基本に沿った改善を続けることが対策になります。計測の面では、AI機能のデータはサーチコンソールの検索パフォーマンスのレポートで「ウェブ」の検索に含まれる、というのがGoogleの説明です。2026年10月時点では、「生成 AI パフォーマンス」レポートで「AIによる概要」やAIモードでの表示回数を見られます。ただし、このレポートでわかるのは表示回数で、AI機能からのクリック数ではありません。また、生成AI機能での表示回数が少ないサイトでは、このレポートが表示されない場合があります。

一部のSEOツールには、ツールが集めた生成AIの回答で自社が引用・言及された回数を計測する機能があります。ただし、AIの回答での引用と検索順位は別の指標です。何を計測している機能なのかを把握してから使いましょう。

※参考:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」

※参考:Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」

BIZNAVI編集部
執筆者

BIZNAVI編集部

株式会社DYMが運営する、法人向けサービスの比較・検索メディア「BIZNAVI byDYM」の編集部。 勤怠管理・会計・生産管理などの業務システムやSaaSに加え、営業代行・Web制作・記事作成代行・SNS運用代行といった業務支援サービスまで、幅広い領域の法人向けサービスを調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、提供形態、導入実績などの公開情報をもとに、目的や条件に応じて比較しやすい形で整理することを重視してコンテンツを制作。企業が抱える業務課題や実際の活用シーンを踏まえ、自社に合ったサービス選びと、検討から意思決定までをスムーズに進めるための情報提供を行っている。

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