Page Top
検索結果画面に表示されるリスティング広告は、自社の商品・サービスに関心のあるユーザーに的を絞ったアプローチに有効です。しかし、リスティング広告にいくらかかるのか、効果を高めるにはどうしたらよいかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、リスティング広告の費用目安について解説しています。予算の決め方やコスパを高めるポイントも分かりますので、リスティング広告運用でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
リスティング広告とは、検索エンジンで調べたいキーワードを入力して検索をかけた後の検索結果ページに表示される広告のことです。ユーザーが入力した検索キーワードと連動した広告が表示されますので、ユーザーに興味を持ってもらいやすいというメリットがあります。
また、リスティング広告は、SEOで上位表示されているコンテンツよりもさらに目に留まりやすいところに表示されるのが特徴です。ユーザーが今まさに欲している商品やサービスとしてアプローチ可能で、クリック率やコンバージョン率のアップにもつながりやすいでしょう。
そんなリスティング広告の費用目安は、一般的に月10万円~数千万円程度と幅広いです。といっても、「最低この金額は用意しないといけない」といったラインは存在せず、企業の経営状況に合わせて柔軟に予算を設定可能です。小規模の企業や個人事業主の中には、月1万円程度でリスティング広告を出稿しているところもあります。
リスティング広告の費用の仕組みを解説します。ここで覚えてもらいたいのは、クリック課金制とオークション制の2つです。
リスティング広告の費用には、クリック課金制が採用されています。ユーザーが広告をクリックしたタイミングで費用が発生し、何回クリックされたかによって料金が決まる仕組みです。1クリックあたりの費用(クリック単価)は、CPC(Cost Per Click)で表します。
クリック単価の相場は業界や商品、キーワード、市場規模によって異なりますが、一般的に50~100円程度です。金融や保険、美容といった分野では、単価が高くなる傾向があります。
なお、クリック課金制では、広告がクリックされない限り費用は発生しません。初期費用を安く抑えられることや費用対効果が分かりやすいことなどが、メリットといえるでしょう。
リスティング広告の掲載順位は、オークション制で決定されます。リスティング広告は、1つのキーワードに対して出稿できる枠が決まっており、その枠を勝ち取らないと、狙ったキーワードに広告を出稿できません。そこで重要なのが、クリック単価や広告の品質です。
広告を出稿する際、「最大でここまでなら支払える」というクリック単価の上限金額を設定します。また、リスティング広告のオークションでは、一つひとつのキーワードに対して最低入札価格が決められており、その金額以上の入札価格を付けないといけません。なおかつ、競合他社よりも高額な入札価格を設定することで、掲載順位を上げやすくなるのです。
最低入札価格は、検索ボリュームが多いキーワードや競争率が高いキーワードほど高く設定されています。これらのキーワードで掲載順位を上げるなら、まとまった予算を用意しましょう。
リスティング広告費用の予算は、自社の経営状況に合わせて自由に設定できます。予算の決め方は、大きく分けて以下の4つです。
どのように予算を設定するのか、それぞれのやり方を詳しく見ていきましょう。
1日単位や月単位で獲得したい目標コンバージョン数が決まっているときは、その数値を以下の計算式に当てはめると予算を算出できます。
目標コンバージョン数 × 目標CPA = 予算 |
CPA(Cost Per Action)とは、コンバージョン1件あたりにかかる費用のことです。仮に、1ヶ月の目標コンバージョン数を50件、CPAを2,000円とした場合、上記の計算式を用いて計算すると、予算は10万円となります。
先に目標CPAを算出し、その数値から逆算して予算を決める方法も見てみましょう。目標CPAは、広告として出稿する予定の商品・サービスの販売価格から目標利益額を差し引いて算出します。計算式は、以下の通りです。
販売価格 - 目標利益額 = 目標CPA |
たとえば、1個10,000円の商品から6,000円の利益を目標としたときの目標CPAは、4,000円です。この4,000円に目標コンバージョン数を掛けると、予算を算出できます。仮に目標コンバージョン数を30件とすると、予算は12万円です。
キーワードの平均クリック単価から予算を算出する方法もあります。この方法は至ってシンプルで、平均クリック単価に目標クリック数を掛けるだけで算出可能です。
平均クリック単価 × 目標クリック数 = 予算 |
平均クリック単価は、「Googleキーワードプランナー」というツールで確認してください。仮に、平均クリック単価が1,000円のキーワードに対し、200回のクリックを想定したときの予算は、20万円となります。
売上目標から予算を算出する方法もあります。もう少し分かりやすくいうと、「売上額の何%を広告費用に充てるか」という基準で算出する方法です。計算式は、以下をご覧ください。
売上目標 × 売上額に占める広告費の割合 = 予算 |
売上目標を100万円、売上額の15%を広告費用に充てると想定したときの予算は、15万円となります。
リスティング広告費用を決めるにあたっての注意点は、以下の3つです。
それぞれの内容を詳しく解説します。
リスティング広告を出稿したからといって、必ず成果が出るわけではありません。状況に変化が見られないまま広告を配信し続けても改善が見られそうにない場合に備えて、「ここまで来たら出稿をストップする」という撤退ラインを事前に決めておくことが大切です。
撤退するタイミングは、たとえば目標CPAが達成できずに高騰したときやコンバージョン数が思ったより増えないといった状況が考えられます。リスティング広告はいつでも配信をストップできますので、一度出稿を取りやめて戦略の練り直しを検討してみてください。
反対に、出稿したリスティング広告が想定以上の効果をもたらすケースもあるでしょう。そのようなときは、広告費用を増額するとさらに成果を伸ばせるかもしれません。適切なタイミングで予算を増額できるように、「どこまで広告費用を増やせるか」といった基準をあらかじめ決めておくのがポイントです。
たとえば、現状のCPAが目標CPAを下回っている場合は、1件にかかる広告費用が少ない状態でコンバージョン数を獲得できていると判断できます。良い成果が出ているタイミングで予算を増やすと、一気に出稿ボリュームを伸ばせるでしょう。コンバージョン数をさらにアップさせられる可能性も高まります。
リスティング広告の成果は、中長期的な視野に立って考えることが重要です。初月に思うような成果が出なかったとしても、2ヶ月後、3ヶ月後には、効果が現れ始めるかもしれません。
リスティング広告を効果的に配信するには、データ分析や改善の繰り返しが必須です。また、配信が軌道に乗るには、ある程度の時間もかかります。従って、本章の最初に述べた撤退ラインについては、慎重に検討しましょう。
リスティング広告の費用対効果を高めるためのポイントは、以下の8つです。
費用対効果を高めるのにどう関わってくるのか、詳しく見ていきましょう。
出稿する広告の除外キーワードを設定しておくと、余計な広告費用をかけずに済みます。除外キーワードとは、成果につながらないキーワードのことです。
たとえば、自社で英会話サービスを運営している企業が、サービスへの加入を増やす目的でリスティング広告を運用しているとしましょう。この場合、「英会話 求人」「近くの英会話教室」といった検索内容が、除外キーワードとして設定できます。これらのキーワードは英会話サービスに関連はしていても、サービスへの加入にはつながりにくいためです。
また、新規顧客を獲得する目的でリスティング広告を運用しているケースでは、除外キーワードを設定しないと、既存顧客が主に使用する検索クエリの結果ページにも広告が表示されてしまいます。これでは余計な費用がかかってしまいますので、あらかじめ除外キーワードを設定しておくことで、広告費用を抑えられるというわけです。
指名キーワードで出稿する方法もあります。指名キーワードとは、企業が販売している商品名やサービス名、特定のブランド名などの固有名詞のことです。
その商品やサービス、ブランドをすでに知っていて興味関心のあるユーザーが検索する可能性が高く、購買意欲のあるユーザーを効率的に集客できます。よって、高い費用対効果が期待できるでしょう。
リスティング広告では、居住地域や年齢、性別といった項目を細かく設定できます。配信対象を絞り込むと、狙ったターゲット層のみに効果的に広告を配信できるでしょう。
また、曜日や時間帯を限定した運用も可能です。たとえば、法人向けのサービスは平日か休日かで成果に差が出やすく、平日も勤務時間内か勤務時間外かで成果が異なります。
自社のターゲット層に合わせて配信対象を絞り込むのはもちろん大切ですが、あまりに細かく設定してしまうと、かえって成果につながりにくいです。最初は広めにスタートし、状況を見ながら徐々に範囲を絞っていくと良いでしょう。
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページで、ユーザーの目に留まりやすいところに広告を表示できます。ユーザーが入力したキーワードに連動する広告が表示されますので、商品・サービスへの関心・購買意欲が高いユーザー、つまり顕在層にアプローチできるのが大きな強みです。
従って、リスティング広告の作成時に顕在層向けの広告文やランディングページの作成を優先すると、高い費用対効果が期待できるでしょう。コンバージョンにつながる確率も上がります。
リスティング広告の費用対効果を高めたいなら、マッチタイプも有効活用しましょう。マッチタイプとは、「完全一致」「フレーズ一致」「インテントマッチ(部分一致)」の3種類の設定のことです。
「完全一致」では、登録したキーワードと完全に一致する検索クエリ、もしくは類似パターンに該当する検索クエリに対して広告が表示されます。ターゲット層の顧客にピンポイントでアプローチできますので、予算が限られている場合などにおすすめです。
「フレーズ一致」は、登録したキーワードと同じ意味合いの語句が含まれる検索クエリに対して広告が表示されます。「完全一致」よりもマッチする検索クエリの幅が広く、対象を広げるのにおすすめです。
「インテントマッチ(部分一致)」は、キーワードに関連する様々な検索クエリに対して広告が表示されます。ユーザーへの広告の表示機会が最も多く、幅広い層にアプローチできる一方で、キーワードの範囲が広すぎるがゆえに必要以上に広告が表示されてしまうリスクもあります。
どんなに素晴らしい広告でも、クリックした先のランディングページがユーザーにとって魅力的なものでなければ、コンバージョンにはつながりません。そこで重要なのが、ランディングページの改善です。
広告がユーザーへの訴求内容と合っているかを確認し、必要に応じて広告文やコンテンツを修正しましょう。既存のランディングページに改善を加えるだけではなく、思いきって新たにランディングページを作成するのも一手です。
リスティング広告の掲載順位には、広告ランクが大きく関わってきます。広告ランクが高いほど自社のリスティング広告が上位表示されやすく、クリック単価を下げた運用や広告費用の削減が可能です。広告ランクは具体的な数値で確認できるわけではありませんが、以下の計算式を参考にできます。
広告ランク = 上限クリック単価 × 広告の品質 + 広告表示オプション + 広告フォーマット |
この中で特に重要なのは、広告の品質です。ユーザーを惹きつける広告文やタイトルを作成できているか、ランディングページがユーザーにとって魅力的な内容か、ユーザーにとってサイトは使いやすいかといった点を確認し、広告をブラッシュアップしていきましょう。
リスティング広告を運用代行会社に依頼したときの費用目安は、手数料型か定額型かで変わってきます。手数料型の費用目安は20%が相場です。たとえば、広告費用が15万円であれば、3万円が上乗せされた18万円が費用となります。
定額型は、月額固定で費用を支払うパターンです。依頼する作業が増えた分だけ追加費用がかかるケースもありますので、注意しましょう。
代理店によっては、アカウント作成や初期設定などで初期費用が別途発生したり、広告の最低出稿価格を設けたりしているところもあります。費用に関する不明点は放置しておくとトラブルにつながりやすいため、必ず確認してください。
リスティング広告の運用代行を検討しているなら、DYMにお任せください。
6つの強みについて、一つひとつ解説します。
広告運用に携わるメンバーはDYMへの在籍が長く、運用レベルの高さには定評があります。Google広告認定資格をメンバー全員が取得しており、質の高い広告運用が可能です。こちらの資格の有効期間は1年間のため、年に1回のタイミングでGoogle広告認定資格プログラム試験を受験し、合格することを必須としています。
また、「Google Partner PREMIER」や「Google Excellent Performer Award Gold Award」など、パートナー認定や受賞歴も豊富です(2024年8月時点での情報)。確かな実績とスキルで企業のリスティング広告運用をサポートしますので、ご相談ください。
DYMでは、広告媒体社からのサポートが充実しています。競合他社の状況や業界のトレンド情報をいち早く提供してもらう体制が整っており、広告アカウントを健全な状態へとアップデートが可能です。
競合他社の状況としては、出稿しているキーワードや広告内容、広告費用、クリック単価や広告費用の推移などの情報提供を受けています。検索が伸びているカテゴリやユーザーからの反応が良いクリエイティブの事例といったトレンド情報も提供してもらうことで、優位な運用を目指してきました。
DYMでは、これまで多くの業界で運用改善に携わってきました。その経験の中で培ってきたノウハウをもとに、企業の状況に合わせたリスティング広告運用を目指します。広告審査が厳しいジャンルについては対応できませんが、基本的にはどんな業界の方でも相談可能です。
改善ノウハウを高めるべく、メンバー全員が効果改善施策について知見を深めるなど、共通認識を持って取り組む体制を整えてきました。データ分析や課題抽出といった、リスティング広告運用を成功へと導くノウハウも熟知しています。
目標に合わせた予算設定や施策の提案により、企業の事業売上最大化を目指します。先ほどご紹介したように広告媒体社からのサポートも充実しており、徹底した競合調査で適切にターゲティングしたユーザー層への広告配信が可能です。
リスティング広告を運用している間も、市場の変化にしっかりと対応します。ニーズに合わせた運用・改善を目指しますので、ご安心ください。
少人数で広告運用を行っている代行会社もある中で、DYMでは、70名以上のチーム体制による運用にこだわってきました。チームとして取り組むことで、様々な状況にも臨機応変に対応できるためです。また、70名以上のスタッフ全員が幅広い知見や情報をキャッチする能力を有しており、すべて広告運用に活かされています。
リスティング広告は、ターゲット層に合わせた検索エンジンでの出稿やクリエイティブ制作が重要です。扱う商品やサービスをもとに、より成果を出しやすい検索エンジンを選定しています。また、社内の豊富なリソースを活かし、タレントを起用したクリエイティブ施策の提案などにも対応可能です。
リスティング広告の運用においては、キーワード選定が重要です。そこで、DYMでは、企業の課題解決に役立つキーワードの選定を実施してきました。具体的には、対象となるユーザーが求めている情報や反応が多いキーワードを分析し、適切なキーワードを選定しています。
また、マッチタイプの活用も忘れていません。検索意図を踏まえつつ、状況を見ながらキーワードの配信対象を決定しています。リーチを最大化するべく、複数のマッチタイプを活用したアプローチにも対応可能です。
リスティング広告の費用目安は、一般的に月20万〜50万円程度です。リスティング広告には最低出稿価格が存在せず、企業の経営状況に合わせて柔軟に予算を決められます。費用はクリック課金制で、表示された広告がクリックされない限り費用はかかりません。
リスティング広告の予算を決める際は、撤退ラインや増額基準をあらかじめ決めておきましょう。運用状況を見ながら予算の増減を図ることで、より成果につながりやすい運用を目指せるためです。除外キーワードの設定や指名キーワードによる出稿なども効果的ですので、費用対効果を高めるのに役立ててください。
「適切な運用方法が分からない」「コスパがなかなか改善しない」とお悩みの方は、数々のパートナー認定や受賞歴を持つDYMにお任せください。運用メンバー全員がGoogle広告認定資格を取得しているほか、豊富なリソースを活かしたクリエイティブやランディングページの改善にも対応可能です。
課題解決に役立つキーワード選定など、企業のニーズに合わせた運用を目指します。リスティング広告でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。
SNS広告
(Instagram、Facebook、Twitter、LINE、TikTok)
SNSアカウント運用代行
(Instagram・Facebook・Twitter・LINE・TikTok・Youtube)