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Instagram広告の費用体系は?広告の種類やコスパ最大化のコツもご紹介

公開日:2024.11.15  更新日:2024.11.19

業の認知度拡大や商品購入促進といった目的でInstagram広告を利用するところが増えてきました。Instagram広告では種類や配信面に合わせた運用が可能ですが、費用が気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Instagram広告の費用体系や目安料金について解説しています。広告費用に関わってくる要素やコスパ最大化のコツなどについても分かりますので、Instagram広告を出したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • Instagram広告の費用体系
  • Instagram広告の種類や配信面の違い
  • Instagram広告のコスパを最大化するコツ

Instagram広告の費用相場は?

Instagram広告費用は最低100円から出稿できますが、あまりにも予算が少ないと広告掲載のオークションに勝ち残れません。まずは1日1万,000円程度、1ヶ月あたり303~10万円程度の予算からスタートするのが良いでしょう。

認知度を一気にアップさせる目的で、月数百50万円前後の広告費用をかけるケースもあるようです。ただし、必ずユーザーが反応してくれるとは限らないため、いきなり広告に大金を投資するのは現実的ではありません。少額で様子を見つつ、広告への反応が良ければ徐々に費用をかけていくスタイルがおすすめです。

 インスタグラマーに依頼したときの費用相場

インスタグラマーに自社の商品やサービスの紹介を依頼したときの費用相場は、「フォロワー単価×インスタグラマーのフォロワー数」から算出します。フォロワー単価は1~6円と幅広いですが、2~4円で設定されるのが一般的です。

たとえば、フォロワー単価が2~4円、依頼予定のインスタグラマーのフォロワー数が1万人だった場合の費用相場は、2万~4万円となります。フォロワー数が10万人なら、20万~40万円の費用がかかる計算です。

一般的に、フォロワー数が多ければ多いほど宣伝効果は高まりますが、その分フォロワー単価も上がります。宣伝してもらいたい商品やサービスのターゲットがインスタグラマーのフォロワー層にマッチしているかも考慮すると、より成果につながりやすいでしょう。

運用代行会社に依頼したときの費用相場

Instagram広告の運用を代行会社に依頼したときの費用相場は、月額広告費用の10~20%程度の手数料がかかるのが一般的です。たとえば、3~1030万円でInstagram広告の運用を検討している場合、およそ3万3千~126万円の手数料追加費用がかかると考えてください。

代行会社によっては、初期費用や最低契約期間が別で設けられているところもあります。広告費用に応じて手数料が変動するケースも散見されますので、各社の見積もりを取って比較しましょう。

また、広告の運用だけではなく、画像や動画などの作成まで対応してくれる代行会社もあります。どこまで依頼したいのか、どこまで請け負ってもらえるのかも含めて、慎重に検討してください。

Instagram広告の費用体系と目安料金

Instagram広告の実際の相場は、費用体系によって異なります。Instagram広告の費用体系は、次の4種類です。

  • クリック課金(CPC)
  • インプレッション課金(CPM)
  • アプリインストール課金(CPI)
  • 再生数課金(CPV)

それぞれの特徴を、目安料金とともに解説します。

クリック課金(CPC)

クリック課金では、表示された広告がクリックされた時点で費用が発生します。1クリックあたりにかかる費用(CPC:Cost Per Click)の目安は、40~100円です。
広告をクリックするのは自社の商品やサービスに関心のあるユーザーである可能性が高いため、広告に興味のないユーザーにコストをかけなくて済みます。公式サイトへの訪問や商品の購入といった、ユーザーからの具体的なアクションを期待する場合などにおすすめの課金方式です。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金では、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。1,000回表示あたりにかかる費用(CPM:Cost Per Mille)の目安は、500~3,000円です。

他の課金方式と比べると安価な上に、運用がシンプルで分かりやすいといったメリットがあります。少ない費用でより多くの人に広告を知ってもらいたい場合などに適した課金方式です。

アプリインストール課金(CPI)

アプリインストール課金では、広告を経由してアプリがインストールされたタイミングで費用が発生します。1インストールあたりにかかる費用(CPI:Cost Per Install)の目安は、100~250円です。
1件あたりの料金は割高ですが、実際にアプリがインストールされない限り、費用は発生しません。アプリのメリットや魅力をしっかりとユーザーに伝え、インストールにつながるような広告戦略を立案しましょう。

再生数課金(CPV)

再生数課金では、動画広告が再生されるごとに費用が発生します。1再生あたりにかかる費用(CPV:Cost Per View)の目安は、4~10円です。

Instagram広告の場合、動画が10秒以上もしくは最後まで視聴されたタイミングで課金されます。動画を一定時間以上視聴したユーザーに対してのみ広告費をかけられるのが、大きなメリットです。動画広告は通常の広告よりもユーザーの印象に残りやすいので、商品やサービスの魅力をしっかり伝えたいときなどに適しています。

Instagram広告の種類と配信面

Instagram広告は主に4種類あり、出稿できる配信面が異なります。広告の種類や配信面ごとの特徴を押さえておきましょう。

広告タイプは全部で4種類

Instagram広告は、画像広告・動画広告・カルーセル広告・コレクション広告の4種類あります。

画像広告

画像広告は最も一般的な広告タイプで、静止画とテキストを組み合わせて表示されます。Instagramを開いたときにユーザーが最初に目にするのが画像広告で、自社の商品やサービス、ブランドの認知度アップなどの効果が期待できるでしょう。

 動画広告

動画広告は、動画とテキストを組み合わせて表示されるタイプの広告です。音声や効果音などを入れて様々な演出ができるため、ユーザーの印象に残りやすい広告を作成できます。商品やサービスをより詳しく伝えたいときなどにおすすめです。

カルーセル広告

カルーセル広告は、最大10点までの画像や動画を一度の広告で表示するタイプの広告です。それぞれの広告に別々のリンクを付けられるのが大きな特徴で、複数の商品やサービスをまとめて紹介したい場合などに適しています。

 コレクション広告

コレクション広告はカタログ形式で商品やサービスを表示するタイプの広告で、カバー画像もしくはカバー動画の後に3点の商品画像が続くのが一般的です。ターゲットに直接広告を配信できますので、認知から検討、購入にまで導きやすいのが大きな強みといえるでしょう。

4種類の配信面で出稿可能

Instagram広告を出稿できる配信面は、フィード・ストーリーズ・発見タブ・リールの4種類あります。効果的な運用につなげたいなら、目的に合わせた配信面を選びましょう

フィード

フィードはInstagramを開いたときに最初に出てくる画面(タイムライン)のことで、すべての広告タイプで活用できます。ユーザーの目に留まりやすいため、多くの人に広告を見てもらいたい場合などにおすすめの配信面です。

ストーリーズ

ストーリーズは、短時間の画像や動画をスライドショーのように投稿する機能のことで、すべての広告タイプで活用できます。ユーザーのスマートフォンの全画面に広告が表示されるため、強いインパクトを与えられるでしょう。
24時間経つと自動的に消えるのも、ストーリーズの特徴です。タイムリーな情報を提供したいときやリーチ数を高めたい場合などに適しています。

発見タブ

発見タブはInstagramアプリの下部にある虫眼鏡のマークをタップすると表示される投稿一覧のことで、ユーザーの興味関心に合わせて自動的におすすめが表示されます。利用できる広告タイプは画像広告もしくは動画広告のみですが、商品やサービスに興味のある人だけに絞ってアプローチできるのが大きな強みです。

Instagram広告の費用に関わる要素

H2. Instagram広告の費用に関わる要素

Instagram広告の費用には、以下の4つの要素が密接に関わってきます。

  • キャンペーンの目的
  • 広告ランクの評価
  • ターゲティングボリュームの調整
  • 他社との入札競争

どのように費用に影響するのか、詳しく見ていきましょう。

 キャンペーンの目的

Instagram広告の費用は、その広告を出す目的に応じたキャンペーン内容によって変わってきます。たとえば、より多くの人びとに商品やサービス、ブランドについて知ってもらうことを目的としたキャンペーンであれば、比較的安価な費用で済むでしょう。

その一方で、商品の購入など、ユーザーからの具体的なアクションを目的としたキャンペーンでは、費用が高くなる傾向にあります。ターゲットにピンポイントでアプローチするには、最適化の要素がそれだけ多く求められるためです。

 広告ランクの評価

広告ランクは広告の品質スコアに入札単価を掛け合わせた数値で決定され、検索プラットフォームでの広告掲載順位に関わってきます。広告ランクが高ければ高いほど検索結果ページの上位に表示されやすく、クリック単価が下がるのが特徴です。逆に広告ランクが低いと掲載位置が低いか、そもそも検索結果に表示されないこともあります。

ターゲティングボリュームの調整

ターゲティングボリュームも、広告費用に大きく関わる要素です。ボリュームが大きければ大きいほど費用がかかる一方で、ターゲットを細かく絞るほどに費用を抑えられます。

たとえば、「20~30代の女性」というターゲティングでは幅が広いため、「20~30代でコスメに興味のある女性」といったようにボリュームを調整したとしましょう。特定の趣味や関心を持つ層に的を絞って広告を配信したほうが効果的に届けやすく、費用も少なくて済みます。

他社との入札競争

Instagramに広告を掲載するには、競合他社とのオークションに勝ち残る必要があります。特に夏休みやクリスマス、お正月などのイベントシーズンには入札競争が激化しますので、広告費用が一気に増加するでしょう。ターゲティングの精度やクリエイティブの質を向上させて関連性を高めることが、競合他社に勝つためのポイントです。

Instagram広告の構造

実際に運用を始める前に、Instagram広告の構造を知っておきましょう。Instagram広告は、Facebook広告と共通の広告マネージャを使って管理します。Instagram広告のみを運用する場合は、設定でFacebookのチェックボックスからチェックを外してください。

Instagram広告は、「キャンペーン」「広告セット」「広告」の三段階構造です。「キャンペーン」では広告の目的やカテゴリを設定できるほか、キャンペーン全体の予算設定も行えます。「広告セット」では、配信の最適化や予算、オーディエンス、出稿場所などの設定が可能です。また、「広告」では、画像や動画、テキストによるクリエイティブを作成します。

入れ子構造のため、一つのキャンペーンに対して複数の広告セットの作成や一つの広告セットに対して複数の広告の作成ができるのも、大きな特徴です。

Instagram広告を活用する強み

Instagram広告を活用する強みは、以下の3つです。

  • Z世代による広告の拡散
  • SNS上で買い物をする層のリーチ獲得
  • 設定の自由度の高さ

1つずつ詳細を見ていきましょう。

Z世代による広告の拡散

Instagramは、1990年代後半から2010年代前半にかけて生まれたZ世代(2024年8月時点で28歳前後の世代)の利用者が多く、その割合は70%を占めています。Z世代は流行やトレンドに敏感な傾向があり、周囲への共有にも長けているため、広告を拡散してもらいやすいのが大きな強みです。

また、近年では、テレビよりもInstagramなどのSNSを見るZ世代が増えています。商品やサービスの認知拡大や集客という意味でも、Z世代が大きな力になってくれるでしょう。

SNS上で買い物をする層のリーチ獲得

ITの普及や新型コロナウイルス感染症の拡大による生活様式の変化に伴い、インターネットを通して買い物をする方が増えてきました。同様に、SNS上でショッピングをする方も増加しています。

Instagram広告の強みは、画像や動画によって商品やサービスを身近に感じてもらえる点です。Instagram上で商品を購入する層のリーチ獲得につながりやすいのも、Instagram広告の強みといえます。

 設定の自由度の高さ

Instagram広告は設定の自由度が高く、広告の掲載期間や予算などを自由に決められるのが特徴です。また、Facebookとの連携が可能なため、地域・年齢・学歴・家族構成・職業・趣味といった項目をもとにしたターゲットの選定にも役立つでしょう。

Instagram広告の費用対効果を最大化するポイント

Instagram広告の費用対効果の最大化に向けて押さえておきたいポイントを、7つご紹介します

  • ターゲットやゴールを明確に
  • PDCAを回してコスト削減
  • クリエイティブの質の向上
  • ハッシュタグの利活用
  • キャンペーン予算の最適化
  • リターゲティングの活用
  • 動画広告では冒頭が重要

各項目の詳細を見ていきましょう。

ターゲットやゴールを明確に

Instagram広告を適切に運用するには、ターゲットやゴールを明確にすることが大切です。自社の顧客層やユーザーが求めているものを正確に捉え、相性の良い商品やサービスを見極める必要があります。性別や趣味・関心といった情報をもとにターゲットを明確化できれば、コンバージョンにつながりそうな人だけに効率的に広告を届けやすいでしょう。

ただなんとなく広告を出すだけでは、思うような成果につながらない可能性があります。広告の効果を最大化するためにも、「いつまでに」「何を」「どの程度まで」「どうするか」とゴールを決めて、やるべきことを可視化するのがおすすめです。

PDCAを回してコスト削減

PDCAの実践もコスト削減につながります。4種類の広告タイプや配信面を組み合わせながら、どの広告が自社に合っているのか試してみてください。
特にターゲティングや訴求ポイント、広告の素材などは、常に見直しが必要な項目です。データを集めて分析を繰り返していくうちに成果の出ていない広告が分かるため、余計な費用をかけなくて済むでしょう。

クリエイティブの質の向上

出稿する広告の画像や動画のクオリティは、リーチやコンバージョンに直結する重要な要素です。どんなに魅力的な広告であっても、同じ内容だとユーザーに飽きられてしまいますので、定期的に改善を加えて質を向上させましょう。
広告は、色使いやフォント、全体のバランスを少し整えるだけでも、ガラッと印象が変わります。クリエイティブの質が向上した分だけ、広告の効果も上がっていくでしょう。

ハッシュタグの利活用

ハッシュタグの利活用も積極的に検討してみてください。ハッシュタグとはキーワードやトピックの分類に使われる機能のことで、キーワードの前にハッシュ記号「#」を付けるのが特徴です。

たとえば、東京都港区でハワイアンカフェの宣伝をしたいなら、「#東京」「#港区」「#ハワイアンカフェ」「#カフェ」「#○○○(店舗名)」「#美味しい」「#ロコモコ」といった活用ができるでしょう。

ユーザーの多くは、ハッシュタグを使って投稿や検索をする傾向にあります。検索されそうなキーワードにハッシュタグを設定した広告を出稿することで、関連するユーザーの目に広告が触れる可能性が高まるというわけです。獲得したい顧客層が使っているハッシュタグをリサーチした上で、積極的に盛り込んでみてください。

キャンペーン予算の最適化

「キャンペーン予算の最適化」という機能を活用するのも一手です。複数の広告を出稿した際、効果がよく表れている広告に優先的に費用をかけられるように自動で予算をコントロールする役割があります。

逆にいえば、効果があまり出ていない広告については、表示されにくいようにすることが可能です。一度に複数の広告を出稿したときや無駄なく予算を使いたいときなどに適しています。

リターゲティングの活用

リターゲティングの活用方法も知っておきましょう。リターゲティングとは、「公式サイトに訪問したことがある」「商品・サービスの購入を検討したことがある」など、過去に何らかのアクションを起こしたユーザーに広告を配信する方法です。
少なくとも一度は自社と接点を持っているユーザーにアプローチできますので、コンバージョンにつながる可能性が高まります。商品やサービスについてある程度認知されてきた段階でリターゲティングを活用すると、より高い効果が期待できるでしょう。

動画広告では冒頭が重要

動画広告では、冒頭でどれだけユーザーを惹きつけられるかが鍵を握ります。どんなに魅力的な商品やサービスについて紹介していても、最初の数秒で「興味がない」と判断されるとすぐに離脱されてしまうためです。

最も伝えたいことは動画の後半ではなく、前半に持ってくるように意識してください。たとえば、最初に印象的なフレーズや話題を盛り込んだり、ターゲットの悩みや困り事を提示して共感を誘ったりするように工夫すると良いでしょう。

まとめ

最低100円から出稿できるInstagram広告ですが、効果的な配信をするなら1日1万,000円程度、1ヶ月あたり3~1030万円程度前後の予算からスタートしましょう。その後、広告に対するユーザーの反応を見つつ、徐々に費用を上げていくのがおすすめです。

Instagram広告には、画像広告・動画広告・カルーセル広告・コレクション広告の4つの広告タイプがあります。それぞれ適した配信面が異なりますので、特徴や違いを理解しておくことが大切です。

自社での広告運用が難しい場合は、インスタグラマーに商品やサービスの紹介を依頼する方法もあります。また、運用代行会社に依頼するのもおすすめです。

各プラットフォームの認定広告代理店としての実績を持つDYMでは、広告の配信対象となるユーザーを絞った的確なコンサルティングを行っています。効果的な運用につなげるクリエイティブの改善や効果検証ツールの活用もサポート可能です。

また、薬事法ドットコムと提携していますので、健康食品や化粧品など、審査が厳しい広告の運用支援も行っています。Instagram広告運用についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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【筆者・監修者企業】

株式会社DYM

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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。

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