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書類選考を通過した後、多くの求職者が最初に直面するのが一次面接です。準備不足のまま臨んでしまい、残念な結果に終わってしまうケースは珍しくありません。この記事では、一次面接における合格率の実態や、面接官が注目する評価項目、具体的な質問への答え方まで幅広く紹介します。万全の準備を整えて、選考突破を目指しましょう。
<この記事で紹介する6つのポイント>
目次

一次面接における合格率は、企業の規模や業界特性によって幅があります。ここでは実際のデータを基に解説します。
中途採用市場において、一次面接の合格率はおおむね30%程度に収まることが多いとされています。つまり、書類審査を突破した10名のうち、3名程度が次のステップへ進める計算になります。
この数値が物語るのは、書類を通過できたからといって安心できないという事実です。多くの企業では、一次面接を応募者の選別段階と位置づけており、厳しい目でチェックを行っています。
30%という割合を別の角度から見ると、複数の企業に応募して初めて1社の面接を通過できる水準です。たとえ万全の対策を講じていても、全ての選考をクリアできるわけではありません。このため、余裕を持った応募戦略を立てることが重要になります。
新卒採用と中途採用では、面接で重視される要素に明確な違いがあります。新卒の場合、将来性や性格面が評価の中心となります。会社側は「育成可能な人材か」という観点で判断するため、前向きな姿勢や学ぶ意欲が選考の決め手になりやすいのです。
これに対し、中途採用の面接では即座に力を発揮できるかが問われます。過去の職務で培った技能や知識が、募集している職種の条件にマッチしているか、明確な成果を残してきたかといった点が詳細に確認されます。
さらに中途採用では、これまでの転職回数や各社での勤続年数も注目されます。短い期間で職場を変えている場合、「採用してもまたすぐ辞めるのでは」という不安を抱かせる恐れがあるため、退職に至った経緯を筋道立てて説明する必要があります。
企業の規模によっても、一次面接を通過できる確率には大きな開きが生じます。誰もが知る大手企業の場合、合格率は20%前後まで低下するケースがあります。知名度の高い会社では応募が殺到しやすく、エントリー総数も膨大になります。
大量の応募者を効率よく絞り込むため、一次面接が足切りの場として機能することが多く、結果として合格率が下がる傾向にあります。有名企業では集団形式の面接や討論が実施されることもあり、短時間で自分の良さを伝える技術が求められます。
一般的な規模の企業であれば、一次面接の合格率は30%程度が目安となります。応募時点で多数の候補者が集まるため、面接で人数を絞り込みたいという意図があります。募集人数に対して応募者が過剰に多い場合は、グループ面接などの形式で効率的に選考が進められます。
中小規模の会社やスタートアップ企業の場合、一次面接の合格率は40%程度と考えてよいでしょう。大手企業と比較して合格率がやや高めなのは、内定辞退を見越して多めに合格者を出している背景があります。

企業が一次面接で何を確認したいのかを把握することで、的確な準備が可能になります。主な評価項目を詳しく見ていきましょう。
一次面接において、応募者の性格や対話力は重要な判断材料となります。会社側は「採用後に周囲と円滑な関係を築けるか」「新しい職場環境に適応できる人物か」を見極めようとしています。
職種を問わず、快活でハッキリした話し方ができる人は印象が良く、人と接する力に優れているケースが多いため、高く評価される傾向があります。面接担当者は応募者の表情や声の調子から、自社の社員と協力して働ける人材かどうかも判断しています。
対話力の評価では、自身の経歴や能力を分かりやすく伝えられるか、質問の趣旨を捉えて答えているかといった視点でチェックされます。さらに、表情や声の高さ、視線の送り方、相づちといった言葉以外の要素にも注意が払われています。
面接中は自然な笑みを浮かべて面接官に視線を向けて話すこと、質問の後に「はい」と返事をしてから答え始めることを意識しましょう。質問にはなるべく前向きな返答を心がけ、面接官の発言には頷きながら耳を傾ける姿勢が大切です。
一次面接では、社会人に求められる基礎的なマナーが身についているかが確認されます。約束の時間を守る、挨拶や名乗りができる、外見を整えている、礼儀正しい言葉を使えるといった点が見られます。
仕事では、社内外のさまざまな人と接する機会が頻繁にあります。マナーに問題があると、会社の評判を落としたり、取引相手との関係を悪化させたりする危険性があります。
外見については、場面に合った服装や髪型を選びましょう。カジュアルな服装でよいと言われた場合も同様です。面接はビジネスの一部ですから、「共に働きたい」と思われる外見を心がけることが重要です。
言葉の使い方については、丁寧さを大切にします。敬語の種類を取り違えるような誤りは目立ちやすいため、気を付ける必要があります。面接官の話を途中で遮らず最後まで聞けているか、悪い姿勢やだらしない振る舞いになっていないかといった部分も観察されています。
会社は採用後に長期間働き続けて成果を出してくれる人材を望む傾向が強く、「長く在籍してくれるか」「早期に退職しないか」という点を判断の基準にしています。そのため、応募者が会社の文化や職場の空気感に合うかどうかは、大きな判断要素となります。
「トップの指示で動く規律重視の社風」「自由な雰囲気で意見交換が活発」「協調性を大切にする職場」「成果を最優先で評価する方針」など、文化や雰囲気は会社・職場ごとに多様です。会社の文化や職場の空気感にマッチしないと、長期的に働き続けることが困難と判断され、不採用となってしまいます。
面接では、会社の理念やビジョンについてどう考えるか、会社の活動で心に残っているものは何かといった質問を通して、価値観の一致度を測ります。応募先の会社はどんな文化・雰囲気なのか、求人サイトや採用ページ、口コミなどを参考に調べ、その特徴に適合できることを伝えるようにしましょう。
会社が探しているのは、自社に魅力を感じて採用後に長く力を尽くしてくれる人材です。特に志望度や会社への理解度が高いほど、会社・仕事への関心が強く、長く定着して成果を上げてくれると期待できます。
一次面接では、会社のどの部分に惹かれたのかを個別具体的に語れるか、会社が展開している事業や仕事の詳細について、どの程度調べて理解しているかという点に着目し、応募者の志望度や理解度の把握に努めます。
調べれば分かる程度の理解しかない場合、「本気で入社を望んでいない」と受け取られてしまいます。公式サイトや採用ページ、サービスサイトに加えて、会社に関するニュースなど、応募先の会社や業界については広範囲に情報を集めてインプットしておきましょう。

一次面接で頻出する質問とその背景、そして効果的な答え方のコツを紹介します。
自己紹介は面接の冒頭で求められます。最初の印象を決定づけるものであるため、話す中身だけでなく、声の調子や表情、話し方が大切です。面接官は、応募者の最初の印象、会話力、職務経験の概略、その経験が自社で役立つものなのかを、自己紹介から判断しています。
自己紹介は簡潔に1分程度にまとめます。話す内容や時間の指定がある場合は面接官の指示に従いましょう。最初に名前を伝え、応募先で活かせる自身の職務経験を簡潔に述べることがコツです。
例を挙げると、これまで約3年間、IT分野の会社で技術者として勤務してきた経験がある場合、主に開発の指揮を担当しており、徹底した競合分析や各技術者との緊密な連携を行った結果、1年で会員登録者数10万人を超えるウェブサイトを立ち上げることができたといった具体的な成果を交えて伝えると効果的です。
自己PRでは、会社の視点で活かせる強みと経験をアピールすることが肝心です。面接官は自社が必要としている人材として、どのような力を発揮できるか見極めています。単に強みを述べるだけではなく、「その強みがどのように会社で役立つか」という視点で語ることが大切です。
答える際は、まず結論を述べた後、結論を裏付ける経験など具体的なエピソードを伝えましょう。実績は具体的な数値で語ることで、面接官にイメージしてもらいやすくなります。
転職理由を尋ねることで、面接官は「転職理由が自社で解決できるかどうか」「同じ理由で再び退職してしまう可能性はないか」「自社との相性は良いか」を把握しようとしています。せっかく採用しても、前の会社と同じ理由で早期に退職してしまっては、会社・個人ともにメリットがありません。
面接官は転職理由から自社における適応力、ストレスへの耐性、将来設計をチェックしています。例を挙げると「人間関係がうまくいかず辞めた」という答えでは、自社でも同様の問題が起きる可能性を心配します。
否定的な理由で辞めた場合でも、そのことをきっかけに現在は前向きに将来を考え、転職活動を行っているといった答えをしましょう。面接官は、「何かが嫌だから辞めた」という転職理由ではなく、「何かを実現したいから辞めた」という転職理由を評価します。
転職理由は、具体的なエピソードを交えて「退職理由(退職を考えたきっかけ):2割」+「転職で叶えたいこと:8割」を意識して構成するのが効果的です。退職理由はあくまできっかけとし、「転職で叶えたいこと」を中心に伝えましょう。
志望動機では、「応募の熱意」「長く働いてくれそうか」「会社研究は十分にできているか」を確認されています。会社は、自社に魅力を感じて採用後に長く貢献してくれる人材を探しています。
「なぜ自社に入社したいのか」を聞くことで、応募者自身の転職の軸と自社を結び付けて考えられているかどうかを知ろうとしています。応募先の会社の特徴を把握していなければ、明確な志望理由を話すことはできません。
業界内での位置づけ、事業内容、今後の展望、文化や価値観などを事前にリサーチすることで、的確かつ熱意ある志望理由が伝えられます。志望理由は、技能のマッチ度と会社理解の深さの両面から構成しましょう。
「私の前の会社における○○といった経験を活かして、△△である御社で、××として貢献していきたいと考え志望しました」という流れを意識しながら、応募先で実現したいこと、応募先の魅力、そして応募先で発揮したい力を盛り込んだ構成で考えてみてください。
長所と短所を尋ねることで、応募者が自分を客観視できているかどうかを確認します。自分自身を振り返り、長所・短所を理解している人は「長所を伸ばしながら、短所の克服もしようと努力できる」と見なされるでしょう。
長所を語るときに大切なのは、伝えるポイントを1つに絞ることです。最初に「私の長所は○○です」と述べた後「根拠となるエピソード」「それによって達成した成果や実績」「それを活かして今後どんな貢献をしたいか」という順序で話すと伝わりやすくなります。
短所については、長所と関連した短所を伝え、かつ「対策をしている」ことも併せて伝えましょう。例を挙げると「スピード感を持って仕事ができる」が長所であれば「それ故に、たまに抜け漏れがある」といった短所が導き出せるでしょう。
面接官は、応募者がこれまでどんな業務に携わってきて、どのように自社で経験・技能を活かせるのかを見極めています。そのため、単なる業務の羅列ではなく、「どのようなプロセスで成果を上げてきたか」「どんな強みがあるか」といった視点が重視されます。
多岐にわたる業務に携わり、たくさんの技能を身に付けてきた場合は、それらを簡潔に述べ、そのなかでも自分の強みとなるような経験を具体的な数字などを交えて強調して伝えましょう。
その際、応募先で活かせる経験・技能でなければアピールとしては弱いので、会社で求められる人材との共通部分を事前に見つけておくことが大切です。成果を達成するためのプロセスも伝えることがコツです。
現場の社員が面接する場合に、このような質問で専門領域の経験・技能を深掘りすることがあります。職務経歴書の記述内容や成功体験を確認して、応募者の力量を測り、自社で再現性があるかどうかや、組織にどの程度フィットするかを読み取ります。
多くの場合、面接の最後に応募者が質問できる時間が用意されます。会社は純粋に「相互理解を深めたい」「認識のずれを修正したい」という意図で聞くことが多いので、それまでに解消できなかった疑問や興味関心を、率直に面接担当者に伝えましょう。
面接官に質問を促された際、「質問はありません」と言い切ってしまうと、会社・仕事への関心度や入社意欲が低いと思われてしまいます。質問は前もっていくつか用意していくことが賢明です。
採用後の業務について具体的な質問を行うと、面接官は「業務理解が深い」と感じ、入社後に活躍する姿もイメージしやすくなります。「新規顧客をどのように開拓されていますか」「どのようなチーム編成でプロジェクトを進められていますか」など、ある程度踏み込んだ質問を行うことで、面接官は入社後のイメージができ、選考通過につながりやすくなります。
調べれば分かることを質問すると、「会社研究が甘く、入社意欲が低い」と捉えられてしまいます。事前の情報収集をしっかり行った後で質問を検討しましょう。

一次面接の合格率を上げるために、具体的にどのような対策をすればよいのかを解説します。
一次面接では、最初の印象が評価に大きく影響します。社会人として相手に不快感を与えないという、最低限の配慮ができているかどうかを見られているのです。
清潔感のある外見を意識することは、些細な対策に思えるかもしれません。しかし、努力次第で誰でも改善できる部分なので、小さな対策を怠らずにほかの求職者と差をつけましょう。
スーツにシワや汚れがないか、スーツのサイズが合っているか、靴は磨いてあるか、派手すぎる化粧やネイルをしていないかといった点を入念にチェックします。髪型が乱れていないか、眉毛やヒゲなどのムダ毛を整えているか、爪が伸びすぎていないかなども確認が必要です。
面接では、入退室の挨拶ができているか、面接官の話を遮らずに最後まで聞けているか、丁寧な言葉遣いで話せているか、悪い姿勢やだらしない態度になっていないか、対応に対して感謝の言葉を伝えられているかといった部分から、マナーが備わっているかを見られています。
一次面接を通過する人は、質問の趣旨を正しく理解して受け答えができている特徴があります。質問の趣旨を理解していないと、会社の求める答えができないので評価につながりにくいです。
頻出質問は「なぜ」「どうして」と自問自答を繰り返して、面接で深掘りされたときの対策をしておくことが大切です。ある程度の答えを決めておいて、質問内容によって調整しながら話せるようになると良いでしょう。
誰にとっても、面接の場で自分の考えを理路整然と述べるのは難しいものです。しかし、事前に準備をしておけば、気持ちに余裕が生まれて当日の緊張を軽減できます。
面接が決まったら、本番に備えてあらかじめ答えを文字に書き起こし、声に出して繰り返し練習することをおすすめします。丸暗記するというよりも、アピールしたいポイントを洗い出して話の流れを作っておくと、自分の言葉で自然に話せるようになるでしょう。
答える際は、結論を最初に話す「結論ファースト」を意識しましょう。理由や経緯は結論の後につけ加えるようにして、「結論→理由・経緯」の順番を意識します。
面接では「相手とコミュニケーションのキャッチボールをしている」という感覚を忘れないのが何よりも大切です。面接で緊張するのは当たり前のことです。緊張を言い訳にせず、相手が聞きたいことをきちんと理解して、誠実に答えるのが通過のコツです。
面接の本質は「求職者と会社との相互理解」であり、会話のキャッチボールを通じて互いをよく知ることが一番の目的です。100点満点の面接対応を目指すのではなく、適度にリラックスして臨むことをおすすめします。
明るくハキハキと分かりやすく答えることも大切です。話し方から明るい印象を与えることで、会社側に「一緒に働きたい」と感じてもらいやすくなります。ゆっくり、大きな声で話すこと、普段より声の調子を上げること、口角を上げるよう意識すること、背筋を伸ばすことを心がけましょう。
一次面接では、まだ面接に慣れていないことで緊張して声が小さくなってしまうこともあります。できるだけ大きめの声で話すことを意識しましょう。
面接は自分の魅力を会社にアピールする場ですが、それと同時に「自分を採用するメリット」を会社に説明する場でもあります。自分を採用した結果、会社にどんな形で貢献できるのかを説明するには、業界と会社への深い理解が不可欠です。
業界・会社研究を通して、「どんな人材が求められているのか」「今後何が必要になっていくのか」などを明確にしましょう。その後で、「強みや経験をどのように活かして貢献できるか」をアピールすれば、評価してもらえるようになります。
会社のどこに惹かれたのかを個別具体的に話せるか、会社が行っている事業や仕事の内容について、どの程度調べて理解しているかという点に着目し、応募者の志望度や理解度の把握に努めます。
公式サイトや採用ページ、サービスサイトに加えて、会社に関するニュースなど、応募先の会社や業界については広範囲に情報を集めてインプットしておきましょう。利用者として応募先の商品・サービスを利用できる場合には、可能な範囲で実際に利用したり、店舗を訪れたりすると、入社意欲のアピールになります。
逆質問の内容によっては、アピールにつなげられる可能性があります。面接官の意図をくみ取りながら、自分にプラスになる形で逆質問をしましょう。
一次面接の段階では、実務的な質問をすることで入社への意欲を示すことができます。「採用後に役立つ技能や、今から勉強しておいたほうがよいことはありますか」「御社で結果を出している社員の方の共通点はありますか」といった質問は、入社を前提とした積極的な姿勢が伝わります。
応募者が逆質問を行うことによって、募集要項の詳細や配属先の組織体制、業務に対する思いなど、求人情報や採用サイトだけでは読み取れない情報を確認できます。
一次面接の場で志望度の高さをアピールするために、「次の面接に進めた場合、準備しておくべきことがあれば教えていただけますか」など、二次面接を視野に入れた逆質問をすることも有効です。

面接前日までに準備しておくべきことを確認しましょう。
面接当日に慌てることのないよう、以下の項目をチェックしておくことが大切です。まず、面接の日時と場所を再確認します。オンライン面接の場合は、接続先のURLやパスワードを確認しておきましょう。
持ち物の準備も忘れずに行います。履歴書や職務経歴書のコピー、筆記用具、メモ帳、会社から指示された書類などを用意します。履歴書や職務経歴書は、面接中に確認できるよう、PDFまたはプリントアウトしたものを手元に置いておくと安心です。
服装の確認も重要です。スーツにシワや汚れがないか、靴は磨いてあるか、髪型や外見は整っているかをチェックします。面接にふさわしい清潔感のある服装を心がけましょう。
答えの準備として、想定される質問に対する答えを整理しておきます。自己紹介、転職理由、志望動機、自己PR、逆質問などの答えを1分程度でまとめられるように練習しておくと、当日スムーズに話せます。
会社情報の最終確認も行いましょう。会社の事業内容、理念、最近のニュースなどを再度確認し、面接で話せるようにしておきます。
交通手段と所要時間の確認も大切です。対面面接の場合は、会社までの経路と所要時間を確認し、余裕を持って到着できるよう計画を立てます。会社のある建物には10~15分前に到着し、取り次ぎをお願いするのは5分前が理想です。
万が一のトラブルに備えて、会社の代表電話番号や面接官、担当者の連絡先を手元に控えておきましょう。やむを得ない理由で遅れる、もしくはキャンセルせざるを得ない場合には、担当者へ直ちに連絡し、謝罪の言葉を伝えた後で、どう対処すれば良いか判断を仰ぎます。

近年はオンライン面接が主流となっています。対面面接とは異なる注意点を押さえておきましょう。
オンライン面接をスムーズに進めるためにまず大切なのが、通信環境です。Wi-Fi接続が遮断されない場所やLANケーブルに接続できる場所を選ぶことが重要です。音声が途切れる、画像がフリーズする、大きなタイムラグが発生するといった状況での面接は、話が進まず印象も良くありません。
万が一、途中で回線が切れてしまったら、面接は中断してしまいます。静かで、安定したネットワーク環境がある場所となると、やはり自宅がおすすめです。ZoomやTeamsなど、会社によって使用するツールが違うので、各公式サイトで事前に推奨インターネット環境をチェックしておくようにしましょう。
スマホやタブレットでもオンライン面接はできますが、一般的に音声や画像が安定しやすいパソコンがおすすめです。画面も大きく、自分がどのように映っているか分かりやすいですし、面接官の姿もよく見えるので、より対面に近い雰囲気で面接に集中できます。
面接中、動作が重くならないように、ほかのアプリやソフトは事前に閉じておきましょう。充電式のノートパソコンなどでも、念のため電源ケーブルはつないでおくことをおすすめします。
イヤホンは外部の音を遮断でき、面接官の声が聞きやすくなるので使ったほうがよいでしょう。パソコンに内蔵マイクがついていない場合には、必ずマイク機能がついたイヤホンを選んでください。
対面と違い、画面越しだと表情が分かりづらく、普通にしていても無表情や不愛想に見えたり、通信の状況によっては声が聞こえにくかったりすることがあります。面接中は意識して口角をあげ、いつもよりにこやかな表情を保ちましょう。
話すときも意識して、普段より大きな声で、ゆっくり、はっきりと話します。手ぶりや相づちなどのアクションや笑顔などの表情も、大きめにしたほうが相手に積極性や熱意が伝わりやすいでしょう。
オンライン面接で特に気を付けてほしいのが目線の位置です。つい画面に映る面接官を見てしまいがちですが、それでは相手から目線が外れてしまいます。視線を合わせるためにはカメラを見て話すことを意識してください。
カメラに映る範囲は、胸から上まで見える証明写真のようなイメージです。パソコンやスマホなど、デバイスによって映る角度が違うので、必ず事前に調整してください。位置を決めたら周囲に余計なものが映りこんでいないか、確認しましょう。
部屋の照明だけだと、自分が思っている以上に顔が暗く見えていることがあります。スタンドライトなどで照らし、明るい印象になるようにしましょう。
オンライン面接で失敗する要因のひとつが、会話中に発生する「タイムラグ」です。何度も面接官の言葉にかぶせて話をしてしまっては、落ち着きがない印象を与えてしまいます。いつもよりゆっくり間を取って話すよう心掛けましょう。
話し終えた後も「もしかしたらまだ話が続くのかな」と、面接官が気を使って次の質問に移るのを待っていてくれることがあります。ここで間が空いてしまうので、話し終えた後で「以上です」と付け加えると、面接官も話が終わったことが分かり、会話がスムーズになります。
もし音声が途中で途切れたり、聞き取りにくくなったりした場合は、相手の話が分からないまま続けずに、「すみません、少々声が聞きとりにくい状況です。私の声は聞こえていますでしょうか」と尋ねて対応しましょう。
通信状況によって声が途切れたときには、たとえ自分のせいではなくても「環境があまりよくなく、お聞き苦しくて申し訳ありません」などと、一言おわびすると「配慮ができる人」と思われ印象が良くなります。
面接官に失礼のない、敬意を払った服装・髪形・メイクで面接に臨むのは、対面での面接と同じです。会社から「私服で」といった特段の指定がない限り、男性も女性も、スーツ着用が基本です。
上半身しか映らないからといって、下はスエットやジーンズということもないようにしましょう。機器の調整などで動いたときに、下まで映ってしまうリスクがあります。
自宅だとつい油断しがちなのが、髪形です。茶色すぎる髪や染めてから時間が経って根本だけ黒いツートンカラーの髪、寝ぐせや無精ひげなどは清潔感がないので気を付けましょう。女性は前髪やメイクにも注意が必要です。顔に髪がかかっていると暗く映ります。モニタを通すとアイシャドウや口紅が濃く見えることもあります。
オンライン面接ではマスクは外すのが基本です。自宅以外で受験するなどやむを得ない事情がある場合は、面接開始後に一言添えましょう。マスクを着けて臨む場合は、無地のマスクを選び、派手すぎる色は避けるようにしましょう。
画面との距離は証明写真のように胸元までが映るよう、途中で寄ってしまったり、離れてしまったりしないよう気を付けてください。

一次面接で不合格になる人の共通点を知り、同じ失敗をしないように気を付けましょう。
面接での受け答えが適切でないと、会話力に問題があると判断されてしまいます。質問に対して的外れな答えをしてしまうと、やりとりがかみ合わず、面接官は会話力や理解力などを疑問視してしまいます。
最初の印象が悪いことも、一次面接で落ちる大きな理由となります。「あいさつがきちんとできない」「声が小さい」「服装に清潔感がない」「髪型がだらしない」「笑顔がない」「元気がない」など、最初の印象の悪さで不採用になるケースは少なくありません。
どんなに経験・技能が優れていたとしても、最初の印象が悪ければ、一緒に働けるか不安になってしまうものです。少しの心掛けで対策できることなので、あらためて相手にどう見られるかという視点を意識しましょう。
スムーズな受け答えが、必ずしも会話力があるということの判断材料になるとも限りませんが、グループであればライバルとの差別化を図れる可能性があります。
話が長くなるほど、答えが本来の趣旨からズレることが多くなります。面接官の質問に対しては、まず結論を先に伝え、その後に理由を簡潔に添えるといった話の構成を意識しましょう。
ダラダラと話し続けるのは面接で評価が下がる行為の一つです。最もアピールしたい点が面接官に伝わるよう、受け答えは結論から要点を分かりやすく伝えてください。
一度の答えでいくつもの例を述べると、話が広がりすぎてしまい「結局何を伝えたいのか」が分かりにくくなってしまいます。ひとつの質問に対して伝えたい内容をひとつに絞って、簡潔さを意識することがコツです。
面接での質問には、その背景に会社側の意図があります。例を挙げると、「学生時代に頑張ったことは何ですか」という質問には、採用後に活躍できる人材か、困難にも立ち向かう力があるかを知りたいという意図があります。
「この会社で働きたい」と志望しているにもかかわらず、会社の成り立ちや事業内容、商品・サービスについてよく分かっていない状態では、面接官は「本気で入社したいと思っていない」と捉えてしまいます。
会社や仕事に最低限の理解があるかどうかは、一次面接で確実に見られるポイントです。事業や業務内容を何も理解していない人を採用することは、会社にとってリスクでもあります。熱意の低い人は採用後に成長する可能性が低く、早期退職のリスクにもつながるため会社も採用に慎重になります。
話に筋が通っていないことも、一次面接で落ちる理由の一つです。面接官からの質問に対して答えに筋が通っていないことはNGです。志望動機と将来のビジョンに筋が通っていなければ、説得力に欠ける答えになってしまうのは明らかです。
前の会社への不満や愚痴ばかりを話してしまうと、面接官に悪い印象を与えます。実際に転職を考え始めた理由が否定的だったとしても、それはきっかけにすぎないと考え、「何かという目的を果たすために転職活動を行っている」というように前向きな理由を伝えましょう。
当時の状況を思い浮かべながら、感情的に不満点を説明するのは避けましょう。面接官はあなたの愚痴が聞きたいわけではありません。不満の有無のみを質問された場合でも、それを解消しようと努力した点を一緒に伝えることが大切です。
面接官は、「何かが嫌だから辞めた」という退職理由ではなく、「何かを実現したいから辞めた」という退職理由を評価します。業績不振や倒産などの不本意な退職であっても、今の応募先と巡り合えたといった前向きな答えを考えましょう。

一次面接について、多くの求職者が気になる疑問に答えます。
一般的に一次面接の結果通知が届くのは、面接から1週間~10日後が多いようです。ただし、会社によっては当日、もしくは2~3日で通知が来る場合もあります。
通知が届くまでの時間と面接結果は必ずしも関連しないため、すぐに連絡がないからといって不安になる必要はありません。それでも気になるようなら、面接の際に結果通知が届くタイミングの目安を面接官に確認しておくと良いでしょう。
一次面接は二次面接や最終面接よりも応募者数が多いため、合否に関係なくメールで結果の通知をされることがほとんどです。1週間ほど経っていないのであれば少し待ってみて、それ以上待っても連絡がない場合はメールで問い合わせをしてみましょう。
面接結果が通知される時期は会社によってさまざまですが、基本的には1週間以内に通知されることが多いです。
お礼メールは必須ではありませんが、面接担当者への感謝の気持ちや志望度の高さを伝えるのに有効です。送る場合は、当日中あるいは翌日までがおすすめです。
お礼メールを送る際は、件名を分かりやすくし、本文では面接の機会をいただいたことへの感謝、面接を通じて感じた会社への魅力、入社への意欲を簡潔に伝えます。最後に署名を忘れずに記載しましょう。
ただし、お礼メールを送ったからといって必ずしも合格するわけではありません。面接での評価が最も重要であることを忘れずに、あくまで感謝の気持ちを伝える手段として考えましょう。
面接後のお礼メールは、面接担当者への感謝の気持ちや志望度の高さを伝えるのに有効な手段です。送る場合は、当日中あるいは翌日までに送ることで、より誠実な印象を与えることができます。
面接官が事務作業のように面接を進行していたり、答えに対しての掘り下げや反応がない場合は、合格の見込みが薄いことも考えられます。面接官が「自社とマッチする人ではない」と判断した場合、質問の答えを深掘りする必要性が低いと考えて、やりとりが形式的になることがあるからです。
答えに対してそっけない態度を取られる、予定よりも面接時間が短くなる、自社についての話をしない、ありきたりな質問しかされない、次の面接や入社後の話がない、逆質問への答えがあいまい、面接開始時と終了時で面接官の態度に差があるといった場合は注意が必要です。
ただし、会社によっては、あえて圧迫感を演出し、応募者の受け答えやストレスへの耐性を見極めているケースもあります。「面接官の反応が悪い=不合格」と決めつけるのではなく、最後まで自分の力を出し切ることが大切です。
一次面接と二次面接では、面接官を務める担当者のポジションや、選考で重視するポイントが違います。一次面接は、配属先の社員や人事担当者が行うことが一般的です。応募書類の内容をベースに、社会人としての素養や経験・技能について、募集要項を基準に確認するのが主流です。
一方、二次面接は配属先の部門責任者や直属の上司が行うケースが多いでしょう。採用後の実務と照らし合わせて、より具体的に実務能力や専門知識を評価し、中長期的な将来設計にも踏み込み、会社文化や職場との適合性を深く確認します。
一次面接は否定的なチェックに近い位置付けのため、基本的なビジネスマナーや会話力、会社への理解度などが評価されます。二次面接では、より深い専門性や具体的な業務遂行能力、チームへの適合性などが重視されます。
一次面接の通過率は約30%と決して高くありませんが、しっかりと準備をすることで合格の可能性を高めることができます。企業が一次面接で重視しているのは、基本的なビジネスマナー、コミュニケーション能力、企業文化との相性、そして入社意欲の高さです。
第一印象で好印象を与え、頻出質問に対する1分程度の回答を準備し、「なぜこの会社なのか」を明確に語れる企業研究をおこなうことが、一次面接突破のポイントとなります。また、企業研究が不足していたり、質問の意図を理解していない回答をしたりすると、一次面接で落ちる原因となるため注意が必要です。
事前にしっかりと準備をして、自信を持って面接に臨むことが、一次面接を突破する鍵となります。
一次面接の対策に不安がある方は、プロのサポートを活用することも選択肢の一つです。Meets Companyでは、入社実績15,000名以上の豊富な経験をもとに、面接対策から企業とのマッチングまで、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にサポートしています。最短1週間で内定獲得を実現した実績もあり、一人ひとりに合わせた選考対策をおこなっています。一人で悩まず、プロの力を借りながら効率的に就職活動を進めてみてはいかがでしょうか。
「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。