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Ahrefs(エイチレフス)とは?特徴や使い方を解説

公開日:2024.11.15  更新日:2024.11.20
Professional analyst working with multiple data analytics screens in modern office

SEO対策に取り組んでいるものの、思うような成果が出ていないと悩んでいませんか?多くのウェブサイト運営者が直面するこの課題に、Ahrefs(エイチレフス)が解決の糸口を提供します。Ahrefsは世界60万人以上が利用する強力なSEO分析ツールで、被リンク分析や競合調査、キーワード選定など、SEOに必要な機能を網羅しています。

本記事では、そんなAhrefsの特徴や基本的な使い方を初心者にもわかりやすく解説します。これを読めば、Ahrefsを活用したSEO戦略の立て方がイメージでき、自信を持ってツールを使いこなせるようになるでしょう。SEO対策の効率を上げたい方は、ぜひ最後までお読みください。

<この記事で紹介する4つのポイント>

  • Ahrefsは世界最大級の被リンクデータを保有するSEOツール
  • データ更新が15分ごとで、最新のSEO動向を把握可能
  • 競合分析からキーワード選定まで多機能なSEO支援ツール
  • 効果的な活用にはSEOの基礎知識が不可欠

Ahrefsを選ぶメリット3つ

Ahrefs(エイチレフス)は、世界中で60万人以上のユーザーに利用されているSEO分析ツールです。その人気の理由には、他のツールにはない独自の強みがあります。

ここでは、Ahrefsを選ぶ際の3つの大きなメリットについて詳しく解説します。被リンクデータの豊富さ、データ更新の速さ、そして使いやすさという観点から、Ahrefsがいかに優れたツールであるかをご紹介します。

被リンクのデータ量が世界最大級

Ahrefsの最大の特徴は、世界最大級の被リンクデータを保有していることです。Ahrefsは独自のクローラーを運用しており、一日に最大80億ページものデータを処理する能力を持っています。これにより、22兆以上の被リンクデータを蓄積しており、1.8兆以上のページURLをインデックス化しています。

この膨大なデータ量により、Ahrefsは競合サイトの被リンク状況を詳細に分析することができます。例えば、競合サイトがどのようなサイトから被リンクを獲得しているか、そのリンクの質はどの程度か、といった情報を正確に把握することが可能です。

さらに、Ahrefsは被リンクデータだけでなく、キーワードデータも充実しています。280億以上のキーワードデータを保有しており、これらのデータを活用することで、効果的なキーワード戦略を立てることができます。

このように、Ahrefsの豊富なデータ量は、SEO戦略を立てる上で非常に有用な情報源となります。競合分析や自社サイトの改善点の発見など、様々な場面でAhrefsのデータを活用することができるのです。

データ更新頻度が圧倒的に速い

Ahrefsの強みの一つに、データ更新の速さがあります。Ahrefsは24時間体制でデータベースを更新しており、約40億のWebページを常時更新しています。さらに、インデックスは15分ごとに更新されるため、常に最新のデータを分析に活用することができます。

この高速なデータ更新により、Ahrefsユーザーは常に最新のSEO動向を把握することができます。例えば、新しく獲得された被リンクや、キーワードランキングの変動などを、ほぼリアルタイムで確認することが可能です。これは、SEO戦略を迅速に調整する必要がある場合に特に有用です。

また、Ahrefsは被リンクデータの処理を15分ごとに行っています。これにより、新しく発見された被リンクを素早く確認することができ、競合サイトの動向や自社サイトの評価の変化をいち早く察知することができます。

このような高速なデータ更新は、SEO業界の急速な変化に対応するために非常に重要です。Ahrefsを使用することで、常に最新の情報に基づいたSEO戦略を立てることができ、競合他社に先んじた対策を講じることが可能になるのです。

使いやすいインターフェース

Ahrefsの大きな魅力の一つに、直感的で使いやすいインターフェースがあります。複雑なSEO分析ツールでありながら、初心者でも簡単に操作できるよう設計されています。

ユーザー画面は、ダッシュボードを中心に各機能が集約されており、必要な情報にすぐにアクセスできるようになっています。例えば、上部には基本メニューが並び、メイン画面には対象サイトの被リンク数、参照ドメイン、ドメインパワーなどの重要な情報が一目で分かるように表示されています。

また、画面左のメニューからは被リンク、オーガニック検索、被リンク数の多いページなど、詳細な情報を簡単に確認することができます。これらのデータは視覚的に分かりやすくグラフや表で表示されるため、データの傾向や変化を直感的に理解することができます。

さらに、Ahrefsは日本語にも対応しているため、英語が苦手なユーザーでも安心して利用できます。ただし、一部の機能では完全な日本語対応がされていない場合もありますので、その点は注意が必要です。

このように、Ahrefsは豊富な機能と使いやすさを両立させたツールとなっています。複雑なSEO分析も、Ahrefsの直感的なインターフェースを使えば、効率的かつ効果的に行うことができるのです。

Ahrefsで可能なこと

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO対策に欠かせない多機能ツールとして知られています。競合分析から自社サイトの改善まで、幅広い用途に活用できる機能が搭載されています。ここでは、Ahrefsを使って可能になる主要な分析と活用方法について詳しく解説します。

競合サイトの調査、順位変動の追跡、キーワード分析、サイト構造の分析、被リンクの詳細確認、リンクの健康状態チェック、さらにはSNSでのシェア分析まで、Ahrefsの多岐にわたる機能を紹介します。これらの機能を理解し活用することで、より効果的なSEO戦略を立案し実行することができるでしょう。

競合サイトの上位ページを参照できる

Ahrefsの「Site Explorer」機能を使用すると、競合サイトの上位表示ページを効率的に分析することができます。この機能では、競合サイトのドメインやURLを入力するだけで、そのサイトの人気コンテンツや上位表示されているページを簡単に確認できます。

具体的には、「上位ページ」というセクションで、対象サイトの中で最も多くのオーガニックトラフィックを獲得しているページや、最も多くの被リンクを集めているページを確認することができます。これにより、競合サイトがどのようなコンテンツで成功を収めているのか、どのようなトピックが読者の関心を集めているのかを把握することができます。

さらに、各ページの詳細情報として、そのページが上位表示されているキーワード、推定トラフィック量、獲得している被リンク数なども確認できます。これらの情報を分析することで、競合サイトの成功戦略を理解し、自社のコンテンツ戦略に活かすことができます。

この機能は、競合サイトの強みを把握し、自社サイトの改善点を見出すのに非常に有効です。競合サイトの成功事例を参考にしながら、より効果的なSEO戦略を立案することができるでしょう。

サイトと競合サイトの順位変動を追跡できる

Ahrefsの「Rank Tracker」機能を使用すると、自社サイトと競合サイトの検索順位の変動を効果的に追跡することができます。この機能では、特定のキーワードに対する自社サイトと競合サイトの順位変動を、時系列で詳細に確認することが可能です。

具体的には、登録したキーワードに対して、1日1回順位を計測し、その結果をグラフや表で視覚的に表示します。これにより、自社サイトと競合サイトの順位変動の傾向を簡単に把握することができます。例えば、1位から3位、4位から10位、11位から50位、51位から100位、圏外といった区分ごとのキーワード数の推移をグラフ化することで、サイト全体のSEOパフォーマンスを一目で確認できます。

さらに、競合サイトを登録しておくことで、対象キーワードにおける順位変動の比較も可能です。これにより、自社サイトと競合サイトの相対的な順位変動を把握し、SEO戦略の効果を客観的に評価することができます。

この機能は、SEO施策の効果測定や、市場動向の変化に応じた迅速な戦略調整に非常に有用です。定期的に順位変動をチェックすることで、SEO戦略の成功や課題を早期に把握し、必要な対策を講じることができるでしょう。

新規コンテンツに適したキーワードを見つけられる

Ahrefsの「Keywords Explorer」機能を使用すると、新規コンテンツの作成に適したキーワードを効率的に見つけることができます。この機能は、キーワード調査と分析に特化しており、SEO戦略の立案や新規コンテンツの企画に非常に有用です。

具体的には、調査したいキーワードを入力すると、そのキーワードの検索ボリューム、難易度、関連キーワードなどの詳細な情報が表示されます。特に注目すべき指標として、「Keyword Difficulty(キーワード難易度)」があります。これは0から100のスコアで表され、そのキーワードで上位表示を達成するための難易度を示しています。

また、「Parent Topic(親トピック)」機能を使用すると、入力したキーワードを包含するより大きなトピックを見つけることができます。これにより、より広範囲のコンテンツを作成する際のアイデアを得ることができます。

さらに、「Questions(質問)」セクションでは、入力したキーワードに関連する質問形式の検索クエリを確認できます。これは、ユーザーの疑問や関心事を理解し、それに答えるコンテンツを作成する際に非常に役立ちます。
この機能を活用することで、競争が激しすぎず、かつ十分な検索ボリュームがあるキーワードを見つけ出し、効果的な新規コンテンツの企画を立てることができます。SEO効果の高いコンテンツ作成につながるでしょう。

サイト構造を分析する(内部被リンク)

Ahrefsの「Site Explorer」機能内にある「内部被リンク」セクションを使用すると、サイトの内部リンク構造を詳細に分析することができます。この機能は、サイトの階層構造や重要ページの把握、内部リンクの最適化に非常に有効です。


具体的には、各ページのURL、URLランク、獲得している被リンクのドメイン数、外部リンク(発リンク)のドメイン数、推定オーガニックトラフィック、上位表示しているキーワード数などの情報が表示されます。さらに、各ページに設定されている内部被リンクのアンカーテキストとリンク先URLも確認できます。この情報を分析することで、以下のような洞察を得ることができます。

・どのページが最も多くの内部リンクを受けているか
・重要なページに十分な内部リンクが設定されているか
・アンカーテキストが適切に最適化されているか
・サイト構造に改善の余地はないか

例えば、重要なページにも関わらず内部リンクが少ないページを発見した場合、そのページへの内部リンクを増やすことでSEO効果を高める可能性があります。また、特定のキーワードで上位表示を目指すページがある場合、そのキーワードを含むアンカーテキストで内部リンクを設定することも検討できます。

このように、「内部被リンク」分析を活用することで、サイト構造を最適化し、より効果的なSEO戦略を立てることができます。

被リンクの詳細を確認する

Ahrefsの「Site Explorer」機能内にある「被リンク」セクションを使用すると、サイトが獲得している被リンクの詳細情報を確認することができます。この機能は、自社サイトの評価を理解し、効果的な被リンク戦略を立てる上で非常に重要です。具体的には、以下のような情報が表示されます。

・参照ページ:被リンク元のページタイトルとURL
・ドメインランク:被リンク元ドメインの評価(0~100)
・URLランク:被リンク元URLの評価(0~100)
・参照ドメイン:被リンク元ページが獲得している被リンクドメインの数
・リンク先のドメイン:被リンク元ページが外部リンクを設定しているドメインの数
・トラフィック:被リンク元ページの推定オーガニックトラフィック
・キーワード:被リンク元ページが上位表示しているキーワード数
・アンカーテキストと被リンク:設定されているアンカーテキストとリンク先URL

これらの情報を分析することで、以下のようなことがわかります。

・高品質な被リンクを獲得できているか
・競合と比較して被リンクの質や量はどうか
・どのようなコンテンツが被リンクを獲得しやすいか
アンカーテキストの傾向はどうか

この分析を活用することで、より効果的な被リンク戦略を立案し、サイトの評価向上につなげることができます。

リンク切れなどのリンクの健康状態を確認する

Ahrefsの「Site Explorer」機能内にある「リンク切れ」セクションを使用すると、サイト内のリンク切れや404エラーページを効率的に検出し、修正することができます。この機能は、サイトの健全性を維持し、ユーザー体験とSEOパフォーマンスを向上させるために非常に重要です。具体的には、以下のような情報が表示されます。

・参照ページ:リンク切れが発生しているページのURL
・アンカーテキスト:リンク切れしているリンクのアンカーテキスト
・リンク先URL:リンク切れしているURL

この情報を基に、以下のような対策を講じることができます。

・内部リンクの修正:サイト内のページ間リンクが切れている場合、正しいURLに修正する
・外部リンクの更新:リンク先の外部サイトが移転や閉鎖している場合、適切な代替サイトに

 リンクを変更する
・404ページの改善:存在しないページへのアクセスが多い場合、適切なリダイレクトを設定

 する

リンク切れを放置すると、ユーザーの離脱率が上がり、検索エンジンからの評価も下がる可能性があります。定期的にこの機能を使用してリンクの健康状態をチェックし、問題を早期に発見・修正することで、サイトの品質を維持し、SEOパフォーマンスを向上させることができます。

悪質な被リンクをリアルタイムで検知できる

Ahrefsの「Site Explorer」機能内にある「参照元IP」セクションを活用することで、悪質な被リンクをリアルタイムで検知することができます。この機能は、サイトの評価を守り、Google等の検索エンジンからのペナルティリスクを回避するために非常に重要です。具体的には、以下のような情報が表示されます。

・IPアドレス:被リンク元のIPアドレス
・参照ドメイン:そのIPアドレスから被リンクを送っているドメイン数
・被リンク:そのIPアドレスから送られている被リンク数

この情報を分析することで、以下のような悪質な被リンクを検出できます。

・同一IPアドレスから大量の被リンクが送られている場合
・低品質なサイトや関連性の低いサイトからの被リンクが急増している場合
・特定の国や地域からの不自然な被リンクの増加

悪質な被リンクが検出された場合、以下のような対策を講じることができます。

・Googleの「リンクの否認」ツールを使用して、問題のある被リンクを無効化する
・被リンク元サイトの管理者に連絡し、リンクの削除を依頼する
・極端な場合は、サイト全体の被リンクプロファイルを見直し、必要に応じて「リンク否認」

 ファイルを作成する

この機能を定期的に使用することで、悪質な被リンクによるサイトへの悪影響を最小限に抑え、健全なSEO戦略を維持することができます。

SNSでのシェアコンテンツ分析

SNSは現代のウェブマーケティングにおいて欠かせない要素であり、SNSでのコンテンツのシェア状況を分析することは、SEOにも直接的な影響を及ぼします。Ahrefsの「コンテンツエクスプローラー」機能を利用することで、特定のコンテンツがTwitterやFacebook、Pinterestなどでどれだけシェアされているかを詳細に分析できます。

これにより、どのようなコンテンツがユーザーに好まれ、シェアされやすいのかを理解し、今後のコンテンツ戦略に反映させることが可能です。また、SNSでの反響を追跡することで、トレンドに即したコンテンツをタイムリーに提供し、SEOだけでなく、SNSでの集客力も強化できます。

主要機能

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO対策において必要不可欠なツールで、多彩な機能を備えています。これらの機能を活用することで、自社サイトのパフォーマンス向上や競合分析が効果的に行えます。

本節では、Ahrefsが提供する主要な機能について詳しく解説します。これにより、AhrefsがどのようにあなたのSEO戦略を支援できるかが理解できるでしょう。

Ahrefsのサイトエクスプローラー機能

Ahrefsのサイトエクスプローラー機能は、SEO対策において最もよく利用される機能の一つです。この機能を使うことで、ドメイン全体や特定のURLに対して詳細なSEO分析が可能になります。例えば、被リンクの数や質、アンカーテキストの種類、さらにはオーガニックトラフィックの分析まで、あらゆるデータを視覚的に把握できます。

このようにして得られる情報は、自社サイトのSEO施策の改善に直接役立てることができます。また、競合サイトの強みと弱みを見極めるための有力なツールとしても活用できます。

Ahrefsのコンテンツエクスプローラー機能

Ahrefsのコンテンツエクスプローラー機能は、特定のキーワードに関連するコンテンツのパフォーマンスを調査するためのツールです。この機能を活用することで、どのようなコンテンツがSNSで多くシェアされているか、またどのようなトピックが注目を集めているかを把握できます。

これにより、トレンドに即したコンテンツ制作が可能になり、SEO効果を最大限に引き出すことができます。さらに、競合他社がどのようなコンテンツで成功を収めているのかを分析し、自社のコンテンツ戦略に反映させることができます。

Ahrefsのキーワードエクスプローラー機能

Ahrefsのキーワードエクスプローラー機能は、SEO対策において欠かせないキーワード選定を支援するための強力なツールです。この機能を使うことで特定のキーワードに対する検索ボリューム、競合度、クリック率などのデータを取得し、効果的なキーワード戦略を構築することができます。

また、関連キーワードやロングテールキーワードも提案されるため、コンテンツの幅を広げることができます。この機能は、Google検索だけでなく、YouTubeやAmazonなどの複数のプラットフォームに対応しており、包括的なSEO対策を可能にします。

Ahrefsのアラート機能

Ahrefsのアラート機能は、自社サイトや競合サイトに関する重要な情報をリアルタイムで通知してくれる便利なツールです。この機能を設定しておくと、新たに獲得した被リンクや、特定のキーワードでの順位変動などを即座に把握することができます。

これにより、SEOの状況を常に最新の状態でモニタリングでき、必要な対策をタイムリーに行うことが可能になります。特に、突発的な変動が起きた際には、この機能が非常に役立ちます。

Ahrefsのランキング調査機能

Ahrefsのランキング調査機能は、自社サイトのキーワード順位を追跡するためのツールです。この機能を使えば、指定したキーワードにおける検索順位が日々どう変動しているかを確認できます。また、競合サイトとの順位比較も可能であり、自社のSEO施策がどの程度効果を上げているかを評価するための重要な指標となります。

この機能を活用することで、SEOの効果を継続的にモニタリングし、必要に応じて施策を修正することで、安定した検索順位を維持することができます。

AhrefsのAPI

Ahrefsは、APIを通じて外部アプリケーションやプラットフォームと連携させることが可能です。このAPIを利用することで、大量のSEOデータを自動的に取得し、分析することができます。

これにより、特定のデータを定期的に抽出して自動レポートを作成するなど、効率的なSEO管理が実現できます。特に、大規模なサイトや複数のプロジェクトを扱う場合、このAPIは非常に強力なツールとなり、データ駆動型のSEO戦略を効果的にサポートします。

Ahrefsの料金プラン

Ahrefsは、様々なニーズに対応するために複数の料金プランを用意しています。これらのプランは、個人のブロガーから大規模な企業まで、幅広いユーザーが自身の要求に最適なプランを選択できるよう設計されています。

ここでは、Ahrefsの無料版であるAhrefsウェブマスタープランと、各種有料プランについて詳しく解説します。それぞれのプランの特徴、機能の違い、価格帯などを比較することで、あなたのSEO戦略に最適なプランを選択する際の参考になるでしょう。

無料版(Ahrefsウェブマスタープラン)

Ahrefsの無料版として提供されている「Ahrefsウェブマスタープラン」は、Webサイト運営者にとって非常に有用なツールです。このプランでは、サイトエクスプローラーとサイト監査機能が利用可能で、被リンクの分析やサイトのSEO健康状態を簡単にチェックできます。

特に、自社サイトの基本的なSEO分析を行いたい方や、まずはAhrefsを試してみたいという方に最適です。無料版では機能が一部制限されていますが、それでも十分なデータが提供されるため、SEO施策を始める第一歩として有効に活用できます。

有料版

Ahrefsの有料版には、ライト、スタンダード、アドバンスド、エンタープライズの4つのプランがあります。

・ライトプラン:月額 $129 (約¥12,500)
・スタンダードプラン:月額 $249 (約¥25,000)
・アドバンスドプラン:月額 $449 (約¥50,000)
・エンタープライズプラン:年額 $14,990 (約¥1,250,000)

各プランの主な違いは、分析可能なサイト数、キーワード数、データエクスポート量などです。例えば、ライトプランでは5サイト、750キーワードまで登録可能ですが、エンタープライズプランでは100サイト、10,000キーワードまで登録できます。また、上位プランほどユーザー追加やデータエクスポートの拡張が柔軟に行えます。
選択の際は、自社のニーズや予算に合わせて適切なプランを選ぶことが重要です。なお、年間契約にすると月額料金が割引されるため、長期利用を考えている場合はこちらがお得です。

Ahrefsを導入する時の注意点

Ahrefsは強力なSEOツールですが、その導入にはいくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、ツールを最大限に活用し、効果的なSEO対策を行うことができます。以下では、Ahrefsを導入する際に知っておくべき4つのポイントを解説します。

①無料トライアルは提供されていない

Ahrefsを導入する際にまず知っておくべき点は、無料トライアルが提供されていないことです。多くのSEOツールでは、導入前に無料で試用できる期間が設けられていますが、Ahrefsではそのようなオプションがありません。
最も安価なライトプランでも月額料金が発生するため、導入を検討する際には、まず公式サイトの無料ツールやAhrefsウェブマスターツールで使用感を確認するのがおすすめです。これにより、Ahrefsが自社のニーズに合っているかどうかを判断しやすくなります。

②Ahrefs独自の基準であることを忘れない

Ahrefsのデータや評価基準は、Googleのものとは異なることを理解しておくことが重要です。例えば、Ahrefsのドメインレーティング(DR)やURLレーティング(UR)は、Ahrefs独自のアルゴリズムによって算出されています。
これらの指標は、Googleの評価基準とは必ずしも一致しません。そのため、Ahrefsのデータを過信せず、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスといった他のツールと併用し、総合的な視点でSEOの状況を判断することが大切です。

③Googleのクローラーと同じ動きではない

AhrefsのクローラーとGoogleのクローラーは同じ動作をしているわけではありません。Ahrefsのクローラーは、独自の方法でインターネットを巡回し、データを収集しています。そのため、AhrefsでのデータがGoogle検索結果に直接反映されるわけではないことを理解しておく必要があります。

Ahrefsは、SEO戦略を支えるための有用なデータを提供しますが、最終的な検索結果に関する判断は、Googleのクローラーが行っていることを念頭に置いておくことが重要です。

④SEOの学習をしてから使う

Ahrefsを効果的に活用するためには、基本的なSEOの知識が必要です。Ahrefsは高度な分析ツールであり、多くのデータや機能が含まれていますが、これらを正しく理解し、活用するためには、SEOの基礎をしっかりと学んでおくことが不可欠です。


例えば、被リンクの重要性やキーワードの選定方法など、基本的なSEO概念を理解しておくことで、Ahrefsのデータをより効果的に利用し、実際のSEO施策に活かすことができます。SEOの学習は、Ahrefsの機能を最大限に引き出すための第一歩です。

まとめ

Ahrefs(エイチレフス)は、SEO戦略の立案と実行に不可欠なツールです。膨大な被リンクデータと高速な更新頻度により、常に最新のSEO動向を把握できます。競合分析や自社サイトの改善、キーワード戦略の立案など、多岐にわたる機能を活用することで、効果的なSEO施策を実現できます。
ただし、Ahrefsの真価を引き出すには、SEOの基礎知識が必要不可欠です。Ahrefsを活用し、継続的に学習と実践を重ねることで、サイトの検索順位向上と質の高いトラフィック獲得を達成できるでしょう。

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