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コミュニケーションは業務を円滑に進める上で重要なスキルです。社員のコミュニケーションスキルが向上すれば、離職率の低下や社内環境の改善などの多くのメリットがあります。
そのため、コミュニケーション研修は外部企業に委託して、質の高い研修を実施することがおすすめです。コミュニケーション研修の重要性を理解するためにも、本記事で紹介している内容をぜひ参考にしてください。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
まずはコミュニケーション研修とは何か、どのような種類があるのかを説明します。
コミュニケーション研修とは、日常生活や業務で必要な要素である「話し方(伝える力)」と「聴いて理解する力」を学び、コミュニケーションスキルを向上させる研修です。
社会人にとって、コミュニケーションは非常に重要なスキルであり、社内の上司や部下だけでなく取引先や社外など、さまざまな場面においてコミュニケーションスキルが必要となります。
コミュニケーションの優劣によって、企業の発展が左右されるといっても過言ではないほど、重要な要素です。
コミュニケーションスキルが向上すれば、生産性の向上や業務ミスの削減効果が期待できます。特に近年では、IT化の促進により人間関係が希薄になりがちです。
そのような状況であるからこそ、相手と正確に意思伝達ができるようになるコミュニケーション研修の導入が注目されています。
コミュニケーション研修を実施する場合、自社でする場合と外部に依頼する場合の2種類があります。コミュニケーション知識に精通している人材が自社にいれば問題ありませんが、いない場合は外部に依頼すると良いでしょう。
仮に適切な人材がいた場合でも、事前準備などに手間がかかるため、豊富な知識を有した専門家に依頼することをおすすめします。
コミュニケーション研修は主に4つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ビジネストーキングとは、自分の考えや指示を相手に伝える力です。ビジネストーキングスキルが不足していると、説明した内容を理解してもらえなかったり、自分の指示通りに部下に動いてもらえなかったりと、デメリットが生じます。ビジネストーキング研修は、グループワークやケーススタディなど実戦形式で教えることが多く、実際に自分が説明した内容が伝わっているか確かめながら学びます。
ビジネスライティングとは、メールや資料作成などビジネスに関する文章を作成する力です。正しい日本語やフォーマットなどを使用しなければ、取引先に良い印象を与えられません。
文章やメール作成が多い業務において有効ですが、一度スキルを身につければずっと使えるので、新入社員や若手社員に受講させるのがおすすめです。
ネゴシエーション研修では、交渉や商談で最大限の利益を確保するために、交渉術や取引先との進行方法について学びます。ビジネスにおける交渉は、取引先との信頼関係を構築し、互いに利益が残せる解決案を見出します。
そのため、自分の要求ばかりを述べるのではなく、相手の意見を汲み取ることも大切です。取引先の情報収集の仕方や交渉術、交渉戦略の立て方などを学べば、交渉で良い成績を残せるでしょう。
ファシリテーションとは、会議や取引の場において参加者の相互理解を深め、目的を達成させるようにサポートすることです。社内の人と連携を深めたり、社外の人とプロジェクトを進めたりするときに必要となるスキルです。
ファシリテーションは重要なスキルですが、学ぶ機会が少ないことから研修で学ぶのが効果的です。
コミュニケーションが原因で業務に影響が出てしまうケースがあります。以下の5つの問題を見ていきましょう
自分の意見を主張できなければ、必要な情報を共有できず、誤解を招く可能性があります。誤解を招くような環境は、本人にとってもマイナスの印象を抱かれかねない上に、評価の低下や信頼の消失というリスクがあります。
また自己主張ができなければ、スキルアップや成長したい意思も伝えられず、挑戦する機会を失ってしまうかもしれません。自己主張が苦手な人は、事前に伝えたい内容をまとめて要点を絞っておきましょう。
間違いを指摘するときに、相手が上司やお客様など自分よりも立場が上である場合、プレッシャーがかかります。もちろんこれは、人間関係に苦手意識を持つ人だけでなく多くの人が勇気のいることです。
しかし、間違いや不正を指摘できなければ、大きな損失やコンプライアンス違反につながります。コミュニケーションがしっかり取れていれば、社員同士の行動が把握でき、万が一不正行為などが発生しても、早期発見・解決がしやすくなります。
指摘することが苦手な人は、指摘の言い方(伝え方)を工夫しましょう。たとえば「二人称」を主語にするのではなく「一人称」を主語にしてみましょう。考え方は以下の例を参考にしてください。
<二人称が主語の場合>
<一人称が主語の場合>
このように一人称で指摘することで、威圧的な印象を避け、あくまで自分の意見を主張しただけで、その後の判断は相手に委ねられます。
コミュニケーションスキルが不足していると、初めての相手や大勢の前で話すときに、緊張して上手く伝えられない場合があります。ビジネスにおいては、初めての取引先との商談や上司にプレゼンする、といったことが当てはまるでしょう。こうした状況下では、失敗への恐怖が緊張を誘発するといわれています。失敗を恐れて緊張を要する場を避けていると、仕事の幅が減りスキルアップが見込めません。
緊張を緩和させるには「笑顔を作る」「安心する状況を思い浮かべる」ことが有効です。笑顔を作ることで幸せホルモン(セロトニン)が分泌され、気持ちを和らげる効果があります。また安心する状況を思い浮かべ、深呼吸するとリラックスできるので、失敗への恐怖を回避できます。
コミュニケーションスキルが不足している人は、会話が途切れ途切れになってしまい会話のキャッチボール上手くできません。会話がすぐ途切れてしまうと「自分の話に興味がないのでは」と思われてしまいます。
そのような状況下では、友好な人間関係を構築することは難しいでしょう。人間関係の悪化は離職率を高める原因の一つです。一見、無駄話と思われる会話でも、人間関係を構築する要素として大切な役割を果たしています。
また、人は会話を通してさまざまな情報を入手しています。研究・技術職であれば、仕事への影響は多くありませんが、営業職は死活問題にもなりかねません。会話が続かなければお客様の情報を入手できないため、成果を出すことが難しくなります。
報連相(報告・連絡・相談)は、ビジネスパーソンにとって必要不可欠なスキルです。コミュニケーションスキルが不足していると報連相ができていない、つまり情報の共有ができていないことになります。
情報の共有ができていないと、仕事の大小に関わらずミスが増えたり、業務効率が低下したりします。しかし、報連相を体系的に学べる場は多くありません。そのため、大きなトラブルに至らなくても、報連相が不十分で上司に注意された経験がある人は多いでしょう。
DYMが実施しているコミュニケーション研修では、コミュニケーションスキルの向上だけでなく報連相の必要性や報連相についてケーススタディを用いて学べます。
コミュニケーション研修を実施するメリットは3つあります。それぞれのメリットについて見ていきましょう
人間関係の悪化が原因で、会社を離職する人は少なくありません。コミュニケーションが少ない職場では、従業員同士のつながりが薄く、人間関係も希薄になってしまいます。悩み事があっても、相談できる環境が構築されていなければ、一人でストレスを抱えてしまい離職率の増加につながります。コミュニケーション研修を実施し、職場のコミュニケーションを活性化することで、従業員同士の会話も増え、職場が明るくなり、相談しやすい環境を構築することが可能です。
コミュニケーションスキルが身につくことで、不安や悩みを一人で抱えることがなくなり、ストレスが軽減すれば離職率の低下が見込めます。
コミュニケーションが活性化し、各社員同士の交流が増えれば風通しの良い組織文化が醸成されます。社内環境が改善されれば「部署を超えて連携が取れる」「挑戦的な姿勢が生まれる」「応募者が増える」などメリットはさまざまです。もちろん上記でも説明しましたが、離職率の低下にもつながります。
社内環境は、従業員のモチベーションや仕事の効率につながる重要な要素です。そのため、コミュニケーション研修を実施して、コミュニケーションスキルを向上させることが大切です。
コミュニケーションが活性化すると、従業員同士の会話が増え、綿密に報連相を取り合うようになります。報連相が増えれば伝達漏れや指示ミス、作業の重複などが防げるため効率が良くなります。
また社内だけでなく、社外とも円滑に連絡が取れれば信頼関係も構築され、成果につながりやすくなるでしょう。
DYMでは「全11日程コース」「全5日程・3日程コース」の研修コースがあります。その中で実施されるコミュニケーション研修について具体的な内容を見ていきましょう
DYMが実施している各日程コースのスケジュールは以下の通りです。(研修内容は暫定的であるため、実施前に詳細をご案内します。)
<全11日程コース>
<全5日程・3日程コース>
全11日程コースでは3日目と4日目、全5日程・3日程コースでは3日目にコミュニケーション研修を実施します。それでは、コミュニケーション研修の具体的な内容を見ていきましょう。
ここでは全11日程コースの内容をもとに説明しています。全11日程コースでは3日目と4日目にコミュニケーション研修が実施されます。コミュニケーション研修で学ぶ内容例は以下の通りです。
それぞれどのようなことを学ぶのか詳しく見ていきましょう。
ラポールスキルとは、コミュニケーションを通じて相手と信頼関係を構築するスキルのことです。ビジネスにおいては、交渉や営業、商談などで必要なスキルです。もちろん、コミュニケーションは誰もが日常的に使うものなので、すべての人に必要な一生使えるスキルともいえます。
相手の信頼を獲得するためには、以下の5つのポイントが大切です。
コミュニケーション研修では上記のポイントについて詳しく紹介しています。
自分の特性や傾向を把握することで、円滑なコミュニケーションが取りやすくなります。自分のタイプを知るために用いるのが「ソーシャルスタイル理論」です。
ソーシャルスタイル理論では、自分の自己主張性・感情表現の強弱によって4つのタイプに分類します。4つのタイプの特徴を簡単にまとめると以下の通りです。詳しい内容は研修にて紹介しています。
タイプの種類 | 感情表現の強弱 | 自己主張の強弱 | 特性 |
エミアブル(協調型) | 強い | 弱い | 組織の連携をサポートする 1対1の人間関係を大切にする |
エクスプレッシブ(直感型) | 強い | 強い | 新しくユニークなものを生み出す 中心になり皆を盛り上げながら成果を出す |
アナリティカル(分析型) | 弱い | 弱い | 組織の中では規律や常識を重んじる 人間関係よりも仕事や課題に関心がある |
ドライビング(実行型) | 弱い | 強い | 困難でも引き受ける チームをコントロールする |
VAKとは、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感のことです。コミュニケーションの向上を図る上では、五感への理解を深めることが大切です。
人の五感には優位(偏り)があります。自分と相手の優位感覚を理解することで、互いにストレスフリーな状態でコミュニケーションが取れるようになります。
使う言葉だけでなく、目や手の動きなどちょっとした仕草から相手の優位感覚を見分けながら必要な語彙力を高めていきましょう。
コミュニケーションの手段には言語と非言語があります。言語はその名の通りで言葉を意味します。非言語は、目の動き・声のトーン・表情・身振り手振りなどです。
コミュニケーションスキルといえば「言語」が注目されがちですが、非言語も重要な要素です。そこでDYMのコミュニケーション研修では、言語・非言語コミュニケーションを座学とグループワークの2つの方法で学んでいきます。
報連相(報告・連絡・相談)は、報告で過去や現在の状況を把握し、連絡で未来を予測、そして相談でより良い未来を造るために必要です。報連相の質が向上すれば、チーム力・組織力の向上や信頼関係の強化にもつながります。また報連相を徹底することで以下のような効果が得られます。
報連相を体系的に学ぶ機会は少ないので、研修を機に学んでおきましょう。
コミュニケーション研修は、DYMが実施するビジネススキル研修に含まれています。ビジネススキル研修を受講せずに、カスタマイズ研修で受講することも可能です。研修費用は以下の通りですので参考にしてください。
コース | 項目 | 数量 | 合計 |
全11日間コース | 11日間研修(講師費・テキスト代・備品費・会場費・運営費) | 1名 | 300,000円(税別) |
全5日間コース | 5日間研修(講師費・テキスト代・備品費・会場費・運営費) | 1名 | 200,000円(税別) |
全3日間コース | 3日間研修(講師費・テキスト代・備品費・会場費・運営費) | 1名 | 150,000円(税別) |
カスタマイズ研修 | カスタマイズ研修(企画費・講師費・テキスト代・備品費・運営費) | 1日(6時間) | 800,000円(税別) |
コミュニケーション研修は、新入社員が受講するイメージがあるかもしれませんが、中堅社員や管理職にも必要な研修です。離職率の低下や業務の効率化を図る場合、組織全体でコミュニケーションスキルの向上に取り組むことが大切です。それぞれの立場ごとに必要なコミュニケーションスキルを解説します。
新入社員は、社会人に必要なスキルが身についていないことから、基礎的なコミュニケーションスキルが必要です。またそもそもなぜコミュニケーションが重要なのかを学び、学生と社会人で必要なコミュニケーションスキルが異なることを理解しなければなりません。その上で「話し方(伝える力)」と「聴いて理解する力」を養い、コミュニケーションの基盤を創ることが重要なポイントです。また社会人にとって必須のスキルともいえる報連相の重要性を理解し、グループワークやケーススタディなど実践的な学習を積み重ねることも新入社員の務めです。
コミュニケーションスキルと並行してビジネスマナーの習得も必要になります。言葉遣いや動作、あいさつ、お辞儀などのビジネスマナーを身につけることで、コミュニケーションスキルの向上につながります。
中堅社員は、基礎的なコミュニケーションスキルを習得しているため、ワンランク上のスキルが必要です。具体的には、臨機応変に対応できる実行力、部下を指導する話術などです。
中堅社員は、管理職と新入社員をつなぐパイプ役のポジションなので、チームを意識した視点と考え方が必要になります。それぞれの間を取り持つように価値観や心情を理解し、良好な職場環境を作り出すようなコミュニケーションスキルが求められるでしょう。
そのため、より実践的な「話し方(伝える力)」と「聴いて理解する力」を身につけ、プラスαで「質問力」や「傾聴力」といったスキルの習得を目指していきましょう。
チームのトップに立つ管理職は、高度なマネジメント力、傾聴力、伝達力といったコミュニケーションスキルが必要です。価値観、年齢、性別、経験値などが異なるさまざまな部下と向き合うためには「対話力」が最も必要なスキルです。ひとりひとりの意見に耳を傾ける「聴く力」と、論理的かつ的確な答えを導き出す「伝える力」のどちらも欠けることなく身につけることで、チームを引っ張る存在になれます。
管理職になると自社だけでなく、取引先や協力企業などさまざまな相手と接する機会が増えるため、高度なコミュニケーションスキルが求められます。
コミュニケーション実施する際は、効果のある研修にしなければ意味がありません。効果のあるコミュニケーション研修を実施するためには、以下の4項目を参考にしてください。
上記でも説明しましたが、階層ごとに必要なコミュニケーションスキルが異なります。管理職が新入社員と同様の研修を受講しても効果がありません。そのため、階層に合った研修にカスタマイズすることがポイントです。
新入社員はコミュニケーションの基盤を構築し、中堅社員はワンランク上のスキルを習得し、管理職はさまざまな部下と向き合う対話力が身につく研修内容にしましょう。
コミュニケーション知識に精通する人材が自社にいない場合は、外部に依頼することがおすすめです。専門知識を有しているため、正しいコミュニケーションスキルを習得できます。
たとえば、DYMのコミュニケーション研修では「4000人の営業からNO.1を獲得」「史上最短での営業部責任者へ昇進」といった実績多数の筆頭講師が登壇します。理論や理屈だけでなく、実際に現場で実績を積んだ経験をもとに指導するためリアリティ溢れる話を交えて学べることが特徴です。
一方的に講師の話を聞く座学だけでは知識に留まり、実際に現場に立ったときに行動に移せません。実践形式(グループワークやケーススタディなど)を取り入れ、体で覚えることで、現場で活かせる知識が身につきます。
座学でインプットした内容を実践でアウトプットする流れを作りましょう。
コミュニケーション研修後にはフィードバックが重要です。フィードバックは開催側と受講者側の両方にメリットがあります。開催側は、アンケートなどで感想を聞くことで改善を見出し、次回の研修に役立てられます。
受講者側は、フィードバックによって自分がしっかり学べていたのか把握することが可能です。特にテストなどで自分の実力を点数化することで、より実感が湧きやすくなります。
双方のメリットを考えて、フィードバックは怠らないようにしましょう。
コミュニケーション研修を実施することで、離職率の低下や業務の効率化が図れるなど、さまざまなメリットがあります。また新入社員は必要なスキルが身についていないことから、コミュニケーションの基盤を構築することが重要です。
コミュニケーションスキルは、その優劣によって企業の発展が左右されるといっても過言ではないほど重要な要素なので、専門的な知識を有する外部に依頼することをおすすめします。
DYMでは新入社員研修や階層別研修など、人材育成・研修事業に注力しています。クライアントに合わせてさまざまな研修を用意しており、カスタマイズすることも可能です。
また、研修以外にも新卒紹介サービスや障がい者雇用など、多彩な人材事業を取り扱っていますので、人材に関する悩みがある方は一度ご検討ください。
「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。
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