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常に「なぜ?」と問いかけ、物事の本質を探求していませんか?
このような傾向にあるならば、あなたはINTP(論理学者)タイプかもしれません。
INTPは、論理的な思考と創造性を兼ね備えており、周囲から「頭がいい」と評されることも多いです。一方、自らの思考を巡らせるあまり、コミュニケーションに苦労することもあります。そこで本記事では、INTPの特徴や長所・短所、相性の良いタイプ・悪いタイプ、向いている職業などを徹底解説します。
自分自身の思考パターンを理解し、強みを生かした人間関係や仕事の選び方を知ることで、INTPとしての魅力を最大限に発揮できるでしょう。自分らしい生き方を見つけるためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事で紹介する4つのポイント>
目次
MBTIの16タイプの中でも、特に知的好奇心が旺盛で、論理的な思考を持つ「INTP(論理学者)」。このタイプは、常に新しいアイデアを追求し、複雑な問題を解決することに長けています。実際、アインシュタインやキュリー夫人など、歴史上の偉大な発明家や科学者にも、INTPのタイプが多いとされています。
一方、感情表現が苦手なことから、他者とのコミュニケーションに悩むこともあるでしょう。まずは、INTP(論理学者)の基本的な性格や特徴、サブタイプの違い、日本人における割合について、詳しく見ていきましょう。
INTP(論理学者)は、論理的思考と独創性を兼ね備えた分析家タイプです。常に「なぜ」という問いを持ち、物事の根本原理を追求することに喜びを感じます。頭の中では絶えず思考が巡り、一人で物事を深く考察することを好みます。
また、独立心が強く、既存の枠組みにとらわれない革新的なアイデアを生み出す能力に長けています。論理的な分析力を武器に、複雑な問題も冷静に解決できるのが強みです。このように、好奇心が旺盛で、興味を持った分野には徹底的に没頭する傾向にあります。
一方、感情表現が苦手で対人関係に苦労することも。マイペースで自分の世界に入りやすく、集団行動や細かいルールに息苦しさを感じることがあります。また、理想を追求するあまり、実践的な行動に移せないことや、考えすぎて決断を先延ばしにしてしまう傾向も、INTP(論理学者)の特徴です。
同じINTP(論理学者)タイプでも「INTP-A」「INTP-T」の2つに分けることができ、ストレスの対処法や自信の持ち方に違いがあります。INTP-Aは「自己主張型(Assertive)」、INTP-Tは「慎重型(Turbulent)」と呼ばれます。
INTP-Aは比較的自信に満ちており、自分の判断に確信を持っています。ストレスにも強く、批判を受けても動揺しにくいです。自分の考えに自信を持ち、積極的に発信できるため、リーダーシップを発揮することもあります。論理を重視しながらも、新しい発見を生み出すことができ、周囲に伝えていく力を持ちます。
一方、INTP-Tはより内省的で自己批判的です。自分の考えに対して疑問を持ち続け、完璧を求める傾向にあります。周囲の評価に敏感で、ストレスを感じやすいものの、その分より慎重に物事を分析します。高い正確性を持ち、何度も検証を重ねることで、より深い洞察を得ることが可能です。
INTP(論理学者)は、日本人の中では比較的珍しくない性格タイプです。INTP-Aは日本人全体の約2.67%(32タイプ中14位)、INTP-Tは約4.52%(32タイプ中6位)を占めています。合計すると、日本人の約7.2%がINTP(論理学者)タイプということになります。
興味深いことに、日本人にはINTP-AよりもINTP-Tが多く見られます。これは日本社会において、自分の考えやアイデアを積極的に外に出すよりも、慎重に内省することを重視する文化的背景があるのかもしれません。
世界的に見ると、INTPタイプはアルジェリアやモロッコなど、北アフリカ地域により多く分布しているとされています。日本でも決して珍しくないINTP(論理学者)ですが、その論理的思考と独創性は、多様な分野で価値ある貢献をしています。
INTP(論理学者)は、知的探求心と独自の思考回路を武器に、自身の頭の中で世界を構築していくタイプです。目に見える現実よりもアイデアや可能性に価値を置き、思考に没頭する傾向にあります。周囲の常識やルールに流されることなく「なぜそうなるのか?」と、物事を根本から考える姿勢を持ち、論理的な分析力にも長けています。
一方、感情表現は控えめで、社交の場では誤解されやすい一面も持ち合わせています。一見すると静かでありながら、内面には深い思索の世界を広げているのがINTPの本質です。このように、探究心と自由な発想を持つINTPは、知的好奇心を刺激する環境でこそ、その真価を発揮します。
INTPタイプの人の共通点として「頭の中がいつもフル稼働していること」が挙げられます。アイデアが浮かびすぎて話が脱線する、興味のない雑談には反応が薄いなど、そんな“あるある”が見られます。また、突然深い哲学的な話を持ち出し、場を静かにさせてしまうこともあるようです。
INTPタイプは、複雑な仕組みや理論を一人で黙々と調べるのが好きな傾向が強く、人付き合いは少人数のほうが心地よいと感じがちです。本人は自然体でも、周囲にはミステリアスに映ることも多いのがINTPの特徴です。
INTP(論理学者)には、以下のような長所があります。
これらの特性は、複雑な問題を解決したり、独創的なアイデアを創出したりする場面において、INTP(論理学者)が大きな力を発揮する源となっています。それぞれの長所について、詳しく見ていきましょう。
INTPは既存の枠にとらわれない自由な発想力を持っています。何事にも「なぜ?」と理由を問い、独自の視点で物事を捉えるため、イノベーションの源泉となるような発想をひらめくことも。ルールや慣習を無意識に疑うため、新しい方法を生み出す力があるのでしょう。
また、好奇心も旺盛で、幅広い分野に関心を持ちやすいのも特徴です。一般的な考えに縛られず、自分なりの理論や仮説を構築するのが得意なINTPは、創造的な職種で真価を発揮します。
INTPは優れた分析力と論理的思考を持ち、物事を冷静かつ客観的に判断する力があります。感情に流されず、事実やデータに基づいて考えるため、問題解決や議論において非常に頼りになる存在です。複雑な問題も因数分解のように整理し、構造的に理解することを得意とします。
そのため、研究や開発、プログラミング、コンサルタントといった職業に適性があるといえるでしょう。筋の通った理屈を重視する姿勢が、周囲から信頼される一因でもあります。
INTPは他者からの干渉を嫌い、自分のペースで自由に考える時間を大切にします。そのため、誰かに管理されたり、ルールに縛られたりする環境では、パフォーマンスが下がる傾向にあります。また、独立して課題に取り組むことを好み、内省的で自己完結する力が強いのも特徴です。
この自立性は、長期的な研究や一人で完結する業務や、在宅ワークなどで発揮されやすいでしょう。一方、チームでの連携が求められる場面では、意識的にバランスを調整する必要もあります。
INTP(論理学者)には、以下のような短所も見られます。
これらの特性は、ときに彼らの可能性を制限してしまうこともあります。それぞれの短所について、詳しく見ていきましょう。
INTPは内向的かつ理論優先型であるため、自分の気持ちを表現することが苦手です。心の中では強い思いや信念を持っていても、それを言葉や態度で示すことが少なく、誤解を生むこともしばしばあります。
また、感情を抑え込むあまり、冷たい印象を与えてしまうことも。ですが、これは意図的というよりも、表現の仕方に不器用なだけなのです。理解ある関係性を築くことで、深く誠実な信頼関係を育むタイプでもあります。このように、感情よりも理屈が先に出やすいのが特徴です。
理論構築が得意なINTPですが、実際に行動へ移す段階でつまずくことがあります。頭の中で完璧な計画を描くものの、現実的な課題や細かな調整に対して関心が薄くなりやすいです。
そのため、アイデアを形にする過程において、実践を放棄してしまうこともあります。実践力のあるタイプとチームを組むことで、この弱点を補うことが可能です。また、思考と行動のバランスを意識することにより、INTPの優れたアイデアが現実に生かされる機会が増えるでしょう。
INTPは情報収集や分析を重視するあまり、決断を先延ばしにする傾向があります。さまざまな可能性を検討しすぎて、最終的に選択ができなくなる「決断麻痺」に陥ることも。
また「完璧な答え」を求めてしまい、行動より思考が先行しやすいのも、判断が遅くなる要因の一つです。そのため、スピードを求められる状況では、周囲とテンポが合わないこともあります。あらかじめ選択肢を絞る工夫や、期限を設けて行動に移す意識が求められます。
INTP(論理学者)は、自由な発想力と論理的な思考を兼ね備えたタイプで、型にはまらない働き方を好む傾向にあります。特に、知的好奇心を刺激される環境や、自分のペースで黙々と取り組める仕事に適性があります。
本章では、INTPの性格に合った職業を「論理的思考」「好奇心」「一人での作業」に焦点を当てながら、具体的にご紹介していきます。自分らしさを生かしながら、無理なく活躍できる仕事を探すに当たり、ぜひ参考にしてみてください。
INTPは複雑な問題を筋道立てて考えることが得意です。そのため、論理的思考が求められる職種で力を発揮します。例えば、エンジニア・プログラマー・研究職などが代表的です。これらの仕事は、情報を整理・分析し、仮説と検証を繰り返すプロセスが多いことから、INTPの特性と親和性があります。
また、客観的視点で物事を見られるINTPは、コンサルタントやデータアナリストといった職種にも向いているといえるでしょう。知的挑戦を楽しめる仕事が、INTPの能力を最大限に引き出します。
INTPは、新しい知識を追求することに喜びを感じるため、日々発見や学びのある職場環境が適しています。特に、学術研究や教育関連、ジャーナリズム、サイエンスライターなど、情報収集と発信を伴う仕事はINTPの好奇心を刺激します。
また、新しい理論・技術に触れる機会の多いIT業界やスタートアップ企業も、飽きずに取り組めるフィールドです。興味の幅が広いINTPにとって、制約の少ない環境は、創造力と探究心を存分に生かせる場となるでしょう。
多くの人と関わるよりも、一人で集中して作業に取り組むことを好むINTPにとっては、個人の裁量が大きく、干渉が少ない仕事が適しています。例えば、ライターやイラストレーター、研究職、フリーランスエンジニアなどの職業が挙げられます。
これらの仕事は自分のペースを保ちつつ、深い思考に没頭できるため、精神的なストレスを最小限に抑えることが可能です。INTPの内向的かつ論理的な性格に合った働き方を選ぶことで、長期的に安定したパフォーマンスを発揮できます。
INTPは感情をあまり表に出さず、恋愛に対しても控えめなスタンスを取ることが多いタイプです。しかし、内面には深い情熱と知的なつながりを求める傾向にあり、独自の価値観を持った関係性を築こうとします。
ここでは、INTPの恋愛における傾向を男女別にご紹介し、結婚に至った場合に見られる特徴についても解説していきます。INTPの心の動きや接し方を知ることで、より良い関係づくりのヒントが見つかるはずです。
INTPの女性は知的で論理的な思考力を持ち、感情よりも理性を重視する傾向にあります。そのため、恋愛においてもロマンチックな演出より、価値観や思考を共有できる関係性を求める方が多く見られます。
自立心が強いことから、依存的な関係を苦手とし、相手にも自律した態度を望みます。一見クールに見られることもありますが、信頼した相手には誠実で、深い愛情を注ぐのが特徴です。
INTPの男性は内向的で、自分の世界を大切にするタイプです。恋愛においても積極的にアプローチすることは少なく、相手との知的な会話や共通の趣味を通じて関係を深めていきます。
感情表現が控えめなため、誤解されることもありますが、本質的には誠実で一途です。また、相手に対して尊重と理解を示し、形式よりも実質を重んじるパートナーシップを築く傾向にあります。
INTPは結婚に対しても論理的にアプローチし、深い理解と自由を尊重する関係性を大切にします。形式にこだわるよりも、お互いが成長し合える知的なパートナーシップが理想です。
また、自分の時間や空間を大切にするため、過度な干渉をしないタイプとの相性が良いです。感情表現は控えめでも、信頼関係を構築することにより、安定感のある穏やかな家庭を築くことができるでしょう。
INTP(論理学者)は、理論的かつ独創的な思考を持つ一方で、内向的で感情を表に出すのが苦手な性格です。そのため、人との相性は「互いの違いをどう補完し合えるか」という点に大きく影響されます。ここからは、INTPとほかのMBTIタイプとの相性について、詳しく見ていきましょう。
INTPと相性が良いとされるタイプは、INTPの内向的で理論的な性格に柔らかく寄り添ったり、実行力で補ったりしてくれる存在です。以下のタイプは、特に良好な相性といえます。
それぞれの相性について、詳しく解説していきます。
ENFPは、好奇心が旺盛かつ社交的で、感情に素直なタイプです。自由を愛する一方で、想像力豊かであり、創造的なアイデアに魅力を感じる点が、INTPとの大きな共通項となります。特にENFPの柔軟な発想や行動力は、理論に没頭しがちなINTPにとって新鮮な刺激となり、INTPの考えを現実に落とし込むきっかけにもなるでしょう。
INTPが内に秘めた知的な世界をENFPが受け入れ、対話を重ねることにより、お互いの世界観が豊かになります。感情表現が苦手なINTPにとって、ENFPの明るさとポジティブな姿勢は、癒しとなるでしょう。一方、ENFPもまた、INTPの深い洞察に感銘を受けることが多いです。価値観の違いを柔軟に受け入れられる関係性こそが、両者の相性の良さの源です。
ISFJは、人を思いやり支えることを大切にする献身的なタイプです。穏やかで実直な性格を持ち、人間関係では安定や安心を求める傾向にあります。INTPとは正反対のように見える組み合わせですが、その分、互いにない部分を補い合うことで、深い関係性を築けるのが特徴です。
ISFJは、INTPの突飛なアイデアや理論にも丁寧に耳を傾け、現実的な視点から支援する役割を果たしています。一方でINTPは、ISFJの安定した性格や思いやりの深さに安心感を覚え、徐々に心を開いていくでしょう。性格的に衝突が起こりにくく、互いに歩み寄る努力を忘れなければ、長期的に良好な関係が続く傾向があります。
ENTJは、戦略的かつリーダーシップに優れたタイプです。目標達成に向かって論理的に計画を立て、物事を効率よく推し進める力を持っています。INTPの柔軟で多角的な思考力は、ENTJにとって貴重なアイデアの源となることが多く、仕事やプロジェクトなどのシーンで抜群の相性を発揮します。
また、ENTJはINTPの曖昧な思考を明確に言語化する手助けとなり、INTPもまたENTJの硬直しがちな思考に別視点からの柔軟なヒントを与えることができます。互いに自立した考えを持ち、尊重し合える関係性であれば、知的に刺激し合える最高のパートナーとなれるでしょう。
INTPは非常に理論的で抽象的な思考を好みますが、一方で感情面にはあまり関心を示さず、ルールや常識に縛られることを嫌う傾向にあります。そのため、他人との関係性においても「感情や秩序を重視するタイプ」とは衝突することが多くなりがちです。ここでは、INTPと特に相性が悪いとされる以下の3タイプをご紹介します。
これらのタイプは、INTPの自由な思考や柔軟な姿勢と対立しやすく、すれ違いやすい関係性に陥ってしまうかもしれません。
ESFJは「人間関係の潤滑油」とも言われるほど、他者との調和や共感を重視するタイプです。集団のなかで役割を全うし、空気を読みながら行動することが得意であり、相手の感情に強く影響を受ける傾向にあります。
そのため、物事を合理的に捉え、感情のやりとりに距離を置くINTPとは、根本的な価値観が異なります。ESFJが「気持ちを共有したい」と思うのに対し、INTPは「論理的に話したい」と感じるため、すれ違いが多くなるのです。
また、ESFJの「世間体」や「常識」に基づいた行動は、INTPにとっては不自由に感じられることもあります。努力次第で理解し合えることもありますが、相互理解には時間と忍耐が必要です。
ESTJは、秩序と規律を大切にし、行動力と決断力に優れたタイプです。組織や社会の中での役割を重視し、ルールに従って物事を効率よく進めることを理想としています。そのため、自由奔放で柔軟な思考を好むINTPとは、価値観の衝突が起きやすい組み合わせなのです。
特に、ESTJの「即断即決」とINTPの「じっくり考えたい」という思考スタイルの違いは、互いにストレスとなる傾向にあります。ESTJは「なぜすぐ動かないのか」と苛立ち、一方のINTPは「なぜそんなに急ぐのか」と疑問に感じてしまうのです。
また、ESTJの明確な上下関係を重視する考え方に対し、INTPはフラットな関係性を好むため、関係がぎくしゃくしやすい点にも注意が必要です。
ISTJは誠実かつ実直で、安定志向が強いタイプです。伝統やルールを守り、計画的に物事を進めることに長けており、現実的な視点での判断を重視します。対してINTPは、ルールに縛られることを嫌い、直感や可能性に重きを置く傾向にあります。
このように、思考スタイルも重視する価値観も大きく異なるため、両者の関係にはすれ違いが生じやすいのです。ISTJは「まずは現実を見て着実に進もう」と考えますが、INTPは「まずは可能性を広げてから考えよう」という思考なため、議論が平行線をたどることも珍しくありません。
また、ISTJは日常的なルーティンや決まりを重視するのに対し、INTPはその都度柔軟に判断したいと考えるため、共に生活する上で摩擦が大きくなることもあります。
INTP(論理学者)は、独創性と理論的な思考力を武器に、自分の興味をとことん追求するタイプです。そんなINTPにとって、ほかのMBTIタイプとの関係性は、単なる「合う・合わない」だけでは語れません。ここでは、すでに紹介したMBTIタイプを除き、INTPとの特徴的な組み合わせをいくつかご紹介していきます。
まず、ISTP(巨匠)との相性は比較的良好です。どちらも内向的かつ論理的で、無駄のないコミュニケーションを好みます。互いに干渉しすぎず、一定の距離感を保ちながらも、知的な対話でつながることができる関係です。ただし、感情表現の少なさから誤解を招くこともあるため、ときには意識的に歩み寄ることが必要です。
INFP(仲介者)は、精神的に深くつながれる可能性を秘めた相手です。理想主義者であるINFPは、INTP独自の視点や哲学的な思索に共鳴しやすい傾向にあります。ただし、INFPが感情を大切にする一方で、INTPは論理を重視するため、些細なことで意見が食い違うこともあるでしょう。そのため、お互いの考え方を尊重できるかどうかが、良好な関係の鍵となります。
INFJ(提唱者)との関係も、知的好奇心を刺激し合える点で魅力的です。内向型同士で、深い会話を重視する姿勢が共通しており、互いに静かに寄り添える存在となり得ます。ただし、INFJは相手との感情的なつながりを重視するため、INTPのクールな対応が誤解を生むかもしれず注意が必要です。
ESTP(起業家)やESFP(エンターテイナー)など、外向的で行動派のタイプとは性格が大きく異なるものの、INTPにとっては世界の新しい一面を見せてくれる存在です。INTPが内向きに考えやすい一方で、外交的なタイプは「今この瞬間」を楽しむ力を持っています。相互理解には時間がかかるものの、お互いのライフスタイルに刺激を与える関係を築ける可能性があります。
総じて、INTPは「自分の思考を尊重してくれるか」「自由な発想を歓迎してくれるか」を大切にする傾向にあります。そのため、共通の知的関心を持てるタイプとは自然と相性が良くなり、反対に感情や現実主義を強く求められるタイプとは、関係の構築が難しくなるかもしれません。
ただし、どのタイプとも関係を築く余地は十分にあり、理解と歩み寄りによって良好な関係を構築できるのがMBTIの面白さともいえるでしょう。
INTP(論理学者)は、MBTIのなかでも特に知的好奇心が強く、論理性を重視するタイプです。感情よりも理屈を大切にし、自分の考えをじっくりと深めることに喜びを感じます。そのため、INTPと良好な人間関係を築くには、相手の思考スタイルや価値観を理解した接し方が重要です。ここでは、INTPと接する上で覚えておきたい4つのポイントをご紹介していきます。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
INTPは、日常会話の中でも「なぜそうなるのか」「どういう仕組みか」といった論理や背景に関心を持ちます。単なる感情論や結論だけの会話よりも、根拠や理屈に裏打ちされた内容に価値を見出すため、話をする際は論理的な構成を意識すると良好な関係につながります。
また、雑談の中でも知的なテーマや興味のある分野ならば、INTPの関心を引き出しやすくなります。感情よりも論理で通じ合うコミュニケーションが、INTPとの信頼関係を築く鍵です。
INTPは、決まった枠にとらわれることを嫌い、常に新しいアイデアや視点を探しています。そのため、考え方に対して否定的だったり「普通こうでしょ」と常識を押し付けられたりすることに強い反発を覚えます。
INTPと良好な関係を築くためには、彼ら独自の発想や柔軟な思考を否定せず、受け入れる姿勢が大切です。たとえ意見が異なっても「それも一理あるね」と認める一言が、INTPから安心感と信頼を得られます。
INTPは、じっくり思考を巡らせるタイプです。すぐに結論を出すよりも、さまざまな可能性を考えながら、時間をかけて納得することを重視します。
そのため、急かされると思考のプロセスを中断されたように感じてしまい、強いストレスを覚えることがあります。INTPにとっては「考える時間」こそ、もっとも重要であるため、相手のペースを尊重し、結論を急がずに見守る姿勢が信頼関係の構築に役立ちます。
INTPは感情表現が控えめで、他人の感情の起伏に過敏に反応しすぎない傾向があります。感情的な言動や衝突に対しては、冷静に対処しようとする反面、内心では戸惑いや不快感を抱くこともあります。
話し合いや意見交換の場面では、感情に訴えるよりも、できるだけ論理的かつ冷静に対話を進めることが重要です。INTPは、感情的な議論よりも理性的な会話を重視するため、落ち着いたやり取りを心掛けましょう。
INTP(論理学者)は、分析力と創造力に優れた独特な思考を持つタイプです。抽象的なアイデアや理論を深く掘り下げることを好み、型にはまらない発想力で知られています。
そんなINTPタイプの特性は、芸能人やアニメキャラクター、さらには歴史上の偉人にも数多く見られます。ここでは、INTPに分類される人物を紹介し、彼らの活躍からINTPの性格や行動傾向をより深く理解していきましょう。
INTPとされる日本の有名人には、独自の哲学や分析力を生かして活躍する人が多く見られます。例えば、俳優の菅田将暉さんは表現の幅が広く、役に対して深く考察する姿勢がINTPの特徴と重なります。
また、音楽家の米津玄師さんも、独自の世界観と理論的な音楽構築力を持ち、多くの人を惹きつけています。彼らに共通するのは、他者に迎合しない自分だけのスタイルを追求する姿勢です。これはまさに、INTPの知的探究心と自己探求の強さを体現しています。
アニメの世界にも、INTPの特性を色濃く持つキャラクターが登場します。例えば『DEATH NOTE』のL(エル)は、卓越した分析力と独特の推理スタイルで知られています。彼の行動は一見風変わりですが、その根底には論理的思考と冷静な観察力が通っています。
また『名探偵コナン』の灰原哀もINTPタイプとされており、クールな頭脳派キャラとして描かれています。どちらも、感情よりも思考を優先し、静かに状況を読み解く姿がINTPらしさを表しています。
歴史を振り返っても、INTPの特性を強く持つ人物は多く存在します。その代表的な人物が、理論物理学者アルベルト・アインシュタインです。彼は独創的かつ理論的な思考を突き詰め、一般相対性理論という革新的な発見を成し遂げました。
また、哲学者ルネ・デカルトも、論理的思考と懐疑的アプローチを武器に、近代哲学の礎を築いた人物です。どちらも、固定観念にとらわれずに深く考察し続ける姿勢が、INTPの真髄を表しているといえるでしょう。
INTP(論理学者)の特性を理解することは、自己認識や人間関係の向上に大きく貢献します。知的好奇心が旺盛で、論理的思考に長けたINTPは、独創的なアイデアを生み出す能力に優れています。その反面、感情表現が苦手であったり、決断が遅かったりという課題もあります。
INTPの強みを生かせる職業選択や、相性の良いタイプとの関係構築は、より充実した人生への鍵となるでしょう。ご自身がINTPである場合は強みを最大限に生かし、INTPと関わる立場であれば、その思考プロセスを尊重すると、より良好なコミュニケーションが実現します。MBTI診断はあくまで傾向であり、一人ひとりの個性と成長の可能性を忘れないことが大切です。
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