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- 専門看護師(CNS)の役割や仕事内容を基礎から知りたい方
- 「専門看護師」と「認定看護師」の違いを比較したい方
- 資格取得までの具体的な流れや期間を知りたい方
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専門看護師とは
専門看護師(英語名:Certified Nurse Specialist、略称:CNS)とは、日本看護協会が認定する資格であり、特定の看護分野において高度な知識と技術を兼ね備えた「看護のスペシャリスト」です。医療技術の進歩や、患者さんの抱える問題が複雑化・高度化する現代の医療現場において、このような専門性の高い看護職の存在意義は年々高まっています。
日本看護協会によると、2025年(令和7年)12月時点で全国3,644人の専門看護師が登録されており、その数は年々増加しています。
その活動領域は非常に多岐にわたります。一般の看護師よりも高い専門性を活かし、複雑な症例を抱える患者さんや家族に対して質の高い直接的なケアや支援を行うのはもちろんのこと、その活動は患者さんへの対応だけにとどまりません。現場の医療スタッフに対する教育や指導を行ったり、医療チーム全体の円滑な連携をサポートしたりと、施設全体の看護の質を向上させるための重要な役割を担っている点も挙げられます。
専門看護師の基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
資格名 | 専門看護師(CNS) |
認定機関 | 日本看護協会 |
必要資格 | 看護師免許 |
主な要件 | 実務経験・大学院修了・認定審査合格 |
主な役割 | 高度な看護実践、相談、教育、調整、研究など |
専門看護師の役割
専門看護師には、高度な看護を提供するだけでなく、医療現場全体の質を高めるためのさまざまな役割があります。
主な役割は以下の6つです。
- 実践:複雑な症例に対して高度な看護を提供する
- 相談:患者さんや家族、医療スタッフからの相談に対応する
- 調整:医師や看護師など多職種との連携を円滑に進める
- 教育:看護師や医療従事者へ専門知識・技術を指導する
- 研究:看護の質向上につながる研究活動を行う
- 倫理調整:倫理的な課題について患者さん・家族・医療者間の調整を行う
これらの役割を通じて、患者さん一人ひとりに適した看護を提供するとともに、医療チーム全体の連携や看護の質向上にも貢献しています。
専門看護師が必要とされる理由
内閣府「令和7年版高齢社会白書」によると、2024年(令和6年)10月1日時点の日本の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は29.3%に達しています。こうした高齢化の進行や医療技術の発展により、患者さんの病状や治療内容はますます複雑になっています。
専門看護師は、難しい症例や終末期医療、精神的なケアなど専門性が求められる場面で中心的な役割を果たします。また、患者さんだけでなく家族への支援や、多職種との連携を円滑に進める役割も担っています。
専門看護師が求められる主な理由
- 高齢化に伴い複雑な疾患を抱える患者さんが増えている
- 高度医療に対応できる専門知識・技術が必要になっている
- 患者さんや家族への心理的・社会的支援が重要になっている
- 医療チーム全体の連携を強化する役割が求められている
- 看護師への教育・指導を通じて看護の質向上につながる
このように専門看護師は、患者さんへの質の高い看護を提供するだけでなく、医療現場全体を支える重要な存在です。

専門看護師の仕事内容
専門看護師は、患者さんへの高度な看護だけでなく、医療スタッフへの教育や多職種との連携、研究活動など幅広い業務を担っています。専門的な知識と豊富な経験を活かし、患者さん一人ひとりに最適な看護を提供するとともに、医療現場全体の質向上にも貢献する重要な役割を果たしています。ここでは、専門看護師の具体的な仕事内容について解説します。
患者さん・家族への高度な看護実践
専門看護師の最も重要な役割は、患者さんやその家族に対して高度な看護を実践することです。病状が複雑な患者さんや、終末期医療、がん治療、精神的なケアなど専門性が求められる場面で、一人ひとりの状況に合わせた看護を提供します。
また、患者さんだけでなく家族の不安や悩みに寄り添い、治療や療養生活について丁寧に説明・支援することも重要な仕事です。身体的・精神的・社会的な側面を総合的に捉えながら、患者さんのQOL(生活の質)の向上を目指します。
専門看護師が行う主な看護実践
- 複雑な症例への専門的な看護
- 患者さん・家族への心理的支援
- 治療や療養生活に関する相談対応
- 症状緩和や苦痛の軽減
- 退院支援・在宅療養支援
医療スタッフへの指導・教育
専門看護師にとって、自身が看護を実践するだけでなく、看護師や医療スタッフへの教育・指導を行うことも重要な業務です。
新人指導や院内研修の実施、最新の医療知識・技術の共有などを通じて、組織全体の看護レベル向上に貢献します。また、現場で生じた課題に対して専門的な視点からアドバイスを行い、スタッフが安心して質の高い看護を提供できる環境づくりも担います。
教育・指導の主な内容
内容 | 具体例 |
|---|---|
新人教育 | 看護技術や知識の指導 |
院内研修 | 勉強会・研修会の企画・実施 |
ケース指導 | 症例検討や看護計画の助言 |
技術支援 | 最新の看護技術やエビデンスの共有 |
人材育成 | 後輩や認定看護師へのサポート |
多職種との連携・調整
医療現場では、医師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなど、多くの専門職が連携して患者さんを支えています。
専門看護師は、それぞれの職種をつなぐコーディネーターとしての役割も担っており、患者さんにとって最適な治療や支援が行えるよう、多職種との情報共有やカンファレンスへの参加、治療方針の調整などを進めます。
円滑なコミュニケーションを図ることで、チーム医療の質を高め、患者さん中心の医療を実現しています。
連携する主な職種
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 理学療法士・作業療法士
- 管理栄養士
- 医療ソーシャルワーカー
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)など
研究活動や医療の質向上への取り組み
専門看護師は、日々の看護実践だけでなく、研究活動や医療の質向上にも積極的に取り組んでいます。
臨床現場で見つかった課題を分析し、看護研究やデータの収集・検証を通じて、より良い看護方法を検討します。その成果は院内マニュアルの改善や看護手順の見直し、研修内容の充実などに活用されます。
専門看護師が取り組む質向上活動
- 看護研究の実施
- 医療・看護データの分析
- 看護マニュアルの作成・改訂
- 医療安全や感染対策の推進
- 学会発表や論文執筆
- エビデンスに基づく看護の普及
このような活動を通じて、患者さんがより安全で質の高い医療を受けられる環境づくりに貢献しています。

専門看護師の専門分野
専門看護師には、医療や看護のさまざまな領域に対応する専門分野が設けられています。それぞれの分野で対象となる患者さんや仕事内容が異なるため、自分の経験や興味、将来のキャリアプランに合わせて選ぶことが大切です。ここでは、専門看護師の主な専門分野や仕事内容、分野選びのポイントについて解説します。
専門看護師の主な専門分野
専門看護師は、日本看護協会が認定する複数の専門分野で活躍しています。各分野では、それぞれの領域に特化した高度な知識と看護技術を活かし、患者さんや家族を支援しています。
専門看護師の主な専門分野
専門分野 | 主な対象・内容 |
|---|---|
がん看護 | がん患者さんの治療・緩和ケア・療養支援 |
精神看護 | 精神疾患を持つ患者さんへの看護・支援 |
地域看護 | 地域住民の健康づくりや在宅支援 |
老人看護 | 高齢者への看護・認知症ケア |
小児看護 | 子どもと家族への看護支援 |
母性看護 | 妊娠・出産・育児に関する看護 |
慢性疾患看護 | 慢性疾患患者さんへの継続支援 |
急性・重症患者看護 | 救急・ICUなどでの高度な看護 |
感染症看護 | 感染症患者さんへの看護・感染対策 |
家族支援 | 家族全体への心理的・社会的支援 |
在宅看護 | 在宅療養を支える看護 |
遺伝看護 | 遺伝医療に関する相談・支援 |
災害看護 | 災害時の医療・看護支援 |
放射線看護 | 放射線診療を受ける患者さんやその家族への看護など |
※認定される専門分野は制度改正により変更される場合があります。
各分野の仕事内容
専門分野によって担当する患者さんや業務内容は異なりますが、いずれも高度な専門知識を活かして患者さんや家族を支えることが共通しています。
例えば、がん看護では治療に伴う副作用への対応や緩和ケアを行い、精神看護では患者さんの心のケアや社会復帰支援を担当します。また、老人看護では認知症ケアや介護支援、在宅看護では自宅で療養する患者さんと家族をサポートします。
代表的な分野と仕事内容
分野 | 主な仕事内容 |
|---|---|
がん看護 | 抗がん剤治療支援、緩和ケア、意思決定支援 |
精神看護 | 精神的ケア、社会復帰支援、家族支援 |
老人看護 | 認知症ケア、生活支援、介護相談 |
急性・重症患者看護 | ICU・救急での重症患者対応 |
在宅看護 | 在宅療養支援、訪問看護との連携 |
感染症看護 | 感染予防対策、感染管理、職員教育 |
専門分野の選び方
専門分野を選ぶ際は、現在の経験だけでなく、将来どのような看護師として活躍したいかを考えることが大切です。
これまで勤務してきた診療科や興味のある分野を選ぶことで、実務経験を活かしやすくなります。また、希望する大学院でその専門分野の教育課程が開講されているかや、将来の転職・キャリアアップも見据えて検討すると、自分に合った専門分野を選びやすくなるはずです。
専門分野を選ぶポイント
- これまでの実務経験を活かせる分野か
- 興味・関心を持って学び続けられる分野か
- 将来のキャリアプランに合っているか
- 働きたい医療機関で需要がある分野か
- 希望する大学院でその分野の教育課程が開講されているか
専門看護師は資格取得後も継続して学び続ける必要があるため、長く専門性を磨いていける分野を選ぶことが、充実したキャリア形成につながります。

専門看護師になるには
専門看護師になるには、看護師免許を取得するだけでなく、一定期間の実務経験や大学院での専門教育など、複数の条件を満たす必要があります。資格取得までには時間と努力が求められますが、高度な専門知識と実践力を身につけることで、医療現場でより専門性の高い役割を担えるようになります。ここでは、資格取得に必要な条件や取得までの流れ、認定審査・資格更新の仕組みについて解説します。
資格取得に必要な条件
専門看護師になるには、所定の受験資格を満たさなければなりません。看護師としての実務経験に加え、大学院で専門的な教育課程を修了することが求められており、一般的には十分な臨床経験を積んでから大学院へ進学し、専門知識や研究能力を身につけて認定審査へ挑みます。
専門看護師になるための主な条件
項目 | 内容 |
|---|---|
看護師免許 | 日本の看護師免許を取得していること |
実務経験 | 通算5年以上の実務経験(うち3年以上は希望する専門分野での経験) |
大学院修了 | 専門看護師教育課程(修士課程)を修了していること |
認定審査 | 日本看護協会の認定審査に合格すること |
※資格制度は変更される場合があるため、最新情報は日本看護協会で確認しましょう。
なお、大学院では日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計38単位)を修得する必要があり、理論と研究に裏打ちされた高度な実践能力が求められます。
資格取得までの流れ
専門看護師になるまでには、段階的に経験や知識を積み重ねることが大切です。資格取得までには数年かかるケースが一般的ですが、その過程で高度な専門性を身につけられます。
専門看護師になるまでの流れ
- 看護師免許を取得する
- 医療機関などで実務経験を積む
- 希望する専門分野で3年以上の実務経験を積む
- 専門看護師教育課程のある大学院(修士課程)を修了する
- 日本看護協会の認定審査を受験・合格する
- 専門看護師として活動を開始する
資格取得後も、臨床現場で専門性を高めながら継続的に学び続ける姿勢が不可欠です。
認定審査と資格更新の仕組み
専門看護師の資格は、一度取得すれば永久に有効というわけではありません。専門性を維持し、質の高い看護を提供し続けるため、一定期間ごとに資格更新が必要です。
認定審査では、専門分野に関する知識や実践能力などが評価されます。資格取得後は、学会への参加や研修受講、実践活動などを継続し、更新審査を受けることで資格を維持します。
認定から更新までの流れ
項目 | 内容 |
|---|---|
認定審査 | 日本看護協会が実施する審査を受験 |
資格取得 | 審査合格後に専門看護師として認定 |
更新時期 | 原則5年ごと |
更新要件 | 実践活動や研修受講など所定の条件を満たす |
更新審査 | 活動実績などをもとに資格更新を実施 |
専門看護師は資格取得後も継続して学び続けることで、常に最新の知識と技術を患者さんへ提供できる専門職として活躍できます。

専門看護師と認定看護師の違い
専門看護師と認定看護師は、どちらも日本看護協会が認定する資格ですが、求められる役割や資格取得の条件、活躍の場には違いがあります。どちらも看護の専門性を高める資格である一方、目指すキャリアによって適した資格は異なります。ここでは、役割や資格取得条件、仕事内容の違いを比較し、それぞれどのような人に向いているのかを解説します。
役割の違い
専門看護師と認定看護師は、どちらも高度な看護を提供する資格ですが、担う役割には違いがあります。
専門看護師は、複雑な症例への高度な看護実践に加え、教育・相談・調整・研究など組織全体を支える役割を担います。一方、認定看護師は、特定の看護分野における実践力を活かし、現場で専門的な看護を提供することが中心です。
役割の違い
項目 | 専門看護師 | 認定看護師 |
|---|---|---|
主な役割 | 高度な看護実践、教育、相談、研究、調整 | 特定分野での看護実践、指導、相談 |
専門性 | 幅広い視点で専門分野をリード | 特定の実践分野に特化 |
活躍の場 | 大学病院・基幹病院・教育機関など | 病院・クリニック・施設など幅広い |
資格取得条件の違い
資格取得までの道のりにも大きな違いがあります。
専門看護師は大学院(修士課程)の修了が必要であり、高度な研究能力や専門知識が求められます。一方、認定看護師は認定看護師教育機関で所定の教育課程を修了することで受験資格を得られるため、専門看護師よりも比較的目指しやすい資格といえます。
資格取得条件の比較
項目 | 専門看護師 | 認定看護師 |
|---|---|---|
看護師免許 | 必要 | 必要 |
実務経験 | 通算5年以上(専門分野3年以上) | 通算5年以上(分野経験3年以上) |
教育課程 | 大学院修士課程 | 認定看護師教育課程 |
認定審査 | 必要 | 必要 |
仕事内容・働き方の違い
仕事内容にも違いがあります。
専門看護師は患者さんへの看護だけでなく、多職種との調整や病院全体の看護体制づくり、研究活動などにも携わることが多く、マネジメント的な役割を担うケースもあります。
一方、認定看護師は現場で患者さんと直接関わる時間が比較的長く、専門分野における実践やスタッフへの技術指導を中心に活躍します。
仕事内容の違い
- 専門看護師
- 高度な看護実践
- 多職種との連携・調整
- 教育・研究活動
- 倫理的課題への対応
- 組織全体の看護の質向上
- 認定看護師
- 専門分野での看護実践
- 患者さんへの直接ケア
- 現場スタッフへの技術指導
- 院内研修や相談対応
どちらを目指すべき?
どちらを目指すべきかは、自分がどのようなキャリアを築きたいかによって異なります。
専門分野を深く学び、教育や研究、組織運営にも携わりたい場合は専門看護師が向いています。一方、現場で患者さんと直接関わりながら専門技術を磨きたい場合は認定看護師がおすすめです。
資格選びの目安
このような人におすすめ | 向いている資格 |
|---|---|
高度な専門知識を身につけたい | 専門看護師 |
教育・研究・マネジメントにも挑戦したい | 専門看護師 |
現場で専門技術を活かしたい | 認定看護師 |
比較的早く専門資格を取得したい | 認定看護師 |
長期的なキャリアアップを目指したい | 専門看護師 |
どちらも看護師として専門性を高められる魅力的な資格です。それぞれの特徴を理解し、自分の目標や働き方に合った資格を選ぶことが大切です。

専門看護師の給料・年収
専門看護師だけを対象とした全国平均年収の公的データは公表されていません。そのため、実際の年収は勤務先や役職、夜勤の有無などによって大きく異なります。
看護師の年収は厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると全国平均で約519.7万円です。
きまって支給する現金給与額は約26万円で、夜勤手当や賞与が加わることで年収水準は高めになります
資格手当の相場
日本看護協会の「2024年度看護職員の賃金に関する実態調査」(2025年公表)によると、専門看護師手当が「ある」と回答した病院は47.0%で、手当がある病院の平均手当額は月11,857円でした。また、専門看護師の基本給与額については「賃金表では特別な評価をしていない」と回答した病院が65.0%と最も多く、資格が給与へ反映されるかどうかは勤務先によって大きく異なることがわかります。

専門看護師として働くメリット
専門看護師は、高度な専門知識を活かして患者さんや医療現場に貢献できる魅力的な資格です。ここでは、専門看護師を目指すことで得られる具体的なメリットや、キャリアアップにおける魅力について詳しく解説します。
専門看護師を目指すメリット
専門看護師を目指す最大のメリットは、高度な専門知識や技術を身につけられることです。難しい症例にも対応できるようになり、患者さんや家族へより質の高い看護を提供できます。
また、教育や研究、多職種との連携など活躍の幅が広がるため、看護師としてのキャリアアップにもつながります。転職市場でも専門性が評価されやすく、大学病院や専門病院などへの転職で有利になることもあります。
主なメリット
- 高度な専門知識・技術を身につけられる
- 複雑な症例にも対応できるようになる
- 患者さんや家族へ質の高い看護を提供できる
- 教育・研究・マネジメントにも携われる
- キャリアアップや転職で評価されやすい
- 医療チームの中心的な役割を担える

専門看護師に向いている人
専門看護師は、高度な知識や技術を活かして患者さんへの看護だけでなく、教育や研究、医療チームの連携など幅広い役割を担います。そのため、専門性を高めたい人や、組織全体の看護の質向上に貢献したい人に向いている資格です。ここでは、専門看護師に向いている人の特徴について解説します。
専門知識を深めたい人
専門看護師は、特定の分野における高度な知識と実践力を身につけたい人に向いています。
資格取得後も最新の医療や看護に関する知識を学び続ける必要があるため、「もっと専門性を高めたい」「難しい症例にも対応できる看護師になりたい」という向上心のある人に適しています。
また、一つの分野を長く学び続ける姿勢が求められるため、探究心や学習意欲も重要です。
このような人に向いています
- 専門分野を深く学びたい
- 最新の医療知識を学び続けたい
- 高度な看護技術を身につけたい
- 難しい症例にも挑戦したい
リーダーとして活躍したい人
専門看護師は、患者さんへの看護だけでなく、医療チームをまとめる役割も担います。
医師やリハビリスタッフなどの多職種と連携し、患者さんに適した医療を提供する調整役として活躍する場面が多くあります。また、後輩看護師への助言やチーム全体の課題解決に関わる機会も増えるため、リーダーシップを発揮したい人に向いています。
リーダーとして求められる資質
資質 | 理由 |
|---|---|
コミュニケーション力 | 多職種との連携が必要なため |
判断力 | 複雑な症例への対応が求められるため |
協調性 | チーム医療を円滑に進めるため |
責任感 | 医療現場で重要な役割を担うため |
教育や研究にも携わりたい人
専門看護師は、臨床現場で看護を実践するだけでなく、教育や研究活動にも携わるのが特徴です。新人指導や院内研修の企画・運営、看護研究や学会発表などを通じて医療現場全体のレベルアップに貢献するため、「知識を教えることが好き」「より良い看護を追求したい」という人にも適しています。
教育・研究で活躍できる場面
- 新人・後輩看護師への指導
- 院内研修や勉強会の開催
- 看護研究の実施
- 学会発表や論文執筆
- 看護マニュアルの作成・改善
キャリアアップを目指す人
専門看護師は、長期的なキャリアアップを目指す人にも適した資格です。
資格取得によって専門性が評価されることで、主任や看護師長などへの昇進や、大学病院・専門病院への転職につながる可能性があります。また、教育担当や看護管理者、大学教員など、活躍の場を広げられる点も魅力です。
専門看護師が活かせるキャリア
キャリア | 活躍できる内容 |
|---|---|
専門看護師 | 高度な専門看護の実践 |
主任・看護師長 | 病棟運営やスタッフ育成 |
教育担当 | 院内教育・研修の企画 |
看護管理者 | 看護部門のマネジメント |
大学教員 | 看護教育・研究活動 |
専門看護師は、専門性を高めながら患者さんへの看護だけでなく、教育や研究、組織づくりにも携われる資格です。「看護師としてさらに成長したい」「長期的なキャリアアップを目指したい」と考えている人にとって、大きな魅力のある資格といえるでしょう。

専門看護師の将来性
専門看護師は、高齢化の進行や医療の高度化に伴い、今後も需要の拡大が期待される資格です。患者さん一人ひとりに合わせた高度な看護が求められる中で、専門的な知識や技術を持つ看護師の重要性はますます高まっています。また、転職市場でも専門性が評価されやすく、活躍できる職場の選択肢が広い点も魅力です。ここでは、専門看護師の需要や活躍できる職場、転職市場で評価される理由について解説します。
専門看護師の需要
日本では高齢化が進み、がんや認知症、慢性疾患など専門的な看護を必要とする患者さんが増えています。そのため、高度な知識や実践力を持つ専門看護師への需要は今後も高まると考えられています。
また、チーム医療の推進や地域包括ケアシステムの充実により、患者さんだけでなく家族への支援や、多職種との連携を担う専門看護師の役割も拡大しています。
専門看護師の需要が高まる理由
- 高齢化によって医療ニーズが増加している
- がんや慢性疾患など専門的な看護が必要な患者さんが増えている
- 地域包括ケアの推進が図られている
- チーム医療における専門職の役割が拡大している
- 看護の質向上が重視されている
活躍できる職場
専門看護師は、病院をはじめとするさまざまな医療・福祉の現場で活躍しています。専門分野によって勤務先は異なりますが、高度な医療を提供する施設を中心に、教育や研究分野など専門性を活かせる選択肢が豊富にあるのが特徴です。
専門看護師が活躍できる主な職場
職場 | 主な仕事内容 |
|---|---|
大学病院 | 高度な専門看護、教育、研究 |
総合病院・専門病院 | 専門分野での看護実践、多職種連携 |
がんセンター・専門医療機関 | 専門領域に特化した看護 |
訪問看護ステーション | 在宅療養支援、地域医療との連携 |
教育機関 | 看護学生や医療従事者への教育 |
行政機関・研究機関 | 看護政策や研究活動への参画 |
転職市場で評価される理由
専門看護師は、高度な専門知識や実践経験を持つ人材として、転職市場でも高く評価される傾向があります。
特に大学病院や高度急性期病院、専門病院では、専門看護師の配置を重視するケースがあり、資格や経験が採用時の強みになることがあります。また、教育担当や管理職候補として期待される場合もあります。
転職市場で評価されるポイント
- 高度な専門知識と豊富な実務経験がある
- 複雑な症例に対応できる実践力がある
- 多職種との連携・調整能力が高い
- 教育・研究活動の経験を活かせる
- 管理職や教育担当としても活躍が期待される
専門看護師は資格そのものだけでなく、これまで培ってきた専門性や実績が評価される職種です。今後も医療の高度化や地域医療の発展に伴い、さまざまな現場で活躍できる将来性の高い資格といえるでしょう。
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まとめ
専門看護師は、特定の専門看護分野において高度な看護実践能力を持つ看護師です。がん看護や精神看護など14の専門分野があり、実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を通じて、患者さんへの質の高い看護と医療現場全体の質向上に貢献しています。
資格取得には、通算5年以上の実務経験(うち3年以上は専門分野での経験)と、大学院修士課程の修了、認定審査への合格が必要です。さらに、資格を維持するためには取得後も5年ごとの更新が求められます。取得までのハードルは高いものの、登録者数は年々増加しており、高齢化や医療の高度化を背景に活躍の場は広がり続けています。
給与や資格手当は勤務先によって異なるため、資格取得の目的と将来のキャリアプランを明確にしたうえで、自分に合った専門分野への挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q.専門看護師と認定看護師の違いは?
専門看護師と認定看護師は、どちらも日本看護協会が認定する専門資格ですが、求められる役割や資格取得の条件が異なります。
専門看護師は大学院修士課程の修了が必要で、高度な看護実践に加え、教育・研究・相談・調整など幅広い役割を担います。一方、認定看護師は特定分野における実践力を活かし、現場で専門的な看護やスタッフへの指導を行うことが中心です。
Q.専門看護師になるには何年かかる?
専門看護師になるまでには、一般的に8~10年程度かかります。
看護師免許を取得した後、通算5年以上の実務経験(うち3年以上は希望する専門分野での経験)を積み、大学院修士課程を修了したうえで、日本看護協会の認定審査に合格する必要があります。進学時期や働き方によって、取得までの期間は異なります。
Q.専門看護師はどんな職場で働ける?
専門看護師は、大学病院や総合病院、専門病院をはじめ、さまざまな医療・福祉の現場で活躍しています。
主な勤務先は以下のとおりです。
- 大学病院
- 総合病院
- 専門病院
- がんセンターなどの専門医療機関
- 訪問看護ステーション
- 教育機関
- 行政機関・研究機関
専門看護師は、専門分野や経験を活かし、臨床現場だけでなく教育・研究分野など幅広いフィールドで活躍できることが大きな魅力です。
[メディルン]編集部
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