会計ソフトおすすめ41選|機能・無料トライアル・提供形態などを徹底比較【2026年最新】

更新日:2026/09/25
会計ソフトおすすめ41選を、機能・無料プランやトライアル・提供形態・料金・操作性の5つの観点で比較します。会計ソフトの種類や料金体系、選ぶ際のチェックポイント、導入を成功させる進め方もあわせて解説します。
「月末に仕訳入力や照合作業が集中する」「請求・経費・給与のデータをCSVで加工している」といった経理の負担は、周辺システムとのつながりまで含めて見直さなければ軽くなりません。自社の事業規模と経理体制に合う会計ソフトを選ぶための判断材料を紹介します。
※各数値や情報は各ベンダーの表示によるものです(2026年9月時点、各社公式サイトより)
主要な会計ソフトの比較一覧表
主要な会計ソフトから10件をピックアップし、主な強み・支援領域、料金、実績・特徴を同じ項目で整理しました。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
この記事でわかること |
|---|
会計ソフトは、利用者の規模と経理体制によって5つのタイプに分けると、候補を絞り込みやすい |
料金は提供形態と契約単位で支払い方が変わり、買い切り型は法改正対応の更新費用も含めて比べる必要がある |
無料で使えるものもあるが、機能や利用人数の制限と、有料版へ移るときの条件を確認しておく |
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応は、製品のどの機能で自社の業務に対応するかまで確かめる |
目的に合わせて、次の章から読み進めてください。
必要な機能がそろっているかで選びたい方 → 「機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選」
試用してから決めたい方、無料で始めたい方 → 「無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選」
クラウドかインストール型かを決めたい方 → 「提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選」
費用を抑えて導入したい方 → 「料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選」
入力を担当する社員の使いやすさを重視したい方 → 「操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選」
会計ソフトとは?
会計ソフトとは、日々の取引を記録して帳簿や決算書を作る業務ソフトです。基本の機能は多くの製品で共通していますが、請求・経費・給与などのシステムとどこまで連携できるか、何人で使えるかは製品によって異なります。比較の際は、自社の経理でどの作業を減らしたいのかを基準に候補を絞りましょう。
比較の際に確認したい主な機能は次のとおりです。
仕訳入力:取引を勘定科目ごとに記録する。銀行口座やクレジットカードの明細を取り込み、仕訳の候補を作れる製品もある
帳簿・試算表の作成:仕訳帳、総勘定元帳、補助元帳、月次の試算表を自動で作成する
決算書の作成:貸借対照表や損益計算書など、決算に必要な書類を出力する
証憑の管理:請求書や領収書のデータを仕訳と結び付けて保存する
外部連携:請求書発行、経費精算、給与計算、販売管理などのシステムとデータをやり取りする
導入の目的は、仕訳入力や転記の手間を減らすこと、月次決算を早めて経営判断に使える数字を得ること、顧問税理士とのデータのやり取りを効率化することなどです。どの目的を優先するかで適した種類が変わるため、比較の前に整理しておきましょう。取引入力から決算書作成までの流れは、会計ソフトとは?取引入力から帳簿・決算書までの流れと導入手順で詳しく解説しています。
会計ソフトを導入するメリット・デメリット
会計ソフトを導入するメリット
入力と転記の手間を減らせる:1回の仕訳入力で帳簿や試算表に反映され、明細の取り込みで手入力も減らせる
月次の数字を早く確認できる:取引を入力した時点で集計されるため、月末を待たずに損益や残高を把握しやすい
計算や集計のミスを減らせる:消費税や残高の計算をソフトが行うため、手計算による誤りを防ぎやすい
顧問税理士とのやり取りを効率化できる:データの共有や閲覧権限の付与に対応した製品なら、資料の受け渡しを減らせる
会計ソフトを導入するデメリット・注意点
利用料や更新費用が継続してかかる:クラウド型は利用料、インストール型は法改正に合わせた更新やサポートの費用が発生することがある
初期設定と移行に手間がかかる:勘定科目や残高の登録、過去データの移行、自動仕訳のルールづくりが必要になる
仕訳の確認は人が行う必要がある:自動で作られた仕訳が取引の実態に合っているかは、担当者が確認しなければならない
デメリットの中には、導入前の準備と役割分担で負担を軽くできるものもあります。後述の「導入を成功させる5つのポイント」もあわせて確認しましょう。
会計ソフトの種類(タイプ)
会計ソフトは、利用する事業者の規模や経理体制によって、大きく5つのタイプに分けられます。本記事で紹介する製品にも、個人事業主向けのものから大企業向けの基幹システムの一部として提供されるものまで含まれているため、自社がどのタイプに当てはまるかを先に確認しましょう。
タイプ | 主な利用者 | 特徴 | 向いている企業・事業者 |
|---|---|---|---|
個人事業主向け(確定申告型) | 個人事業主・フリーランス | スマートフォンでの記帳や、青色申告決算書・確定申告書の作成に重点を置いている | 経理を事業主本人が担い、確定申告までを手間なく進めたい事業者 |
中小企業向けクラウド型 | 小規模〜中小企業の経理担当者 | 銀行・カード明細の取り込みや、請求・経費・給与のサービスとの連携で入力を減らせる | 少人数で経理を回しており、日々の入力の手間を減らしたい企業 |
インストール型(パッケージ) | 中小企業の経理担当者 | パソコンにインストールして使う。買い切りや年額で提供されることが多く、社内の端末で完結して運用できる | インターネット接続を前提にしない運用や、使い慣れた画面を長く使いたい企業 |
会計事務所連携型 | 顧問税理士・会計事務所と契約している企業 | 会計事務所と同じシステム基盤でデータを共有し、月次の確認や決算作業を進めやすい | 記帳や決算を会計事務所と分担している企業 |
中堅・大企業向け(ERP型) | 複数部門・グループ会社を持つ企業 | 販売・購買・人事などの基幹業務と会計を統合し、管理会計や連結決算、内部統制にも対応しやすい | 部門別・拠点別の損益管理や、グループ全体での経理の標準化が必要な企業 |
タイプとは別に、ブラウザで使うクラウド型か、自社の端末やサーバーで運用するインストール型・オンプレミス型かという提供形態の違いもあります。事業規模と経理体制でタイプを絞り、そのうえで提供形態を比べると、候補を整理しやすくなります。
【早見表】会計ソフトおすすめ41選の比較
本記事で紹介する41サービスを、紹介している章・料金・主な強みの一覧にまとめました。料金は各サービスの紹介欄の表示どおりです。詳しい特徴は各章の紹介をご覧ください。
サービス名 | 本記事での分類 | 料金 | 主な強み |
|---|---|---|---|
freee会計 | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 月額5,480円〜 | 銀行・カード明細の自動連携と仕訳支援、請求・経費・給与連携で経理をクラウド化 |
マネーフォワード クラウド会計 | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 月額2,480円〜 | 銀行・カード連携、仕訳、決算をクラウド化し、請求・経費・給与等と連携できる |
勘定奉行クラウド | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 会計・決算・税務データをクラウドで管理し、奉行シリーズと連携しやすい |
PCAクラウド 会計 | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 月額16,200円〜 | 財務会計をクラウドで運用し、PCAの販売・給与などとデータ連携できる |
Oracle NetSuite | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 販売・受注・在庫・会計・CRMをグローバルなクラウドERPで統合できる |
FX4クラウド | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 経営管理と会計を一体化し、税理士・会計事務所との連携を前提に運用しやすい |
SuperStream-NX 会計ソリューション | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 大企業向けに財務会計・管理会計・固定資産等を統合する |
Biz∫会計 | 機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 大企業・グループ企業の会計業務を国産ERP基盤で統合しやすい |
弥生会計 Next | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額2,900円〜 | クラウドで日常経理・決算を行い、弥生のサポートや周辺サービスを利用できる |
ジョブカン会計 | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額2,500円〜 | 帳簿・仕訳・決算をクラウドで行い、ジョブカンのバックオフィス製品と組み合わせやすい |
フリーウェイ経理Lite | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 無料(※企業版は月額3,000円) | 小規模事業者向けに基本的な会計機能を無料から利用しやすい |
タックスナップ | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 要問い合わせ | スマホ中心で取引記録・仕訳・申告準備を進めやすい |
確定申告FinFin | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額940円〜 | スマートフォンで日々の会計入力やレシート処理を進めやすい |
MJSかんたん!会計 | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 9,400円〜 | 中小企業向けに日常仕訳・帳簿・決算をシンプルに運用できる |
Zoho Books | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額1,420円〜 | 請求・経費・銀行連携・会計をクラウドで管理し、Zoho CRM等と連携できる |
かんたんクラウド会計 | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額2,160円〜 | 中小企業の仕訳・帳簿・決算をクラウドで管理し、税理士連携にも対応しやすい |
JDL IBEX会計net | 無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選 | 月額3,610円〜 | 会計事務所とのデータ連携を前提に、企業会計をネット経由で運用できる |
MJSLINK DX 財務大将 | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 要問い合わせ | 中堅・中小企業向けERPの財務会計として管理会計・他業務連携を支援する |
やるぞ!青色申告 | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 9,357円〜 | 個人事業主を中心に、直感的な操作で日々の記帳から青色申告決算書・確定申告書の作成までを完結できる |
PCAサブスク会計jiman | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 月額3,900円〜 | 会計機能をサブスクリプションで利用し、小規模から導入しやすい |
EXPLANNER/Ax | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 要問い合わせ | 会計を含む基幹業務を企業要件に合わせて統合できる |
大蔵大臣NX | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 264,000円〜 | 財務会計・帳簿・決算をデスクトップ中心で運用し、豊富な帳票を利用できる |
会計ワークス | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 要問い合わせ | 販売・会計・給与をクラウドで統合し、中小企業のバックオフィスをまとめやすい |
円簿会計 | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 新規登録から1年間無料 | 新規登録から1年間は基本機能を無料で使え、仕訳・帳簿・決算まで完結可能 |
PCA Arch 財務経理 | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 月額9,000円〜 | AIを活用しながら、複雑な財務会計、債権債務、固定資産などの処理を効率化 |
GLOVIA One 会計 | 提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選 | 要問い合わせ | 中堅企業向けに財務・管理会計を基幹システムとして統合する |
フリーウェイ経理Pro | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 月額1,980円〜 | 会計事務所とその顧問先企業向けの会計機能を低コストで利用しやすい |
クラウド発展会計 | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 会計事務所と企業をつなぎ、月次決算・経営管理をクラウドで進めやすい |
会計王 | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 44,000円 | 中小企業向けの買い切り型会計ソフトとして日常経理から決算まで対応する |
会計らくだ | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 13,200円〜 | シンプルな帳簿・会計入力を重視し、小規模企業で利用しやすい |
わくわく財務会計 | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 26,400円〜 | 日常仕訳・帳簿・決算をわかりやすい画面で行える |
ちまたの会計 | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 無料 | 小規模団体やNPO、個人事業主向けに、簿記の知識がなくても使える直感的な操作性を提供 |
ACT-NetPro | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 要問い合わせ | 財務会計・管理会計を企業要件に合わせて構築しやすい |
KEEPER Club | 料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選 | 月額2,000円〜 | 仕訳や予実管理、財務分析まで一貫してサポート |
ProActive C4 | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 要問い合わせ | 会計・販売・人事給与などをクラウドERPとして統合し、中堅・大企業の基幹業務を支える |
GRANDIT | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 要問い合わせ | 販売・会計・人事・在庫などを統合した国産ERPで、複数部門の業務をつなげやすい |
SAP S/4HANA Cloud Public Edition | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 要問い合わせ | グローバル標準の会計・販売・調達等をクラウドERPで統合する |
Dynamics 365 Finance | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 月額31,484円〜 | 財務会計・予算・資金・経費をMicrosoftの業務基盤と統合する |
奉行V ERPクラウド | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 要問い合わせ | 会計・販売・人事など大規模企業向けの基幹業務をクラウドで統合する |
OPEN21 SIAS | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 要問い合わせ | 会計・販売等の基幹業務を企業固有の要件に合わせて構築する |
エプソンの財務会計 | 操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選 | 年間20,000円〜 | 会計事務所との連携を前提に、財務会計・決算を効率化する |
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
会計ソフトの料金相場・料金体系
会計ソフトの料金は、提供形態と契約単位によって、支払い方や将来の費用の増え方が変わります。主な料金体系は次のとおりです。
月額・年額のプラン制:クラウド型に多く、機能や利用人数の上限ごとにプランが分かれている
買い切り(パッケージ購入):インストール型に多く、法改正に合わせた更新や保守サポートは別契約になることがある
利用者・ライセンス単位:利用する人数や端末の数に応じて費用が増える
初期費用・導入支援費:初期設定、科目の設計、過去データの移行、操作研修を依頼すると発生することがある
無料プラン:機能や仕訳数、利用期間などに制限を設けたうえで無料で使えるもの
本記事で紹介したサービスの公式サイト掲載料金(2026年9月時点)では、月額料金を表示しているサービスは月額940円〜から月額31,484円〜まであり、14サービス中11サービスが月額5,500円未満からの表示でした。無料で利用できると表示しているサービスが3つ、年額表示のサービスが年間20,000円〜、期間の記載がない料金(買い切り・年額など)を表示しているサービスが9,357円〜から264,000円〜まで幅がありました。このほか17サービスは要問い合わせで、中堅・大企業向けのERP型も含まれます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
表示料金は最小構成のプランを前提にしている場合があり、税込・税抜の表示や、月払い・年払いの条件も各社で異なります。法人で使う場合は、必要な機能を含むプランの料金、利用人数が増えたときの料金、法改正への対応が料金に含まれるかをそろえて比べましょう。
無料で使える会計ソフトを選ぶときのポイント
本記事で紹介したサービスの公式サイト掲載料金(2026年9月時点)では、料金を「無料」と表示しているサービスが3つありました。そのうち1つは、企業向けの版を有料(月額3,000円)としています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
無料で使える会計ソフトは、取引が少ない小規模な事業者や、非営利の団体で収支を管理したい場合の選択肢になります。一方で、法人の経理で使う場合は、次の点を確認しておきましょう。
法人の決算書の作成や、消費税の集計に対応しているか
仕訳の件数、利用人数、使える機能に制限がないか
サポートの窓口や受付方法(メールのみなど)が自社の運用に合うか
法改正に合わせた更新が提供されるか
有料版へ移る場合の料金と、データを引き継げるか
無料で使えるかどうかに加え、無料トライアルで有料版の機能を試せる製品もあるため、両方を比べたうえで自社に必要な範囲を見極めましょう。
会計ソフトを選ぶ際の5つのチェックポイント

会計ソフトは、機能表や価格表が似ていても、入力の手間や周辺システムとのつながり方が製品によって大きく異なります。現在の経理の流れと、導入後に改善したい範囲を整理したうえで、次の5つの観点から候補を比べましょう。複数の製品を同じ利用条件で見積もると、導入後に想定外の費用が発生するのを防げます。
自社に必要な機能を過不足なく備えているか
現状から優先度を分け、標準機能でどこまで対応できるかを確認します。仕訳や帳簿については、通常の業務だけでなく、修正や差し戻しなどの例外的な操作もデモで検証しましょう。これにより、月次決算時の確認や修正にかかる工数を事前に把握できます。
機能を確認するときは、次の項目を候補ごとに書き出すと違いが見えやすくなります。
銀行口座・クレジットカードの明細を取り込み、仕訳の候補を作れるか
部門別・プロジェクト別に損益を集計できるか
請求書や領収書のデータを仕訳と結び付けて保存できるか
消費税の申告に必要な集計や、決算書の出力に対応しているか
複数の会社や事業所のデータを1つの契約で扱えるか
起こりうるのは、個人事業主向けの製品を法人の経理に使い、部門別の集計や承認の機能が足りずに表計算ソフトで補うことになるケースです。自社の組織と、決算までに必要な帳票を先に洗い出しておきましょう。
無料プラン・トライアルで実運用に近い検証ができるか
自社の業務フローに基づき、どの担当者がどの頻度で利用するかを具体化して試用しましょう。実データに近い条件で一連の処理を行うことで、導入後も現場に残る手作業の有無を正確に洗い出せます。
試用期間中は、次の処理を一通り行うと、導入後の運用を具体的にイメージできます。
1か月分の銀行明細を取り込み、仕訳を確定する
請求書発行や経費精算のデータを連携し、仕訳を作る
試算表と前月の数字を比べ、誤りを修正する
顧問税理士に閲覧権限を付けてデータを確認してもらう
無料プランは、仕訳の件数や使える機能、利用期間に制限がある場合があるため、試用で問題がなくても有料プランに移ったときの料金と機能を確かめておくことが大切です。
クラウド/オンプレミスなど提供形態が自社要件に合うか
クラウド・オンプレミスといった提供形態に加え、既存システムとの連携方式や保守責任の所在を確認しましょう。社外や複数の拠点から経理データを扱うのか、社内の端末だけで運用したいのかによって、選ぶべき提供形態が変わります。
あわせて、次の点を確認しておきましょう。
在宅勤務や顧問税理士など、社外から利用・閲覧する必要があるか
法改正や税率の変更にあわせた更新が、どのように提供されるか
データのバックアップを、自社と提供会社のどちらが担うか
請求・経費・給与など、すでに使っているシステムと連携できるか
クラウド型は更新や法改正への対応がサービス側で行われる製品が多い一方、インストール型は更新プログラムの適用やバックアップを自社で計画する必要があります。社内のIT担当者の体制もふまえて判断しましょう。
初期費用・月額費用を含む総コストが予算に合うか
初期費用と月額費用だけでなく、ユーザー数の増加、オプション機能、データ移行、導入支援費用などを含めた総額を試算しましょう。税務や決算に関わる追加設定が有償であるかどうかも、見積もり時に併せて確認が必要です。
見積もりを比べるときは、次の項目が含まれているかを確認します。
利用者数や会社数が増えたときの料金
部門管理・固定資産・電子保存などのオプション費用
過去の仕訳や科目の移行にかかる費用
操作研修や初期設定の支援費用
インストール型の場合、法改正に対応する更新や保守の費用
買い切り型は初年度の支払いが分かりやすい一方、更新のたびに費用がかかる場合があります。クラウド型の月額と比べるときは、3〜5年間使い続けた場合の総額で比べると判断しやすくなります。
現場担当者が迷わず継続利用できるUI/UXか
選定担当者だけでなく、日常的に入力を行う現場担当者にも実際に操作してもらいましょう。周辺システム連携や、データの登録・修正・検索にかかる手数を確認することで、導入後の入力負担や定着率を客観的に評価できます。
操作性は、次の観点で比べると評価がぶれにくくなります。
簿記の知識が少ない担当者でも、取引の内容から仕訳を入力できるか
よく使う取引をテンプレートとして登録できるか
入力した仕訳を検索・修正しやすいか
操作に迷ったときのヘルプや問い合わせ窓口があるか
経理の経験者だけで評価すると、入力を分担する他部署の担当者にとって使いにくい製品を選んでしまうことがあります。経費の入力や承認を行う社員にも試してもらい、迷った箇所を記録しておきましょう。
本記事で紹介する会計ソフトの選定基準
本記事で紹介するサービスは、当社が独自の基準で選定したものです。公式サイトで機能や提供条件を確認できるサービスを対象に、2026年9月時点の公開情報にもとづいて選定しています。料金を公開していないサービスは、料金欄を「要問い合わせ」としています。
紹介にあたっては、「機能の充実度・必要機能」「無料プラン・トライアル」「提供形態(クラウド/オンプレ)」「料金・費用(初期/月額)」「操作性・使いやすさ(UI/UX)」の5つの観点で分類しています。自社が重視する観点の章から読み進めてください。
機能の充実度・必要機能で選ぶ会計ソフト8選

必要な機能は企業ごとに異なるため、機能数の多さではなく、必須業務を標準機能で処理できるかを確認することが、選定時の基準になります。
ここでは、機能面で比較しやすいサービスを紹介します。
freee会計(freee株式会社)

引用:「freee会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:銀行・カード明細の自動連携と仕訳支援、請求・経費・給与連携で経理をクラウド化
料金・契約:月額5,480円〜
実績・特徴:有料課金企業ユーザー数71万
freee会計は、銀行口座やクレジットカードとの自動連携を軸に、日々の仕訳入力から決算書作成までを1つのサービスで行えるのが特徴です。請求書作成や経費精算、人事労務機能とデータを連携でき、経理担当者の入力工数を減らせます。自動化の機能が多く、簿記の知識が少ない方でも経理業務を進めやすい設計です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
マネーフォワード クラウド会計(株式会社マネーフォワード)

引用:「マネーフォワード クラウド会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:銀行・カード連携、仕訳、決算をクラウド化し、請求・経費・給与等と連携できる
料金・契約:月額2,480円〜
実績・特徴:クラウド会計ソフト満足度No.1
マネーフォワード クラウド会計は、3,000以上の金融サービスや外部ツールとの連携に対応し、明細データの取得から自動仕訳までを行えます。仕訳の学習機能により、使うほど仕訳の候補が実態に近づき、修正にかかる時間を減らせます。請求書や給与計算など同シリーズのバックオフィス製品とデータが連動するため、二重入力を減らせます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
勘定奉行クラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)

引用:「勘定奉行クラウド」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計・決算・税務データをクラウドで管理し、奉行シリーズと連携しやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:累計導入数82万社突破
勘定奉行クラウドは、仕訳の自動化機能と、法改正への対応を特徴とする会計ソフトです。仕訳の自動化だけでなく、証憑アップロードからAIによる自動読み取り、仕訳生成までを一貫して行えるのが強みです。導入時のサポート体制も整っており、経理要件が複雑な中堅・上場企業でも検討しやすい製品です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
PCAクラウド 会計(ピー・シー・エー株式会社)

引用:「PCAクラウド 会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:財務会計をクラウドで運用し、PCAの販売・給与などとデータ連携できる
料金・契約:月額16,200円〜
実績・特徴:中堅・中小企業で導入事例あり
PCAクラウド 会計は、API連携に対応しており、自社独自の基幹システムや他社製ソフトともデータを連携しやすくなっています。定額制のサブスクリプション方式で、サーバーの保守・管理が不要となるため、運用負荷を軽減できるのが魅力です。中堅・大規模組織向けに、拠点ごとの詳細な部門管理や複雑な承認ワークフローも標準機能でカバーしています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
Oracle NetSuite(日本オラクル株式会社)

引用:「Oracle NetSuite」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:販売・受注・在庫・会計・CRMをグローバルなクラウドERPで統合できる
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:国内外で44,000社以上が導入
Oracle NetSuiteは、世界200以上の国と地域で利用されているクラウドERPで、多通貨や多言語、複数拠点の一元管理に対応しています。財務会計だけでなく、受注、在庫、CRMといったビジネス全体のプロセスをリアルタイムに可視化できるのが大きなメリットです。分析レポートやダッシュボード機能により、経営層の意思決定を支援します。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
FX4クラウド(株式会社TKC)

引用:「FX4クラウド」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:経営管理と会計を一体化し、税理士・会計事務所との連携を前提に運用しやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:中堅中小企業を中心に導入事例あり
FX4クラウドは、経営者の意思決定を支援する「経営管理システム」としての側面が強く、部門別や科目別の詳細な業績管理をタイムリーに把握できます。全国のTKC会員である税理士・公認会計士による巡回監査を前提とした運用で、データの信頼性と適時性を高めやすいのが特徴です。証憑保存機能は電子帳簿保存法に対応しており、ペーパーレスな経理体制づくりに役立ちます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
SuperStream-NX 会計ソリューション(キヤノンITソリューションズ株式会社)

引用:「SuperStream-NX 会計ソリューション」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:大企業向けに財務会計・管理会計・固定資産等を統合する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を取得済みで国際財務報告基準(IFRS)にも対応
SuperStream-NX 会計ソリューションは、日本企業の商習慣や会計要件に対応した国産の会計システムで、大企業のバックオフィス業務を支援します。財務会計から管理会計、固定資産管理まで幅広い領域に対応し、グループ企業全体の管理を行いやすい点が特徴です。データ入力の多い業務でも操作しやすい画面設計を重視しています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
Biz∫会計(株式会社NTTデータ・ビズインテグラル)

引用:「Biz∫会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:大企業・グループ企業の会計業務を国産ERP基盤で統合しやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:多種多様な業界・業種にて導入実績あり
Biz∫会計は、NTTデータグループが提供する大規模企業向けERP基盤「intra-mart」上で動作し、柔軟性と拡張性を備えています。グループ通算制度やIFRS(国際財務報告基準)といった会計制度にも対応しています。ワークフロー機能を備え、承認ルートの設定や証憑のデジタル管理に対応しています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
無料プラン・トライアルで選ぶ会計ソフト9選

無料プランやトライアルは、操作感を確かめるだけでなく、自社の業務フローを再現できるかを確認する機会です。
ここでは、トライアル・無料プランの観点から比較したいサービスを紹介します。
弥生会計 Next(弥生株式会社)

引用:「弥生会計 Next」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:クラウドで日常経理・決算を行い、弥生のサポートや周辺サービスを利用できる
料金・契約:月額2,900円〜
実績・特徴:登録ユーザー数400万突破
弥生会計 Nextは、弥生シリーズのクラウド版として、これまでの操作性を受け継ぎつつ、AIを使った自動化の機能を備えています。銀行明細の自動取得やスキャンした領収書の自動仕訳機能により、手入力の手間を減らせます。顧問税理士とのデータ連携にも対応しており、弥生製品を使っている場合はデータを生かしながらクラウドへ移行しやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
ジョブカン会計(株式会社DONUTS)

引用:「ジョブカン会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:帳簿・仕訳・決算をクラウドで行い、ジョブカンのバックオフィス製品と組み合わせやすい
料金・契約:月額2,500円〜
実績・特徴:シリーズ累計導入実績30万社以上
ジョブカン会計は、勤怠管理やワークフローで知られるジョブカンシリーズと密に連動し、バックオフィス全体のデータを一箇所に集約できるのが強みです。低価格の料金プランから用意されており、費用を抑えたい成長企業やスタートアップに向いています。シンプルな画面設計で、初めての方でも操作しやすいのが特徴です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
フリーウェイ経理Lite(株式会社フリーウェイジャパン)

引用:「フリーウェイ経理Lite」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:小規模事業者向けに基本的な会計機能を無料から利用しやすい
料金・契約:無料(※企業版は月額3,000円)
実績・特徴:484,909ユーザーが利用
フリーウェイ経理Liteは、基本的な会計機能を無料で利用できる点が特徴です。有料版へのアップグレードも月額制で用意されており、事業規模に合わせて移行できます。入力画面は項目を絞ったシンプルな構成で、帳簿作成を進めやすくなっています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
タックスナップ(株式会社タックスナップ)

引用:「タックスナップ」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:スマホ中心で取引記録・仕訳・申告準備を進めやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:App Store会計アプリ1位
タックスナップは、フリーランスや個人事業主向けに、スマートフォンでの記帳を中心に設計されたサービスです。銀行口座やカードとの同期により、隙間時間を利用して日々の取引確認や確定申告の準備を効率的に進められます。簿記の知識が少なくても、アプリの案内に沿って青色申告に必要な書類の作成を進められるのが特徴です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
確定申告FinFin(会計バンク株式会社)

引用:「確定申告FinFin」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:スマートフォンで日々の会計入力やレシート処理を進めやすい
料金・契約:月額940円〜
実績・特徴:アプリ平均評価4.3
確定申告FinFinは、スマートフォンで日々の売上や経費を管理でき、初めて確定申告を行う方でも作業を進めやすい設計です。作成した申告書類をスマートフォンからe-Taxで送信できる点も特徴です。レシートのAI読み取り機能により、数字や日付を自動で読み取れるため、入力ミスを減らせます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
MJSかんたん!会計(株式会社ミロク情報サービス)

引用:「MJSかんたん!会計」公式サイト(2026年10月29日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:中小企業向けに日常仕訳・帳簿・決算をシンプルに運用できる
料金・契約:9,400円〜
実績・特徴:中小企業を中心に導入事例あり
MJSかんたん!会計は、中堅企業向けERPで培われた会計のノウハウを、中小企業が使いやすいシンプルなパッケージにまとめた製品です。キーボードでの入力に配慮した仕訳入力画面を備えており、大量の仕訳を処理する実務担当者に向いています。充実した仕訳辞書や入力補助機能により、複雑な勘定科目の判定もスムーズに行えるのがメリットです。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
Zoho Books(ゾーホージャパン株式会社)

引用:「Zoho Books」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:請求・経費・銀行連携・会計をクラウドで管理し、Zoho CRM等と連携できる
料金・契約:月額1,420円〜
実績・特徴:Google WorkspaceやStripeなどの外部ツールと提携
Zoho Booksは、Zohoの各種サービスの一つとして、CRMや販売管理と連携し、ビジネス全体の収支をまとめて管理できます。見積書から請求書、入金確認までの流れを管理できるため、経理と営業の連携を強化したい企業に向いています。多言語・多通貨対応に加え、詳細なカスタマイズが可能なため、自社独自のビジネスモデルに合わせた会計フローを構築できます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
かんたんクラウド会計(株式会社ミロク情報サービス)

引用:「かんたんクラウド会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:中小企業の仕訳・帳簿・決算をクラウドで管理し、税理士連携にも対応しやすい
料金・契約:月額2,160円〜
実績・特徴:電子帳簿保存法やインボイス制度など各種法令・制度に対応済
かんたんクラウド会計は、ミロク情報サービスが提供する中小企業向けのクラウド会計サービスです。銀行明細の自動取り込み機能により、手作業による入力漏れや転記ミスを防止し、月次決算の早期化を支援します。顧問税理士とデータを共有しやすく、決算期の打ち合わせや相談を進めやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
JDL IBEX会計net(株式会社日本デジタル研究所)

引用:「JDL IBEX会計net」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計事務所とのデータ連携を前提に、企業会計をネット経由で運用できる
料金・契約:月額3,610円〜
実績・特徴:全国の会計事務所とも提携
JDL IBEX会計netは、会計事務所向けのシステム開発で培われたノウハウを生かした、企業向けの会計ソフトです。入力画面の使いやすさに配慮しており、「AI仕訳」機能で伝票作成の手間を減らせます。インターネットを通じて会計事務所とデータを共有できるため、税務の相談を進めやすい点が強みです。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
提供形態(クラウド/オンプレ)で選ぶ会計ソフト9選

提供形態は、利用場所や保守体制、既存システムとの連携方法に影響します。自社のIT環境に合う運用条件かを先に整理しておくと、社内での比較軸がぶれにくくなります。
ここでは、クラウド・オンプレミスなどの提供条件や連携面を比較しやすいサービスを取り上げます。
MJSLINK DX 財務大将(株式会社ミロク情報サービス)

引用:「MJSLINK DX 財務大将」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:中堅・中小企業向けERPの財務会計として管理会計・他業務連携を支援する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:中小企業を中心に導入事例あり
MJSLINK DX 財務大将は、中堅企業向けの財務システムで、周辺システムとのAPI連携によりデータを一元管理しやすくなります。経営状況をリアルタイムに把握するための多彩な分析ツールや、組織変更にも柔軟に対応できる階層管理機能を備えているのが特徴です。AIを活用した仕訳支援や電子証憑管理により、経理の手作業を減らせます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
やるぞ!青色申告(株式会社リオ)

引用:「やるぞ!青色申告」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:個人事業主を中心に、直感的な操作で日々の記帳から青色申告決算書・確定申告書の作成までを完結できる
料金・契約:9,357円〜
実績・特徴:土日祝日もサポート体制が整っている
やるぞ!青色申告は、簿記の知識に不安がある個人事業主でも、ガイドに沿って入力を進めながら申告書類を作成できる設計が魅力です。確定申告の制度改正に合わせたアップデートが提供されるため、長く使い続けやすい製品です。MacとWindowsの両方に対応しており、使うパソコンの環境を選びにくい点もメリットです。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
PCAサブスク会計jiman(ピー・シー・エー株式会社)

引用:「PCAサブスク会計jiman」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計機能をサブスクリプションで利用し、小規模から導入しやすい
料金・契約:月額3,900円〜
実績・特徴:中堅中小企業で導入事例あり
PCAサブスク会計jimanは、PCA会計の機能を月額料金で導入でき、小規模事業者でも始めやすい会計ソフトです。バージョンアップの費用がかからないため、税制や法改正への対応を続けやすくなります。データのバックアップにも対応しており、PCトラブルへの備えに役立ちます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
EXPLANNER/Ax(日本電気株式会社)

引用:「EXPLANNER/Ax」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計を含む基幹業務を企業要件に合わせて統合できる
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:50年間で30,000本以上の導入実績
EXPLANNER/Axは、NECが提供する企業向けERPで、個別の業務要件に合わせたカスタマイズに対応しています。財務会計だけでなく、販売や人事といった基幹データと連携し、グループ全体の経営状況を把握しやすくなります。大規模組織での利用も想定した製品です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
大蔵大臣NX(応研株式会社)

引用:「大蔵大臣NX」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:財務会計・帳簿・決算をデスクトップ中心で運用し、豊富な帳票を利用できる
料金・契約:264,000円〜
実績・特徴:電子帳簿保存や電子取引、スキャナ保存に対応
大蔵大臣NXは、キーボード操作での伝票入力に配慮しており、大量の仕訳を扱う経理担当者に向いています。帳票作成の自由度が高く、独自の管理資料や分析レポートを出力しやすいのが特徴です。LAN対応により複数人での同時入力や参照がスムーズに行えるため、経理部門内の分業体制も効率的に構築できます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
会計ワークス(株式会社スマイルワークス)

引用:「会計ワークス」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:販売・会計・給与をクラウドで統合し、中小企業のバックオフィスをまとめやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:クラウドランキングの連続5回選出をはじめ数多くの賞を受賞
会計ワークス(SmileWorks)は、販売、在庫、会計、給与の業務を1つのサービスで扱え、売上の登録にあわせて仕訳を自動で作成できます。プロジェクトごとの収支管理を容易にする機能を備えており、案件別の利益率をリアルタイムに把握したいサービス業や建設業にも適しています。ブラウザで利用できるため、テレワーク時でもオフィスと同じように業務を進めやすいのが魅力です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
円簿会計(株式会社円簿インターネットサービス)

引用:「円簿会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:新規登録から1年間は基本機能を無料で使え、仕訳・帳簿・決算まで完結可能
料金・契約:新規登録から1年間無料
実績・特徴:中小・小規模事業者にて導入事例あり
円簿会計は、会計ソフトの基本機能を新規登録から1年間無料で利用できるクラウド型会計ソフトです。費用を抑えてクラウド化を進めたいスタートアップや小規模事業者に向いています。ブラウザだけで完結するためソフトのインストールが不要で、Macユーザーでも手軽に本格的な会計管理を始めることが可能です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
PCA Arch 財務経理(ピー・シー・エー株式会社)

引用:「PCA Arch 財務経理」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:AIを活用しながら、複雑な財務会計、債権債務、固定資産などの処理を効率化
料金・契約:月額9,000円〜
実績・特徴:中堅中小企業にて導入事例あり
PCA Arch 財務経理は、AIを活用した機能により、財務会計や予算管理の業務を効率化しやすい会計システムです。債権・債務管理から固定資産まで幅広い領域に対応しており、経理業務の自動化で人的ミスを減らせます。クラウドで利用できるため、出張先や外出先からも承認やデータ確認を行えます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
GLOVIA One 会計(富士通株式会社)

引用:「GLOVIA」公式サイト(2026年10月29日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:中堅企業向けに財務・管理会計を基幹システムとして統合する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:業種・業務システム累計販売実績20,000サイト以上
GLOVIA One 会計は、富士通のERPの実績をもとにした会計システムで、「管理会計」の機能にも力を入れています。現場の発生源データをリアルタイムに捉え、予算実績管理やセグメント分析を柔軟な切り口で実行できるのが強みです。ポータル画面に必要な機能やレポートを集められ、日常業務を進めやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
料金・費用(初期/月額)で選ぶ会計ソフト8選

料金を比較するときは、表示された月額だけでなく、初期設定、オプション、利用人数の増減まで含む総額を見る必要があります。
ここでは、費用条件を確認しやすいサービスを取り上げます。
フリーウェイ経理Pro(株式会社フリーウェイジャパン)

引用:「フリーウェイ経理Pro」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計事務所とその顧問先企業向けの会計機能を低コストで利用しやすい
料金・契約:月額1,980円〜
実績・特徴:NTTデータの「達人シリーズ」などとも連携
フリーウェイ経理Proは、小規模な会計事務所やその顧問先企業向けに、必要な機能を低価格で提供する会計ソフトです。伝票入力から決算書の作成までの流れを、慣れた担当者が効率よく進めやすい設計です。NTTデータの「達人シリーズ」と連携できるため、税務申告までを含めた業務の効率化に役立ちます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
クラウド発展会計(日本ビズアップ株式会社)

引用:「クラウド発展会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計事務所と企業をつなぎ、月次決算・経営管理をクラウドで進めやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:全国14,000の事務所が利用
クラウド発展会計は、日本ビズアップが開発した会計ソフトで、会計事務所と連携した「月次決算の早期化」を重視しています。直感的なダッシュボード機能により、専門知識がなくても自社の経営状態をビジュアルで把握できるのが特徴です。監査ログや修正履歴を残す仕組みを備えており、内部統制を重視する企業でも検討しやすい製品です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
会計王(ソリマチ株式会社)

引用:「会計王」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:中小企業向けの買い切り型会計ソフトとして日常経理から決算まで対応する
料金・契約:44,000円
実績・特徴:ITreview Grid Award 会計ソフト部門 19期連続「Leader」受賞
会計王は、ユーザーの声を反映した操作性を重視しており、初心者向けのウィザード機能も備えています。一度購入すればランニングコストを抑えられる買い切り型でありながら、クラウドストレージ連携によるデータ保存やスマホ連携も可能です。インボイス制度や電子帳簿保存法といった法令改正にも、アップデートサービスを通じて対応しています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
会計らくだ(株式会社ビーエスエルシステム研究所)

引用:「会計らくだ」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:シンプルな帳簿・会計入力を重視し、小規模企業で利用しやすい
料金・契約:13,200円〜
実績・特徴:中小企業や小規模事業所にて事例あり
会計らくだは、仕訳入力を簡単にする「出納帳入力」などの形式を採用し、簿記の知識がない方でも現金出納帳をつける感覚で会計業務が行えます。機能を絞ったシンプルな構成で、動作が軽い点も魅力です。電話やメールによるユーザーサポートもあり、操作で困ったときに相談できます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
わくわく財務会計(株式会社コラボ)

引用:「わくわく財務会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:日常仕訳・帳簿・決算をわかりやすい画面で行える
料金・契約:26,400円〜
実績・特徴:会計事務所と連携してキャンペーンも実施
わくわく財務会計は、伝票入力のしやすさを重視し、紙の伝票に近い感覚で入力できるソフトです。日常の仕訳から試算表、決算書までが連動し、修正結果がすぐに反映されるため数字を確認しやすくなります。マニュアルを読み込まなくても使いやすいアイコンや画面構成で、小規模事業所の経理の効率化に役立ちます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
ちまたの会計

引用:「ちまたの会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:小規模団体やNPO、個人事業主向けに、簿記の知識がなくても使える直感的な操作性を提供
料金・契約:無料
実績・特徴:53,594の団体で利用
ちまたの会計は、非営利団体や小規模コミュニティ向けに、「収支計算」に基づいた管理を無料で行えるクラウドサービスです。複式簿記の知識がないボランティアスタッフでも、家計簿をつける感覚で会費管理や支出の記録を行えます。作成した報告書を総会の資料として活用でき、会計担当者の事務負担を軽減できるのが強みです。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
ACT-NetPro(株式会社アクト・テクニカルサポート)

引用:「ACT-NetPro」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:財務会計・管理会計を企業要件に合わせて構築しやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:中堅中小企業にて導入事例あり
ACT-NetProは、パラメータ設定で業務に合わせやすく、自社の運用フローを大きく変えずにシステム化を進めやすい製品です。財務会計と管理会計を同一プラットフォームで管理できるため、経営数値の多角的な分析を迅速に行えるのが大きな特徴です。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
KEEPER Club(株式会社シスプラ)

引用:「KEEPER Club」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:仕訳や予実管理、財務分析まで一貫してサポート
料金・契約:月額2,000円〜
実績・特徴:中小企業を中心に導入事例あり
KEEPER Clubは、帳簿作成に加えて、財務分析や予実管理にも使えるクラウドシステムです。売上予測や資金繰りの推移をグラフで表示でき、先の見通しを立てやすいのが強みです。複数の拠点や担当者でリアルタイムにデータを共有できるため、スピード感のある経営管理体制の構築に寄与します。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
操作性・使いやすさ(UI/UX)で選ぶ会計ソフト7選

日常的に使う担当者が操作しにくい製品は、入力漏れや回避運用につながります。管理者だけでなく現場担当者も操作性まで含めて見ておくと、導入後の運用を具体的に描けます。
ここでは、入力・検索・承認などの使いやすさを比較しやすいサービスを紹介します。
ProActive C4(SCSK株式会社)

引用:「ProActive C4」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計・販売・人事給与などをクラウドERPとして統合し、中堅・大企業の基幹業務を支える
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:ITトレンド工場管理部門No.1
ProActive C4は、30年以上の実績を持つ国産ERPで、日本企業の業務に合わせた操作性と分析機能を備えています。クラウドで利用できるため、リモートワークでも業務を進めやすくなります。部門別損益やプロジェクト別の分析も行え、経営状況を多角的に把握しやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
GRANDIT(インフォコム株式会社)

引用:「GRANDIT」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:販売・会計・人事・在庫などを統合した国産ERPで、複数部門の業務をつなげやすい
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:導入実績1,500社以上
GRANDITは、複数のITベンダーによるコンソーシアム方式で開発されたWebベースの国産ERPで、大企業の組織構造や取引形態に合わせやすい製品です。販売から会計までのモジュールが統合されているため、入力したデータを関連する業務で共有しやすくなります。ワークフロー機能やAPIを使って、自社独自の業務プロセスのデジタル化を進められます。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
SAP S/4HANA Cloud Public Edition(SAPジャパン株式会社)

引用:「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:グローバル標準の会計・販売・調達等をクラウドERPで統合する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:国内外で導入実績あり
SAP S/4HANA Cloud Public Editionは、SAPの標準業務プロセスをもとにしたクラウドERPで、海外拠点を含む経営管理に向いています。インメモリデータベースを活用しており、大量の取引データの集計・分析にも対応しています。AIや自動化の機能も組み込まれており、経理業務の効率化を支援します。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
Dynamics 365 Finance(日本マイクロソフト株式会社)

引用:「Dynamics 365 Finance」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:財務会計・予算・資金・経費をMicrosoftの業務基盤と統合する
料金・契約:月額31,484円〜
実績・特徴:国内外様々な企業で導入事例あり
Dynamics 365 Financeは、Microsoftの他のクラウドサービスと連携しており、ExcelやTeamsといった使い慣れたツールから会計データを扱いやすくなっています。AIを用いた予測機能により、未収金の予測やキャッシュフローの管理を支援します。ローコードツールを用いて、自社独自のアプリケーションや承認フローを作れる拡張性も強みです。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
奉行V ERPクラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)

引用:「奉行V ERPクラウド」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計・販売・人事など大規模企業向けの基幹業務をクラウドで統合する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:顧客満足度ERP部門1位、奉行シリーズ導入累計82万、上場企業導入1798社
奉行V ERPクラウドは、累計82万社以上の導入実績を持つ奉行シリーズのクラウドERPで、上場企業や大規模組織の内部統制にも対応しています。仕訳の自動化から予算管理、グループ各社の連結決算支援まで、幅広い会計業務に対応しています。ポータル画面にはタスクや異常値が表示され、経理担当者が対応すべきことを把握しやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
OPEN21 SIAS(株式会社ICSパートナーズ)

引用:「OPEN21 SIAS」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計・販売等の基幹業務を企業固有の要件に合わせて構築する
料金・契約:要問い合わせ
実績・特徴:導入企業5,000件以上
OPEN21 SIASは、経理担当者の細かな操作性と、大量のデータ処理に配慮した国産の会計ERPです。セグメント管理機能により、さまざまな切り口で業績を分析でき、経営判断に必要な数値を確認しやすくなります。アドオンのテンプレートを活用することで、個別の業務要件にも対応しやすくなります。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
エプソンの財務会計

引用:「エプソンの財務会計」公式サイト(2026年10月9日時点)
おすすめポイント
主な強み・支援領域:会計事務所との連携を前提に、財務会計・決算を効率化する
料金・契約:年間20,000円〜
実績・特徴:中堅企業を中心に導入事例あり
エプソンの財務会計は、帳票出力と会計事務所とのデータ連携を重視した国産の会計ソフトです。入力ミスを防ぐための入力制限や自動チェック機能を備えており、決算書の作成を支援します。ショートカットを活用した伝票入力にも対応しています。
※数値や情報は各社の表示によるものです(2026年9月時点、公式サイトより)
会計ソフトの導入を成功させる5つのポイント

会計ソフトの導入では、製品を決める前の要件整理と、稼働後の運用設計が同じくらい重要です。選定から定着までの手戻りを抑えるため、次の5点を事前に決めておきましょう。
導入目的とKPIを明確にする
導入目的を工数削減・処理精度の向上・可視化など具体的な業務成果に分解し、導入前の数値を基準として残します。KPIがないまま導入すると、機能を使っていること自体が目的になり、改善余地を判断できません。
会計ソフトの導入で使いやすいKPIには、月次決算が締まるまでの日数、手入力している仕訳の件数、経費精算の処理にかかる時間、顧問税理士からの差し戻し件数などがあります。導入前の数か月分を同じ定義で記録しておくと、稼働後に効果を比べやすくなります。
必須要件と優先順位を整理する
要望をすべて同列に扱わず、法令・業務継続上必須の要件、効率化に直結する要件、将来追加する要件に分けます。優先順位が明確であれば、機能が多い製品ではなく自社にとって過不足のない製品を選びやすくなります。
要件は、仕訳入力、帳簿・決算、税務、証憑の保存、外部連携、権限・承認のように業務ごとに分けて一覧にすると整理しやすくなります。顧問税理士が利用しているシステムや、提出してほしいデータの形式も、要件を固める前に確認しておきましょう。
現場担当者を含めてトライアル・デモを検証する
選定担当者だけでなく、日常的に入力・承認・集計を行う現場担当者を検証に参加させます。代表的な業務を実データに近い条件で試し、操作時間や迷った箇所を記録すると定着リスクを比較できます。
検証では、実際の取引をもとに1か月分の仕訳入力から試算表の確認までを行います。明細の取り込みで自動作成された仕訳がどの程度そのまま使えるか、修正にどれくらい時間がかかるかを記録しておくと、製品ごとの入力負担を比べられます。
データ移行・外部連携・権限設計を事前に詰める
導入直前にデータ移行や権限で問題が発覚すると、稼働延期につながります。移行対象、データ形式、連携頻度、正本となるシステム、閲覧・編集権限を要件定義の段階で決めておきましょう。
切り替えの時期は、期首や月初など区切りのよいタイミングを選ぶと、旧ソフトと新ソフトの数字を照合しやすくなります。移行する範囲は、勘定科目・補助科目・取引先などのマスターと、期首残高や当期の仕訳のうちどこまでかを決め、移行後は試算表の残高が一致するかを確認しましょう。
導入後の運用責任者と改善サイクルを決める
稼働後に誰も設定を見直さない状態を避けるため、運用責任者と問い合わせ窓口を決めます。月次・四半期ごとに利用状況とKPIを確認し、不要な項目や手作業を減らす改善サイクルを継続することが前提になります。
振り返りの場では、手入力が残っている取引や、毎月同じ修正をしている仕訳を洗い出します。自動仕訳のルールやテンプレートを見直すだけで減らせる作業も多いため、担当者から気づいた点を集める機会を定期的に設けましょう。
会計ソフトに関するよくある質問

会計ソフトの比較・導入時に確認されやすい質問を整理します。
クラウド会計ソフトとインストール型の違いは?
クラウド会計はブラウザ等で利用し、更新やデータ連携をサービス側で行いやすい方式です。インストール型は端末・社内環境で運用しやすい一方、更新やバックアップを自社で管理する場合があります。利用場所、連携、保守方針で選びます。
法人向け会計ソフトの費用相場は?
会計ソフトの費用は、利用人数、機能、データ量、導入支援、カスタマイズの有無で大きく変わります。公開価格だけで比較せず、初期設定・移行・オプション・保守を含む同一条件で見積もりを取り、年間総額で判断しましょう。本記事で紹介したサービスの料金の傾向は、前述の料金相場・料金体系の章で整理しています。
税理士とデータ共有できる?
クラウド型を中心に、税理士・会計事務所へ閲覧権限を付与したり、仕訳・帳票データを共有したりできる製品があります。権限範囲、同時利用、データ出力形式を顧問税理士と事前に確認しておくことが重要です。
請求・経費・給与システムと連携できる?
多くの製品がAPI、CSV、標準コネクターなどの連携手段を用意しています。ただし、連携できる項目、方向、頻度、追加費用は製品ごとに異なります。対象システム名だけでなく、必要なデータ項目と更新タイミングまで確かめたうえで導入可否を判断するのが適切です。
既存会計ソフトから仕訳データを移行できる?
CSVなどによる移行に対応する製品は多いものの、項目対応や履歴・添付ファイルの扱いは異なります。移行前に重複や表記揺れを整理し、テスト移行で件数・金額・日付などの主要項目が一致するかを確認しましょう。
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応している?
対応をうたう製品は多いものの、どの保存区分や業務に対応しているかは製品によって異なります。電子帳簿保存法には、電子データで作成した帳簿・書類の保存、紙の書類を画像で保存するスキャナ保存、電子的に受け取った取引情報のデータ保存という区分があり、電子取引の取引情報は保存要件を満たして保存することが求められています(参考:国税庁「電子帳簿保存制度特設サイト」)。また、2023年10月1日に始まったインボイス制度では、仕入税額控除を受けるには原則としてインボイスの保存が必要です(参考:国税庁「インボイス制度について」)。自社の取引で必要な保存や集計に、製品のどの機能で対応するのかを確認しましょう。
ERPの会計機能と会計ソフトの違いは?
会計ソフトは経理業務を中心としたソフトで、販売や購買のデータは連携して取り込みます。ERPの会計機能は、販売・購買・在庫・人事などの業務データと同じ基盤で会計を扱い、取引の発生から仕訳までをつなげて管理できる点が異なります。部門や拠点が多く、業務データと会計の突き合わせに時間がかかっている企業はERP型も候補になりますが、導入の期間と費用は大きくなりやすいため、解決したい課題と照らして選びましょう。
個人事業主向けと法人向けの会計ソフトの違いは?
個人事業主向けは、確定申告に必要な青色申告決算書などの作成に重点を置き、画面や機能をシンプルにしている製品が中心です。法人向けは、法人税の申告に必要な決算書の作成に加え、部門管理や承認、複数人での利用など、組織で経理を行うための機能を備えています。同じシリーズでも個人向けと法人向けでプランが分かれていることがあるため、契約前に対象を確認しましょう。
まとめ
会計ソフトを選ぶときは、機能の多さや価格だけでなく、自社の経理の流れに合うかどうかを重視しましょう。高機能な製品でも、入力の分担や周辺システムとの連携が噛み合わなければ手作業が残ります。選定時は実データでトライアルを行い、操作感や周辺連携を現場担当者と共に検証してください。
また、利用人数の増加や法改正への対応、保守まで含めた総額で評価することも欠かせません。会計ソフトは一度導入すると長く使い続ける経理の基盤になるため、数年後の事業規模や経理体制も想定して候補を絞り込みましょう。
仕訳から帳簿・決算書が作られる仕組みや、導入の手順を詳しく知りたい場合は、会計ソフトとは?取引入力から帳簿・決算書までの流れと導入手順もあわせてご覧ください。本記事で紹介した以外の製品も含めて候補を探したい場合は、BIZNAVIの会計ソフト一覧をご活用ください。

BIZNAVI編集部
株式会社DYMが運営する、法人向けサービスの比較・検索メディア「BIZNAVI byDYM」の編集部。 勤怠管理・会計・生産管理などの業務システムやSaaSに加え、営業代行・Web制作・記事作成代行・SNS運用代行といった業務支援サービスまで、幅広い領域の法人向けサービスを調査・比較し、導入検討に役立つ情報を発信している。 各サービスの機能や料金、提供形態、導入実績などの公開情報をもとに、目的や条件に応じて比較しやすい形で整理することを重視してコンテンツを制作。企業が抱える業務課題や実際の活用シーンを踏まえ、自社に合ったサービス選びと、検討から意思決定までをスムーズに進めるための情報提供を行っている。
















