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ベトナムには美しい自然や豊かな文化、美味しい料理で知られる人気の旅行先です。しかし、ベトナムの医療事情や医療費は日本とは大きく異なります。適切な準備をせずに現地で病気や怪我が発生した場合、思わぬ高額な医療費を負担しなければならないため、注意が必要です。今回は、ベトナムの医療費の実態や日本との比較、過去の事例、そして海外旅行保険の重要性について詳しく解説します。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
ベトナムへの旅行の際、医療費には注意が必要です。現地で何らかの治療を受けた場合、高額な医療費を負担しなければならない可能性があるからです。特にハノイやホーチミンなどの都市部にある私立病院は、医療設備が整っていることやさまざまなサービスが充実していることによって、高額な医療費がかかります。また、公立病院は医療費は安価ですが、医療設備が不十分であるうえ多くの患者により混雑しているため、適切な診療を受けることが難しい現状です。
さらに、高度な治療が必要な場合、近隣のシンガポールやタイ、または日本への緊急搬送が行われる場合もあり、高額な費用がかかります。そのため、ベトナムへの旅行の際は、補償内容が充実した海外旅行保険に加入することがおすすめです。予期せぬ病気や怪我に備えることで、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
ベトナムの医療費は、受診する病院の種類や治療方法によって大きく異なります。本章では一般的な治療と緊急医療が必要な場合における医療費について説明します。ベトナム旅行の際の医療費の目安として参考になるでしょう。
ベトナムの私立病院における一般的な医療費の目安は、以下の通りです。
上記の金額を見ると、日本よりも高額に感じられるでしょう。特に、外国人向けの私立病院では、言語対応や医療設備の充実度に応じて、さらに高額になる場合があります。
緊急医療が必要な場合、医療費はさらに高額になるため注意が必要です。緊急医療における医療費の目安は、以下の通りです。
特に、高度な治療が必要な場合、近隣のシンガポール、タイなどの医療先進国への緊急搬送が必要となるケースがあり、搬送費用だけで数万ドル以上を負担しなければなりません。
適切な海外旅行保険に加入していない場合、医療費は全額自己負担となります。そのため、ベトナム旅行の際は、補償内容が充実した海外旅行保険に加入することをおすすめします。
ベトナムの私立病院と日本の病院の医療費を比較すると、ベトナム私立病院の方が安いように思われます。しかし、実際は異なる部分もあり、一概にベトナムの私立病院が安いとは限りません。ベトナムの私立病院と日本の病院との医療費を比較した結果は、以下の通りです。
【初診の場合】
【入院した場合(1日あたりの部屋代)】
2024年10月23日 1ドル=約151円で計算
日本の病院では公的医療保険制度における診療報酬で初診料があらかじめ決まっていますが、ベトナムの私立病院は自由診療方式の採用や高度な医療機器・優秀な医療スタッフにかかるコストが反映されているため、日本より高いと考えられます。
また、日本の病院とベトナムの私立病院の部屋代は、病院ごとで決まっている以下の項目によって、料金に変動があります。
さらに入院中の診察料・治療費などを合わせると、日本の病院よりも医療費が高くつく可能性が高いため、注意が必要です。
先ほど、日本とベトナムの医療費を比較し、ベトナムの医療費が高いことが分かりました。しかし、なぜベトナムの医療費が高いのか気になる所ではないでしょうか。ベトナムの私立病院や外国人向けクリニックの医療費が高い理由は、以下のとおりです。
こうした理由により、ベトナムの私立病院や外国人向けクリニックでの医療費は、日本の医療費と比較すると高額になる場合があります。そのため、ベトナム旅行の際は、海外旅行保険に加入することが重要です。
ベトナムで実際に起きた事故や病気の事例と、それにかかった治療費を紹介することで、医療費の実態をより具体的に理解することができます。以下に、いくつかの事例を紹介します。
事例1:心筋梗塞による入院
事例2:硬膜下出血による入院・手術
事例3:腰椎圧迫骨折による入院
事例4:肺気胸による入院・手術
これらの事例から、ベトナムでの医療費が予想以上に高額になる可能性があることがわかります。特に、入院や手術が必要な場合は、数万ドル(数百万円)の医療費がかかることもあります。また、高度な治療が必要な場合は、近隣の医療先進国への緊急搬送が必要になることがあります。その場合、搬送費用だけで数万ドル(数百万円)かかる可能性があり、総医療費は数千万円に達することもあります。
ベトナム旅行の際は、補償内容が充実した海外旅行保険に加入することが非常に重要です。海外旅行保険は、予期せぬ病気や怪我、事故に対するさまざまな補償を行うため、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。海外旅行保険の主な補償内容は、以下の通りです。
その他、さまざまな補償内容もあるため、各社で提供されている海外旅行保険の補償内容を比較しながら選ぶことがおすすめです。
海外旅行保険の保険料は、旅行期間や補償内容、年齢などによって異なります。一般的な海外旅行保険料の相場は、以下の通りです。
上記の保険料を支払うことによって、数百万円から数千万円の補償を受けられることを考えると、非常に安価だと言えます。そのため、ベトナムを含めた医療費が高額になる可能性がある国への旅行では、十分な補償内容の保険に加入することが重要です。
海外旅行保険を選ぶ時は、金額や補償内容を確認することは必須ですが、その他のさまざまな補償やサービス内容にも目を向けながら検討しましょう。海外旅行保険の選び方は、以下の通りです。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険では補償が不十分な場合が多いため、別途海外旅行保険への加入がおすすめです。
ベトナムは魅力的な旅行先ですが、医療費が高額になる場合があります。特に私立病院や外国人向けクリニックでの治療費は、日本の医療費と比較するとも高額になる場合があり、また、重症の場合や高度な治療が必要な場合は、近隣の医療先進国への緊急搬送が必要になった場合は高額になりやすいです。
医療費が高額になるリスクへの備えとして、ベトナム旅行の際は十分な補償内容の海外旅行保険に加入することが非常に重要です。適切な保険に加入することで、予期せぬ病気や怪我、事故に対する経済的な保護を得られ、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
さらに、海外旅行保険を選ぶ際は、補償金額や補償内容、保険期間、免責事項などをよく確認し、旅行の計画に合った保険を選ぶようにしましょう。
DYMは医療事業としてハノイ、ホーチミンでクリニックを開業しています。日本と同水準のレベルで外来診療から健康診断や人間ドック、オンライン診療まで対応可能です。また、ベトナム人女性医師による婦人科外来も行い、女性特有の症状でお困りの方でも安心して受診できる体制を整えております。
クリニックの詳細や予約方法は以下のリンクからご案内しております。ベトナムへの旅行前に、ぜひご確認ください。
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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。
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