DYMで働くことを決意した経緯を教えてください。
学生時代の就職活動では、「自分自身がベンチャースピリットを持ち、世の中に大きな変革を起こす」という自分自身の夢を実現できる企業を探していました。ある会社に目標を絞り、就職活動を行いましたが、結果としてうまくいかず、内定をいただいていたある大手インテリアチェーンに入社を決めました。しかし、納得して社会に出たものの、就職活動で思い描いていた目標を諦めることができず、一ヶ月で転職を決意。もちろんそんな人間の「市場価値」など、ゼロに等しいことはわかっていました。
そんな時、偶然出会ったのが、DYMでした。幸いにも最終面接にまで進み、その際水谷から、「君を落とした会社を、一緒になって追い越そうじゃないか!」と言われたことが私の心を揺さぶりました。その言葉こそが、今でもDYMで働き続ける確固たる意義となっています。
DYMでの仕事内容を教えてください。
私の仕事は、企業の新卒採用のコンサルティングです。日本には無数の企業が存在し、そのなかで力を持っている企業は、誰もが名前を知っている大手企業ばかりではありません。しかし、就職活動を行う学生は、どうしても「消費者目線」で企業選びを行いがちです。これは、社会経験や知識に欠けるため、どうにも仕方のないことです。私たちは、学生に対して、大手企業に限らず、本当に実力があるベンチャー企業や中小企業を紹介し、働く面白さや厳しさ、そして可能性を伝えたうえで、企業と学生が双方で納得できる選択の架け橋となることを事業の使命としています。現在、私たちが推進する事業が、既存の就職活動に新しい仕組みを作り出し、企業と学生のより良い就職活動のモデルを構築していくと確信しています。このことを通じて、日本の未来に大きく貢献できる仕事だと自負しています。
私自身は、いずれ日本の新卒採用というものを、欧米のスタイルへと変革したいと思っています。欧米では、一般的に最優秀の学生は起業し、その次にパフォーマンスを発揮できる学生は、ベンチャー企業へ。そして一般レベルの人は大手有名企業への就職というモデルパターンがあります。私はこうしたカルチャーをぜひ日本でも浸透させていきたいと考えています。
私自身、業界最大手に勤務する友人がたくさんいますが、話を聞く限りでは、とても窮屈な思いをしている印象があります。日本では、最も優秀な人間が大手有名企業に入り、そこで何十年とキャリアを築くことが「エリート」であるとされています。私はDYMという企業にいながら、大手有名企業に属することで得られる自身の成長の「伸び率」はどうなのか。そこで得た経験をもとに、新たなステージで「ゼロ」を「1」にすることができるのかと、常に考えてしまいます。こうした現状も、欧米の採用スタイルが実現、定着することで、変えられるのではないか。この先の日本の更なる成長を考えた時、世界で勝負できる人材を育てるためには、カルチャーの変革は必要不可欠だと思っています。その変革を実現できるのは、DYMだと私は、本気で思っています。
今までの仕事での印象的な出来事について教えてください。
私にとっては、これまで関わってきた全ての案件が「印象的な出来事」です。強いて印象的だった仕事をあげるとするなら、業務用モーターを製造しているあるグローバル企業の案件です。採用は無事成功し、その後、祝勝会としてお客様側の副社長と会食する機会を与えられました。その場で、副社長から、私と初めて会った時の印象、サービス実績がないなかで、大きな投資を決断していただいた経緯、さらには感謝のお気持ちまで、直にお伝えいただいたことに心が大きく揺さぶられました。心からお客様への感謝の気持ちが沸き上がったことを鮮明に覚えています。このように、多くの経営者の方とお話することができることも、この仕事の面白みのひとつです。私たちの提案を通じて、お客様の社内が活気づき、社員全員が一丸となって採用に取り組んでくださる。そしてそのことを通じて、優秀な学生がお客様への入社を決断してくれる。こうしたことは、私たち自身が、仕事を通じて、「経営者目線」を育むことにつながります。仕事を通じて、お客様から多くのことを学ぶことができる。そしてその施策が成功すれば感謝もされる。これほどのやりがいは他にはないと実感しています。
仕事をするうえでの、スタンスやポリシー、譲れないポイントを教えてください。
仕事に向き合ううえで大切にしていることは、全ての人間には「義務」と「権利」があるということを念頭に置くということです。社会人になると「新規事業を立ち上げたい」「子会社の社長になる」「会社のここをもっとこうした方がいい」等々、いろんな形で事業や発想、ルールを提案する人が出てきます。ただ、このような提案を「権利」とするなら、その前に「義務」を果たすことが当然だと私は考えています。「義務」とは、会社から求められる役割を全うし、会社に貢献するということ。このことが実現できてはじめて、会社という環境を力として、新しい提案や取り組み、自分自身の夢が実現できるのだと考えています。
DYMで働く魅力を教えてください。
DYMでは、本当に多種多様な人が、毎日本気で働いています。水谷社長をはじめ、あらゆる業界に精通しているゼネラリストや、まるで戦士のような営業担当、公認会計士の資格を持っている人、日本を代表するアスリートから、プログラミングのスペシャリストなど、ひとつの会社でこれだけの人材は決して集まらないだろうと思われる人が、共にDYMという会社を大きくステップアップさせるべく、同じフロアで毎日顔を合わせながら働いています。こんな刺激的な環境で働くことができるということは、大きな魅力ですね。
休日の過ごし方を教えてください。
積極的に外に出て、いろいろなコミュニティに参加するようにしています。ですから、休日に自宅でゆっくりと読書したり、映画を観たりということは、DYMに入社後は、まずありませんね(笑)。落ち着いた休日とはほど遠く、賑やかで、ややうるさい休日です(笑)。
地元の仲間たち、高校・大学の同級生、会社の仲間たちや家族など、一緒にいて楽しいメンバーたちから、自分に持っていないものを与えてもらうことができる。私にとっての休日は、そんな意味を持っていると感じています。なかなか言葉にする機会はありませんが、周囲の人たちには、本当に感謝しています。
就職活動をしている学生のみなさんへのアドバイスをお願いします。
いろんな考え方があると思いますが、私の経験から言えば「格好つけたら失敗する」ということ。就職活動中は、周りからの評価や、どこから内定をもらうことができたかといったことなど、対外的な視線を意識しがちです。実は、私もそういう意識でした。しかし、どのような就職活動を行っても、大切なことは、入社してからだということ。社会に出れば、自ずと自分が選択した歩み方を、自分の責任で全うしていかなければなりません。だからこそ、就職活動では、多くの人にアドバイスをいただきながら、「自分という人間の強みはどこにあるのか」「弱みはどうか」「窮地に立ったら、どういう選択をする人間なのだろうか」「どういった人間になりたいと思っているのか」等々、自問自答しながら、一つひとつ答えを出していくことが大切になると思います。それこそが、「20年後に後悔しない就職活動」につながると思うのです。
DYMだからできたことを教えて下さい。
私は4000人規模の東証一部上場企業で1年ほど勤めたのち、DYMに入社をしました。その経験から感じることは、DYMであったからこそ携われたこと、裁量持たせていただきながら仕事ができたことは大きな収穫となっています。20代でこの働き方は前職で到底できないことです。ただ言い換えると、DYMはまだ非常に若いメンバーが集まっている会社なので、やらざるを得ないということもあると思います。しかしこうした責任ある仕事を全力で正確に、そして楽しみながら取り組める人にとってはこれほどやりがいのある環境は他にはないので、これからもそうした意識高い人材が集まる会社になっていければと思います。
どんな人がDYM向いていますか?
一概にDYMに向いている人はこれ!と言えません。なぜならば、DYMの特徴のひとつが個性豊かであらゆる価値観をもった集合メンバーが切磋琢磨しているからです。自己主張が強い人も控えめな人も、話が得意な人も細かい資料作成が得意な人も、全員が会社という組織を作るためには必要です。なのでもしもDYMを志望してくれる人にこの質問を聞かれたとすれば、その人の強みはDYMのどこかのセクションでは必ず必要となる、とお答えすると思います。まだまだ発展途上の会社だからこそこうした画一的ではない組織編制ができ、活躍の場を提供できるのだと思います。
※本ページに登場している社員に関する情報は2015年4月1日時点のものです。