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スタンバイとは?仕組みや掲載方法、特徴、料金プランを解説

公開日:2024.06.18  更新日:2024.06.18

スタンバイは、求人特化型検索エンジンとして2015年にリリースされました。スタンバイの運営は「LINEヤフー株式会社」と「ビジョナル株式会社」による合弁事業会社です。

本記事では、求人サイトスタンバイの特徴とメリットを解説します。スタンバイに向いている企業の特徴も紹介しています。競合のIndeed・求人ボックスとも比較しているので、ぜひ最後までご覧いただき、スタンバイが自社に合う求人サイトなのかご検討ください。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • スタンバイの特徴と仕組み
  • スタンバイに求人掲載するメリット
  • スタンバイとIndeed・求人ボックスの比較

スタンバイとは?

スタンバイの概要と運営会社について解説します。

  • 求人サイト「スタンバイ」のサービス概要
  • スタンバイの運営会社は?

まず、スタンバイがどのようなサービスを行っているのか見ていきましょう。

求人サイト「スタンバイ」のサービス概要

スタンバイは、自分のニーズに合った求人を探すことができる求人検索エンジンです。2024年3月時点では、取り扱い求人件数は1,000万件以上にのぼります。

スタンバイで仕事を探すには、職種やキーワード、希望する勤務地を入力するだけです。働き方として、正社員・派遣社員・契約社員・パート勤務・アルバイトなどの中から選ぶことができます。

検索する条件として、給与・応募条件などで絞って求人を探すことも可能です。原則として、無料でスタンバイのサービスが利用できます。

スタンバイの運営会社は?

スタンバイの運営会社は2つあり、共同経営の方式をとっています。スタンバイは、ヤフーやLINEを運営する「LINEヤフー株式会社」とビズリーチなどを運営する「ビジョナル株式会社」の合弁事業会社が運営を行っております。

スタンバイは、2015年に株式会社ビズリーチの新規事業としてスタートした会社です。2019年11月に上記2社の合弁会社となり、再スタートを切りました。2社の事業内容として、求人検索エンジンのスタンバイがサービスを提供しています。

スタンバイの特徴と強み

スタンバイの特徴と強みは、豊富な求人数と費用対効果の高さです。

  • スタンバイの特徴は豊富な求人数
  • スタンバイの強みは費用対効果の高さ
  • Yahoo!の検索結果に表示

Yahoo!の検索結果に表示されるのも見逃せないポイントでしょう。

スタンバイの特徴は豊富な求人数

取り扱い求人件数が、約1,000万件以上(2024年3月時点)と豊富で約1,000万人のユーザーに利用されています。豊富な求人数は、スタンバイの特徴です。

求人数が多いだけでなく、年齢層の幅が広いです。学生・新卒・第二新卒の若い世代から、主婦(夫)・ベテラン・シニア層のあらゆる年代にアプローチできます。性別もバランスがとれており、男女ともに約50%ずつです。

また、求人数が豊富なため全国どこでも人材を募集できます。北海道から沖縄に至るまで、全国に対応しています。特に、下記の地域は求人数が豊富です。

  • 関東地方:全体の約50%
  • 近畿地方:全体の約17%
  • 中部地方:全体の約11%

全国各地に支社がある企業様にも向いています。

スタンバイの強みは費用対効果の高さ

スタンバイの強みは費用対効果の高さにあります。求人掲載は、クリック課金型を採用しているため、求人票が閲覧されなければ費用はかかりません。応募時点や採用時にも成功報酬は不要です。ただし、2024年4月末時点では無料掲載のみでの利用の案内はありません。

掲載に関する相談、アカウントの作成、掲載料金と初期費用も無料です。手軽に始めることができ、有料配信でも月ごとに上限金額を設定可能です。

少額からでも求職者に効率的なアプローチができるため、スタンバイの強みは費用対効果の高さにあるといえるでしょう。

Yahoo!の検索結果に表示

スタンバイは「Yahoo!JAPAN」と連携しているため、スタンバイで掲載された求人は「Yahoo!JAPAN」の検索結果に表示される場合があります。「Yahoo!JAPAN」からの検索で多くの求職者の目に触れることが可能です。

「Yahoo!JAPAN」ユーザーにアプローチができるため、多くの母集団が形成されます。「Yahoo!JAPAN」のトップページには、スタンバイへの導線が用意されているため、他の求人サービスからアプローチしづらい「Yahoo!JAPAN」ユーザーへのアプローチが可能です。

スタンバイに求人掲載するメリットを紹介

スタンバイは「Yahoo!JAPAN」の検索結果に表示されるため、求人掲載メリットは大きいと考えられます。

  • 多くの求職者が閲覧可能
  • 様々な職種からの検索に対応
  • 人気のキーワードからの検索も可能
  • 採用サイトなどの情報も転載可能

以下では、代表的なメリットを4つ紹介します。

多くの求職者が閲覧可能

「Yahoo!JAPAN」のトップページの「サービス一覧」には、スタンバイへの導線があります。このため、多くの「Yahoo!JAPAN」ユーザーが目にすることもメリットです。

日本国内で多く使用される「Yahoo!JAPAN」と連携する求人検索エンジンであれば、多くの求職者の目に留まるでしょう。約1,000万人以上のユーザーに利用されているのは、求人広告を掲載する側からは心強いといえます。

様々な職種からの検索に対応

スタンバイの職種一覧を見ると、多くの職種を網羅しているのが分かります。

下記のように、職種は様々なものに対応しています。

営業・コールセンター職不動産営業、カスタマーサポートなど
事務・受付職一般事務、経理事務、医療事務、データ入力など
広告・マーケティング職コピーライター、データアナリストなど
販売・接客・サービス・モニター職レジ打ち、ドラッグストア、アンケートモニターなど
飲食・フード職ホールスタッフ、パティシエ、パン屋など
警備・清掃・点検職警備員、清掃スタッフ、ビルメンテナンスなど
配達・運転・物流職新聞配達、宅配ドライバー、引っ越しスタッフなど
介護・福祉職ホームヘルパー、生活相談員、自動指導員など
IT・Web職社内SE、Webライター、サイト運営など
ナイトワーク職キャバクラ、フロアレディ、ナイトマネージャーなど

スタンバイに求人掲載すれば多くの職種はもとより、都市部から地方までの広い地域もカバーしています。もちろん上記の職種だけではありません。

人気のキーワードからの検索も可能

スタンバイは、人気のキーワードから検索できる点も求人掲載するメリットです。スタンバイであれば、指定できるのは雇用形態と勤務地だけではありません。この2つに加えて、キーワードで絞った検索が可能です。

人気の雇用形態や勤務地で検索すると、当然ながらヒットする求人件数は膨大になるため、求職者は多くの求人内容を見なければなりません。キーワードから検索できれば、求人件数を絞ることができますし、求職者と求人掲載する側のミスマッチの防止にもつながります。

人気のキーワードから検索できるのは、スタンバイに求人掲載するメリットといえるでしょう。

採用サイトなどの情報も転載可能

スタンバイでは、採用サイトなどの情報も転載可能です。

採用サイトを持っている企業は、採用サイトなどの情報や採用ページに記載された情報を転載することができます。わざわざ新たに求人ページを作成する必要がないため、手間がかかりません。

採用サイトが転載可能なスタンバイには、求人掲載するメリットが大きいといえるでしょう。

株式会社スタンバイの料金体系の紹介

以下では、スタンバイの料金体系を紹介します。

  • クリック課金型
  • スタンバイの料金表

まずは、クリック課金型について見ていきましょう

クリック課金型

スタンバイはクリック課金型を採用しているため、費用対効果が高いです。クリック課金型は、求人票が閲覧されると初めて料金がかかる仕組みです。1クリック20円からですが、クリック単価は掲載する求人の雇用形態により違いがあります。

自社の雇用形態のクリック単価を知るためには、問い合わせが必要です。気軽に問い合わせフォームなどから確認しておきましょう。

クリック課金型を採用しているため、クリックされなければ料金は発生しません。一定期間経過後に、自動的に料金が発生しないのは安心できます。

スタンバイの料金表

スタンバイは、クリック課金型を取り入れるなど無駄の少ない広告費の運用を行っています。スタンバイの料金表は下記の通りです。

初期費用無料
柔軟な予算設定広告掲載を希望する求人に絞り、クリック課金型の広告枠を設定できる
採用成功報酬無料(料金発生はクリックされた場合のみ。1クリック20円~)
広告掲載期間1日単位で設定可能
掲載工数少ない(企業の採用サイトとスタンバイを連携し有料・無料出稿の選択のみ)
採用ノウハウ企業にノウハウが蓄積される

採用ノウハウを蓄積するためには、採用担当者は効果レポートを確認し、分析を行う必要があります。

スタンバイが合う企業は?

スタンバイには、どのような企業が合うのでしょうか。以下の2点を見ていきましょう。

  • スタンバイの利用者層
  • スタンバイが合う企業の持つ採用の悩み

スタンバイの利用者層とともに、スタンバイが合う企業が持つ悩みも列記します。

スタンバイの利用者層

スタンバイは「LINEヤフー株式会社」と「ビジョナル株式会社」の合弁事業会社が運営しております。そのため、スタンバイの利用者層は「Yahoo!JAPAN」ユーザーの属性と類似していると考えられます。

「Yahoo!JAPAN」は、日本国内で最も多く利用されている検索サービスの1つです。「Yahoo!JAPAN」の検索結果にスタンバイに掲載された求人が表示されることがあるため、ユーザーはスタンバイの求人掲載と意識せずに応募することもあるでしょう。

スタンバイの利用者層は、男女比が半々でバランスがとれています。若年層から、主婦(夫)、パート勤務、アルバイトまでと幅が広く、シニア層も利用しています。地域特性は関東地方が約半数を占めるものの、北海道から沖縄までの全国の勤務地が対象です。

スタンバイが合う企業の持つ採用の悩み

スタンバイが合う企業は、どんな採用の悩みを持っているのでしょうか。スタンバイが合う企業の持つ採用の悩みは、下記の通りです。

  • 採用コストを抑えたい
  • 効率的な採用業務を実施したい
  • 求人サイトを利用しても十分な採用結果に至らない
  • 採用したい職種が複数あるため、会社側の意図が伝わりにくい
  • 求職者と求人掲載する側のミスマッチが起こりがち
  • 正社員も必要だが繁忙期のアルバイトも採用したい

このような悩みを持つ企業には、スタンバイでの運用がおすすめです。スタンバイでは、職種や勤務地だけでなく、人気のキーワードでの検索が可能なので、求職者と求人掲載する側のミスマッチの防止にもつながります。

スタンバイでは、詳細な条件を付けて求人内容を絞ることができます。

スタンバイの求人掲載方法

スタンバイの求人における掲載までのフローと掲載方法を見ていきましょう。

  • 掲載するまでのフロー
  • 掲載する方法

まずは掲載までのフローを見て確認しましょう。

掲載するまでのフロー

スタンバイは、申し込み開始と同時に企業の採用サイトと連携されるため、求人票の新たな作成は不要です。

問い合わせフォームから問い合わせ
必要事項確認スタンバイ担当者から連絡 企業の採用サイトのURLを共有し、必要事項の確認
採用サイトを審査スタンバイ側での確認内容の審査
申込書の送付と提出審査完了後、送付される申込書に予算・必要事項を記入して提出
アカウントの発行申込内容確認後、企業の採用サイト・求人票をスタンバイのシステムに連携し、アカウントの発行
有料配信の設定アカウントから設定を行う

2024年4月末時点では、スタンバイの審査から契約までには約3週間かかります。

掲載する方法

スタンバイの求人掲載方法には、以下の3つがあります。

  • クローリング
  • データフィード
  • cms(直接投稿)

最初にクローリングから紹介します。

クローリング

クローリングとは、クローラーと呼ばれるロボットがインターネット上の求人情報を収集し、求人検索エンジンのスタンバイの中でも検索できるようにすることです。会社の採用サイトがあると、クローリングによってスタンバイへ掲載されます。

別の求人サイトに求人掲載しても、スタンバイに表示されます。

データフィールド

データフィールドは、自社の求人データをスタンバイの求人掲載に変化して送信する仕組みです。ツールなどの使用で、スタンバイがデータ自体を取得します。採用管理システムなどにも採用され、求人数の多いケースで使われます。

cms(直接投稿)

cms(直接投稿)は、スタンバイに直接求人原稿を投稿します。cmsにより、スタンバイの中で、原稿作成から応募までの全ての段階の完結が可能です。原則として、中小規模の求人数に利用されています。

スタンバイに関するよくある質問

スタンバイに関するよくある質問では、以下の3つを挙げて回答していきます。

  • スタンバイの仕組みはどうなっている?
  • スタンバイは検索エンジンなのですか?
  • スタンバイを運営している会社は?

スタンバイの仕組みはどうなっている?

スタンバイは、インターネットを巡回して求職者が検索しやすいようインデックスする仕組みを持っています。企業の採用サイトがインターネット上にあれば、スタンバイに無料で登録可能です。

スタンバイに掲載されると、求職者は雇用形態・希望する勤務地・希望するキーワードから検索し、自分に合った仕事を探すことができます。

スタンバイは検索エンジンなのですか?

スタンバイは求人検索エンジンです。求人に特化した検索エンジンとして、2015年にリリースされました。

世界でGoogleが検索エンジンとして名前を知られていますが、スタンバイは国内で利用者の多い求人検索エンジンである「Yahoo!JAPAN」と連携しています。スタンバイの求人は「Yahoo!JAPAN」から検索することで、多くの求職者の目に留まります。

「Yahoo!JAPAN」のトップページにスタンバイの導線があるため、「Yahoo!JAPAN」ユーザーへのアプローチが期待できる求人検索エンジンです。

スタンバイを運営している会社は?

前述の通り、スタンバイはヤフーやLINEを運営する「LINEヤフー株式会社」とビズリーチなどを運営する「ビジョナル株式会社」の2社の合弁事業会社によって運営されています。

スタンバイとIndeed、求人ボックスの比較

スタンバイとIndeed、求人ボックスの3つについて、以下の表で比較してみました。

スタンバイとIndeed、求人ボックスの特徴スタンバイIndeed求人ボックス
初期費用無料無料無料
掲載費用無料無料無料
採用成功報酬無料無料無料
クリック単価20円~【料金=クリック単価×クリックされた回数】で決まり、需要の多い業界や業種でクリック単価が高い25円~1,000円
クリック課金ありありあり

※2024年4月時点の情報です。

クリック単価には、それぞれ違いが見られます。

まとめ

スタンバイは「Yahoo!JAPAN」と連携しており、「Yahoo!JAPAN」からの検索で、多くの求職者の目に留まる求人特化型の検索エンジンです。

効率的な採用業務を実施したい企業や、求人サイトを利用しても十分な採用結果に至らない企業には、スタンバイが向いているといえるでしょう。

求人特化型検索エンジンスタンバイの特徴を十分に理解した上で、活用することが大切です。

最適な広告運用が採用業務の効率化につながるので、運用代行も選択肢の1つです。

DYMのスタンバイ運用代行サービスでは、最適な広告運用を行うことで、採用業務の効率化を図ることが可能です。人材採用にお困りの際はぜひご相談ください。

DYMの「スタンバイ・求人ボックス運用代行」サービスページはこちら

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【筆者・監修者企業】

株式会社DYM

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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。

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