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LINE公式アカウントの運用を終了したい、不要なアカウントを整理したい、管理者権限を変更したいなど、さまざまな理由でLINE公式アカウントに関する削除操作が必要になることがあります。しかし、一度削除すると復活できないなど、操作には注意が必要です。この記事では、LINE公式アカウントの削除方法をWeb版・アプリ版別に詳しく解説します。また、管理者やユーザーの削除方法、削除時に気をつけるべき注意点も紹介するので、LINE公式アカウントを安全に整理するための参考にしてください。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
LINE公式アカウントを削除する理由はさまざまです。事業内容の変更により運用していたアカウントが不要になったり、テスト用に作成したアカウントを整理したりする場合があるでしょう。LINE公式アカウントの削除は、基本的に「アカウントの設定」から行います。
Web版でLINE公式アカウントを削除する場合、以下の手順で行います。まず、「LINE Official Account Manager」の管理画面にログインします。ログインしたら、画面右上に表示されている「設定」をクリックします。
設定画面に移動したら、画面を下にスクロールし、最下部にある「アカウントを削除」という赤文字のリンクをクリックします。この時点で、アカウント削除に関する注意事項が表示されます。
注意事項をよく読み、削除に同意する場合は「上記の注意事項を理解して、アカウントの削除に同意します」のチェックボックスにチェックを入れます。その後、「アカウントを削除」ボタンをクリックすれば、LINE公式アカウントの削除が完了します。
削除が完了すると、LINE公式アカウントの管理画面では「分析」と「ホーム(利用と請求)」の2つのメニューしか表示されなくなります。チャットや一斉配信などの機能は使えなくなるため、必要な作業は削除前に済ませておきましょう。
スマートフォンのアプリからLINE公式アカウントを削除する手順も基本的にはWeb版と同様です。まず、LINE公式アカウントのアプリを開き、削除したいアカウントにログインします。
アプリのトップ画面から「設定」をタップし、次に「アカウント」を選択します。アカウント設定画面の最下部にある「アカウントを削除」をタップします。すると、削除に関する注意事項が表示されます。
注意事項を確認し、削除に同意する場合は「上記の注意事項を理解して、アカウントの削除に同意します」にチェックを入れ、「アカウントを削除」をタップします。これでアカウントの削除が完了します。
アプリ版での削除もWeb版と同様に、一度削除すると元に戻せません。また、削除後は分析データや請求情報以外の機能にアクセスできなくなります。削除の前に必要なデータのバックアップを取るなど、準備を整えておくことが重要です。
LINE公式アカウントを運用していると、アカウント全体の削除だけでなく、管理者やユーザー、投稿などの個別の項目を削除したいケースも発生します。各項目の削除方法を知っておくことで、LINE公式アカウントの運用をより効率的に行うことができます。
LINE公式アカウントでは、複数の管理者を設定して運用することができます。しかし、人事異動や退職などにより、管理者を削除する必要が生じることもあるでしょう。管理者(メンバー)の削除は以下の手順で行います。
まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、画面右上の「設定」をクリックします。次に、左側のメニューから「権限管理」を選択すると、現在登録されている管理者のリストが表示されます。
削除したい管理者の右側にある「変更」ボタンをクリックすると、権限変更のウィンドウが表示されます。このウィンドウの左下に「このメンバーをアカウントから削除」というリンクがあるので、これをクリックします。
確認メッセージが表示されるので、「削除」ボタンをクリックすれば、管理者の削除が完了します。ただし、自分自身を削除することはできないため、自分が管理者から外れたい場合は、他の管理者に削除してもらう必要があります。
また、最初にLINE公式アカウントを作成した「主管理者」は削除できない点に注意が必要です。主管理者を変更したい場合は、新しい管理者を追加した後、権限を移譲する形で対応しましょう。
LINE公式アカウントを運用していると、迷惑行為を行うユーザーや長期間アクティブでないユーザーを削除したいケースがあります。ユーザー(友だち)の削除は、以下の手順で行います。
まず、LINE公式アカウントの管理画面で上部タブの「チャット」をクリックします。次に、左側メニューバーの「連絡先」を選択すると、友だちリストが表示されます。
削除したいユーザーの右側にある「チャット」ボタンをクリックし、チャット画面を開きます。画面右上の「︙」(メニューボタン)をクリックし、表示されるメニューから「削除」を選択します。
確認メッセージが表示されるので、「削除」ボタンをクリックすれば、そのユーザーの削除が完了します。削除したユーザーとのトーク履歴も同時に削除され、復元はできないため注意が必要です。
重要なトーク履歴がある場合は、削除前に「チャット履歴をダウンロード」機能を使ってデータを保存しておくとよいでしょう。また、ユーザー削除はWeb版とアプリ版のどちらからでも可能です。
LINE VOOMは、LINE公式アカウントでタイムライン投稿ができる機能です。投稿内容の変更やキャンペーン終了などの理由で、過去の投稿を削除したい場合があるでしょう。LINE VOOMの投稿削除は以下の手順で行います。
まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、上部メニューから「LINE VOOM」をクリックします。すると、過去の投稿一覧が表示されます。
削除したい投稿を見つけたら、その投稿にカーソルを合わせ、表示される「編集」ボタンをクリックします。編集画面の下部にあるゴミ箱アイコンをクリックすると、削除の確認メッセージが表示されます。
「削除」を選択すれば、投稿の削除が完了します。削除した投稿は元に戻すことができないため、特に重要な情報が含まれる投稿を削除する場合は注意しましょう。
なお、LINE VOOMの投稿削除はスマートフォンアプリからも可能です。アプリの「LINE VOOM」タブから同様の手順で削除できます。定期的に古い投稿や不要になった投稿を整理すると、アカウントの見栄えが良くなります。
LINE公式アカウントでのユーザーとのやり取りは、チャット履歴として残ります。プライバシーの観点や不要な会話を整理するために、チャット履歴を削除したいケースもあるでしょう。チャット履歴の削除は以下の手順で行います。
まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、上部メニューから「チャット」をクリックします。削除したいチャット履歴のあるユーザーを選択し、チャット画面を開きます。
削除したいメッセージが表示されたら、そのメッセージにカーソルを合わせ、右側に表示される「︙」(メニューボタン)をクリックします。表示されるメニューから「削除」を選択します。
確認メッセージが表示されるので、「削除」ボタンをクリックすれば、選択したメッセージの削除が完了します。なお、ユーザーを削除するとそのユーザーとのチャット履歴もすべて削除されるため、メッセージ単位での削除が必要な場合は、この方法を利用しましょう。
チャット履歴の削除はスマートフォンアプリからも同様の手順で行えます。ただし、削除したチャット履歴は復元できないため、重要な情報が含まれる場合は、事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
LINE公式アカウントを削除する際には、いくつかの重要な注意点があります。一度削除したアカウントは復活できないため、削除前に十分に検討し、必要なデータは保存しておくことが大切です。ここでは、LINE公式アカウント削除時の主な注意点について詳しく解説します。
LINE公式アカウントを削除すると、削除から30日間は一部のデータが閲覧可能ですが、30日経過後はすべてのデータが完全に削除されます。このため、必要なデータは削除前、もしくは削除後30日以内にバックアップを取っておく必要があります。
削除後も閲覧できるのは「分析」と「ホーム(利用と請求)」の情報のみです。分析データには、友だち数の推移やメッセージの開封率など、アカウント運用の成果を示す重要な情報が含まれています。これらのデータは、今後の運用方針を検討する際や、他のマーケティング活動に活かすためにも重要です。
30日が経過すると、これらのデータも完全に消去されるため、CSVなどの形式でダウンロードしておくことをおすすめします。データのダウンロードは、分析画面の各ページに表示されている「ダウンロード」ボタンから簡単に行えます。
また、友だちリストやトーク履歴なども削除されるため、重要な情報が含まれている場合は、別途記録を残しておくとよいでしょう。これにより、万が一の場合でも必要なデータを参照することができます。
LINE公式アカウントを削除すると、「分析」と「ホーム(利用と請求)」以外の機能がすべて使えなくなります。具体的には、チャット、一斉配信、ステップ配信、リッチメニューなどの機能が利用できなくなるため、削除前に必要な作業を完了させておくことが重要です。
特に注意が必要なのは、友だちへの告知です。LINE公式アカウントを削除する場合、アカウント閉鎖の案内や代替の連絡先などを事前に友だちに通知しておくとよいでしょう。削除後はメッセージ配信ができなくなるため、この告知を忘れると、友だちが混乱する可能性があります。
また、LINE公式アカウントと連携しているサービスがある場合は、連携の解除や代替手段の準備も必要です。例えば、ECサイトとの連携や予約システムとの連携などがある場合、削除によってこれらのサービスに影響が出る可能性があります。
さらに、リッチメニューやLINE VOOMの投稿など、ユーザーが現在利用している機能も削除されるため、ユーザー体験に影響を与えることを考慮しておく必要があります。削除の影響範囲を事前に確認し、必要な対策を講じておきましょう。
LINE公式アカウントの有料プランを利用している場合、月の途中でアカウントを削除しても、その月の料金は返金されません。このため、料金の無駄を避けるためには、月末にアカウントを削除するのがおすすめです。
LINE公式アカウントの料金は月額制で、月の初日から末日までが1つの利用期間となります。例えば、10月1日にスタンダードプランに加入し、10月2日にアカウントを削除した場合でも、10月分の料金は全額請求されます。
また、削除前に追加メッセージを送信していた場合、その料金も次回の決済日に請求されます。追加メッセージとは、月額プランで提供されるメッセージ通数を超えて送信したメッセージのことで、従量課金制となっています。
料金面での影響を最小限に抑えるためには、月末近くにアカウント削除を実行し、その月は追加メッセージの送信を控えるなどの対策を取るとよいでしょう。ただし、削除をし忘れて翌月に入ると、さらに1か月分の料金が発生するため、確実に月末に削除することが重要です。
iOS版管理アプリでプレミアムIDを購入している場合、LINE公式アカウントを削除してもプレミアムIDのサブスクリプションは自動で解約されません。そのため、別途App Storeでサブスクリプションの解約手続きを行う必要があります。
プレミアムIDとは、LINE公式アカウントのIDを任意の文字列にカスタマイズできるサービスで、月額料金がかかります。このサービスはiOS版管理アプリから購入した場合、App Storeのサブスクリプションとして管理されています。
解約手続きを忘れると、LINE公式アカウントを削除した後も料金が継続して請求される可能性があります。プレミアムIDのサブスクリプションを解約するには、iPhoneの「設定」アプリから「Apple ID」→「サブスクリプション」と進み、LINE公式アカウントのサブスクリプションを選択して解約します。
MacやWindowsからの解約も可能で、MacはApp Storeから、WindowsはiTunesからサブスクリプションの管理画面にアクセスして解約できます。アカウント削除と同時に解約手続きを行うことで、不要な料金の発生を防ぐことができます。
企業やお店などのLINE公式アカウントを友だちとして登録しているユーザーが、そのアカウントを削除したい場合の方法を解説します。LINE公式アカウントからの通知が多く煩わしい、または利用する必要がなくなったなど、さまざまな理由で削除したいケースがあるでしょう。
友だちとして登録しているLINE公式アカウントを削除する方法は、個人アカウントの削除とは少し異なります。以下の手順に従って、不要なLINE公式アカウントを友だちリストから削除しましょう。
LINE公式アカウントを友だちリストから削除する場合、「ブロック」と「削除」の2つの操作が関わってきます。この2つは似ているようで異なる機能なので、違いを理解しておくことが重要です。
「ブロック」は、LINE公式アカウントからのメッセージ受信を停止する機能です。ブロックしても友だちリストからは完全に削除されず、「ブロックリスト」に移動します。いつでもブロックを解除して再び友だちとして表示させることができます。
一方、「削除」は友だちリストから完全に削除する操作です。削除すると、そのLINE公式アカウントとは友だちではない状態になり、メッセージのやり取りもできなくなります。再度やり取りしたい場合は、もう一度友だち追加する必要があります。
LINE公式アカウントを完全に削除するためには、まずブロックしてから削除するという2段階の手順が必要です。具体的な手順は次の通りです。
1. 削除したいLINE公式アカウントのトーク画面を開きます。
2. 画面右上のメニューボタン(三本線または「≡」マーク)をタップします。
3. 表示されるメニューから「ブロック」を選択します。
4. ブロック後、LINEホーム画面の右上にある設定アイコン(歯車マーク)をタップします。
5. 「友だち」を選択し、「ブロックリスト」をタップします。
6. ブロックしたLINE公式アカウントを選択し、「削除」をタップします。
7. 確認画面で「削除」をタップして完了です。
この手順を踏むことで、LINE公式アカウントを友だちリストから完全に削除することができます。ただし、削除した後でも、QRコードやLINE IDを使って再び友だち追加することは可能です。
また、トークの履歴を残しておきたい場合は、アカウントをブロックするだけにとどめて削除しないという選択肢もあります。自分のニーズに合わせて、適切な方法を選ぶとよいでしょう。
LINE公式アカウントの削除方法について、運営者向けと利用者向けに詳しく解説しました。運営者としてアカウント全体を削除する場合は、Web版またはアプリ版から設定画面を開き、「アカウントを削除」の手順で実行できます。ただし、削除後は元に戻せないため、必要なデータのバックアップや友だちへの告知を事前に行うことが重要です。
利用者として公式アカウントを削除する場合は、まずブロックしてからブロックリストから削除するという2段階の手順が必要です。ブロックだけではメッセージが届かなくなるだけで、完全な削除にはなりません。
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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。