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就活で合同説明会に行くべきか?メリットと参加のポイントを解説

公開日:2024.10.23  更新日:2024.11.13

就職活動において、合同説明会に参加するべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。合同説明会は、数多くの企業が一堂に会し、学生に対して自社の特徴や魅力をアピールする場です。未知の業界や企業を知り、就職活動の幅を広げる絶好のチャンスを生かせるかどうかは、しっかりと事前準備をしているかどうかにかかっています。

本記事では、合同説明会に参加する理由とメリット、参加時に押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • 合同説明会参加の目的を明確にすることの重要性
  • 合同説明会への参加は知らなかった業界や企業を知るチャンスである
  • 企業担当者との直接対話や他の就活生との交流の機会がある

合同説明会に参加する理由

就職活動では、多くの学生が合同説明会への参加を検討します。しかし「参加する意味があるのか」と迷う声も少なくありません。

確かに、合同説明会は時間と労力を要するイベントです。ただし、目的を持って参加すれば、自分の進路を見つける貴重な機会となります。合同説明会ならではのメリットを最大限生かすためのコツを知っておくことが大切です。

ここでは、合同説明会に参加する意義と、効果的な参加方法について解説します。合同説明会を有意義に活用するためのポイントを押さえておきましょう。

参加の目的を持つことが重要!

合同説明会に参加する際は、明確な目的を持つことが重要です。漠然と「みんなが行くから」「大学から勧められたから」といった理由で参加したのでは、得られるものが限られてしまいます。「興味のある業界について詳しく知りたい」「自分の適性を見極めたい」「知らなかった企業を発見したい」など、具体的な目標を設定しましょう。

目的が明確であれば、限られた時間を効率的に使うことができます。事前に参加企業のリストをチェックし、訪問したいブースを絞り込んでおくと、開催当日の情報収集がスムーズです。各企業の説明を聞く際に、自分の関心事に沿った質問を準備できていればさらによいでしょう。

目的意識を持つと、合同説明会を通じて自己分析を深めることもできます。さまざまな企業の話を聞く中で、「この仕事に興味がある」「こんな働き方をしたい」といった自分の志向性が明確になり、今後の就職活動の方向性を定める上で非常に有益な経験となるでしょう。

目的を持って参加するかどうかによって、合同説明会を単なる企業説明の場で終わらせてしまうか、自分の将来を考える重要な機会として生かせるかが分かれるのです。

単なる参加では意味が薄いかもしれない

合同説明会への参加は時間も労力もかけるだけに、参加したことに意義があると考えがちです。しかし、会場で漠然と企業の説明を聞いただけでは、就活に有益とは言えません。

多くの企業が出展している大規模な合同説明会でよくあるのが、会場内を移動するだけで予想外に時間を使ってしまい、肝心の情報収集が思うようにできなかったというパターンです。人気企業のブースには長蛇の列ができることが多く、待ち時間が長くなりやすいため、他に興味がある企業があっても回りきれないまま終わってしまう可能性があります。また、なるべく多くの企業を回ろうとした結果、各社の情報が表面的なものにとどまり、深い理解につながらないという状況になりやすいです。

事前に十分な企業研究をしていないまま参加すると、ウェブサイトやSNSでも見られる情報と変わらない既知の情報しか集められなかったということにもなりかねません。

合同説明会に参加する際は、どんな情報を得たいのかという目的意識を持つことが重要です。当日会場でどう動いたらいいかが明確になり、欲しい情報を得やすくなるでしょう。

合同説明会への参加目的とは?

多くの企業が一堂に会する合同説明会は、学生にとって多くの企業情報を得る機会です。しかし、説明会の時間は限られていますから、参加する目的を事前に整理しておく必要があります。目的の設定は自由ですが、今後の就活に生かせる目的にしておくことが大切です。

ここでは、合同説明会への参加目的について、特に重要な2つの観点から詳しく解説します。合同説明会をより有意義なものとし、就活の成功につなげるための参考にしてください。

今まで知らなかった「業界」を知るため

合同説明会の重要な参加目的の一つは、これまで知らなかった業界について知識を深めることです。就活を始めたばかりでどんな業界があるかよく分からないという場合でも問題ありません。さまざまな業界の存在や特徴を一度に学ぶことで、自己分析がまだ十分でない場合や、進みたい業界が定まっていない場合でも、就活の方向性を見出すきっかけになります。

多くの企業が集まる合同説明会では、業界間の比較が容易にできる点が大きなメリットです。例えば、ある業界に関心を持っていたものの、合同説明会で未知の業界を知り、数社の説明を聞いてみて予想外の魅力を感じたということも珍しくありません。就活の視野を広げる絶好のチャンスとして大いに生かしましょう。

さまざまな業界を知ることは、その後の企業研究や志望動機の設定にも役立ちます。各業界の特徴や課題、将来性などを理解することで、より具体的かつ説得力のある志望理由を構築できるかもしれません。業界特有の専門用語や最新トレンドを学び、面接時の回答に具体性を持たせることも可能になるでしょう。

このように、合同説明会は情報収集の場であると同時に、自分の適性や興味を探る機会としても有効です。さまざまな業界の話を聞くことで、自己理解を深め、キャリアの方向性を見出すことができます。

今まで知らなかった「企業」を知るため

合同説明会のもう一つの重要な目的は、これまで知らなかった企業を発見することです。総務省の発表によると、現在日本国内には約368万社の企業が存在しており、就活生にとって企業選びは非常に困難な課題です。だからこそ、有名企業だけでなく「あまり知られていないけど優良企業」と呼ばれる企業とも出会える合同説明会は就活における貴重なイベントと言えます。

すでに志望業界が決まっている場合、新たな企業を知ることで就活の選択肢を増やすことができます。企業によって社風や事業内容、求める人材像などは異なるため、合同説明会の会場を効率よく回って各社の違いを把握するとよいでしょう、企業担当者から直接話を聞くことで、自分に合った企業を見つける手がかりを得られます。

また、合同説明会は、企業の雰囲気や社員の様子を直接感じ取れる場でもあります。ウェブサイトや会社案内では伝わりにくい企業の実態を少しでも把握できれば、入社後のイメージを具体的に描けるでしょう。

一般的には知名度が低くても、業界では知る人ぞ知る企業が参加している場合も多いです。ブースに集まっている人数が少なくても、事業内容や独自の技術・サービスなどが気になるなら話を聞いてみましょう。思わぬ優良企業との出会いがあるかもしれません。

合同説明会を通じて幅広い企業を知ることは、自分の可能性を広げ、より良い就職先を見つける重要なステップとなります。

合同説明会に参加することのメリット

合同説明会は、参加することでさまざまなメリットを得られることを考えると、就活中に一度は参加しておきたいイベントです。ここでは、合同説明会参加のメリットについて、特に重要な2つのポイントを詳しく解説します。これらのメリットを理解し、充実した就職活動を目指しましょう。

企業の担当者と直接対話できる機会がある

合同説明会に参加するメリットの一つは、企業の担当者と直接対話できる点です。通常、企業の説明が終わった後に座談会が開催され、人事担当者や社員と直接話す機会が設けられます。この機会は、就活に関する悩みや会社の雰囲気などについて、より具体的かつ詳細な情報を得るのに最適です。

企業の担当者との対話では、ウェブサイトや会社案内では得られない生の情報を入手できます。例えば「具体的な業務内容」「社内の雰囲気」「キャリアパス」などについて、実際に働いている方の話を直接聞けるため、その企業で働くイメージをより鮮明に描けるのがメリットです。

また、質問の仕方や内容によっては、企業側に好印象を与えることもできます。的確な質問をすることで、その企業に対する関心の高さや理解度をアピールできるでしょう。担当者との会話を通じて、自分と企業の相性を直接確かめることもできます。

特に、知名度の低い企業のブースでは、じっくりと話を聞けることが多いです。予想以上に詳細な情報を得られる可能性もあります。就活の質を高め、入社後のギャップが発生しにくくなる点も就活生にとってはメリットと言えるでしょう。

多くの就活生と交流できる

合同説明会のもう一つの重要なメリットは、同じ立場の就活生と交流できる点です。自分の就活状況を客観的に評価し、モチベーションを高める効果が期待できます。同じ企業のブースを訪れた学生と情報交換をする中で、その企業に対する新たな視点を得られる可能性があります。他の学生の質問を聞いて、自分では思いつかなかった疑問点や着眼点に気づける貴重な経験ができるかもしれません。

さらに、同じ業界や企業を目指す仲間と出会えることも大きな利点です。就活に関する有益な情報を得るだけでなく、精神的なサポートにもなります。就活の悩みを共有したり、互いに励まし合ったりすることで、孤独感が薄れてモチベーションを維持できるでしょう。

他の就活生の姿を見ることで、自分の現状を客観的に評価できる点もぜひ活用したいメリットです。「まだまだ準備が足りていない」と気づいて奮起したり「他の人と比べて自分は就活の方向性が絞り込めている」と自信を持ったりと就活の現状を確認できます。

他の就活生との交流は、自己分析や動機付けに大きく影響する可能性がありますが、注意したいのは影響されすぎないことです。刺激を受けて発奮できるならともかく、他の就活生がみな優秀に思えて焦ったり流されたりしたのではかえって逆効果になります。他の就活生の様子や意見はあくまでも参考程度にして、自分の軸がブレないように意識することが大切です。

合同説明会でよくある疑問

合同説明会にまだ参加したことがない場合、要領が分からないだけに疑問を抱えがちです。就活生が抱きやすい4つの疑問について詳しく解説しますので、合同説明会に参加する前にチェックし、適切な準備と心構えの参考にしてください。

どんな情報が得られるの?

合同説明会で得られる情報は、企業が独自に開催する会社説明会のミニ版と考えるとイメージしやすいかもしれません。通常、1回あたりの説明時間は20分程度です。企業の基本的な概要や事業内容、求人内容などについて簡潔に説明されます。企業のウェブサイトや就職情報サイトなどで入手可能な内容が多いですが、企業担当者から直接説明を聞くことに意味があると理解しておきましょう。なぜなら、担当者の話し方や態度から企業風土を感じ取りやすいからです。

話を聞いてもっと詳しい情報を集めたいと思ったら、企業が個別に開催する会社説明会へ参加してください。より詳細な情報を得られる可能性が高いです。

合同説明会は、広く浅く情報を得る場として活用し、興味を持った企業については、その後の個別説明会や企業研究でより深く調べるという方法が効果的です。また、知名度の低い企業のブースでは、比較的詳細な情報を得られる可能性もあるので、積極的に回ってみるとよいでしょう。

適切な服装は?

合同説明会に参加する際の服装は、基本的にリクルートスーツが望ましいです。リクルートスーツとは、シンプルで清潔感のある就活用のスーツを指します。色は黒やダークグレー、濃紺などの落ち着いた色で、派手な柄や装飾のないものを選びましょう。

近年は「服装自由」「私服でお越しください」と指定されている合同説明会が増えています。このような場合は、フォーマル寄りの私服、いわゆるオフィスカジュアルで参加するのが適切です。男性ならジャケットに無地のシャツを合わせてスラックスを履きます。女性なら無地のブラウスに落ち着いた色合いのスカートやパンツを合わせ、ジャケットを羽織るとよいでしょう。

いくら服装自由と言われたとしても、基本マナーを守ることが大切です。合同説明会はあくまでも説明会であり、プライベートな場ではないため「ビジネスシーンで相手に不快感を与えないこと」を判断基準にしてください。例えばTシャツやジーンズ、スニーカーなどは、多くの業界では避けたい服装です。清潔感があり、落ち着いた印象を与える服装を心がけましょう。

ただし、アパレル業界の合同説明会の場合は例外で、就活生の服装のセンスを見るために「服装自由」「私服OK」と指定されることがあります。自分が話を聞きたいアパレル企業のブランドに合わせた服装を選択すると迷わずに済むでしょう。

合同説明会の服装選びは、自分の第一印象を良くすることと、企業の雰囲気に合わせることのバランスが取れているかを考慮します。どちらか一方に偏らず、TPOに適した服装を選ぶことが大切です。

名刺を受け取ったらどうするべき?

合同説明会で企業の採用担当者から名刺を受け取った場合、それは大きなチャンスだと捉えるべきです。名刺を渡すということは、今後もつながりを持っておきたい相手であることを示しています。全ての学生に名刺を渡しているわけではないので、名刺を渡してもらえたら企業側にいい印象を与えたと考えていいでしょう。

名刺を受け取った後は、すぐにアクションを起こすことが重要です。説明会当日、遅くても翌日中までに合同説明会で対応していただいたことへのお礼のメールを送ってください。合同説明会で学んだことや、その企業への志望度の高さを伝えると同時に「選考にすぐに参加したい」という意欲も示すと効果的です。

企業側の熱が冷めないうちに行動することが大切なので、忘れないよう送信しましょう。メールの文面は丁寧かつ簡潔に、誤字脱字がないよう注意して作成します。

ただし、名刺をもらったからといって、必ずしもその企業に応募しなければならないわけではありません。合同説明会で得た情報を基に、自分との適性をよく考えた上で判断しましょう。

名刺交換は、企業と個人的なつながりを持つ最初のステップです。この機会を活かし、積極的に企業担当者とコミュニケーションを取って、就活を有利に進める積極性が求められます。

選考に有利になる?

実は、合同説明会への参加が直接選考に有利に働くことはほとんどありません。多くの企業は、合同説明会への参加の有無を選考の判断材料にしていないからです。「選考を有利にしたい」という目的だけで合同説明会に参加してもあまり意味がないと言えます。

ただし、直接的な影響がほとんどないからといって合同説明会の参加が無意味なわけではありません。合同説明会で得た情報を基に、より深い企業研究を進められれば、エントリーシートや面接での受け答えがより的確で具体的になり、結果として選考を有利に進められる可能性があります。

また、合同説明会で企業の担当者と直接対話することで、その企業の求める人材像や企業文化をより深く理解できます。この理解は、その後の選考過程で自分の強みをより効果的にアピールすることにつながるかもしれません。

注意したいのは、悪い印象は残りやすいということです。ほとんどの就活生が言動に注意しながら参加している中、緊張感がなくマナー違反となる振る舞いは非常に目立ちます。割り込んでブース内の椅子に座る、説明中にスマホを触る、列に並んでいる間に大声で友人と雑談をするなどの言動は、企業担当者に悪い印象を与える可能性が高いので注意しましょう。

まとめ

合同説明会は、就活において重要なイベントのひとつです。多くの企業と出会って業界の知識を広げられるだけでなく、自己分析や志望動機の明確化にも役立ちます。しかし、単に参加するだけでは十分な効果は得られません。目的意識を持ち、積極的に企業とコミュニケーションを取ることが大切です。

一方で、合同説明会だけでは得られない情報もあります。より深い企業理解や、自分に最適な企業との出会いを求めるなら、DYMの新卒紹介サービスの活用がおすすめです。DYMでは、合同説明会で得た情報を活かして、より適切な企業選びができるようサポートします。DYMのサービスを活用することで、就活の効率が格段に向上し、自分に合った企業との出会いを最大限に引き寄せることができます。

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【筆者・監修者企業】

株式会社DYM

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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。

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