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既卒の採用なら紹介サービスがおすすめ!メリットや利用すべき企業の特徴を解説

公開日:2024.05.30  更新日:2024.06.14

若手人材の採用を考えた場合、最初に考えるのは「新卒採用」だと思います。しかし、大手企業でさえ人材不足に悩まされている昨今では、多くの中小企業が新卒採用に苦しんでいることでしょう。

そんな若手人材の確保を考える企業におすすめの戦略の1つとして、「既卒採用」が挙げられます。

そこで本記事では、若手人材の確保に悩んでいる企業に向けて、既卒採用についてのメリットやデメリット、採用方法などについて紹介します。若手人材をスムーズに確保するためにも、参考にしてください。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • 既卒とは学校を卒業後3年のうちに社会人経験をしていない人材のこと
  • 既卒には優秀な人材が隠れている
  • 既卒採用を成功させるには人材サービスの活用がおすすめ

既卒の定義

既卒とは、一般的に高校や大学などを卒業後に就職しなかった人材のことを指します。

また、卒業後の社会人経験のない期間について具体的な定義はなく、一般的に1~3年以内の人材を既卒というケースがほとんどです。

なお、社会人経験がないという点では、ニートだけでなく、浪人生やフリーターも既卒として扱われます。ほかにも、最終学歴によって既卒として扱われる年齢は異なるため、年齢についても明確な定義はありません。

既卒と新卒との違い

新卒とは「新規卒業者」の略称で、高校や大学の卒業を控えている人材を指します。そのため、高校の場合は高校3年生、4年制大学の場合は大学4年生が新卒という扱いになります。

一方で既卒は、すでに学校を卒業している人材のことを指すため、学校に在籍しているかが大きな違いだといえるでしょう。

既卒と第二新卒の違い

第二新卒とは、高校や大学を卒業後に新卒として就職し、3年以内に転職活動をしている人材のことです。また、就職後に3年以内で退職し、失業状態で再就職を考えている人材も第二新卒といわれます。

一方で既卒は、学校を卒業後に新卒として就職していないため、社会人経験の有無が第二新卒と既卒の大きな違いだといえます。

ただし、卒業後に社会人経験をしていない場合でも、3年以内であれば第二新卒として考えられる場合もあるため、覚えておきましょう。

既卒と中途の違い

中途とは、一般的に数年~数十年の社会人経験を積んでいる人材を採用する際に用いられる言葉です。

例えば、即戦力として活躍できる人材やこれまでの経験を活かせる人材、管理職候補となる人材を採用する際に中途採用として募集します。

一方で既卒は、学校を卒業してから社会人経験を積んでいません。

そのため、即戦力として働ける人材の採用というよりも、ポテンシャルを重視し、長期的なキャリア形成を考えた人材の採用がメインとなるでしょう。

既卒にはこんな背景がある

すべての既卒が就職に失敗し、卒業後に就職しなかったわけではありません。既卒の中には、ポジティブな背景から就職しなかった人材もいます。

既卒になった背景として考えられる主な理由は、以下のとおりです。

  • 取得しておきたい資格の試験を受けていた
  • 一時的に入院していた
  • 公務員試験を受けていた
  • もらっていた内定を途中で辞退した
  • 海外にある大学に留学していた
  • 海外で生活していた
  • 学生時代のアルバイトを継続していた
  • お笑芸人や演劇、音楽の道に進んだ
  • スポーツ選手としてプロの世界で活躍していた
  • 家業を手伝っていた

例えば、就職せずに資格取得に励んでいたり、海外へ留学していたりした場合、資格の種類や留学経験によっては、新卒を採用するよりも優秀な知識や経験を持った人材を採用できる可能性があります。

また、家業を手伝っていたり、公務員試験を受けていたりという理由で就職しなかった人材もポジティブな理由である可能性が高く、入社後の懸念点は少ないといえるでしょう。

このように既卒は、卒業後になんとなく就職しなかっただけでなく、さまざまな目的や背景から自ら社会人という選択肢を外した人材もいることを覚えておくことが大切です。

既卒を採用するメリット

既卒の中には、ポジティブな理由で既卒になった人材も多くいるため、若手人材の確保を考えた際に、既卒の採用に力を入れるメリットは多いです。

ここでは、既卒を採用するメリットを4つ紹介します。既卒を採用する意味があるのかを把握するためにも、どのようなメリットがあるのかを確認しておきましょう。

既卒を採用するメリットは、以下のとおりです。

  • 競合が少ない
  • 即日入社に対応できる
  • 独特なスキルや経験を持った人材を採用できる
  • 失敗体験を乗り越えている可能性がある

競合が少ない

人材を募集している企業の多くは、若手人材であれば新卒採用、即戦力となる人材であれば中途採用として採用活動をおこなっている傾向にあります。

そのため、既卒採用は競合が少なく、若手人材を確保しやすい領域であるのです。

また、企業の中には、既卒に対して「就職活動を失敗した人材」「働く意欲がない人材」などネガティブな考えを持っている企業もあることから、既卒の採用を避けている企業もあるといえます。

しかし、前述したとおり、就職しなかった理由がポジティブなケースもあるため、新卒採用と同様に高いポテンシャルを持った若手人材の獲得に大きな期待を持てます。

このように、既卒採用は高いポテンシャルを持った若手人材の採用を考えられる領域であるにもかかわらず、競合が少ない領域なのです。

即日入社に対応できる

既卒は社会人として働きながら転職活動をしている人材ではないため、第二新卒採用や中途採用と比べて、即日入社に対応できる人材が多い傾向にあります。

そのため、新卒採用で若手人材が想定よりも集まらなかった企業や、急な欠員が出て即日入社できる人材を確保したいと考えている企業は、既卒採用に力を入れることで即日入社に対応できる人材を効率良く確保できます。

ただし、既卒の中にはフリーターとして働いている人材や家業を手伝っている人材もいるため、即日入社できるかは前もってしっかりと聞いておきましょう。

独特なスキルや経験を持った人材を採用できる

既卒の中には、海外留学などで日本では学べないようなより高度な技術や知識を学んでいる人材や、学校を卒業後に難易度の高い資格を取得している人材などもいます。

そのため、医療・福祉や研究、製薬などの専門的な業界で人材を確保する場合、自社の仕事内容に活かせるスキルや経験を持った人材を、既卒から見つけられる可能性もあるのです。

また、海外留学であれば、日常会話やビジネス会話など外国語も習得している可能性が高いため、グローバル展開をしている企業の場合は、海外経験のある既卒もマッチした人材だといえます。

失敗体験を乗り越えている可能性がある

既卒採用をするにあたって、就職活動に失敗した人材や、ミュージシャンやスポーツ選手などの夢を諦めた人材もいます。

このような人材は、失敗体験を乗り越えて既卒として就職活動をしていることから、失敗を乗り越えた際の考え方や行動が明確に答えられれば、入社後にも多くの失敗や壁を乗り越えられる人材である可能性は高いです。

例えば、大きな失敗を経験せずになんとなく就職する新卒よりも、これまでに大きな失敗を乗り越えた経験のある既卒のほうが入社後にも失敗を乗り越えられ、長期的に活躍してくれる可能性が高いと判断できるでしょう。

そのため、長期的に挫けずに活躍できる人材を探す際は、既卒採用は効果的な手法だといえるのです。

既卒を採用するデメリット

一方で、既卒を採用するデメリットもあります。

既卒採用を考える際は、メリットだけでなくデメリットも確認しておくことで、自社にとって効果的な採用手法なのかを判断できます。

ここでは、既卒を採用する際のデメリットを2つ紹介するので、既卒採用で後悔しないためにも確認しておきましょう。

既卒を採用するデメリットは、以下のとおりです。

  • 仕事をしない生活に慣れてしまっている可能性がある
  • 夢を諦めきれていない場合がある

仕事をしない生活に慣れてしまっている可能性がある

既卒は社会人経験がないため、自分の生活スタイルが定着している可能性があります。その場合、仕事をしない生活に慣れてしまっている可能性が高いといえます。

例えば、学校の卒業後に就職せず、資格の勉強や夢への挑戦をしていた場合、就寝時間や起床時間は自分自身で決めることになるでしょう。

この場合、社会人として就職した後に、決まった時間に起きなければならないことや、自由な時間が少なくなることなどから社会人としての生活に不満が溜まり、早期退職につながる可能性もあります。

そのため、既卒採用をする場合は、社会人としての生活スタイルがこれまでの生活スタイルから一変することを認識しているかをしっかりと確認しておくことが大切です。

夢を諦めきれていない場合がある

既卒で就職活動をしている人材の中には、夢を諦めて社会人になろうと考えている人材もいます。

例えば、スポーツ選手として活躍していた人材や、公務員試験を受験していた人材などです。

このように夢を追いかけて既卒になった場合、就職後に夢を諦めきれずに退職してしまう可能性も考えられるため、長期のキャリア形成を考えての採用に失敗してしまう可能性もあります。

そのため、既卒採用では、既卒になった背景とそれに伴って努力してきたことを捨てて社会人になれるかを、しっかりと確認しておくことが大切です。

既卒を採用する際に確認しておくべき3つのこと

既卒採用は、優秀な若手人材を競合の少ない市場で採用できるなどさまざまなメリットがあります。その一方で、夢を諦めきれずに早期退職してしまう可能性があるなどのデメリットもあります。

そのため、既卒採用を考える場合、早期退職を未然に防ぐためにも、選考の時点で応募者に対して確認しておくべきことがいくつかあるのです。

ここでは、既卒を採用する際に確認しておくべきことを3つ紹介するので、長期的に活躍できる既卒であるかを見極めるためにも確認しておきましょう。

既卒を採用する際に確認しておくべきことは、以下のとおりです。

  • 性格や人となり
  • 社会人としての決意
  • 卒業後の行動

性格や人となり

既卒採用をする際は、その人材がどのような性格や人となりであるかを確認しておくことが、早期退職を未然に防ぐためにも有効な手段です。

例えば、落ち込みやすく優柔不断な性格であり、既卒の理由が「内定の辞退」「やりたいことが見つからなかった」などである場合、入社しても仕事や職場の雰囲気が合わないなどの理由で退職してしまう可能性は高いでしょう。

一方で就職しなかった背景に、海外留学や資格取得など興味のあることに力を入れており、さらに自社の仕事に興味関心を持っている人材であれば、長期的な活躍が期待できます。

このように、既卒という少し変わった卒業後の進路をたどっている応募者の選考を実施する際は、その人の性格や人となりは、長期的に活躍できるかを判断するための重要な指標となるのです。

社会人としての決意

既卒は、これまで社会人経験をしたことのない人材であるため、社会人とはどういう人なのかを理解し、自分が社会人になることをしっかりと考えているのかも確認しておくことが大切です。

例えば、社会人とは具体的にどのような人なのかを答えられない場合は、なんとなく社会人になろうとしている可能性が高いでしょう。また、社会人としての決意があいまいである場合は、入社後に社会人の厳しさを感じ、退職してしまうかもしれません。

そのため、既卒採用をおこなう際は、社会人としての決意があるかを質問し、社会人がどのような人なのかをイメージできているかを確認しておくことが大切です。

卒業後の行動

前述したとおり、既卒の卒業後の行動はさまざまで、自分の夢を追いかけた方や留学した方、将来のために資格を取得した方などがいます。

そのため、自分の信念を持っているかを確認するためにも、どのような理由で既卒になったのか、社会人を選ばなかった当時の考えや行動なども聞いておきましょう。

そうすることで、自社に入社後も、自身で決めた社会人として働くという信念を貫いて長期的に活躍してくれるかを判断できます。

また、卒業後の行動を確認することで、自社の業務に活かせる知識や経験があるのかも併せて確認できます。

既卒を採用する方法3選

既卒を採用する方法は、主に3つです。既卒採用を積極的におこなっていきたい方は、自社に合った方法を探してみてください。

既卒を採用する方法は、以下のとおりです。

  • 大学のキャリアセンターに確認する
  • ハローワークに登録する
  • 就活エージェントを活用する

大学のキャリアセンターに確認する

大学のキャリアセンターから既卒の紹介を受けられる場合もあります。

というのも、大学のキャリアセンターは、卒業後3年のうちは卒業生の就職進路についてサポートを実施することが国から推奨されているからです。そのため、大学のキャリアセンターには、既卒として就職活動をおこなっている人材が多くいます。

大学によって学部や偏差値、特徴が異なるため、これまでの採用実績などから自社に合った学生が多くいる大学もあるでしょう。その場合は、これまでの採用実績などを伝えつつ、その大学のキャリアセンターに相談してみると良いでしょう。

ハローワークに登録する

ハローワークには多くの既卒が登録しています。

特に既卒は、これまで社会人経験がないため、就職活動の進め方がわからない人材も多く、ハローワークなどで求人情報を確認しているケースも多いです。そのため、既卒を紹介されるのを待つだけでなく、ハローワークに登録しておくことで既卒からの応募を待つ手段もあります。

就活エージェントを活用する

就活エージェントは、若手人材を中心に就職・転職サポートをしている会社で、新卒や第二新卒だけでなく、既卒の就職サポートも実施しています。

また、就活エージェントに相談し、自社が求めている若手人材の特徴を事前に伝えておくことで、多くの既卒から自社が求める知識や経験を持っている既卒を紹介してくれます。

前述したとおり、既卒にはさまざまな背景があり、性格や人となり、既卒理由によっては、早期退職してしまう人材もいることは事実です。

そのため、就活エージェントを利用し、多くの既卒から自社に合った既卒を紹介してもらうことで、優秀な若手人材を既卒採用で効率良く採用できるといえます。

既卒を紹介してもらうべき企業の特徴3選

就活エージェントを利用して既卒を紹介してもらう場合、人材の採用が決まり、入社した時点で成果報酬が発生します。そのため、少なからず既卒紹介にあたっての採用コストがかかります。

しかし、就活エージェントを利用することで、人事の労力や採用コストを大幅に減らせるなどのメリットがあることも事実です。

こちらでは、既存を紹介してもらうべき企業の特徴を3つ紹介するので、就活エージェントから既卒を紹介してもらうかの判断材料にしてみてください。

既卒を紹介してもらうべき企業の特徴は、以下のとおりです。

  • 若手人材の採用を強化している
  • 行動力のある人材を採用したい
  • 新卒採用で人材が集まらなかった

若手人材の採用を強化している

既卒で採用する人材のほとんどが20代です。例えば、高卒であれば20代前半、4年生大学卒であれば20代半ばです。

また、現代の20代は、これまでの経験やスキルから高いポテンシャルを持っているといえますが、早期退職を繰り返している人材や働き方にこだわりを持っている人材も多くいます。

そのため、若手人材の採用を強化したい方は、選考前の段階で就活エージェントに自社に合った人材を厳選してもらってから、既卒を紹介してもらうことが大切です。

行動力のある人材を採用したい

卒業後に進学しない方の多くは、どこかの企業に就職することになるでしょう。しかし、その中で自分の信念を貫いて就職とは違う道に進んだ既卒は「行動力」があるといえます。

そのため、頼まれたことをこなすだけでなく、自分自身で試行錯誤しながら仕事を進められる人材を探している企業などは、既卒が仕事内容や社風にマッチした人材である可能性が高いです。

ただし、行動力が高いことから、採用してもすぐにほかの道を見つけて退職してしまう可能性も考えられます。したがって、就活エージェントを利用して、長期的に活躍できる既卒を紹介してもらうことが大切だといえます。

新卒採用で人材が集まらなかった

新卒採用は、中小企業から大企業まで多くの企業が実施している採用活動です。そのため、新卒人材は大企業に流れやすく、思うように人材が集まらないと悩んでいる中小企業は多くあります。

そのため、学校を卒業して3年以内の若手人材の採用である「既卒採用」が、新卒採用がうまくいかなかった場合の代替案として考えられるのです。

また、就活エージェントは一度登録して相談するだけで自社に合った既卒を紹介してくれるため、自社にマッチした既卒を効率良く見つけられます。

まとめ

既卒とは、学校を卒業後に就職せず、ほかの道を進んでいる人材のことを指します。このことから、専門的な資格の取得や海外生活など、魅力的なスキルや経験を持っている人材も豊富にいることも確かです。

そのため、新卒採用で若手人材が集まらず、若手人材の採用に悩んでいる企業は、既卒採用は有効な採用手段だといえます。

一方で、既卒にはさまざまな考えや経験を持った人材がいるため、人材によっては早期退職をしてしまう場合もあります。したがって、既卒採用に力を入れる場合は、就活エージェントを活用して自社に合った既卒を紹介してもらうことが、長期的に活躍できる若手人材の確保に有効なのです。

就活・転職サービスを展開している「DYM」では、新卒や第二新卒、既卒などの若い世代の求職者を多く抱えています。

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【筆者・監修者企業】

株式会社DYM

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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。

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