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「新卒の就活で、初めての履歴書作成に不安を感じている」「履歴書の書き方やマナーが分からない」という方は多いのではないでしょうか。本記事では、履歴書の基本的な書き方から履歴書とエントリーシート(ES)の違い、履歴書作成に必要なアイテム、印象を良くするためのポイント、避けるべきNG例まで実際の書き方や具体例を交えながら紹介します。履歴書作成に自信を持ち、採用担当者にしっかりとアピールできるようになるためのヒントをお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
新卒の就活では、履歴書は自分をアピールするための重要なツールです。
履歴書には基本情報や学歴、職歴、自己PRなどが含まれており、これらを適切に記入することで、採用担当者に好印象を与えることができます。特に新卒の場合、職歴がないため、学歴や自己PRの部分で自分をしっかりとアピールすることが重要です。
履歴書とエントリーシート(ES)はどちらも自己アピールの場ですが、役割が異なります。履歴書は主に個人の基本情報を伝えるもの、一方でエントリーシートはその企業への志望動機や適性を詳細に伝えるものです。
履歴書とESの違いは、主に記載内容とその目的にあります。履歴書は、氏名や連絡先、学歴、職歴など応募者の基本情報をまとめた書類です。企業側が応募者のプロフィールを把握するために使う資料です。一方、ESは志望動機や自己PR、職務経歴など、より詳細な情報を記載する書類で、企業が応募者の価値観や適性を判断するために使います。それぞれ役割が異なることを理解しておきましょう。
履歴書を作成するためには、適切なアイテムを準備することが重要です。これらのアイテムが揃っていないと、不完全な仕上がりになったり、書き損じが発生しやすくなったりします。
ここでは、履歴書作成のために必要なアイテムとその選び方を詳しく解説します。写真や印鑑、清書用具など、それぞれのポイントを押さえながら準備を進めましょう。
履歴書に貼る写真は、応募者の第一印象を決める重要な要素です。清潔感や誠実さを感じさせるために服装はスーツを基本とし、背景は白や青といったシンプルなものを選びましょう。
3ヶ月以内に撮影した写真を使用するのが基本です。写真の印象次第で、採用担当者に与えるイメージが大きく変わるため、プロに撮影してもらえる写真館で撮影することをおすすめします。
履歴書に写真を貼り付ける際には、しっかりと固定する必要があります。特別なアイテムは不要で両面テープやスティックのりなどを使用して構いませんが、剥がれにくいよう接着力が強いものを選びましょう。写真は履歴書に印刷されている枠に沿って貼ります。斜めになったり枠から大きくずれたりしないように注意しながら、丁寧に貼り付けることが大切です。
履歴書を書く前に、まずは下書きを行いましょう。鉛筆を使用してできるだけ薄く書きます。消せるボールペンやシャープペンシル、硬めの鉛筆だと、文字を消した時に跡が残ってしまうので避けてください。
下書きは、履歴書の内容を確認しながら丁寧に進めます。特に学歴や職歴、自己PRの部分は、内容が長くなるためバランス良く配置することが重要です。下書きをすることで、書き損じを防ぎ、全体のバランスを確認することができます。また、履歴書の完成度を高めるためにも有効です。
履歴書の清書には、にじみやすいボールペンや万年筆は避け、黒色のボールペンを使用するのが基本です。自分の手に合った握りやすいペンを選ぶと、複数枚書く場合でも手が疲れにくくなります。誤字脱字を防ぐために消せるボールペンを使いたくなってしまうかもしれませんが、履歴書は正式な応募書類ですから、改ざんが可能な筆記用具の使用は認められません。使用は避けましょう。
清書は履歴書の仕上がりを左右する重要な作業です。丁寧に慎重に取り組みましょう。
履歴書に押印が必要な場合は、印鑑と押印マットが必要です。印鑑は、朱肉を使って鮮明に押印できるものを選びます。シャチハタ印の使用は避けてください。押印時は押印マットを使用すると、均一で美しい印影が得られます。
押印は履歴書の信頼性を示す重要な要素であるため、しっかりと準備を行い、綺麗に押印しましょう。
履歴書に記載するメールアドレスは、就活専用に事前に登録しておくのがベストです。プライベートなメールアドレスは避け、名前や生年月日などを含んだシンプルでビジネス向けのメールアドレスを作成しましょう。
フリーメールを使用する場合は、信頼性の高いサービスを選び、メールの確認を定期的に行うようにします。メールアドレスは、企業との重要な連絡手段ですので、適切に管理してください。
新卒の就活では、自分をしっかりとアピールし、人事担当者に好印象を与えるために履歴書の各項目を適切に記入することが重要です。履歴書の書き方は細かい部分まで気を配り、一つ一つの項目を丁寧に仕上げます。
ここでは、履歴書の各項目における書き方のポイントと具体例を紹介します。これらのコツを押さえ、効果的な履歴書を作成しましょう。
履歴書の日付を記入しておくと、細かいところまで気を配る姿勢が伝わります。履歴書の「日付」欄は、提出日または郵送日を記入してください。特に、郵送の場合はポストに投函した日付を記入することが望ましいです。日付は和暦でも西暦でも構いませんが、統一感を持たせるために生年月日や学歴の項目と統一させる必要があります。
「生年月日」と「年齢」は、履歴書の基本情報ですから正確に記入しましょう。生年月日は和暦か西暦かを他の項目と揃え、履歴書を提出する時点での年齢を記入します。
この項目は簡単な内容ですが、意外にミスが発生しやすいです。記入時は、誤りがないように確認しながら進めましょう。
「現住所」欄は、現在の住居地を正確に記入します。郵便番号や都道府県名を省略せずに記載することが重要です。もし、居住地が複数ある場合は、連絡が取りやすい住所を優先して記入しましょう。
また、郵送物が確実に届くよう、マンション名や部屋番号も省略せず明記してください。
「そのほかの連絡先」には、現住所以外の連絡可能な場所を記入します。実家や親戚の家など、万が一現住所で連絡が取れない場合に備えて、確実に連絡が取れる場所を記入しておくと安心です。
この項目は、一人暮らしをしている新卒者は記入しておくことをお勧めします。
履歴書に記載するメールアドレスは、事前に準備した就活専用のものを記入しましょう。「@」の前の綴りをミスするケースが多いため、よく確認しながら記入することが大切です。採用担当者が読み取りやすいよう、アルファベットや数字を1字ずつ丁寧に書いてください。「i」と「j」、「u」と「v」、「z」と「2」など、急いで書くと判別しにくいアルファベットや数字は、面接官に正しく伝わらないと誤ったメールアドレスが登録されてしまい、応募に関するメールが届かない可能性がありますので要注意です。
「学歴・職歴」欄には、最新の学歴から順に記入します。特に、大学名や学部、学科を正確に記載することが重要です。アルバイト経験は職歴には含みません。一般的な大学生の場合は正社員での就職経験がないため、職歴は「なし」と記入しましょう。インターンシップ経験は職歴に記入しても構いませんが、会社名の後に「(インターン)」と記入しておきましょう。
記載する順番に注意し、時系列が崩れないようにすることが大切です。
「免許・資格」欄には、取得した免許や資格を記入します。特に、業界に関連する資格や免許はよいアピール要素となるため、忘れずに記入しましょう。記入の際は、正式な名称を用い、取得年月も正確に記載しておきます。
この欄は、自分のスキルや能力をアピールするための重要な部分です。
【8】新卒向け履歴書の「自己PR」の書き方
「自己PR」は、履歴書の中でも特に重要な項目です。自分の強みや得意なことを簡潔にまとめ、企業に対してどのような貢献ができるかをアピールします。具体的なエピソードを交えると、説得力を持たせることができます。
事前に企業が求めている人材像を調べておいて、自分の性格や経験についてその人材像に近くなるよう考えながらまとめることが大切です。
「志望動機」欄では、応募先企業を選んだ理由を具体的に述べます。企業の理念や事業内容に共感したポイントを挙げ、それに対して自分がどのように貢献できるかを伝えると良いでしょう。
応募する職種に対する意欲や将来の展望も含めて記載すると、より強い志望動機をアピールできます。
「好きな学科・得意な科目、または研究テーマ」欄は、自分が学んできたことを通じて得た知識やスキルをアピールする項目です。具体的な科目名やテーマを挙げ、その内容と学びをどのように企業で活かせるかを説明すると良いでしょう。
この欄は、特に理系の学生にとって重要な項目です。
「学生時代に力を入れたこと」欄では、アルバイトやクラブ活動、研究活動、ボランティア活動など、学生時代に取り組んだことを具体的に記入します。エピソードを通じて、どのような成果を上げたか、またその経験が現在の自分にどのように影響しているかを説明すると効果的です。
「趣味・特技」欄には、自分の個性をアピールできる内容を記入します。趣味や特技を通じて培ったスキルや知識が、どのように仕事に活かせるかを簡潔に説明することで、企業に対して自分の多様な面を伝えることができます。
「本人希望欄」には、勤務地や職種に関する希望がある場合に記入しますが、基本的には「特になし」と記入することが無難です。特定の希望がある場合は、企業のニーズと合致しているかを考慮し、慎重に記入することが求められます。
「性別・健康状態・賞罰」欄は、健康状態が良好であれば「良好」と記入し、賞罰については基本的に記入の必要はありません。もし、特定の理由で記入が求められる場合は、事前に確認した上で正確に記入しましょう。
履歴書は正確に記入するだけではなく、いかに印象的に仕上げるかが重要です。ここでは、履歴書をより魅力的にするための4つのコツを紹介します。
これらのコツを押さえ、採用担当者に強い印象を残し、面接に進む確率を高めましょう。
履歴書を作成する際は、丁寧に美しく書き上げることが大切です。採用担当者は、字が上手かどうかよりも丁寧に書いているかどうかを見ます。殴り書きのような状態や焦って書いたような走り書きの状態だと、事前準備ができていないと思われやすく印象が悪くなるため注意が必要です。
文字の大きさや間隔を揃え、読みやすさを意識して仕上げましょう。
清書の前に下書きを行い、バランスを確認してから清書に取りかかるのがお勧めです。大きな枠内には鉛筆で薄く線を引いてから書くと、見た目が美しく仕上がります。
履歴書には、他の応募者と差別化を図るために「自分らしい」エピソードを盛り込むことが効果的です。自己PRや志望動機の欄では、自分が経験した具体的なエピソードを通じて、自分の強みや価値観を伝えるようにしましょう。こうしたエピソードが、採用担当者にとって興味深く映り、印象に残りやすくなります。
エピソードを記入する際は、具体的でわかりやすい内容にすることが重要です。例えば、課題に直面した際にどのように解決したか、その結果どのような成果を上げたかを具体的に記述します。
具体的な事例を交えることで、応募者の行動力や問題解決能力をアピールすることができます。
履歴書に記載する情報だけでなく、面接やES、ポートフォリオなど他の手段も活用して自分をアピールしてください。採用担当者に自分の様々な面を伝え、理解してもらうことができます。特に、エンジニアやデザイナー、クリエイターとしての就活をする際には有効です。
作品や成果物がある場合は、積極的にポートフォリオにまとめて提出すると良いでしょう。
履歴書作成において、よくある間違いを避けることで、完成度の高い書類を提出することができます。
ここでは、特に避けるべき3つの間違いを紹介します。これらのポイントを押さえて、ミスのない履歴書を作成しましょう。
履歴書に記載するエピソードは、結論と内容が整合していることが重要です。例えば、「リーダーシップを発揮した」という結論を示しているにもかかわらず、実際に人をまとめたりプロジェクトを成功させたりした具体的なエピソードが書かれていないと、たとえ記入されていても説得力がありません。
エピソードと結論が一致するように、内容をよく練り直すことが求められます。
自己PRと学生時代に力を入れたことにおいて、同じエピソードを使用するとアピールが薄れてしまいます。それぞれの欄で異なるエピソードを用い、自分の多様な面をアピールすることが重要です。
抽象的な表現は避け、具体的な言葉を使って自分を表現しましょう。例えば、「努力家」という言葉だけではなく、どのような状況でどのように努力したのかを詳しく説明することで、イメージが明確になります。具体性を持たせて、相手に自分の強みを分かりやすく伝えてください。
履歴書を作成した後は、必ずセルフチェックを行います。誤字脱字や記入漏れがないか、内容が一貫しているかなど、細部にわたって確認することが大切です。第三者に見てもらい、客観的な意見を取り入れる方法もおすすめです。完璧な履歴書を提出するためには、セルフチェックが欠かせません。
就活中、履歴書に関する疑問や不安は多くあるかと思います。ここでは、よくある質問に対する回答をまとめました。これを参考にして、履歴書作成に対する不安を解消し、万全の状態で応募に臨んでください。
A:新卒の就活では、手書きかパソコンかに関わらず、企業の指定に従うことが大切です。企業が指定していない場合は、自分が最も自信を持って提出できる方法を選びましょう。手書きは丁寧さや誠実さをアピールするのに適しており、パソコンは見やすさや正確さを重視する場合に有効です。
A:ESと履歴書は、それぞれ異なる役割を持つため、内容に重複がないように記入することが重要です。履歴書では基本情報を正確に記入し、ESでは志望動機や自己PRを中心に、自分の魅力をアピールすることを心掛けましょう。
A:ESがない場合、履歴書に志望動機や自己PRをしっかりと記入しましょう。特に自己PRの欄では、企業の求める人物像に合致するように、自分の強みを具体的にアピールすることが大切です。
A:履歴書を急いで書いていて間違えた場合、修正液や修正テープを使うのは避けてください。修正が目立つと、全体の印象が悪くなってしまいます。新しい用紙に書き直し、修正がない状態に仕上げるのが基本です。時間に余裕がある時に氏名や住所などの欄だけ記入した履歴書を複数枚準備しておくと、急に必要になった時慌てずにすみます。
A:自己紹介の有無は、企業が求める情報に応じて判断しましょう。自己PRや志望動機で十分に自分をアピールできる場合は、省略しても構いませんが、追加のアピールポイントがある場合は、自己紹介を活用することをおすすめします。
A:履歴書は、応募する企業ごとにカスタマイズすることが望ましいです。企業の求める人物像や職種に合わせて、学歴や自己PRの内容を調整することで、より強い印象を与えることができます。また、企業研究を行い、企業の特徴に合わせた内容を盛り込むことで、採用担当者に対して効果的にアピールできます。
新卒の就活において、履歴書の作成は非常に重要なステップです。正確に情報を記入することはもちろん、個性をしっかりとアピールすることで、採用担当者に強い印象を残すことができます。本記事では、履歴書作成の基本から具体的な書き方のコツ、よくある間違いとその回避方法について詳しく解説しました。これらのポイントを押さえて、自分に合った履歴書を作成し、就活を成功させましょう。株式会社DYMでは新卒紹介サービスを行っております。10万名の新卒学生が登録しており、限定イベントなども開催しています。リクルーターとのやり取りを通じて様々な企業と出会うことが可能です。新卒で就職を成功させたいという方はこちらの利用も検討してみましょう。
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