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香港に滞在中、突然の体調不良や怪我に見舞われた場合、日本語で診療を受けられる医療機関について知っていると安心です。香港には日本語対応が可能な病院や日本人クリニックが存在します。本記事は、香港で日本語対応可能な病院やクリニックについて詳しく紹介します。特に、香港に長期滞在予定の方は緊急時に備えて、自身が行きやすい病院を把握しておきましょう。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
香港には、日本語対応可能な医療機関が数多く存在します。香港の医療機関は主に私立総合病院と公立総合病院に分類されます。香港に長期滞在する際には、緊急時のために自身に合った病院を把握しておきましょう。それぞれの病院の特徴と詳細情報を紹介します。
香港の私立総合病院は、高水準の医療サービスを提供しており、多くの場合、日本語対応も可能です。私立総合病院は、いずれも高水準の医療サービスを提供していますが、医療費が高額になります。利用の際は、適切な海外旅行保険や医療保険に加入し、必要に応じて保険会社との直接請求システムの利用可能性を確認しましょう。
香港での日本語対応可能で緊急外来のある私立総合病院は以下のとおりです。
それぞれ説明します。
香港アドベンティスト病院は、香港島のハッピーバレーに位置する私立総合病院です。昼夜を問わず救急患者の受け入れを行っています。日本人患者に馴染みのある病院の一つで、多くの診療科目で日本語対応が可能です。
住所: 40 Stubbs Road, Hong Kong (香港司徒拔道四十號) |
電話番号: 3651-8888 |
日本語電話: 2835-0509 (月-金 9:00-17:30) |
HP:https://www.hkah.org.hk/jp |
病院の特徴は以下のとおりです。
香港アドベンティスト病院は、日本人コミュニティでの評判も高く、言語の壁を感じることなく高水準の医療サービスを受けられます。特に、産婦人科や小児科での評判がよく、香港在住の日本人にとって心強い医療機関とされています。
香港サナトリウム病院も、香港島のハッピーバレーに位置する総合病院です。高度な医療技術と設備を誇り、一部の診療科目で日本語で診察を受けられます。
住所: 2 Village Road, Happy Valley, Hong Kong (香港跑馬地山村道二號) |
電話番号: 2572-0211 |
HP:https://www.hksh-hospital.com/en/ |
病院の特徴は以下のとおりです。
香港サナトリウム病院は、特にがん治療や心臓病治療において高い評価を受けています。日本語対応可能な診療科目は限られていますが、重症疾患の治療が必要な場合には選択肢の一つとなるでしょう。
カノッサ病院は、香港島のミッドレベルに位置する私立総合病院です。多くの診療科目で日本語対応が可能で、日本語ホームページも用意されています。
住所: 1 Old Peak Road, Hong Kong (香港舊山頂道一號) |
電話番号: 2522-2181 |
日本語電話: 2825-5848 |
HP:https://www.canossahospital.org.hk/en/ |
日本語HP:https://www.canossahospital.org.hk/ja/ |
病院の特徴は以下のとおりです。
カノッサ病院は、特に女性向けの医療サービスに力を入れており、産婦人科や乳腺外科などの分野で高い評価を受けています。日本語対応も充実しているため、女性の患者にとって安心して受診できる医療機関といえるでしょう。
マチルダ国際病院は、香港島の山頂(ピーク)に位置する私立総合病院です。多くの診療科目で日本語対応が可能で、日本語ホームページも用意されています。
住所: 41 Mount Kellett Road, The Peak, Hong Kong (香港山頂加列山道41號) |
電話番号: 2849-0111 |
日本語電話: 2849-1573 |
HP:https://www.matilda.org/en/ |
日本語HP:https://www.matilda.org/ja/ |
病院の特徴は以下のとおりです。
マチルダ国際病院は、美しい景色と静かな環境に恵まれています。そのため、療養に最適な病院として評判です。日本語での対応も充実しているので、長期の入院や療養が必要な方におすすめです。
香港の公立総合病院は、医療費が比較的安価であると知られています。香港居住者は保険加入の有無に関わらず、一般診療で一律50香港ドルの負担で済みます。
観光客など非居住者でも、450香港ドル程度と比較的安価です。また、出産に関しては、妊婦健診から分娩まで含めて300香港ドル程度となっています。
ただし、香港の公立総合病院では日本語が通じず、待ち時間が長いです。6時間以上待つケースも珍しくありません。緊急時は待ち時間なしで診療を受けられるので、緊急時には公立総合病院を利用しやすいでしょう。
香港の代表的な公立総合病院は以下のとおりです。
それぞれ説明します。
瑪麗醫院は、香港島の薄扶林(ポックフーラム)にある公立総合病院です。
住所: 102 Pok Fu Lam Road, Hong Kong (香港薄扶林道102號) |
電話番号: 2255-3838 |
HP:https://www8.ha.org.hk/qmh/ |
病院の特徴は以下のとおりです。
救急部門には、救急処置を行うための十分な設備を持つ部屋や、生命の危機に対応する蘇生室があります。また、診察室にはストレッチャーや車椅子でも楽に入れます。精神科の患者のための専用の部屋や相談室も設けられているのが特徴です。
さらに、患者の状態に応じて素早く対応できるよう、救急部門内にX線撮影装置とCTスキャナーが設置されています。
律敦治醫院は、香港島の湾仔(ワンチャイ)にある公立総合病院です。
住所: 266 Queen’s Road East, Wan Chai, Hong Kong (香港灣仔皇后大道東266號) |
電話番号: 2291-2000 |
HP:https://www.ha.org.hk/visitor/ha_hosp_details.asp?Content_ID=100144&Lang=ENG |
病院の特徴は以下のとおりです。
律敦治醫院は、1949年に香港結核・胸部・心臓病協会によって設立された歴史があります。当初は結核療養所として始まりましたが、時代の変化とともに総合病院へと発展しました。1998年からはタン・シウ・キン病院と経営を統合し、さらなる医療サービスの拡充を図っています。
現在、ルトンジー病院は高齢者向けの包括的なサービスを強みとしており、香港島の湾仔(ワンチャイ)区という利便性の高い場所にあります。この地理的優位性を活かし、救急医療サービスの提供や特定の専門医療分野に注力することで、地域医療において欠かせない存在となっています。
伊利沙伯醫院は、九龍エリアの佐敦(ジョーダン)駅付近にある公立総合病院です。
住所: 30 Gascoigne Road, Kowloon, Hong Kong (香港九龍加士居道30號) |
電話番号: 3506-8888 |
HP:https://www3.ha.org.hk/qeh/eng/main/index.htm |
病院の特徴は以下のとおりです。
伊利沙伯醫院は、九龍の中心地に立地しており、昼夜を問わず緊急医療と専門的な診療を行っています。多くの重要な医療分野において、他の医療機関からの紹介患者を受け入れる中核施設としての役割も担っているのが特徴です。
また、こちらの病院は「赤ちゃんに優しい病院」として知られています。国連児童基金とWHOが提唱する「母乳育児成功のための10か条」と「母乳代替品販売に関する国際規約」に則り、病院独自の母乳育児方針を策定し患者に伝えています。
威爾斯親王醫院は、新界エリアの沙田(シャーティン)にある公立総合病院です。
住所: 30-32 Ngan Shing Street, Shatin, New Territories, Hong Kong (香港新界沙田銀城街30-32號) |
電話番号: 3505-2211 |
HP:https://www3.ha.org.hk/pwh/index_e.asp |
病院の特徴は以下のとおりです。
威爾斯親王醫院は外傷治療紹介センターとしての役割も担っており、多分野にわたる専門家チームと効果的な外傷対応システムにより、重度の外傷患者に迅速かつ適切に治療しています。患者の状態を正確に把握し医療の質を向上させると同時に、不要な入院を減らし、医療費の抑制するのを意識しています。
雅麗氏何妙齡那打素醫院は、新界エリアの大埔(タイポー)にある公立総合病院です。
住所: 11 Chuen On Road, Tai Po, New Territories, Hong Kong (香港新界大埔全安路11號) |
電話番号: 2689-2000 |
HP:https://www3.ha.org.hk/AHNH/index.asp |
病院の特徴は以下のとおりです。
雅麗氏何妙齡那打素醫院では、患者に対して愛情と思いやりを基本とした、伝統的な理念に基づいたケアを提供しています。この理念のもと、臨床的な治療だけでなく、患者の精神面にも配慮したサポートを心がけています。ご家族や介護者の方々の心理的・精神的ニーズにも応えるために、牧師サービスを導入しているのが特徴です。
屯門醫院は、新界エリア西側の屯門(テュンムン)にある公立総合病院です。
住所: 23 Tsing Chung Koon Road, Tuen Mun, New Territories, Hong Kong (香港新界屯門青松觀路廿三號) |
電話番号: 2468-5111 |
HP:https://www3.ha.org.hk/tmh/ch/ |
病院の特徴は以下のとおりです。
屯門病院は、約2,000賞を有する急性期病院です。1990年から入院・外来診療を提供しており、事故救急部は24時間体制でサービスを提供しているという特徴があります。
その他多くの専門的な診療科を備え、地域住民に包括的な医療を提供しています。
DYMヘルスケアは、香港で日本語による医療サービスを提供している代表的なクリニックです。日本人医師や看護師が常駐し、完全に日本語で診療を受けられます。DYMヘルスケアの特徴は以下のとおりです。
それぞれ説明します。
DYMヘルスケアの最大の特徴は、日本人医師と看護師が常駐していることです。日本語での診療が可能なため、言語の壁を感じることなく、詳細な症状の説明や治療方針の相談をできます。日本の医療基準に基づいた診療を受けられるため、日本人患者は安心感を感じられるでしょう。
常駐している日本人医師は、日本での臨床経験が豊富で、国際的な医療知識も備えています。そのため、日本と香港の医療事情の違いを理解した上で、適切な診断と治療を提供できます。
DYMヘルスケアでは、診療だけでなく、受付や会計、処方まで一貫して、全てのサービスを日本語で利用できます。医療用語や症状の説明など、専門的な内容を母国語で説明をうけられるのは大きなメリットです。誤解や伝達ミスのリスクを最小限に抑え、より正確な診断と適切な治療につながります。処方箋や診断書なども日本語で発行されるため、帰国後の継続治療や保険手続きなどにも便利です。
DYMヘルスケアでは、電話やWebからの予約以外にも、LINEを使用して予約できます。いつでも予約できるので、特に急な体調不良時や、忙しい日々を送る駐在員やその家族にとって非常に便利なサービスです。
LINEでの予約手順は、以下のとおりです。
LINEを通じて簡単に予約の変更や取り消しもできます。
DYMヘルスケアは、香港の主要なビジネス街や住宅地に近い場所に位置しています。例えば、太古(タイクー)院は、MTR太古駅から徒歩わずか5分の場所にあります。香港に複数の病院を展開していて、自宅や職場から最も近い院を選んで受診できるため、通いやすいでしょう。
各院の情報は以下のとおりです。
クリニック | 所在地 | 電話番号 | 診療時間 | 休診日 |
---|---|---|---|---|
DYM health care 太古院 | Room 1302, 13/F, Kornhill Plaza, Office Tower, 1 Kornhill Road, Quarry Bay (MTR Tai Koo Exit A2) | 852-2651-2121 | 【月・火・木・金 曜日】 9:00 – 13:00 / 15:00 – 18:30 【水・土 曜日】 9:00 – 13:00 | 日曜日 祝祭日 |
DYM health care 尖沙咀院 | 26/F, 26 Nathan Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon | 852-9728-2521 | 10:00 – 13:00 / 15:00 – 18:00 | 土曜日 日曜日 祝祭日 |
DYMヘルスケアクリニックでは、多くの海外旅行保険や国際医療保険との直接請求システムを導入しています。そのため、医療費を立て替える必要がなく、緊急時に現金を持ち合わせていなくても病院で診療を受けられます。
対応している保険は以下のとおりです。
日系損害保険会社 | 外資系損害保険会社 |
---|---|
・東京海上日動火災保険 ・損害保険ジャパン ・AIG保険会社(旧AIU保険会社) ・あいおいニッセイ同和 ・プリシアカード、メディフルカード (三井住友海上香港) ・共栄火災海上保険 ・日新火災海上保険 ・エイチ・エス損害保険 ・三井住友海上保険 | ・Aetna ・Henner ・April ・Cigna |
クレジットカードに付随する海外旅行保険は、通常、日本を出国した日から90日間を上限として保障が適用されます。この期間を過ぎてから発症した病気については、保険の対象外となってしまいます。クレジットカードの保険を利用する場合は以下の内容を事前に確認しておきましょう。
DYMヘルスケアでは、日本の社会保険に関する各種フォームの記入代行サービスを無料で提供しています。日本の社会保険から医療費の還付を受ける際に必要ですが、海外の医療機関で社会保険のフォームを正確に記入してもらうのは困難です。DYMヘルスケアでは日本の制度を理解したスタッフが適切に対応してくれます。利用したい際には窓口で問い合わせましょう。
香港での滞在中は、健康に気を配りながらも、体調不良時には適切な医療機関で診療を受けることが大切です。渡航前に医療保険に加入し、緊急連絡先を確認するなどの備えをしておくと、より安心して香港での生活や旅行を楽しめるでしょう。
香港で日本人が医療サービスを利用する際、言葉の壁は大きな懸念事項の一つです。しかし、多くの私立病院がこの問題に対応しており、英語や広東語に加えて日本語での対応が可能です。そのため、日本語サービスに対応している病院では、自分の症状や心配事を正確に伝えられ、医療スタッフとのスムーズにコミュニケーションを図れるでしょう。
現地の病院で受診するのが心配な方はDYMヘルスケアクリニックを利用するのがおすすめです。DYMの医療事業では海外駐在者と現地に住む日本人向けに、世界各国でクリニックを展開しています。健康面で不安がある方や健康診断や人間ドックなどを受けたい方はお気軽にご相談ください。
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