お客様の会社情報
ミモザ株式会社様
介護業界の採用課題を「ノウハウと熱意」で打破!
「人」が基軸の経営とそれを支えるパートナー
「温かい家庭的な介護は、温かい家庭的な社風から」という考えのもと、ミモザ株式会社様(以下、同社)は介護の総合事業者として、地域に根差したドミナント戦略を展開しています。在宅支援から看取りまで、まさに「介護のデパート」として、地域社会を包括的に支える存在です。
この理念を牽引する松本社長は、前職はエンジニアでしたが、認知症介護への思いから介護業界へ転身。同社へアルバイトとして入社後、9年で社長に就任しました。松本社長は「介護が必要になっても下を向かず、『夢』や『ワクワク』を持って生きていただきたい」と力を込めます。
同社の成長には、このミッションに共感する若手人材の確保が不可欠でした。「新卒で採用した若手が現場経験後に管理職となり、未来のミモザを創っていく。このスタイルが、会社の成長に欠かせません」と、松本社長はその重要性を語ります。
しかし、その根幹をなす「新卒採用」において、介護業界特有の高いハードルに直面し、人材確保が事業成長における喫緊の課題となっていました。
同社がDYMと共にいかにしてこの課題を乗り越え、成長への活路を見出したのか。その取り組みの裏側と今後のビジョンについて、代表取締役社長と活躍社員に話を伺いました。
(右) ミモザ株式会社 代表取締役社長 松本様(左) ミモザ株式会社 横浜霧が丘デイサービス 事業所長 O様
01 導入前の課題:
「数が取れない」— 会社の未来を担う若手採用が事業成長のボトルネックに
介護業界において、新卒採用のハードルは非常に高いのが現実です。同社も例外ではなく、最大の課題は新卒採用において「数が取れない」という点にありました。
同社では、新卒で入社した若手が「介護の現場を経験した上で管理職になり、これからのミモザを創っていく」という明確な人材育成方針を採っています。これは、松本社長自身がアルバイトからキャリアをスタートさせた経験にも通じる、現場理解に基づいたリーダーを育成する仕組みです。
そのため、若手の新卒採用は単なる人員補充ではなく、会社を大きく成長させるために「絶対必須」の戦略でした。
しかし、採用市場での苦戦による採用数の伸び悩みは、将来の幹部候補が育たないことを意味していました。これは、会社の持続的な成長戦略そのものを阻む、まさに経営のボトルネックとなっていたのです。
《課題のまとめ》
- 介護業界特有の採用難に直面し、新卒採用の「数」の確保が困難な状況にあった
- 将来の管理職を育成する「若手採用」は会社の必須戦略であり、その停滞が事業成長のボトルネックとなっていた
- 人材確保が経営上の喫緊の課題であり、会社の成長基盤そのものが揺らぎかねない状況だった

02 具体的な活用方法:
決め手は「相性」と「深い事業理解」。
紹介から内定フォローまで、採用プロセス全体を支えるパートナーシップ
行き詰まっていた状況を打破するきっかけは、同業他社の社長からの紹介でした。ある時、「DYM」という会社を紹介され、まずは話を聞いてみることにしたと語ります。数ある紹介会社の中から最終的にDYMを選んだ決め手は、ロジックだけでなく「相性」や「雰囲気の良さ」でした。
松本社長は「お話ししていても楽しいし」と語り、採用担当の方も「お仕事以外の話も、お会いすればよくしますし、距離感の近さもあります」と続けます。単なるビジネスパートナーを超えた、人と人との信頼関係がそこにはありました。
もう一つの大きな決め手は、「事業理解」への積極的な姿勢でした。DYMはただ人材を紹介するだけでなく、同社の理念や社風を深く理解し、それを学生に伝える努力を惜しみません。松本社長は「御社でミモザの説明会なども結構組んでいただいたりして」「ミモザを理解していただく、広めていただくということに非常に協力的だった」と評価しています。
同社は、メインである新卒採用の母集団形成から内定承諾に至るまで、そのサポートを幅広く活用しています。同社にとってDYMは、「一番最初にご契約させていただいた紹介会社」でもありました。松本社長は「その後の他社さんとのやり取りの仕方なども、ベースになった」と振り返ります。この最初の強固なパートナーシップが、同社の採用活動全体の礎となっているのです。
《活用のポイント》
- 担当者との「相性」や「雰囲気の良さ」を決め手に、強固なパートナーシップを構築
- 独自の社内説明会開催など、「事業を深く理解し広める」積極的な姿勢を高く評価
- 母集団形成から内定承諾までトータルで連携し、採用活動の「スタンダード」を確立

03 導入後の効果:
採用数の大幅アップと、地方採用の開拓
「戦略的助言」がもたらした採用活動の質的向上
松本社長は「DYMを入れてから採用数は増えました。それはもう間違いないです」と力強く断言します。長年の課題であった「数」の問題に、確かな突破口が開かれた瞬間でした。
「DYMの効率的な母集団形成により採用担当者に余裕が生まれ、学生一人ひとりへの丁寧なフォローが可能になり、内定承諾率も向上した」と松本社長は語ります。
特に顕著だったのが、難航していた地方採用での成果です。松本社長は「DYMが支援してくれたおかげで、特に仙台では毎年順調に採用が実現しています」と続けます。さらに「仙台の雰囲気がミモザと結構合う」と分析しており、DYMが社風に合う人材を紹介できている証左でもあります。
また、効果は「量」だけに留まりませんでした。採用活動の「質」を変えたのが、DYMからの「戦略的助言」です。松本社長は「外部の視点を持った戦略的アドバイスを採り入れています」と語り、DYMを戦略立案のパートナーとしても評価しています。
「すごくミモザを可愛がってもらっている点にも本当に感動しました(笑)」と松本社長は笑顔を見せます。ビジネスライクな関係を超えた深い信頼が、採用成功の基盤となっています。
《導入後の主な成果》
- 採用数の大幅な増加と、継続的な採用が可能なチャネルを確立
- 課題であった地方採用で、社風とマッチする人材の採用に成功
- 採用工数の最適化と戦略的助言により、内定承諾率と採用活動全体の「質」が向上
04 今後の展望:
業界TOP10を目指し、さらなる事業拡大へ
同社は、今後も積極的に事業展開し、5年後には売上シェアを業界10位以内に伸ばし、介護のリーディングカンパニーとなるべく、さらなる成長を目指しています。
この壮大なビジョンを実現するためには、間違いなく「人」が鍵となります。松本社長は「そのためには、若い力が必要不可欠」だと力を込めます。
エンジニアから介護職アルバイトを経て社長に就任した自身のキャリアを体現するように、同社は多様な人材が活躍できるフィールドを整え続けています。その上で、新卒採用に留まらない、若手人材確保のパートナーとしても、今後のさらなる連携に期待を寄せています。
「人生の大先輩であるご高齢者には、たとえ介護が必要になっても『夢』や『ワクワク』を持って生きていただきたい」。ミモザの挑戦は続きます。
05 同様の課題を抱える企業様へ:
「採用の限界」を突破する鍵は、「客観的視点」を持つパートナーの存在
「やはり介護業界は人材難で、特に新卒採用に苦戦している介護事業者の皆さんは多いと思います。弊社の成功要因は、DYMさんが介護事業や弊社のことをよく知っていただき、『1社1社に寄り添って』いただけたことです。おかげで今、活躍する社員が増えています。
自社だけでは限界を感じている、あるいは『自分たちが見えている限界を突破して採用を強化していきたい』という場合には、採用全般を支援してくれるDYMさんのようなパートナーが力になってくれるはずです。ぜひ導入をご検討ください。」
DYM経由で入社された活躍社員の声
「理念への共感」と「人の温かさ」が入社の決め手
(S様/2022年入社)
現在は、訪問介護事業所の管理者とサービス提供責任者を兼務しています。日中はご利用者様のお宅への訪問が中心ですが、その合間に管理業務や会議出席なども行っています。
■ DYMのサポートがミモザとの出会い
就職活動では当初、業界を絞らずに活動していました。母が介護職だったこともあり介護業界の説明会にも参加する中で、DYMさんとは個別のオンライン面談で出会い、ミモザを紹介していただきました。
介護業界は6社ほど拝見しましたが、ミモザは唯一、社長自らが会社説明をされていて、その理念に強く共感したことを覚えています。
実は、最終選考後、ミモザともう1社でどちらに入社するか、本気で迷っていました。その時、DYMの担当者さんが「悩んでいるなら直接会って話しましょう」と、わざわざオフィスに呼んでくださったんです。そこで私が何に迷い、何を大切にしたいのかを親身になって聞いて整理してくださったおかげで、「やっぱりミモザさんだ」と確信を持って決断できました。
■ 管理職としてのやりがいと今後の目標
入社後は現場経験を経て、2年目の後半にはデイサービスの生活相談員、その後、介護付きホームの副事業所長を経験し、今年の7月から現在の事業所の管理者を任されています。
管理職の面白さは、現場の介護職時代には見えなかった「売上」「利益」といった数字で自分たちの頑張りが見えることです。一方で、スタッフのマネジメントや人間関係の調整にはとても難しさを感じており、日々模索中です。
今後はこの事業所を「地域で一番」にすることが目標です。「介護の相談なら、ミモザだね」「最期の看取りまでミモザに任せたい」と思っていただけるような、信頼される事業所にしていきます。
「この人についていきたい」と直感を信じ、スピード感あるキャリアアップを実現
(O様/2023年入社)
現在は、横浜市にあるデイサービスの事業所長として、売上計画の策定や人事業務など、事業所全体の管理運営を担っています。
■「人」と「環境」に惹かれて入社
大学時代はサッカーに打ち込んでいましたが、就職活動では特に「これがやりたい」というものがありませんでした。DYMさんに登録し、介護業界だけでなく営業職なども幅広く見ていました。
DYMの担当者さんには非常に丁寧に関わっていただきました。偶然にもその担当者さんも私と同じく大学までサッカーを経験されていた方で、すぐに意気投合しました。
入社の決め手は、正直に言うと「人」です。面談でお会いした松本社長や人事の方を見て、「この人たちについていきたい」という直感が一番の理由でした。また、若手でも管理職や事業所長を目指せる「ステップアップの環境」が明確だったことも大きな魅力でした。
■スピード感あるキャリアと今後の挑戦
入社後は仙台のデイサービスに配属されましたが、約2ヶ月で横浜の事業所に異動となりました。そこで介護職として経験を積み、入社から半年ちょっとで事業所長に登用していただきました。
もちろんギャップもありました。介護の仕事は想像以上に奥深く、また、自分より年上の親世代のスタッフさんたちをまとめる難しさは、部活動の経験とは全く異なりました。
現在のやりがいは、明確に「計画を達成すること」です。特に、計画未達だった事業所を立て直し、達成に導けた瞬間の喜びは大きいです。
今後はさらにステップアップし、事業部長などを目指したいです。また、チャンスがあれば「新規施設の立ち上げ」にも挑戦し、ゼロから自分の理想とするデイサービスを作ってみたいです。