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LINE公式アカウントとは?作り方や初期設定のやり方・料金を分かりやすく解説

公開日:2025.09.29  更新日:2025.09.29

LINE公式アカウントは、ビジネスとLINEユーザーを効果的につなぐ強力なコミュニケーションツールです。本記事では、LINE公式アカウントの基本的な概念から、メッセージ配信やステップ配信、リッチメニューなどの主要機能、35つの料金プラン、具体的な作成方法まで詳しく解説します。さらに、認証・未認証の2つのアカウントタイプや、開設後に行うべき初期設定のステップについても紹介しています。

<この記事で紹介する5つのポイント>

  • LINE公式アカウントは企業や店舗が顧客と直接つながれるビジネスツールで、効果的な集客や販促が可能
  • メッセージ配信やステップ配信、チャット、リッチメニューなど多彩な機能を組み合わせて活用できる
  • 料金プランは無料の「コミュニケーションプラン」からと4つの有料の2プランまでがあり、配信数に応じて選べる
  • 「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があり、認証済は検索表示や機能面で優位性がある
  • 開設後は基本情報、プロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニューの初期設定が重要

LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がビジネス用途で利用するLINEのアカウントです。個人向けLINEアカウントとは異なり、友だち追加してくれたユーザーに対して一斉にメッセージを配信できる特徴があります。日本国内で月間9,700万人(2024年12月末時点)が利用するLINEを活用することで、効果的な顧客コミュニケーションが実現できます。LINE公式アカウントを導入することで、メッセージ配信やクーポン発行などの機能を通じて、集客や販促活動をLINEというプラットフォーム上で展開できるのが最大のメリットです。

LINE公式アカウントが備えている主な機能

LINE公式アカウントには、ビジネスの効率化と顧客とのエンゲージメント向上を実現する多彩な機能が備わっています。これらの機能を組み合わせることで、集客から顧客維持まで一貫した施策が展開できます。各機能は独立して利用できるだけでなく、連携させることでより効果的なマーケティング戦略を構築できる点が大きな魅力です。

メッセージ配信

メッセージ配信は、LINE公式アカウントの中核となる機能です。友だち追加してくれたユーザーに対して、テキスト、画像、スタンプ、動画、リッチメッセージなど多様なフォーマットで情報を届けることができます。1回の配信で最大3吹き出しまでのメッセージを組み合わせて送信でき、テキストや画像の配置も自由に設定可能です。

セグメント配信機能を活用すれば、年齢や性別、エリアなどの属性や、メッセージの開封状況などに基づいて配信対象を絞り込むことができます。ただし、属性での絞り込みにはターゲットリーチ数が100人以上、一部のオーディエンス機能では対象者が50人以上必要という条件があります。

ステップ配信

ステップ配信とは、ユーザーの特定のアクションをきっかけに、あらかじめ設定したメッセージを指定した順番・タイミングで自動的に送る機能です。通常のメッセージ配信が一斉に送信されるのに対し、ステップ配信では各ユーザーの行動に合わせた個別の配信スケジュールを組むことができます。

設定方法は、友だち追加などのアクションをスタートポイントとして、その後の配信タイミング(例:1日後、3日後、1週間後など)と内容を順序立てて登録します。例えば、友だち追加から2日後にクーポン配信、5日後に商品紹介、7日後にアンケートといった流れを自動化できます。

チャット

チャット機能は、LINE公式アカウントと友だちの間で1対1のコミュニケーションが取れる機能です。個人のLINEと同じ感覚で気軽にやり取りができるため、ユーザーにとっても使いやすいインターフェースとなっています。

チャット機能は、店舗の予約受付や商品の問い合わせ対応、不動産での条件ヒアリング、整骨院での問診など幅広い用途で活用されています。電話対応の代わりとしても効果的で、画像やスタンプも共有できるため、より親密なコミュニケーションが実現できます。

リッチメニュー

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に常時表示される固定メニュです。ユーザーがよく使う機能や重要な情報へのアクセスを容易にする役割を持ち、視覚的に目立つため高いクリック率が期待できます。

リッチメニューには最大6つまでのボタンを設置でき、それぞれに異なるアクションを設定可能です。設定できるアクションには、Webサイトへのリンク、クーポン表示、テキスト送信、ショップカード表示などがあります。デザイン面では、ユーザーが直感的に操作できるよう、分かりやすいアイコンや配色を心がけるとよいでしょう。

リッチメッセージ

リッチメッセージとは、画像やテキストを一つのビジュアルとして配信できる機能です。通常のテキストメッセージよりも視覚的なインパクトが強く、ユーザーの注目を集めやすいという特徴があります。

リッチメッセージには、画像とテキストを組み合わせた基本的なタイプと、動画が自動再生される「リッチビデオメッセージ」があります。リッチビデオメッセージでは、動画視聴後に「アクションボタン」を表示させることができ、自社サイトへの誘導などに活用できます。このアクションボタンには「申し込む」「予約する」など、最大20文字まで任意のテキストを設定できます。

応答メッセージ

応答メッセージは、友だちからメッセージを受信した際に、事前に設定しておいた内容を自動で返信する機能です。主に「キーワード応答」と「一律応答」の2種類があります。

キーワード応答は、友だちが特定のキーワードを含むメッセージを送った時のみ反応します。例えば「営業時間」というキーワードに対して店舗の営業時間情報を自動返信するなど、よくある質問に対応できます。キーワードは完全一致する場合にのみ反応する点に注意が必要です。

一方、一律応答はメッセージの内容に関わらず、友だちからの全てのメッセージに対して同じ内容を返信します。例えば「お問い合わせありがとうございます。担当者が確認次第ご連絡いたします」といった応答などに活用できます。

ショップカード

ショップカードは、LINE上で使えるデジタルポイントカードを作成できる機能です。従来の紙のポイントカードと同様に、来店や購入ごとにポイントを付与し、一定ポイントが貯まると特典と交換できるシステムです。

店舗側にとっては、紙のカード作成コストの削減や顧客データの管理が容易になるメリットがあります。ユーザー側にとっても、財布にカードを入れておく必要がなく、スマートフォン一つで管理できる便利さがあります。

設定は管理画面から行い、カードデザイン、付与ポイント数、特典内容などを自由にカスタマイズできます。運用方法としては、店頭や商品にQRコードを設置し、ユーザーがそれを読み取ることでポイントが加算される仕組みが一般的です。

クーポン

クーポン機能は、LINE公式アカウント上で配信できるデジタルクーポンを作成・管理できる機能です。店舗での使用はもちろん、ECサイトなどで利用可能なクーポンコードの発行もできます。

クーポンの種類は「割引」「無料」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」の5種類から選択可能です。さらに、使用回数や有効期間の設定、抽選形式のクーポン発行など、柔軟なカスタマイズができます。

作成はLINE Official Account Managerから簡単に行え、クーポン内容の入力、画像のアップロード、有効期間の設定などが主な手順です。配信方法はメッセージ送信やリッチメニューへの設置が一般的で、友だち追加特典としても効果的です。

LINE VOOM

LINE VOOMは、ショート動画やテキスト、写真などのコンテンツを投稿・閲覧できるプラットフォームです。もともと「タイムライン」というサービスでしたが、2021年11月に「LINE VOOM」にリニューアルされました。

LINE VOOMの特徴は、フォロー機能によりユーザーのニーズに合った情報を提供できる点です。投稿は友だちではなくフォロワーに表示されますが、検索機能を使えばフォロワー以外のユーザーも閲覧可能です。LINEアプリの中央タブをタップするとフォローしているアカウントの投稿が表示されます。

LINE公式アカウントからVOOMへの投稿は、管理画面の「投稿」メニューから行えます。投稿内容は通常のメッセージとは異なり、テキスト、写真、動画など多彩なフォーマットを選択できます。

LINE公式アカウントの料金プランは5つ

LINE公式アカウントには「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」「飲食予約プラン」「エキスパンションプラン」の5つの料金プランがあります。「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の違いは主に無料メッセージの配信数と月額費用にあり、機能面での差はありません。どのプランでも同じ機能を利用できるため、友だち数とメッセージ配信頻度に合わせて最適なプランを選ぶことがポイントです。一方、「飲食予約プラン」は「LINE公式アカウント」と「LINEで予約」をセットで利用することで通常よりもお得にメッセージ配信ができる飲食業界向けのプランです。また「エキスパンションプラン」は、大規模配信を行う企業向けの特別な割引プランで、通数単価の割引を通してLINE公式アカウントの効果実感や改善をサポートします。

プラン名月額費用無料メッセージ配信数追加配信
コミュニケーションプラン無料月間200通まで不可
ライトプラン5,000円月間5,000通まで不可
スタンダードプラン15,000円月間30,000通まで可能(最大3円/通)
飲食予約プラン18,000円月間100,000通まで可能(5円/通)
エキスパンションプラン660,000円~8,000,000円 スタンダードプランベース可能(割引通数単価1.10円~2.08円/通)

コミュニケーションプラン(無料)

コミュニケーションプランは、LINE公式アカウントの無料プランで、アカウント作成時のデフォルトプランとなっています。月額費用はかからず、月間最大200通までのメッセージ配信が可能です。200通を超えるメッセージは配信できないという制限があります。

このプランは、LINE公式アカウントをこれから始める小規模ビジネスや個人事業主に適しています。例えば、友だち数が50人のアカウントなら、全員に月4回まで配信できる計算になります。リテールショップ、地域密着型の飲食店、サロン、教室など、顧客数が比較的少なく、頻繁なメッセージ配信が不要なビジネスに向いています。

ライトプラン

ライトプランは月額5,000円の有料プランで、月間最大5,000通までのメッセージ配信が可能です。機能面では無料プランと同じく、リッチメニューやクーポン、ショップカードなどすべての機能を利用できます。違いは主にメッセージ配信数の上限にあります。

このプランは、定期的な情報発信が必要な中小規模のビジネスに適しています。具体的には、定期的なキャンペーンを行う小売店、予約状況を配信する美容室やレストラン、会員向け情報を定期配信する教室やジムなどが挙げられます。友だち数が増えてきたものの、スタンダードプランほどの配信数は必要ない場合に、コストパフォーマンスの高い選択肢となります。

スタンダードプラン

スタンダードプランは月額15,000円の最上位プランで、月間最大30,000通までのメッセージを無料で配信できます。最大の特徴は、無料配信枠を超えた場合でも、追加料金(最大3円/通)を支払えば配信を継続できる点です。大規模な配信が必要な場合でも柔軟に対応できます。

このプランは、大規模な顧客基盤を持つ企業や、頻繁なコミュニケーションが必要な業種に適しています。例えば、全国展開する小売チェーン、会員数の多いサービス業、定期的なキャンペーンを実施するeコマース事業などが該当します。投資対効果を高めるには、セグメント配信でターゲットを絞り込み、効果測定と改善を繰り返すことがポイントです。

飲食予約プラン

飲食予約プランは、LINE公式アカウントの「メッセージ配信」と「LINEで予約」機能をセットで提供する飲食業界向けの特別パッケージプランです。月額18,000円で、通常の料金プランよりもお得にメッセージ配信ができ、月間最大10万通までのメッセージを配信可能です。10万通を超える場合は、1通あたり5円(税別)の追加料金が発生します。最大の特徴は、LINE公式アカウント経由での予約手数料が0円となる点です(連携パートナーの契約プランにより異なる可能性があります)。

このプランは、ネット予約システムの導入を検討している飲食店や、既存の予約システムをLINEと連携させたい店舗に適しています。特に、料金を気にせずに積極的なメッセージ配信を行いたい飲食店、LINE上での予約受付を通じて顧客接点を増やしたいレストラン、カフェ、居酒屋などに向いています。

エキスパンションプラン

エキスパンションプランは、大規模配信を予定している企業向けの特別な割引プランです。月額66万円から800万円(年間800万円~9,600万円のコミット契約)という高額な契約となりますが、通数単価が大幅に割引され、1通あたり1.10円から2.08円で配信できます。

このプランの特徴は、契約金額に応じて割引率が拡大する点です。スタンダードプランをベースとし、年間の配信金額を確約することで通常料金よりも大幅な割引を受けられます。ただし、ハードコミット制のため、契約期間中に確約した配信金額に達しない場合は、差額分が契約終了月に請求されます。

限られた企業にのみ提供される特別なプランのため、利用には事前の審査が必要となり、直近1年間の配信実績や運用目的などが審査対象となります。

LINE公式アカウントの作成方法

LINE公式アカウントの作成は、パソコンまたはスマートフォンがあれば簡単に行えます。作成から運用開始までの流れは大きく分けて3ステップです。以降で詳しく紹介します。

1.LINEビジネスIDを登録する

LINEビジネスIDとは、LINE公式アカウントをはじめとするLINEのビジネス向けサービスにログインするための共通認証システムです。このIDを取得することで、LINE公式アカウントの管理画面にアクセスできるようになります。

登録方法は主に2つあります。1つ目は「LINEアカウントで登録」で、すでに使用している個人のLINEアカウントと連携する方法です。2つ目は「メールアドレスで登録」で、登録したメールアドレスとパスワードでログインする方法です。

LINE公式アカウントの作成ページにアクセスし、「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンをクリックすると、これらの登録方法を選択する画面が表示されます。

「LINEアカウントで登録」を選択する場合の手順

LINEアカウントで登録を選択すると、個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントを連携させることができます。このメリットは、普段使用しているLINEアプリからもログインできるため、管理がしやすい点です。登録手順は以下の通りです。

  1. LINE公式アカウントの作成ページで「LINEアカウントで登録」を選択します。
  2. QRコードが表示されるので、スマートフォンのLINEアプリでスキャンするか、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
  3. ログイン後、SMS認証を求められるので、電話番号を入力して認証を完了します。
  4. アカウント作成フォームが表示されるので、アカウント名や業種などの必要事項を入力します。
  5. 確認画面で内容を確認し、「完了する」を押すとアカウント作成が完了します。

「メールアドレスで登録」を選択する場合の手順

メールアドレスで登録する方法は、個人のLINEアカウントを持っていない場合や、複数のLINE公式アカウントを管理したい場合に適しています。登録手順は以下の通りです。

  1. LINE公式アカウントの作成ページで「メールアドレスで登録」を選択します。
  2. メールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
  3. パスワードを設定し、利用規約に同意して「次へ」進みます。
  4. SMS認証のため、電話番号を入力して認証コードを受け取ります。
  5. 認証コードを入力し、LINEビジネスIDの登録を完了させます。
  6. アカウント作成フォームが表示されるので、必要事項を入力します。
  7. 確認画面で内容を確認し、「完了する」を押して作成を完了します。

2.必要事項を入力する

LINE公式アカウント作成の次のステップでは、アカウント情報の入力を行います。主な入力項目は以下の通りです:

  • アカウント名:企業名、店舗名、またはサービス名を入力します。(例:〇〇株式会社、△△カフェ)
  • 業種:プルダウンメニューから最も近い業種を選択します。
  • 表示言語:通常は「日本語」を選択します。
  • プライバシーポリシー:アカウントのプライバシーポリシーに関する設定をします。

アカウント名は後から変更可能ですが、ユーザーの検索や識別の基準となるため、分かりやすい名称を設定することが重要です。

2-3. 管理画面にログインする

アカウント作成が完了すると、自動的にLINE Official Account Manager(管理画面)にログインされます。以降のログインは、LINEビジネスIDのログイン情報を使用して行います。

初回ログイン時には、まずアカウントの基本情報を確認し、必要に応じて追加設定を行いましょう。管理画面の主要メニューは以下の通りです。

  • ホーム:友だち数やメッセージ開封率などの基本指標を確認できます。
  • 友だち:友だちリストや属性情報を管理します。
  • メッセージ:各種メッセージの配信や予約配信の設定を行います。
  • 統計:メッセージの効果測定や友だち数の推移などを分析できます。
  • 設定:アカウント情報やプロフィール、応答設定などを管理します。

LINE公式アカウントの種類は2つ

LINE公式アカウントには「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。アカウント作成時はすべて未認証の状態からスタートし、LINEヤフー社の審査を通過すると認証済アカウントになります。両者の主な違いは、アカウントに表示されるバッジの色(認証済は青、未認証はグレー)と検索性、そして一部の機能利用可否です。

認証アカウント

認証アカウントとは、LINEヤフー社の審査を通過した公式アカウントで、信頼性の証として青色のバッジが付与されます。主なメリットは、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになる点と、アカウントの信頼性向上です。

認証アカウント取得後は、友だち追加広告の利用、請求書決済の選択、メンバーシップ機能の利用、LINEのキャラクター入りポスターの購入、関連サービスへのクーポン表示などの特別な機能が使えるようになります。また、チャット機能が制限なく利用できるため、友だちからのアクションなしでもメッセージを送れる点も大きなメリットです。

未認証アカウント

未認証アカウントは、LINE公式アカウントを開設した際のデフォルトの状態で、グレーのバッジが付与されています。審査不要で即時利用できる点が特徴ですが、LINEアプリ内の検索結果には表示されず、一部機能に制限があります。

主な制限事項として、チャット機能を使うには友だちからの最初のメッセージが必要である点が挙げられます。また、友だち追加広告の利用や請求書決済の選択ができず、LINEのキャラクター入りポスターも購入できません。

未認証アカウントでも効果的に活用するには、QRコードを店頭に設置するなど、LINE以外の経路で友だち追加を促進する工夫が必要です。また、リッチメニューやクーポンなどの基本機能は使えるので、これらを活用して顧客とのコミュニケーションを深めましょう。

LINE公式アカウント開設後に行う初期設定のやり方

LINE公式アカウントを開設したら、まずは基本的な初期設定を行うことが重要です。適切な初期設定は、ユーザーの第一印象を決め、友だち追加後の継続的な関係構築に大きく影響します。初期設定では、基本情報の登録、プロフィールの設定、あいさつメッセージの設定、リッチメニューの設定の4つを優先して行いましょう。

基本情報の登録

基本情報の登録は、アカウント設定メニューから行います。主な設定項目には以下のようなものがあります。

  • アカウント名:店舗名や企業名を入力(例:〇〇カフェ、△△株式会社)
  • 業種:該当する業種をプルダウンから選択(例:小売、飲食、美容など)
  • 表示言語:日本語を選択(多言語対応の場合は追加可能)
  • 情報の公開:「検索結果とおすすめに表示」を選択(認証済アカウントのみ有効)

これらの情報は、ユーザーがLINEアプリ内でアカウントを検索したり、友だち追加を検討したりする際の基本情報として表示されます。特にアカウント名は検索キーワードとなるため、ユーザーが見つけやすい名称を設定することが重要です。

プロフィールの設定

プロフィールは、ユーザーが友だち追加する際や、あなたのアカウント情報を確認する際に必ず表示される重要な要素です。プロフィール設定は以下の項目から構成されています。

  • アカウント情報:アカウント名、ステータスメッセージ、プロフィール画像、背景画像
  • 基本情報:紹介文、営業時間、予算、電話番号、Webサイト、予約、支払い方法、設備、住所、地図など
  • ボタン:トーク(デフォルト)、投稿、通話、クーポン、ショップカード、サービスページ、予約の中から最大3つまで選択可能
  • パーツ:自由記述、アイテムリスト、SNSリンクなど、追加パーツの設定

効果的なプロフィール設定のポイントは、企業や店舗の個性が伝わる視覚的要素を活用することです。ステータスメッセージには簡潔なキャッチコピーや現在のキャンペーン情報を入れると効果的です。

あいさつメッセージの設定

あいさつメッセージは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した際、または過去にブロックしていたアカウントのブロックを解除した際に自動的に送信されるメッセージです。ユーザーとのファーストコンタクトとなるため、好印象を与える内容にすることが重要です。

設定方法は、管理画面の「応答メッセージ」から「あいさつメッセージ」を選択し、内容を入力します。テキストだけでなく、画像やスタンプも組み合わせることができます。1回の配信で最大3吹き出しまでのメッセージを組み合わせられるため、テキストと画像を効果的に使い分けましょう。

例えば飲食店なら「ご登録ありがとうございます!〇〇カフェです。週1回、新メニューやお得な情報をお届けします。今すぐ使える10%OFFクーポンをプレゼント!」といった内容が効果的です。メッセージは簡潔に、かつユーザーにとってのメリットを明確に伝えましょう。

リッチメニューの設定

リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に固定表示されるメニュー機能で、ユーザーの行動を促す重要な要素です。設定手順は以下の通りです。

  1. 管理画面の「リッチメニュー」から「作成」を選択
  2. メニューのサイズと表示期間を設定
  3. 背景画像をアップロード(推奨サイズ:横2,500px、高さは選択したタイプによる)
  4. エリア分けとアクションの設定(最大6エリアまで)
  5. 設定を保存して公開

リッチメニューのデザインは視認性を重視し、アイコンと短いテキストを組み合わせて直感的に操作できるように工夫しましょう。また、スマートフォンでの表示を考慮し、タップしやすいサイズでエリアを設計することも大切です。

まとめ

LINE公式アカウントは、企業や店舗が9,700万人以上のLINEユーザーと直接つながるための強力なコミュニケーションツールです。本記事では、LINE公式アカウントの基本概念から、メッセージ配信、ステップ配信、チャット、リッチメニューなどの主要機能、5つの料金プラン、具体的な作成方法、認証・未認証の2つのアカウントタイプ、そして開設後の初期設定について詳しく解説しました。

無料から始められ、機能も豊富なLINE公式アカウントを活用することで、顧客とのコミュニケーション強化、集客、販促活動の効率化など、多くのビジネスメリットが得られます。まずは無料のコミュニケーションプランからスタートし、ビジネスの成長に合わせて活用の幅を広げていきましょう。

LINE公式アカウントの効果を最大限に引き出すには、戦略的な運用とノウハウが欠かせません。DYMでは、アカウント開設サポートから効果的な運用戦略の策定、友だち獲得施策の実施、メッセージ配信の最適化まで、企業様のLINE公式アカウント活用を総合的にサポートします。

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【筆者・監修者企業】

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「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。

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