MEO対策

MEO対策とは

■ マップエンジンの最適化

マップ、など主要なマップ検索エンジンや地図アプリに自社の店舗やサービスの情報を掲載する際、Googleの検索アルゴリズムに基づいて最適化することにより、
オーガニック検索やマップ検索に上位表示させます。

スマートフォンの普及は、ユーザーの検索行動の変化とGoogleのアルゴリズム改変、インターフェイスの変更をもたらしました。
それに伴いMEO対策は、特に実店舗を中心にビジネスを展開するオーナーから注目されている集客手法です。

では、MEOとは具体的にどのような施策なのか、MEOとSEOの違いについては下記になります。

1. MEOとは

MEOとは、Map Engine Optimizationの略であり、マップエンジンの最適化を意味します。
Googleマップをはじめとする主要なマップ検索エンジンや地図アプリにおいて、
検索結果が上位に表示されるように行われる施策です。

MEO対策を行うことにより、特定のターゲット層や商圏内のユーザーへダイレクトにアプローチし、新規顧客の獲得や集客数の拡大に期待できます。

例えば「地域／サービス」で検索した場合は、該当の地域に特化した検索結果が表示されます。

すると、ユーザーはサービス内容や店舗情報をピンポイントに得られるため、実店舗を展開するビジネスに対して、特定地域のユーザーや見込み客を獲得するにあたり大きく寄与するでしょう。

2. MEOの二つの目的

先述したように、MEO対策の目的は、検索結果を上位に表示して集客につなげることです。
ユーザーは、商品やサービスを購入する際、次の5つのステップを経ています。

それぞれのステップにおいて、効果的なMEO対策を行うことが重要です。
具体的には「検索順位UP」 「来店・集客率UP」を目指す必要があります。

■ 検索順位UP

検索順位アップは、5つのステップのうち「認知」 「興味・関心」に該当します。
まず、ユーザーが展開する店舗を認知することから始まります。

そのため、検索結果を上位に表示させることにより、認知が拡大し、ユーザーの来客に期待できます。例えば、多種多様なキーワードを用いて関連性を高めると、検索結果が上位表示されやすいでしょう。

■ 来店・集客率のUP

来店・集客率のUPは、5つのステップのうち「認評価・検討」 「行動」に該当します。

MEO対策の大きな目標は、検索結果の上位表示ですが、検索結果によってユーザーが展開するビジネスに興味を持ち、来客してくれることを最終的に目指しています。
そのため、認知度を拡大するのみならず、実際に利用したくなるよう、店舗やサービスの魅力を伝えることが重要です。

3. MEOとローカルSEOの違い

MEOは、ローカルSEOとも呼ばれています。
両者それぞれ同じような意味合いを持っていますが、よく見てみると違いがあります。

ローカルSEO

特定のエリア（地域）に特化したSEOのことを指し、実店舗や地域密着型のサービスを展開するビジネスのローカル検索の最適化を図ります。

MEO

マップ検索に重点を置き、Googleビジネスプロフィールの検索評価を向上させることで集客を目指す施策全般を指しているのです。

4. MEOとSEOの対策内容の違い

両者で施術内容が大きく異なりますが、マップ検索の結果はSEOの通常のウェブ検索結果でも上部に表示されることが多いです。

そのため、地域性の高いキーワードでの検索においては、SEO対策よりもMEO対策が有効といえます。

SEO対策

検索エンジンでキーワード検索した際、自社のウェブサイトが検索結果の上位に表示されることを目的とした施術全般のことです。

MEO対策

マップ検索で自社の店舗やサービス情報の順位を上げて
ユーザーの認知拡大を図り、実際の来店につなげる施策のことを指します。

MEO対策のメリット

スマートフォンの普及やモバイルユーザビリティの向上により、ユーザーがビジネスや店舗情報を検索する環境が整備されています。
このことから、MEOのメリットも増加しています。MEOの特徴・メリットとして、以下の4つが挙げられます。

1. 検索ユーザーの商圏内の
 ビジネスのみ表示される

一般的な検索エンジンで店舗を検索すると、大手企業の店舗情報が検索上位を占めています。
そのため、地域密着型の中小企業が検索上位に表示されるのは困難です。

たとえSEOで検索上位に表示されなくとも、MEOやローカルSEOならばユーザーが検索する商圏内にある実店舗のみ対応すればいいため、競合の大手企業とも互角に張り合えます。

また、ローカルパックは通常のSEO検索より上部、つまり検索順位の最高位にマップとともに表示されることから、認知度の向上と顧客獲得に期待できます。

2. 見込み顧客の集客効果が高い

MEOやローカルSEOでは「地域＋サービス」 「～したい」 「～がほしい」といった
欲求を満たすためのキーワード検索が多く、今まさにサービスを必要としているユーザーがほとんどです。

例えば、リアルタイムで店舗情報を探しているユーザーの来店、電話での問い合わせや予約など、ユーザーのアクションにつながりやすく、集客の可能性が高くなります。

3. 口コミや星評価による信頼性獲得
 につながる

調査時期：2022年2月
株式会社学生就業支援センター（現：株式会社インターツアー）調べ
調査対象：学生就業支援センター登録の22卒・23卒大学生（275名）

口コミや星評価による信頼性獲得につながるGoogleマップの検索結果には、
ユーザーからの口コミや星評価のレビューが表示されます。

口コミは第三者から発信された情報です。ポジティブな口コミを多く獲得することにより、店舗の信頼が増し、集客につながりやすくなります。また、Googleマップの口コミは検索評価のみならず、潜在顧客の意思決定に大きく影響するため、好意的な口コミを集めることはとても重要なのです。

実際、DYMが実施した「就活における口コミの活用状況の調査」によると、2022年時点で「口コミを見た」との回答は93.5%と圧倒的な結果となりました。ほとんどのユーザーが重要な場面で口コミを参考にしていることが分かります。

このことから、口コミは店舗やサービス情報のみならず、
就職活動といった内容においても非常に有効です。

調査時期：2022年2月
株式会社学生就業支援センター（現：株式会社インターツアー）調べ
調査対象：学生就業支援センター登録の22卒・23卒大学生（275名）

4. SEO対策に比べて対策しやすい

SEO対策に比べて対策しやすいSEO対策では、大手の企業やポータルサイトが
検索結果の上位を占めており、競合性も高いことから、上位にランキングさせることは困難です。

対策内容も幅広いため、コンテンツ作成や内部施策、
メンテナンスにも大きなコストがかかります。
一方、MEOにおいては、ターゲット地域に存在する店舗にのみ対応するため、SEOに比べて競合性と費用を大きく抑えられます。

Googleマップの検索順位の
決まり方

Google公式

Googleマップの検索順位の決定要因には、いくつかのポイントがあります。まず、Gooogle公式が発表している決定要因は3ポイントです。
参考：Googleのローカル検索結果の
ランキングを改善する方法

✓検索ワードとの関連性

特にカテゴリとの関連性が重要ですが、ビジネスの種類によっても異なることから、関連するキーワードは多岐にわたります。

そのため、キーワードの検索意図や検索する際の状況・場面を考慮した上で、関連トピックを掘り下げて細分化し、幅広く関連性を持たせることが大切です。

✓ユーザーが検索している位置と
店舗との距離

検索キーワードによっては、この距離が優先的に順位に反映されることもあります。

例えば、Googleでローカル検索をすると、検索結果の上位にGoogleビジネスプロフィールに基づいた店舗情報を表示します。

これを、ローカルパニックといい、オーガニック検索よりも上、つまり検索結果の最上位に表示されるため、ユーザーの視認性や認知度が非常に高くなるのです。

✓店舗や企業の認知度の高さ

展開しているビジネスがユーザーにどれほど認知されているのか、オンラインや実店舗といったビジネスの形態を問わずにどれほどの知名度をもっているのかが評価要因となります。

なお、Googleの公式ガイドラインでは「視認性」と表現されています。

具体的な評価例としては、オンラインに自社のビジネス情報が掲載されているか、SNS上で口コミの発信があるか、その評価の数は多いか、などになります。

Moz社が発表したレポート

2020年、Moz社が発表したGoogleマップの検索順位における決定要因のランクは以下の通りです。

この順位から、Googleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)に店舗の基本情報がどれだけ詳細に記載されているかが重要だと分かります。

そのため、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認が取れていない場合や、店舗名などの記載情報に誤りがある場合には、検索結果が上位となるのは難しいです。

また、Googleビジネスプロフィールにおけるレビューも検索結果を左右します。
レビューは、Googleビジネスプロフィールに設定された正しい情報をもとに集まってきます。

Moz社が2020年に行った調査によると、レビューの数、内容がポジティブであるか、ユーザーのレビューに対してオーナーが返信しているかどうかも、検索順位に影響しているとされています。

さらに、2018年にMoz社が行った調査において、検索を行った位置とビジネスの拠点との近さ(近接性)を他の項目と合わせて集計し発表していますが、2020年の調査では項目を分けられています。
2018年と比べると、2020年時点において「検索者が検索した位置がビジネスの拠点から近くとも、必ずしも優先的にローカルパックへ表示されるわけではない」と考えるマーケッターが増えたためです。


実際、2020年調査では、ローカルパックの検索順位の決定要因として`近接性」が重要であるという回答数は、「レビューの数」が重要であるという回答数より下回ったことが結果に表れています。

つまり、近接性よりもレビューの重要度が高まったと考えられているのです。

DYMのMEO対策について

DYMでは、上記のMEO対策のニーズの高まりから、お客様に合わせたMEO対策プランをご用意しております。
ここからは、DYMのご提供するMEO対策プランについてご紹介します。

	Googleビジネス プロフィール 運用プランA	Googleビジネス プロフィール 運用プランB	便利な口コミ 対策ツール (口コミ自動返信 ・口コミ促進)
運営支援	●
情報の追加	●
写真の追加	●
被リンクの追加	●	●
サイテーション の登録	●	●
口コミツール	●	●	●
月次レポート	●	●

DYMのMEO対策における
3つの強み

DYMでは、SEOのみならずGoogleビジネスプロフィールにおいても、サービスを提供しています。
中でもMEO対策には、主に3つの強みがあります。

1. Googleマップ対策の提供・
 多くの上位表示実績

SEO対策だけでなく、MEOにおける対策実績も多数保有しています。
DYMは、アルゴリズムに沿った施策を提供することが可能です。

2. アルゴリズムの解析実績をもとに
 施策を提供

DYMは、これまでに培ってきたノウハウをもとに、Googleアルゴリズムの変動に沿ったトレンドの施策を提供しています。

過去の膨大な実績で蔽積されたデータや常に変動するアルゴリズムの解析データから、最新で最適な施策をご提供します。

また、アナリストによる解析データと、アップデートといった検索エンジン関連情報をまとめたトレンドレポートを毎月発行しています。

3. ローカルガイドLV5以上の
 ユーザーネットワークを構築

Googleマップにコンテンツを投稿すると、ポイントがたまります。

例えば、訪れた場所の評価、口コミ、写真や動画の投稿、質問への回答・返信、場所に関する情報の編集、マップに載っていない場所の追加などが挙げられます。

これらのコンテンツから、優良なアカウントとしてGoogleの認証を受けることが可能です。

また、高ランクのローカルガイドを持つユーザーとの豊富なネットワークにより、ユーザーの自発的な口コミ投稿を促進もできます。

なお、投稿自体はユーザーが実際に利用した後に任意での投稿となります。

MEO対策の成功事例

DYMのMEO対策を実際にご利用いただいた企業様の成功事例を2つご紹介します。

適切にMEO対策を講じることにより、主要な対策キーワードを上位表示させるだけでなく、幅広くキーワードの関連度を強化し、認知度と興味・関心の向上に期待できます。

また、ユーザーが実際に行動するために、評価・検討におけるアクションの改善につなげられます。

品川区の焼肉店

データ測定期間：2023年2月〜5月

DYMのMEO対策として、ビジネスプロフィールの設定見直し、
写真・動画投稿や口コミなどの関連度向上を図った結果、
MAP経由のウェブサイト流入数が146%増加、
MAPの総インタラクション(反応数)は106%増加しました。

データ測定期間：2023年2月〜5月

主要都市に店舗を持つ
ブランド買取専門店

データ測定期間：2023年6月〜11月

Googleビジネスプロフィールに情報を追加して充実させ、
口コミや場所についての質問回答など、
ユーザーとの関連性を積極的に高めた結果、
MAP経由のウェブサイト流入数が136%増加、
MAP経由のウェブサイトCV数は85%増加しました。

データ測定期間：2023年6月〜11月