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Webサイトの分析において、セッション数は重要な指標の一つです。本記事では、GA4(Googleアナリティクス4)とUA(ユニバーサルアナリティクス)におけるセッション数の意味や確認方法を詳しく解説します。マーケティング担当者や経営者の方々にとって、自社サイトのパフォーマンスを正確に把握し、効果的な戦略立案に活用できる知識が得られます。
<この記事で紹介する3つのポイント>
目次
Googleアナリティクス4(GA4)におけるセッション数は、Webサイトの利用状況を把握する上で重要な指標です。ここでは、セッション数の意味を理解し、他の主要な指標との違いを明確にしていきます。
ページビュー数とセッション数は、どちらもWebサイトの利用状況を示す指標ですが、その意味合いは異なります。ページビュー数は、ユーザーがWebサイト内の個々のページを閲覧した回数を表します。一方、セッション数は、ユーザーがWebサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動を1回とカウントします。
例えば、1人のユーザーが5つのページを閲覧した場合、ページビュー数は5ですが、セッション数は1となります。セッション数は、実際の訪問回数を把握するのに適しており、サイトの集客力や再訪問率を評価する際に重要な指標となります。
ユーザー数とセッション数も、しばしば混同されがちな指標です。ユーザー数は、特定の期間内にWebサイトを訪れた個別のユーザー数を示します。一方、セッション数は、同じユーザーが複数回訪問した場合でも、それぞれの訪問をカウントします。
例えば、1人のユーザーが1日に3回Webサイトを訪れた場合、ユーザー数は1ですが、セッション数は3となります。この違いを理解することで、サイトの利用頻度や固定客の割合などを正確に分析できます。
ページ別訪問数は、各ページが閲覧された回数を示す指標です。セッションとの関係性を理解することで、より深い分析が可能になります。1つのセッション内で複数のページが閲覧された場合、それぞれのページの訪問数としてカウントされます。
ただし、同一セッション内で同じページを複数回閲覧した場合、GA4ではそのページの訪問数は1回とカウントされます。これは、UAとの大きな違いの一つです。ページ別訪問数とセッション数を比較することで、ユーザーの行動パターンや特定ページの重要性を把握できます。
GA4でセッション数を確認することは、Webサイトの効果測定や改善策の立案に欠かせません。ここでは、Webサイト全体のセッション数と、ランディングページごとのセッション数の確認方法を解説します。
GA4でWebサイト全体のセッション数を確認するには、以下の手順を踏みます。
また、期間を変更したり、他の指標と比較したりすることで、より詳細な分析が可能です。例えば、前月比や前年同月比でセッション数の推移を確認することで、サイトの成長や季節変動を把握できます。
ランディングページごとのセッション数を確認するには、次の手順を実行します。
この方法で、どのページが最も多くの新規セッションを生み出しているかを把握できます。これにより、効果的なページの特徴を分析したり、パフォーマンスの低いページの改善策を検討したりすることが可能になります。
Googleアナリティクス(UA)は、まだ多くのWebサイトで使用されています。UAでのセッション数の確認方法は、GA4とは異なる部分があるため、ここでその手順を詳しく解説します。
UAでWebサイト全体のセッション数を確認するには、以下の手順を実行します。
このレポートでは、ページビュー数やユーザー数など、他の指標と並べてセッション数を確認できます。これにより、セッション数と他の指標の相関関係を分析することが可能です。
UAでランディングページごとのセッション数を確認する手順は次の通りです。
このレポートでは、直帰率や平均ページ滞在時間なども同時に確認できます。これらの指標を併せて分析することで、ランディングページの効果を総合的に評価できます。例えば、セッション数は多いが直帰率も高いページがあれば、そのページの内容や導線を見直す必要があるかもしれません。
GA4とUAでは、新しいセッションを開始する条件が異なります。これらの違いを理解することで、より正確なデータ分析が可能になります。ここでは、新旧セッションの計測条件について詳しく説明します。
GA4とUAの両方で、一定時間操作がない状態が続くと新しいセッションが開始されます。
例えば、ユーザーがWebサイトを開いたまま30分以上離席し、その後再び操作を始めた場合、新しいセッションとしてカウントされます。この仕組みにより、実際のユーザー行動をより正確に反映したデータを得ることができます。
UAでは、日付が変わると新しいセッションが開始されますが、GA4ではこの条件は適用されません。
この違いにより、GA4とUAでセッション数に差が出る可能性があります。特に、深夜にかけて利用されることの多いサービスや、国際的なユーザーベースを持つWebサイトでは、この違いが顕著に表れる可能性があります。
UAでは、異なる流入元からサイトを再訪問した場合、新しいセッションが開始されます。一方、GA4ではこの条件は適用されません。
この違いにより、マルチチャネルでのユーザー行動を分析する際には、GA4とUAでデータの解釈が異なる可能性があります。GA4では、より連続的なユーザージャーニーを把握しやすくなっています。
GA4におけるセッション数は、Webサイトのパフォーマンスを評価する上で非常に重要な指標です。ここでは、GA4でのセッション数の特徴や活用方法をまとめ、さらにカテゴリ別のセッション数について解説します。
GA4では、カテゴリ別のセッション数を確認することで、Webサイトの各セクションの人気度や効果を測定できます。カテゴリ別のセッション数を分析するには、以下の手順を踏みます。
この方法で、例えば製品カテゴリごとのセッション数や、ブログカテゴリごとのセッション数を比較できます。これにより、以下のような分析が可能になります。
カテゴリ別のセッション数を時系列で分析することで、季節変動やマーケティング施策の効果も明確になります。例えば、特定のカテゴリのセッション数が急増した場合、その要因(SNSでの話題化、広告キャンペーンなど)を特定し、成功要因を他のカテゴリにも適用することができます。
本記事では、GA4とUAにおけるセッション数の意味、確認方法、そして新旧セッションの計測条件について詳しく解説しました。セッション数は、Webサイトの利用状況や効果を測定する上で非常に重要な指標です。ページビュー数やユーザー数と併せて分析することで、より深いインサイトを得ることができます。
Webサイトの分析と改善は継続的なプロセスです。株式会社DYMのWEB事業サービスでは、GA4やUAのデータを活用した効果的なWEBマーケティング戦略の立案と実行をサポートしています。専門家による分析と改善提案により、お客様のWebサイトのパフォーマンス向上を実現します。
「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。
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