リスティング広告の費用はいくら?相場と予算の決め方、内訳を解説

更新日:2026/10/22
リスティング広告の費用は、月20万〜50万円がよく挙げられる予算の目安です。料金は、広告がクリックされた回数に応じて発生します。本記事では、費用が決まる仕組みと相場、目標CPAから予算を決める方法、広告費以外にかかる費用を解説します。
リスティング広告の費用はどう決まる?

リスティング広告の費用は「クリック数×クリック単価」で決まり、広告が表示されただけでは料金はかかりません。たとえば、平均のクリック単価が200円で、1か月に1,500回クリックされれば、その月の広告費は30万円です。
式のとおり、広告費はクリック数とクリック単価の2つで動きます。このうちクリック数を左右するのは、次の3つです。
・狙う検索語が月に何回検索されるか(表示回数に影響)
・配信する地域や時間帯の広さ(表示回数に影響)
・クリック率(表示された広告がクリックされる割合)
検索数の少ない語だけを狙うと、クリックが集まらず、広告費を使い切れない月が出かねません。
クリック単価は、検索のたびに行われるオークションで決まります。Google 広告の場合、入札単価、広告とランディングページ(LP)の品質、検索した人の状況などから「広告ランク」を算出し、掲載の可否と順位を決めています。
実際に支払うクリック単価は、自社が設定した上限の金額(上限クリック単価)より低くなることがほとんどです。Googleは、広告ランクの下限値を満たし、1つ下の順位の広告ランクを上回るのに必要な最低限の金額だけを請求するとしています。
また、広告の掲載順位を決めるのは入札額だけではありません。広告文が検索語に合い、LPが検索した人の役に立つ内容なら、同じ順位をより低いクリック単価で得られることがあります。広告文とLPの質を上げることは、予算を増やさずにクリック単価を抑える手段になります。
※参考:Google 広告 ヘルプ「実際のクリック単価(CPC)」
リスティング広告の費用相場はいくら?
リスティング広告の月額予算は、20万〜50万円が目安です。この金額は、比較サイトの解説記事が予算検討の目安として挙げる幅で、全業種の平均値や調査で得た相場ではありません。1日数千円の少額から始める広告主もいるので、参考程度に捉えてください。
月額予算:20万〜50万円を検討の目安にする
ある程度の月額予算が要るのは、成果の出る検索語と出ない検索語を見分けられるだけのクリック数を集めるためです。LINEヤフーの解説(2024年7月更新)では、20万〜30万円程度の予算で始めるケースが多いとされています。20万〜50万円の目安でいえば、下側の金額にあたります。
クリック数を集めるのに要る予算は業界によって違い、クリック単価の高い業界ほど大きくなります。そうした業界で月10万円にとどめると、クリック数が足りず、どの検索語が成果につながるのかを判断できないまま1か月が過ぎかねません。
そのうえで、最初の1〜2か月を成果の出る検索語と広告文を探す検証期間と位置づけると、予算の使い道を社内に説明しやすくなります。3か月目以降の予算は、検証で得たクリック単価とコンバージョン率(CVR:クリックした人が問い合わせる割合)で決め直すのが基本です。
稟議に検証期間の予算と、継続を判断する指標(問い合わせ1件あたりの費用など)を添えれば、続けるかやめるかの線引きを、始める前から社内で共有できます。
※参考:LINEヤフー for Business「リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説」
※参考:PRONIアイミツ「リスティング広告の費用相場|月額予算の目安や1クリックあたりの費用を解説【2026年最新版】」(2025年6月30日更新)
最低出稿額:媒体と代理店で条件が異なる
媒体に払う広告費は、広告主が設定した予算をもとに決まります。主な2つの媒体の予算に関わる条件は次のとおりです。
主要媒体 | 予算と費用の条件 | 最低出稿額 |
|---|---|---|
Google 広告 | 1日の平均予算を広告主が決め、配信中にいつでも変更できる | 最低使用料なし |
LINEヤフー広告(旧Yahoo!広告) | 利用開始時の初期費用なし。キーワードの単価は1円から設定できる(最低入札価格が設定されている場合はその額以上) | 最低出稿額の設定なし(1日の予算は100円以上) |
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年10月時点、公式サイトより)
どちらの媒体も最低出稿額がなく、予算は広告主が決められるため、少額から試すこともできます。
一方、代理店の受託条件は会社ごとに違い、広告費が月50万円未満なら初期費用を10万円とする例もあります(代理店1社の例、2026年10月時点)。代理店に依頼する場合の月の広告費の下限(最低出稿額)は、数万円〜50万円程度が目安です。下限を設けない代わりに、手数料の最低額を決めている会社もあります。少額で始めたいなら、見積もりを頼む時点で受託できる広告費の下限と最低契約期間、中途解約の可否を聞いておきましょう。
※参考:Google 広告 ヘルプ「1 日の平均予算について」
※参考:LINEヤフー for Business「リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説」
※参考:Google 広告 ヘルプ「キャンペーンの 1 日の平均予算を設定、変更する」
※参考:Google 広告 ヘルプ「Google 広告の定義」
※参考:LINEヤフー広告「LINEヤフー広告のアカウント作成方法|申し込みから設定、始め方」(2026年7月31日更新)
※参考:PRONIアイミツ「リスティング広告の費用相場|月額予算の目安や1クリックあたりの費用を解説【2026年最新版】」掲載の代理店の料金例(2025年6月30日更新)
クリック単価の相場:業界や検索語で変動する
クリック単価は業種によって大きな差があり、競合の多い業界や、1件の獲得で大きな利益が見込める検索語ほど高くなります。同じ業界でも狙う検索語によって単価は変わるため、業界の平均だけで自社の単価を見積もることはできません。
業界の平均の代わりに検索語ごとの単価の目安を知るには、Google 広告に付いているキーワードプランナーを使います。狙う検索語を入れると、月間の検索ボリュームと、ページ上部に広告を掲載するための入札単価の目安が表示されます。使うにはGoogle 広告のアカウントと、お支払い情報の登録が必要です。
同じ業界の中では、自社の社名や商品名を含む語は単価が低く、「比較」「おすすめ」のように多くの会社が入札する語ほど高くなります。単価の高い語に予算が偏らないよう、検索語の種類ごとに予算の配分を先に割り振っておくのが無難です。社名や商品名の語に一定の予算を残しておけば、自社を名指しで探している人を取りこぼさずに済みます。
※参考:Google 広告 ヘルプ「キーワード プランナーを使う」
目標CPAからリスティング広告の予算を決める方法

リスティング広告の月額予算は、1件の獲得にかけられる費用(目標CPA)に、1か月に獲得したい件数(目標CV数)を掛けて決めます。
手順 | 計算式 | 例 |
|---|---|---|
1. 許容CPAを出す | 受注1件の粗利×問い合わせからの受注率 | 60万円×10%=6万円 |
2. 目標CPAを決める | 許容CPAから利益を残す水準を決める | 3万円 |
3. 月額予算を出す | 目標CPA×目標CV数 | 3万円×10件=30万円 |
4. 必要なクリック数を出す | 目標CV数÷CVR | 10件÷2%=500回 |
5. 払えるクリック単価を出す | 月額予算÷必要なクリック数 | 30万円÷500回=600円 |
※数値はすべて計算の流れを説明するための仮の値です
表の1〜3で予算の額が決まり、4〜5でその予算が実現できるかを試算します。上から順に埋めた数字はそのまま稟議で予算の根拠になるため、まずは1の許容CPAから決めてください。
利益から許容CPAを決める
予算づくりで最初に決めるのは、問い合わせ1件に払っても赤字にならない上限(許容CPA)です。許容CPAは、受注1件の粗利に、問い合わせから受注に至る割合を掛けて求めます。
たとえば、次の条件で許容CPAを計算してみましょう。
・受注1件の粗利:60万円
・問い合わせからの受注率:10%(10件に1件)
・問い合わせ1件から見込める粗利(許容CPA):60万円×10%=6万円
問い合わせ1件あたりの広告費が平均6万円を超えると、粗利より広告費が大きくなります。表の目標CPAを3万円としたのは、許容CPAの6万円との差を、手数料などほかの費用と利益に充てるためです。
受注率がわからないときは、過去半年ほどの問い合わせ件数と受注件数から計算します。データがなければ営業の担当者に聞いた値で仮置きし、配信後の実績で置き換えれば十分です。
目標CV数を掛けて月額予算を計算する
月額予算は、目標CPAに目標CV数を掛けて出します。件数が倍になれば予算は倍になるため、稟議では件数をどう決めたかが問われます。
目標CV数の根拠になるのは、売上の目標から逆算した件数です。月に1件の受注を増やしたい事業で受注率が10%なら、月10件の問い合わせが必要になります。営業が対応できる件数を超えて問い合わせを集めても、受注は増えません。受注に結び付かない広告費を予算に含めないよう、目標CV数は逆算した件数と営業が対応できる件数のうち、少ないほうに置いてください。
想定CPCとCVRで実現性を確かめる
計算した予算で目標CV数を獲得できるかを左右するのは、クリック単価(CPC)とコンバージョン率(CVR)です。
CVRを2%と仮定すると、10件の問い合わせには500回のクリックが要ります。月30万円の予算で500回のクリックを集めるには、1クリックの単価を600円以内に抑えなければなりません。
CVRとクリック単価の組み合わせを変えると、同じ10件を獲得するのに要る月額予算は次のように変わります。
CVR(必要なクリック数) | クリック単価300円 | クリック単価600円 | クリック単価900円 |
|---|---|---|---|
1%(1,000回) | 30万円 | 60万円 | 90万円 |
2%(500回) | 15万円 | 30万円 | 45万円 |
3%(334回) | 約10万円 | 約20万円 | 約30万円 |
※目標CV数を月10件とした試算です。数値はすべて計算の流れを説明するための仮の値です
自社の検索語のクリック単価と、LPのCVRの見込みを表に当てはめれば、今の予算で目標CV数に届くかの見当が付きます。CVRが1%から2%に上がった場合、同じ単価のまま必要な予算は半分になります。LPの出来が予算の額を左右するため、増額を社内に求める前に、CVRを上げる改善ができないかを先に検討してください。
また、キーワードプランナーで予測した平均のクリック単価が600円を大きく上回るなら、今の予算のままでは目標CV数に届きにくくなります。打てる施策は、先ほどのCVRの改善を含めて次の3つです。
・LPの改善でCVRを上げて必要なクリック数を減らす
・単価の低い検索語を増やして平均のクリック単価を下げる
・目標CV数を下げるか予算を増やす
配信を始めたら、実際のクリック単価とCVRで計算をやり直します。仮の値で組んだ予算は、1〜2か月の実績で置き換えるたびに精度が上がります。実績のCVRが仮定より低ければLPの改善から、クリック単価が想定より高ければ狙う検索語の入れ替えから手を付けましょう。
リスティング広告で広告費以外にかかる費用(運用代行手数料・初期設定費・LP制作費など)
リスティング広告では、媒体に払う広告費のほかに、代理店の運用代行手数料、アカウントの初期設定費、LP制作費、計測の設定費がかかることがあります。
費用 | 支払い先 | 目安 | 支払いの時期 |
|---|---|---|---|
広告費 | 媒体(Google 広告、LINEヤフー広告など) | 広告主が決めた予算の範囲 | 前払いか後払いかで異なる |
運用代行手数料 | 代理店 | 広告費の20%程度(定率型の場合) | 毎月 |
初期設定費 | 代理店 | 無料〜10万円程度 | 契約時 |
LP制作費 | 制作会社、代理店 | 10万〜60万円程度(依頼範囲による) | 制作時、改修時 |
計測の設定 | 代理店、社内 | 初期設定費に含む例と、別料金の例がある | 配信の開始前 |
※2026年10月時点で公開されている各社の解説・料金例をもとに編集部で作成。金額は依頼範囲や契約内容によって異なります
見積もりでは、同じ作業に料金が二重にかかっていないかに注意しましょう。計測の設定が初期設定費に、LPの改修が月額の手数料に含まれるかは、代理店で分かれます。見積書に項目ごとの作業内容を書いてもらえば、計測タグの設置が初期設定費と計測の設定費の両方に入っているといった重なりに気づけます。
※参考:LINEヤフー for Business「リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説」
※参考:PRONIアイミツ「リスティング広告の費用相場|月額予算の目安や1クリックあたりの費用を解説【2026年最新版】」(2025年6月30日更新)
※参考:BIZNAVI「LP制作の費用相場は?価格帯別の違いと内訳・依頼先を解説」
運用代行手数料:広告費の20%が1つの目安
運用代行手数料の決め方には、主に次の3種類があります。
・定率型:広告費に対する割合で決める。20%前後が1つの目安。割合で出した額が小さいときは、月額の下限(最低手数料)を設ける会社もある
・月額固定型:広告費にかかわらず、毎月一定の額を支払う
・成果報酬型:問い合わせなどの成果の件数に応じて支払う。リスティング広告で採用している代理店は多くない
定率型で広告費が月30万円、手数料が20%なら、広告費とは別に手数料を払う外掛けの場合、毎月6万円の手数料を加えた36万円を予算に組みます。手数料を広告費の中に含めて請求する内掛けの場合は、支払う30万円の20%にあたる6万円が手数料になり、実際の広告費は24万円です。同じ「20%」でも、外掛けより媒体に回る広告費は少なくなります。
広告費が少ないと、最低手数料や月額固定型によって、手数料の割合が実質20%を大きく上回ることがあります。見積もりは割合より、毎月払う手数料の実額で比べるのが確実です。
また、手数料に含まれる作業の範囲は、代理店ごとに違います。検索語と入札の調整、広告文の改善、月1回の報告までを含むのか、広告文の作成やバナーの制作を別料金とするのかで、同じ20%でも中身は別物です。
※参考:LINEヤフー for Business「リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説」
初期設定費:アカウントや計測を準備する
初期設定費は、広告アカウントの開設、狙う検索語と広告文の設計、計測タグの設置など、配信前の作業にかかる費用で、公開されている料金の例では無料から10万円程度まで幅があります。
また、広告アカウントは、自社の名義で作ってもらいましょう。代理店の名義だと、契約を終えたあとに配信の履歴や設定を引き継げないことがあります。
LP制作費:広告の受け皿を用意する
LP制作費は依頼する範囲で変わり、オリジナルデザインと基本的な構成なら10万〜30万円、調査や企画構成、コピーまで任せるなら30万〜60万円程度が目安です。広告をクリックした人が最初に訪れるLPの出来によって、問い合わせの数は大きく変わります。
費用の決まり方の章で触れたとおり、LPの質は広告ランクを通じてクリック単価にも影響します。Googleは広告ランクを決める要素の1つに「広告とランディング ページの品質」を挙げ、ランディングページの有用性や関連性、ナビゲーションのしやすさを評価するとしているためです。品質スコア(診断用の指標)でも、推定クリック率、広告の関連性、ランディングページの利便性の3つが示されるので、改善する箇所の見当を付けるのに使えます。既存のページを流用するなら、広告で訴えた内容がページの冒頭で伝わるかを確認しておいてください。
※参考:Google 広告 ヘルプ「検索キャンペーンの品質スコアについて」
リスティング広告は自社運用と代理店依頼のどちらがよい?

月の広告費が少なく、社内に運用の時間を取れる担当者がいるなら、自社運用で十分に回せます。広告費が多く改善を急ぎたい会社には、複数の業界で得た知見を使える代理店が合います。
比較の観点 | 自社運用 | 代理店依頼 |
|---|---|---|
費用 | 広告費。運用代行の手数料はかからないが、担当者の人件費がかかる | 広告費に加え、手数料(広告費の20%程度)と初期設定費 |
必要な知識 | 入札、検索語の設計、計測を社内で学ぶ | 運用の知識は代理店が補う |
運用の工数 | 検索語の追加や入札の調整を担当者が毎週行う | 報告の確認と方針の判断が中心 |
改善に使える知見 | 担当者の経験に限られる | 複数の業界で得た知見を使える |
ノウハウ | 社内にたまる | 報告の質によっては社内に残りにくい |
※2026年10月時点で公開されている事業者サイトの解説をもとに作成
自社運用は手数料がかからない代わりに、運用に割く担当者の人件費が実質的なコストになります。検索語の追加や入札の調整に毎週時間を割けないなら、代理店に任せたほうが、成果の出ない配信に広告費を使い続けずに済みます。
運用を任せる場合、代理店が検索語や広告文を組み立てるときに頼りにするのは、商材の強みや価格、受注につながりやすい顧客像といった、自社にしかない情報です。キャンペーンや新商品の予定を早めに伝えておけば、広告文の差し替えが配信に間に合います。
配信が始まったあとは、月1回の報告を確認し、営業から聞き取った問い合わせの質を代理店に伝えたうえで、予算を増やすか、どの検索語を止めるかを決めるのが担当者の役目です。報告の確認と判断に毎月時間を割ける担当を割り当てておくと、代理店の改善が自社の受注に結び付きやすくなります。
※参考:LINEヤフー for Business「リスティング広告の費用相場と課金方式|予算の決め方や注意点を解説」
リスティング広告の費用対効果を高める方法

リスティング広告の費用対効果は、クリック単価の安さより、受注につながる問い合わせを1件あたりいくらで獲得できたかで判断します。単価の安いクリックを集めても、問い合わせにつながらなければ広告費は回収できません。
成果につながる検索語へ予算を配分する
最初に手を付けるのは、広告費を使っているのに問い合わせが出ていない検索語です。Google 広告の検索語句レポートを開くと、広告が表示された検索語ごとのクリック数や費用、コンバージョン数がわかります。
商品と関係のない語や、「無料」「求人」のように購入の意図が薄い語で広告が表示されていれば、除外キーワードに登録してください。Googleは、除外キーワードで対象を絞り込めば、関心のある人に広告が表示されるようになり、費用対効果を高められるとしています。
除外で浮いた予算は、問い合わせの多い検索語に回すのが基本です。料金や比較の語のように、発注を検討している人が使う語は、単価が高くても問い合わせ1件あたりの費用が低くなることがあります。
※参考:Google 広告 ヘルプ「除外キーワードについて」
広告文とLPの内容を一致させる
検索した人が広告文で期待した内容と、LPで最初に目に入る内容がずれていると、クリックしたあとに離脱されやすくなります。「料金」を含む語で検索した人には料金のわかるページを、「導入事例」で検索した人には事例のページを案内しましょう。
すべての検索語を1つのLPで受けるより、問い合わせの多い検索語から順に、見出しや冒頭の内容を合わせたページを用意すると、制作費をかけすぎずに問い合わせのCVRを上げられます。
配信条件を結果に合わせて見直す
BtoBの商材では、問い合わせが平日の日中に集まり、夜間や休日のクリックは広告費だけが出ていく形になりがちです。配信を始めて1か月ほどたったら、地域、曜日と時間帯、デバイスごとの成果を比べましょう。
デバイス別に見ると、スマートフォンからのクリックが多いのに、問い合わせはパソコンからに偏るといった差が出ることがあります。その場合は、スマートフォンへの配信を減らす前に、スマートフォンでLPのフォームを入力しやすいかを試してください。フォームの項目が多いだけで、問い合わせを途中でやめられていることがあるためです。
成果の差が明確になったら、成果の低い時間帯や地域への配信を絞り、成果の高い条件に予算を回します。条件を一度に大きく変えると原因が追えなくなるため、1つずつ変えて2〜4週間ごとに結果を比べましょう。
コンバージョン計測の誤りを防ぐ
計測の数字が誤っていると、成果の出ない検索語に予算を回し続けてしまいます。よくある誤りは、1回のクリックのあとに何度も送信された問い合わせを、すべて成果として数えてしまう設定です。
この誤りを防ぐため、Google 広告ではコンバージョンを「すべて」数えるか「1回」だけ数えるかを選べます。
Googleは、見込み顧客の獲得には「1回」、商品の購入には「すべて」を勧めています。問い合わせを成果とするなら「1回」を選び、配信前にTag Assistantで、フォームを送信したときにタグが動くかを試しておきましょう。
※参考:Google 広告 ヘルプ「コンバージョンのカウント方法について」
まとめ:リスティング広告の予算は獲得目標から逆算しよう
リスティング広告の費用は「クリック数×クリック単価」で決まり、月20万〜50万円がよく挙げられる予算の目安です。代理店に任せれば手数料(広告費の20%程度)と初期設定費が、LPを作れば制作費が加わります。
自社の予算は、受注1件の粗利から許容CPAを出し、目標CPAに目標CV数を掛けて決めるのが基本です。必要なクリック数と払えるクリック単価まで計算しておけば、稟議で根拠を説明できます。配信を始めたら、成果の出ない検索語を除外し、広告文とLPの内容をそろえて、問い合わせ1件あたりの費用を下げましょう。
代理店に任せるなら、月の広告費と任せたい作業を書き出してから見積もりを頼むと、各社の提案の前提がそろいます。リスティング広告運用代行の比較記事や、BIZNAVIの広告運用代行のサービス一覧から、見積もりを依頼する代理店を探してみてください。
リスティング広告の費用に関するよくある質問
リスティング広告の費用について、よくある質問にお答えします。
Google 広告で1日の予算を超えて請求されることはある?
あります。検索の多い日は、1日で平均予算の2倍まで費用がかかることがあるためです。
ただし多くのキャンペーンでは、1か月の請求額は1日の平均予算の30.4倍が上限で、超えた分は請求額から差し引かれます。
※参考:Google 広告 ヘルプ「超過配信と 1 日の平均予算について」
広告を停止すると費用はすぐにゼロになる?
停止したあとの広告費はかかりませんが、停止前に配信した分の支払いは残ります。後払いの設定では、停止前に配信した分が、毎月1日か、費用が一定の額に達した時点で請求される仕組みです。
代理店に運用を任せている場合は、契約で決めた月額の手数料や最低契約期間が別に残ることがあります。配信を止める前に、契約書で解約の条件と手数料の扱いを確認しておくと、止めたあとの支払いで慌てずに済みます。
※参考:Google 広告 ヘルプ「広告を一時停止、再開する」
使わなかった予算は翌月へ繰り越される?
繰り越されません。1日の平均予算は1日あたりの配信の目安で、前払いの残高とは別のものです。Google 広告を後払いで使うなら、請求されるのは配信した分なので、予算を使い切らなかった月は請求額がその分少なくなります。
前払い(手動支払い)を選べるアカウントで広告費を入金している場合は、残高がある限り広告が掲載されます。年度の予算として入金した額を消化しきれなかったときの扱いは、社内の経理の担当者と事前にすり合わせておくと安心です。
※参考:Google 広告 ヘルプ「Google 広告のお支払い設定について」
月5万円程度の少額でもリスティング広告は出せる?
出せます。Google 広告には最低使用料がなく、LINEヤフー広告にも最低出稿金額はありません。
ただし、月5万円でクリック単価が200円なら、集まるクリックは月250回ほどです。どの検索語が成果につながるかを見極めるまでに時間がかかるため、狙う検索語を絞って始めるのが現実的です。代理店に依頼する場合は、受託できる広告費の下限(最低出稿額)や手数料の最低額を設けている会社もあるので、見積もりを頼む前に確認しておきましょう。
Google 広告とLINEヤフー広告で費用は違う?
費用の仕組みは同じで、どちらもクリックされた回数に応じて料金が発生し、クリック単価は入札とオークションで決まります。
ただし、同じ検索語でも、広告を出している会社の数や入札の状況は媒体ごとに違うため、クリック単価が同じになるとは限りません。Google 広告ではキーワードプランナーで検索語ごとの入札単価の目安を確かめられるので、まずは自社が狙う検索語で単価を調べ、媒体ごとの配信実績で比べるのが確実です。

BIZNAVI編集部
株式会社DYMが運営する、法人向けサービスの比較・検索メディア「BIZNAVI byDYM」の編集部。 勤怠管理・会計・生産管理などの業務システムやSaaSに加え、営業代行・Web制作・記事作成代行・SNS運用代行といった業務支援サービスまで、幅広い領域の法人向けサービスを調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、提供形態、導入実績などの公開情報をもとに、目的や条件に応じて比較しやすい形で整理することを重視してコンテンツを制作。企業が抱える業務課題や実際の活用シーンを踏まえ、自社に合ったサービス選びと、検討から意思決定までをスムーズに進めるための情報提供を行っている。






