新卒の面接の流れを知ろう！受付・入室・退室時のマナー

初めての就活に臨む皆さん、面接の流れやマナーに不安を感じていませんか？多くの就活生が、どのように振る舞えばよいのか戸惑うものです。でも心配はいりません。この記事では、受付から退室までの一連の流れと、各段階で押さえるべきマナーを詳しく解説します。

これを読めば、面接官に好印象を与え、自分の魅力を最大限にアピールできる準備が整います。就活を成功に導くための第一歩、ぜひ最後までご覧ください。

就職面接の流れと基本マナー

就職面接は、多くの新卒学生にとって緊張する場面ですが、基本的な流れとマナーを押さえておくことで、自信を持って臨むことができます。以下に、一般的な面接の流れと各段階で注意すべきマナーを解説します。

【受付（到着時）】

【待機】

【入室】

【面接中】

【退室】

これらの基本的なマナーを押さえておくことで、面接官に好印象を与え、自分の魅力を十分にアピールすることができます。また、建物を出るまでは気を抜かず、終始礼儀正しい態度を保つことが重要です。

面接の形式によっては、集団面接やWeb面接など、異なるマナーが求められる場合もあります。それぞれの特徴を理解し、適切に対応できるよう準備しておくとよいでしょう。

【受付】面接の流れと受付のポイント

面接の流れにおいて、受付は最初の重要なステップです。ここでの印象が、その後の面接全体に影響を与える可能性があります。受付では、身だしなみの最終確認から始まり、適切なタイミングでの受付、そして待機時の態度まで、さまざまなポイントがあります。以下では、受付に関する3つの重要なポイントを詳しく解説していきます。

面接会場に到着したら、まず身だしなみの最終確認を行いましょう。これは、第一印象を良くするために非常に重要です。具体的には、髪型が乱れていないか、服装にシワや汚れがないか、靴が汚れていないかなどをチェックします。

また、この時にトイレを済ませておくのもおすすめです。緊張で頻繁にトイレに行きたくなることがあるため、事前に済ませておくことで余計な心配を減らすことができます。身だしなみのチェックポイントとしては、以下のようなものがあります。

これらを確認することで、清潔感があり、誠実な印象を与えることができます。また、身だしなみを整えることは、自分自身の気持ちを引き締めるためにも効果的です。

面接の受付は、指定された時間の5～10分前に完了するのが理想的です。これにより、余裕を持って面接に臨むことができます。ただし、あまりに早く到着しすぎると、企業側の準備が整っていない可能性もあるため、注意が必要です。受付では、以下の情報を伝えるようにしましょう。

例えば、次のように言うと良いでしょう。

「こんにちは。本日15時に面接のお約束をさせていただいております、〇〇大学の△△と申します。〇〇部のご担当者様をお願いできますでしょうか。」

受付での態度も重要です。明るく元気な声でハキハキと話し、笑顔を意識することで、好印象を与えることができます。また、必要書類や身分証明書などは、すぐに取り出せるようカバンに入れておくと良いでしょう。

受付を済ませたら、指示された場所で静かに待機します。この待機時間も面接の一部として見られている可能性があるため、態度に気をつけましょう。基本的には、以下のような行動を心がけましょう。

待機中は、面接の準備として自己PRや志望動機を頭の中で整理したり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせたりするのが良いでしょう。また、面接官や企業の社員が通りかかる可能性もあるため、常に見られているという意識を持つことが大切です。

もし他の受験者がいる場合は、互いに挨拶を交わす程度にとどめ、長々と会話をすることは避けましょう。また、待合室に雑誌や企業案内などがある場合は、それらを静かに読むことで時間を有効に使うこともできます。

このように、受付から待機までの時間を適切に過ごすことで、面接本番に向けて良い準備ができます。次の入室の段階でも、この落ち着いた態度を維持することが重要です。

【入室】面接時のマナーと入室の手順

面接の中でも特に重要なのが入室時のマナーです。第一印象を決める大切な瞬間であり、面接官はこの段階から皆さんを評価し始めます。入室の際は落ち着いて丁寧な態度で臨むことが大切です。

ここでは、入室時のマナーと手順について、具体的に4つのステップに分けて解説していきます。これらのポイントを押さえることで、面接官に好印象を与え、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

入室の第一歩は、適切なノックから始まります。面接室のドアの前に立ったら、まずは軽く深呼吸をして落ち着きましょう。そして、ドアを3回ゆっくりとノックします。ノックは強すぎず弱すぎず、相手にはっきりと聞こえる程度の力加減が適切です。

面接官から「どうぞ」という声が聞こえたら、「失礼いたします」と言ってからドアを開けます。この時、ドアを勢いよく開けたり、ゆっくりすぎたりしないよう注意しましょう。入室後は、後ろ手でドアを静かに閉めます。ドアを閉める際に大きな音を立てたり、背中を面接官に向けたりしないよう気をつけてください。

集団面接の場合は、先頭の就活生のみがノックを行い、2番目以降の就活生は前の人に続いて「失礼いたします」と言いながら入室します。最後に入室する就活生がドアを閉める役割を担います。

ドアを閉めた後、面接官の方を向いて「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、30度の角度で1秒間お辞儀をします。複数の面接官がいる場合は、中央の面接官に向かってお辞儀をするのが一般的です。

その後、指示された椅子の横まで歩き、姿勢を正して立ちます。「学校名とお名前をお願いします」と言われたら、「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と言い、深くお辞儀をします。この時、挨拶しながらお辞儀をしないように気を付けましょう。挨拶が終わってから、改めてお辞儀をするのがマナーです。

集団面接の場合は、自分以外の就活生が挨拶を終えるまで、良い姿勢で椅子の横に立って待ちます。他の就活生の挨拶もしっかりと聞くようにしましょう。

面接官から「お座りください」と言われたら、着席する準備をします。ただし、すぐに座るのではなく、まず「失礼します」と会釈（15度の角度）をしてから座ります。この小さな礼儀正しさが、面接官に好印象を与えるポイントとなります。

着席する際は、椅子を引く音が大きくならないよう注意しましょう。また、カバンは椅子の横に置くのが一般的です。コートを着ている場合は、たたんでカバンの上に置くか、指示があればハンガーラックを使用します。

座る姿勢も重要です。背筋を伸ばし、少し前のめりの姿勢で座ることで、面接に対する積極性をアピールできます。両手は膝の上に軽く置くか、テーブルの上に置いても構いません。

着席後も、姿勢や表情に気を配ることが大切です。正しい姿勢を保つことで、面接官に誠実さと熱意を伝えることができます。背筋を伸ばし、あごを引き気味にして、目線は面接官の目や鼻の付近に向けるようにしましょう。

表情は、緊張しすぎて硬くならないよう注意が必要です。適度な緊張感を保ちつつ、柔らかな表情で臨むことが理想的です。面接官の質問をしっかりと聞き、理解しようとする姿勢を示すことも大切です。

また、以下のような座り方はNGです。

特に集団面接の場合、他の就活生との差が比較しやすいため、姿勢が崩れていると悪目立ちしてしまいます。正しい姿勢を日頃から心がけ、面接本番でも自然に良い姿勢を保てるよう意識しておきましょう。

【退室】面接後のマナーと退室の手順

面接が終了し、退室する際にも適切なマナーを心がけることが重要です。最後の印象も採用に大きく影響する可能性があるため、退室時の振る舞いにも十分注意を払いましょう。

ここでは、面接終了後のお礼の挨拶から退出時の挨拶まで、退室の流れとマナーについて詳しく解説します。面接官からの終了の合図を聞き逃さず、丁寧かつスムーズに退室することで、好印象を残すことができます。

面接が終了したら、まず着席したままでお礼の挨拶をします。面接官から「以上で面接は終了です」といった趣旨のコメントが聞かれたら、その場で「本日はお忙しい中ありがとうございました」などと伝え、軽く一礼します。このとき、慌てて立ち上がらないよう注意しましょう。

次に、椅子から立ち上がり、荷物を持ちます。立ち上がったら、改めて「本日はありがとうございました。失礼いたします」と言い、面接官に向かって丁寧にお辞儀をします。このお辞儀は、座っているときよりも深くするのが一般的です。
お礼の言葉は簡潔に、しかし心を込めて伝えることが大切です。長々と話すことは避け、感謝の気持ちを込めた短い挨拶を心がけましょう。また、最後まで姿勢よく、表情も明るく保つことを忘れないでください。

お礼の挨拶を終えたら、ドアに向かって歩きます。このとき、面接官に背中を向けすぎないよう気をつけましょう。ドアの前に到着したら、もう一度面接官の方を向いて「失礼いたします」と言い、再度深くお辞儀をします。このお辞儀の角度は30〜45度程度が適切です。

その後、静かにドアを開けて退室します。ドアを閉める際は、大きな音を立てないよう注意深く行います。ドアノブをしっかり持ち、静かに閉めることを心がけましょう。

退室後も気を抜かないことが重要です。廊下やエレベーター、受付など、建物を出るまでは依然として面接の一環と考え、きちんとした態度を保ちましょう。携帯電話を触ったり、大きな声で話したりすることは控えめにし、最後まで礼儀正しい振る舞いを心がけることが大切です。

面接時のマナーと身だしなみのポイント

面接では、あなたの能力や適性だけでなく、社会人としての基本的なマナーや身だしなみも重要な評価ポイントとなります。第一印象は数秒で決まるとも言われており、適切な身だしなみは好印象を与える大切な要素です。

ここでは、新卒の就活生が押さえておくべき身だしなみのポイントを4つ紹介します。これらに気を配ることで、面接官に誠実さと熱意を伝え、より良い評価につながる可能性が高まります。

面接での服装の基本は、リクルートスーツです。スーツを選ぶ際は、自分の体のサイズにぴったり合ったものを選ぶことが重要です。できれば、スーツ専門店で就活用に新調することをおすすめします。

スーツの色は、黒・紺・チャコールグレーなどの落ち着いた色を選びましょう。デザインは、流行りのものや奇抜なものは避け、シンプルなタイプが無難です。スーツがシワになっていないか、汚れがついていないかも事前にチェックしてください。

着用の際、メンズジャケットは基本的に1番下のボタンを外しておき、座るときにすべてのボタンを外します。ただし、面接時は時間のないケースも多いので、1番下のボタンを外しておくだけでも問題ありません。レディースジャケットはすべてのボタンを留めて着用するのが一般的です。

面接での髪型は、清潔感のある機能的なスタイルが望ましいです。男女別に見ていきましょう。

男性の場合、髪色は特別な理由がない限り黒色一択です。髪の長さは首や耳が出るくらいの短めにし、おでこを見せて髪が目にかからないようにセットすると好印象です。整髪料は無香料のものを使用しましょう。
女性の場合、髪色は黒色か暗い茶色がどの業界にも適しています。長い髪の場合は、ポニーテールやハーフアップにまとめて清潔感を出すのがよいでしょう。前髪が長いとお辞儀の際に髪が垂れ下がってしまうため、ピンで止めるか整髪料でまとめておくことをおすすめします。

靴は意外と面接官の目が行くポイントです。靴底がすり減っていないか、汚れが付いていないかをしっかりと確認しましょう。

男性の場合は黒か茶色の革靴を選びます。女性の場合は黒のパンプスが一般的で、歩きやすいものを選ぶことが大切です。ヒールの高さは3〜6cmが適切とされています。

靴の手入れも忘れずに行いましょう。光沢のある清潔な靴は、全体的な印象を引き締めます。また、靴下やストッキングにも気を配り、色や素材が適切かどうかチェックしてください。

面接時のカバン選びも重要です。自立するタイプのカバンを選ぶと、面接時に便利です。カバンを床に置いたときに倒れてしまわないため、スムーズな動作につながります。

カバンのデザインは、かっちりとしたリクルート向けのものがおすすめです。色は黒が多く、どんな企業の面接でも安心して利用できます。素材はナイロンやポリエステルが軽くて汚れを拭き取りやすいため機能的です。

高価なものである必要はありませんが、きちんとした印象を与えるものを選びましょう。また、スーツの色味やデザインに合わせて購入を検討するのもよいでしょう。

カバンの中には、履歴書や筆記用具、ハンカチなど必要なものを忘れずに入れておきましょう。整理整頓されたカバンの中身は、あなたの几帳面さをアピールすることにもつながります。

面接成功のためのコツと準備

面接に臨む前に、しっかりとした準備を行うことが重要です。ここでは、面接で成功を収めるために必要なコツと、そのための準備について具体的に紹介します。これらのポイントを実践することで、面接官に良い印象を与え、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

面接での受け答えを上達させるには、繰り返しの練習が欠かせません。まず、自己PRや志望動機などの基本的な質問に対する回答を準備し、声に出して練習することから始めましょう。鏡の前で話す練習も効果的です。自分の表情や姿勢を確認しながら、明るく前向きな印象を与えられるよう意識してください。

友人や家族に協力してもらい、模擬面接を行うのも良い方法です。実際の面接に近い状況を作り出すことで、緊張感を持って練習できます。また、録音や録画をして自分の話し方をチェックするのも有効です。声の大きさ、話すスピード、言葉遣いなどを客観的に確認し、改善点を見つけましょう。

志望動機は面接官が特に注目するポイントの一つです。単に「御社に興味があります」といった抽象的な表現ではなく、具体的かつ説得力のある志望理由を準備しましょう。そのためには、企業研究が不可欠です。企業の理念、事業内容、強み、課題などを十分に調べ上げ、自分の価値観や経験とどのように結びつくかを考えましょう。志望動機を伝える際は、以下の3点を意識すると良いでしょう。

例えば、「御社の〇〇という事業に魅力を感じています。私は学生時代に△△という経験をしましたが、それを生かして◇◇に貢献したいと考えています」というように、自分の経験や強みと企業の特徴を結びつけて説明することが重要です。また、入社後にどのように成長し、会社に貢献したいかというビジョンも織り交ぜると、より説得力が増します。

面接では、志望動機や自己PRに加えて、さまざまな質問が飛んでくることがあります。事前によくある質問に対する回答を準備しておくことで、落ち着いて対応できるようになります。例えば、「学生時代に力を入れたことは何ですか？」や「あなたの強みと弱みは何ですか？」といった定番の質問に対して、自分のエピソードを交えて回答できるように準備しましょう。

また、想定外の質問に対しても柔軟に対応できるよう、論理的に考える力を養っておくことも大切です。しっかりと準備をしておくことで、面接官からの質問に的確に答え、信頼感を高めることができるでしょう。

就職活動の面接対策として、エージェントの活用も非常に有効です。就職エージェントは、個別の面接対策や模擬面接の実施など、あなたに合ったサポートを提供してくれます。エージェントを利用することで、自分の強みや適性を客観的に把握し、面接でのアピールポイントを効果的に整理することができます。

また、エージェントは企業ごとの傾向や面接官の質問スタイルについても情報を持っているため、より具体的なアドバイスを受けることが可能です。こうした専門的なサポートを活用することで、面接の準備を万全に整え、自信を持って本番に臨むことができます。

まとめ

新卒の就職面接は、社会人としての第一歩を踏み出す重要な機会です。適切なマナーと準備を心がけることで、自信を持って面接に臨むことができます。受付から退室までの一連の流れを理解し、身だしなみや態度に気を配ることで、面接官に好印象を与えることができます。また、志望動機や想定質問への準備を重ねることで、自分の魅力を効果的にアピールできるでしょう。

就職エージェントの活用も大変有効です。専任のカウンセラーが各個人に寄り添い、求人の紹介や履歴書・職務経歴書の作成サポート、面接対策などを手厚く支援します。特に、DYMのようなエージェントは、新卒の就職を力強くサポートし、面接に関するノウハウを提供してくれるでしょう。

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